インターン

【有給インターンとは】無給インターンとの違いと選び方のポイント

日本には有給インターンが多い

インターンは学生の成長を促すことが目的のため無給が基本ですが、中には有給なものも存在します。同じインターンに参加するのであれば、給料がもらえた方がいいと考える人もいますが、有給と無給には大きな違いがあるため注意しなければなりません。

有給のインターンにはさまざまなメリットがありますが反面デメリットもあるため、参加するならそれぞれを正しく把握した上で決めましょう。給料がもらえるからといって、それだけで決めてしまうと後悔したり、インターンでの学びが少なくなったりする可能性もあります。インターンはお金をもらうことが目的ではないため、有給インターンならではの特徴を把握してから参加を決めましょう。

有給インターンの特徴

インターンには無給と有給があり、それぞれに違いがあります。有給インターンに参加する際は、まずは有給ならではの特徴の把握が大切です。有給インターンはインターン生でありながら給料がもらえることが最大の特徴ですが、それ以外にも無給との違いがあります。金銭面での違いはもちろん、インターンの取り組みや内容の違いを知ることが大切です。有給ならではの特徴を知り、正しい理解を持っておくことがインターンの成功に繋がるでしょう。

長期が基本

インターンは、主に短期と長期のものにわかれます。有給のインターンは長期が基本であり、短期のものはほとんど無給です。企業によっては短期でも有給にしているところもありますが、ほとんどないと考えましょう。インターンは最も短いもので1日、そこから3日程度、1週間、1ヶ月、数ヶ月と伸びますが、有給は1ヶ月以上からであることが多いです。

長期インターンに該当するのは月単位での参加となるものであり、3ヶ月以上のものであれば有給の可能性は高いです。もちろん、長期=有給と決まっているわけではありません。あくまで傾向として多いだけで長期でも無給のものは存在するので注意しましょう。

実務を担当することが多い

インターンは職業体験を通じた学生の学びを目的に実施されていますが、短期のインターンだと仕事の見学やワーク形式でおこなわれることが多いです。実際に仕事を経験できるのは、長期のものが多く、有給のものは実務を担当することがほとんどと考えましょう。

そもそも給料は労働の対価として支払われているものであり、実務を担当することなくお金がもらえることはありません。企業での経験はそれだけで財産となるものであり、本来であれば無給でもおかしくないことは理解しておきましょう。インターンは学びの場ではありますが、長期で有給の場合は労働者としての側面も求められています。企業の一員として働き、その対価として給料が支払われていることは理解しておきましょう。

無給インターンやアルバイトとの違い

インターンシップには、大きく分けて有給と無給の2種類があります。その名の通り、有給インターンは働く時間や時期、内容に応じて報酬が支払われるものです。一方、無給インターンは、インターンシップに参加しても報酬は発生しません。

ほかにも、有給インターンと無給インターンでは、給与以外にもさまざまな違いがあります。ここからは、インターンがおこなわれる期間、内容など、2つの違いを詳しく解説していきます。給与が発生する有給インターンですが、アルバイトとも異なりますので、それぞれの特徴や違いを理解しておきましょう。

無給インターンの特徴

企業は学習目的の研修のひとつとして、無給インターンをおこなっています。そのため、労働は伴わなず、対価としての給料も発生しません。インターンシップの内容は事前に企業から案内がありますが、ほとんどの場合は業界や企業についての説明や、業務内容の紹介、セミナーなどとなっていて、企業説明会と同じような形式です。

無給インターンには条件があり、業務体験という扱いであることと、インターン先の企業から指揮命令を受けないことが定められています。実際に社員がおこなっている業務の一部を任されたり、仕事の依頼を断れない場合はインターンであっても労働と判断されるため、通常なら給料が発生します。

同じインターンシップという名前でも、有給の場合は「労働」、無給の場合は「体験」と捉えると分かりやすいでしょう。

短期が基本

無給インターンは、短期で開催されるものがほとんどで、1日~1週間前後が一般的です。短期インターンとも呼ばれることもあるこのタイプは、体験型のものが多いのが特徴です。ワークショップや説明会のような形式でおこなわれ、一般的に実務は伴いません。業務をしないため、企業が給与を支払う必要はなく無給となります。大手就活サイトなどで募集をかけているインターンは、短期間で無給の場合が多くなっています。

また、無給インターンでは給与は発生しませんが、交通費や、遠方から参加した学生に対して宿泊代を支払う企業もあります。インターンに参加する前に、企業のホームページやインターン募集要項などで確認しましょう。なかには、短期インターンでも給与が発生するケースもあります。

ワークショップや説明会のような内容が多い

無給インターンの内容は、ワークショップや説明会のようなものが多くなっています。企業の見学やグループワーク、業務体験などをおこなうこともあります。また、2~5日間にわたって、ひとつの課題に取り組む「プロジェクト型インターン」なども存在します。

直接、企業の業務に関わるわけではありませんが、仕事内容や1日の流れ、業界全体の動向などについて知る機会になるでしょう。企業が無給インターンをおこなう目的は、多くの学生に自社について知ってもらうことです。内容は企業によって様々で、ユニークな企画を開催しているところもありますので、興味のある業界・企業の無給インターンをチェックしてみましょう。

アルバイトの特徴

有給インターンは、企業で働いて給与をもらうという点ではアルバイトと同じですが、この2つの違いはどこにあるのでしょうか。アルバイトは、企業が労働力を確保するために採用します。採用条件を満たしていれば、フリーターや主婦、高校生なども対象となり、より多く働いてくれる人を優先します。アルバイトとして働く人の都合よりも、人材確保を目的としているため、企業が時間や日にちを決めて募集をかけるでしょう。

一方の有給インターンは就活中の学生が対象で、企業は今後入社する意志のある優秀な人材を確保するのが主な目的となります。授業やテストなどの都合を考えたうえで開催時期や日時が決められている点は、有給インターンとアルバイトの大きな違いのひとつといえるでしょう。

参加する目的に違いがある

アルバイトと有給インターンは、参加する目的が異なります。アルバイトをする最大の目的はお金を稼ぐことです。食費や、家賃、交際費など普段の生活の中の出費をまかなうためにアルバイトをしている人がほとんどでしょう。なかには、興味のある業界で働くためという人もいますが、多くの場合給料を確保するためにアルバイトをおこないます。

しかし、有給インターンは自己成長やスキルアップ、企業について深く知るためなどを目的として参加します。実際に企業でおこなわれている業務を体験し、社会人として必要なスキルやビジネスマナー、選考試験のためのヒントを学ぶ機会となるでしょう。有給インターンへの参加は就職活動においても大きなポイントになるといえます。

有給インターンのほうが日程の融通が利く

アルバイトは、企業が労働力を確保するために採用されます。そのため、営業時間が長い店舗などでは早朝や深夜など、働く人が少ない時間帯に募集をかけたり、忙しい時間帯に多くの人を採用したりする傾向があります。企業が必要とする時間で働ける人を優先するため、主婦やフリーター、高校生なども対象です。アルバイトの労働時間は企業側の都合や目的によって定められています。

しかし有給インターンは、就活生のみを対象としているため、学生の都合に合わせて開催日時が決められます。週に2日からできるインターンなどもあり、学生がインターンシップに参加しやすいように配慮されているといえるでしょう。企業側の都合で働く時間が決められるアルバイトより、有給インターンの方が日程や時間の融通が利きます。

有給インターンに参加するメリット

インターンに参加すると業界や企業について理解を深められれば、選考でも役立てられることが多いです。インターンの参加は就活の攻略に繋がる場合がほとんどですが、これはあくまでインターンそのものの参加メリットであり、有給のインターンのメリットではありません。

インターンは短期、長期、有給、無給で特徴が違い、それぞれで得られるメリットも異なります。就活に役立てられることはもちろん、有給インターンだからこそのメリットはどんな点にあるのか知っておきましょう。

①実務経験からスキルが身につく

有給のインターンは実務を経験することが基本であり、企業の一員として仕事をすることでさまざまなスキルが身に付きます。どのような仕事を任されるかによって、身に付くスキルは違いますが、その企業で役立てられるスキルであるのは確かです。

また、どのような仕事をしている場合でも、社会人としての基礎能力を高められれば、こちらも就活で大いに役立ちます。特定の仕事で活躍できるスキルや知識を持つことも大切ですが、社会人としての基礎がしっかり身に付いていることも大切です。基礎ができていれば、業界、企業に関係なく評価してもらうことができます。一足先に仕事が経験できるため、他の学生よりも大きく成長しやすいでしょう。

②採用に直結することも多い

有給のインターンは実際に企業の仕事を任せられるため、仕事ぶりによってはそのまま採用が決定する可能性もあります。インターンは基本的には学生の成長のためのものですが、企業はボランティアで実施しているわけではありません。

インターンでは受け入れの準備や仕事の割り振り、指導係の選定など、さまざまなコストがかかっています。ただインターンをおこなうだけでは企業側にメリットがないため、インターンを採用の機会と考えてコストを回収しようとする企業は多いです。実務を経験する有給のインターンは採用を決める絶好の機会であり、仕事ぶりを把握して採用を決められるため低リスクで採用できます。お互いに相性を見極めて採用や就職を決められるため、採用面におけるメリットは大きいです。

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上手に有給インターンを選ぶポイント

有給のインターンであれば必ず何かを得られるとは限らず、企業によってはただデメリットを感じるだけで終わってしまう可能性もあります。インターンを就活に役立てるためには、参加先の選び方が非常に重要です。実施内容によってメリットとデメリットの大小も異なるため、上手に探して自分に合ったインターンを見つけましょう。

志望先を明確にする

「有給のインターンであればどこでもいい」と考えていると失敗する可能性が高いため、志望先は明確にすることが大切です。有給の場合は長期が基本になるため、本当に行きたい企業を選ばなければ時間を大幅に無駄にしてしまう可能性があります。

企業で実務を経験するというだけでも得られるものは多いですが、せっかく長期間働くのであればやりたいことを経験するに越したことはありません。やりたいことを経験すれば就職でも役立ち、万が一自分に合わないと感じた場合は就活の方向転換を考えることもできます。実際に経験するまで仕事の向き不向きは分かりませんが、参加の時点では本当にやりたいことを選んで、志望先を明確にしてからインターンを選びましょう。

継続できる内容にする

有給のインターンの場合、どうしても報酬額に目が行ってしまいがちですが、これだけで決めるのは危険です。企業によって報酬額は異なりますが、基本的には報酬額が高いほど仕事が大変で、求められる責任も重くなると考えましょう。

報酬額の高さに目が眩んで参加すると、継続が難しく学業との両立もできなくなる可能性が高いです。また、忙しすぎると、高い給料をもらっていても割に合わないと感じ、損をした気分になることもあります。インターンはあくまで経験から学ぶことを目的としたものであり、報酬はおまけだと考えなければなりません。金額に左右されずに、本当に自分に合ったものを探しましょう。

企業の評判もチェック

インターンは実施内容や条件をみて決めることが大切ですが、それだけではなく企業の評判もチェックしておかなければなりません。企業の評判が悪いと、インターンでの待遇も悪い可能性が高いため注意が必要です。悪質な企業では安い給料で学生を働かせようと考えている場合もあり、インターン生という立場に合わない無理な仕事を押し付けられることもあります。

また、さらに悪質なものになれば、実際には給料が支払われない、あるいは低い水準で支給されることもあるため注意しましょう。就職先を決める際はブラック企業を避ける必要がありますが、インターンでも同じです。企業の評判をチェックして、本当に信用できる企業のインターンに参加しましょう。

有給のインターンは長期が基本のため継続でき本命に近い企業を選ぶ

インターンに参加することで得られるものは多く、就活で役立てられることもたくさんあります。インターンは短期から長期、それぞれで有給、無給の違いがありますが、どの形式で参加するかで、メリットとデメリットは異なります。有給は長期が基本であり、実務経験を積めるのがメリットです。

しかし、お金をもらってのインターンは決して楽ではありません。メリットばかりを見て決めるのではなく、大変な面も把握した上で、どの形式で参加するか決めましょう。また、同じ有給で長期のインターンでも、企業によって実施内容や細部の特徴は違います。インターンによって得られるものは異なるため、インターン先は吟味して選び、本当に自分に合った企業を見つけて参加しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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