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福利厚生が充実している企業|就職のメリットやランキングを紹介

就活生は企業の福利厚生にも着目すべき

就職先を決める際にはさまざまな指標がありますが、福利厚生の充実もそのひとつでしょう。同じ仕事内容、給料の企業に就職する場合でも、福利厚生の内容が違えば働きやすさや得られる満足度は大きく異なります。

福利厚生の充実は仕事の満足度を決める重要なポイントであり、企業選択でも大切なポイントといえるでしょう。就活はただ仕事が見つかればいいわけではなく、自分が納得した企業、働きやすいと感じる企業に就職することが大切です。条件を決めずに就職してしまうと、就職後に後悔してすぐに辞めてしまうというケースも少なくありません。福利厚生は就職先を決める際の重要な条件なので、充実によるメリットを知っておきましょう。

福利厚生とは

福利厚生の充実を就職先を選ぶ基準として就活を進めている人も多いでしょう。しかし、福利厚生とは何かを正しく把握できていない人も多いため、まずはどのような制度なのか知っておくことが大切です。

福利厚生は就活中に頻繁に耳にする言葉ですが、何となくのイメージだけで聞き流している人も多いです。福利厚生は2つの種類に分けられるため、違いを正しく把握して制度への理解を深めましょう。

法定福利

福利厚生には法定福利というものがあり、これは法律で採用が義務付けられている福利厚生のことを指します。福利厚生は企業によって内容が異なるため、企業ごとに自由に設定できるものと考えている人も多いでしょう。

確かに自由に設定できる部分もありますが、それだけではなく法律で定められた固定の部分もあり、これはどの業界・企業でも共通して採用されています。法定福利は保険や年金などの社会保険料や業務災害における休業補償などが該当します。法定福利は法律で定められた必須の部分であるため、まずはこれがきちんと設定されているか確認しなければなりません。法定福利が採用されていない企業は、違法性が高いため避けたほうが無難でしょう。

法定外福利

法律で定められた固定の福利厚生に対し、企業が独自に付け加えることができるのが法定外福利です。福利厚生で必須なのは法定福利のみであり、これさえ設定されていれば法律上問題はありません。

法定外福利は必須ではないため、企業ごとに内容が大きく異なります。法定外福利は、企業が従業員のために提供するサービス、その企業の社員ならではの特典といえます。福利厚生が充実しているかを判断する際は、法定外福利を見ることが大切です。法定外福利が充実していれば得られるメリットも大きくなりますが、自分に適しているかの確認も必要です。福利厚生の数だけではなく、内容まできちんと確認しておきましょう。

福利厚生が充実した企業に就職するメリット

就職先を決める際に福利厚生は重要な要素になりますが、なぜそこまで重要視しなければならないのかと疑問に思う人もいるでしょう。福利厚生の数は簡単にいえば受けられるサービスの多さを示すため、充実しているに越したことはありません。

法定福利で最低限の保証はされていますが、さらに福利厚生が充実していれば保証の幅は広くなるため、そのメリットを知っておきましょう。

プライベートを充実させやすい

企業で採用されている制度は仕事だけに関係するものとイメージする人が多いですが、福利厚生については、それだけにとどまりません。福利厚生は仕事外の部分でメリットが得られることもあり、プライベートの充実も図りやすくなります。

社会人になると人生の大半は仕事が占めますが、プライベートが全くなくなるわけではありません。むしろプライベートの重要性は就職してからの方が増すため、福利厚生によって充実が得られるのは大きな魅力といえるでしょう。福利厚生の内容はさまざまですが、企業が保有する施設を無料で使える、関連企業のサービスを格安で受けられるなど経済的なメリットも大きいです。給料だけではない経済的なメリットが得られるため、プライベートより豊かになります。

労働環境がよくなりやすい

福利厚生では育休や産休なども含まれており、これらがあると労働環境はよくなりやすいです。企業によってはこれらの制度が整っていないこともあり、そもそも選択肢として選べないこともあります。育休や産休に関わらず労働環境に関わる制度は他にも多くあり、それらが充実していればより働きやすくなるでしょう。

働きやすさは非常に重要であり、人が辞めずに長く続けている企業は優れた労働環境であることが多いです。仕事は長く続けることが大切であり、不満を抱えずに続けるためには福利厚生の充実は欠かすことができません。福利厚生が労働環境に与える影響は大きく、充実しているほどより多様で柔軟な働き方ができるとイメージしておくといいでしょう。

仕事の満足度が上がる

仕事の満足度が上がるのも、福利厚生が充実しているメリットのひとつです。福利厚生が充実していればプライベートが充実し、労働環境もよくなりやすいです。ワークライフバランスが充実し、よりよい環境で働けることで企業への愛着もわき、仕事も楽しく進められることが多いでしょう。

福利厚生が充実している企業は社員を大切にしていることが多く、相互に認め合う関係性にあるといえます。社員がいるから企業があり、企業は利益を社員に還元すると考えるのが福利厚生の基本です。福利厚生が充実していれば企業が社員を必要とし認めるという構図が成り立つため、仕事の満足度も高まるといえるでしょう。

企業が福利厚生を充実させる理由

企業によって福利厚生の内容が異なるのは、福利厚生の設定にお金がかかるからです。法定福利についてはどの企業でも必ず導入しなければなりませんが、法定外福利は設定してなくても問題はありません。

法定外福利を増やすほど必要な費用は大きくなり、制度を維持するコストは莫大になります。しかし、コストをかけてでも企業が福利厚生を充実させるのには理由があります。企業が福利厚生を充実させる理由を知り、どのような背景が隠されているのか理解しましょう。

人材流出を防ぐため

企業が福利厚生を充実させる理由のひとつは、人材の流出を防ぐためです。就職後に長く働き続ける指標しても、福利厚生は見られています。福利厚生が充実していれば労働環境はよくなりやすく、仕事への満足度も高まります。

これは、裏を返せば福利厚生の内容が乏しいと仕事の満足度が下がる可能性があることを意味しており、企業にとっては大きなリスクです。人材の流出は大きな損失であり、それを食い止める予防策として福利厚生を利用している企業も少なくありません。福利厚生の充実には費用がかかりますが、人材の流出の損失と比べればコストは低いと考える企業は多いでしょう。

採用しやすい

冒頭でも述べていますように、同じ業種で同じ給与戸なった際、例えば福利厚生としてグループが所有している施設を社員割引で利用できたり、テーマパークのチケットが格安で手に入るなどがあれば、そっちの企業に気持ちが傾くのではないでしょうか。
就活生の注目を惹き採用をしやすくするも、企業が福利厚生を充実させる理由の1つといえるでしょう。

節税効果

福利厚生の設定にはコストがかかりますが、実はこれは経費として計上できます。法定福利は法定福利費、法定外福利は法定外福利費として計上できるため、節税効果が期待できます。福利厚生の設定に費用をかけたとしても、節税効果を考えれば安く済む、あるいはお得になることも多いです。企業にしてみれば人材の流出を防ぎ、かつ節税効果も期待できるなら福利厚生を充実させるメリットは大きいといえます。

福利厚生は社員だけに還元されるものではなく、実は企業にとってもメリットがあることは理解しておきましょう。もちろん、いくら節税できるといっても費用をかけていることに変わりはありません。節税効果だけを狙って福利厚生を充実させているわけではなく、少なからず社員を大切にする気持ちがあることは確かです。

社員の管理ができる

福利厚生には住宅手当や健康診断など、社員のプライベートに直接関係するものも多いです。これらの制度を導入することで、社員の管理ができることも企業が福利厚生を充実させる理由です。プライベートに深く立ち入ることはできませんが、生活に関係する制度であれば提供でき、これを利用して間接的に管理し労働力の確保に努めています。

企業によってはフィットネスジムの利用なども福利厚生の一環にしていることもあり、健康管理を重要視する企業は増えています。人材の流失と同様に社員の管理も企業の重要な課題であり、これを実現するための福利厚生も多いです。

福利厚生が充実している企業ランキング

福利厚生が充実している企業ランキングTOP3

  1. サイバーエージェント
  2. リクルートキャリア
  3. オリエンタルランド

福利厚生が充実している企業は数多くありますが、その中でも特に制度が充実している企業をご紹介します。福利厚生の内容は企業によって異なり、中にはユニークな制度を設けている企業もあります。人によって福利厚生に求めることは異なるため、制度の内容を知って自分に合うかを確認することも大切です。福利厚生が充実している企業は、学生からの人気が高い企業も多いです。福利厚生が充実している企業についてご紹介していきます。

第1位サイバーエージェント

サイバーエージェントはIT業界に属する企業であり、メディア、インターネット広告、ゲーム、投資育成など、幅広い事業展開が特徴です。福利厚生の内容は時代を先取りしたものが多く、充実した内容で高い満足度を誇っています。特徴的なものとしては、女性活躍促進制度macalonが挙げられます。

こちらは、女性が働きやすい環境を整えるための制度です。出産、育児を経ても長く働き続けるための制度8つをパッケージ化したものであり、サイバーエージェント独自の制度となっています。女性が働きやすい環境が整えられており、男女問わず活躍できる風土があるのが大きな特徴でしょう。ライフスタイルに合わせた多様な働き方が可能で、柔軟性の高さが魅力でもあります。

第2位リクルートキャリア

リクルートキャリアは、人材業界のリーディングカンパニーとして活躍する業界最大手の企業です。人と関わることを大切にした企業であり、社員に対しても同じ考えで福利厚生が設定されています。社員ひとりひとりの活躍や成長を大切にした制度が多く、優れた労働環境が実現されていることが大きな特徴です。

たとえば社員の自由な働き方を促進する制度として、在宅勤務制度や時短勤務制度などが設けられています。自身の裁量やライフスタイルに合った働き方が実現できるため、ワークライフバランスの充実も図りやすいでしょう。また、しっかり働くために休暇を取ることも重要視されており、アニバーサリー休暇やリフレッシュ休暇など、休みを取ることを促進する制度も多く導入されていることが特徴です。

第3位オリエンタルランド

オリエンタルランドは、テーマパークの経営・運営、不動産賃貸などの事業を展開しています。ディズニーランドを運営する企業として知られており、人の喜びを創出する企業だけあって福利厚生もユニークなものが多いです。たとえばテーマパークパスポート割引や商品割引制度を利用すれば、格安で自社のサービス、商品が購入できます。

テーマパーク好きにとっては魅力的な制度であり、これだけでも得られるメリットは大きいでしょう。労働環境の充実を図る制度としては、YELL CARDというものがあります。こちらは上司から従業員をほめる際に使用されるもので、賞賛の言葉が書かれたメッセージカードです。これは各種賞品との交換が可能で、楽しみながら働くことを実現した制度といえるでしょう。

福利厚生の充実は法定外福利をチェックしよう

福利厚生が充実した企業への就職はメリットが大きく、仕事から得られる満足度も高いです。同じ条件ならば少しでも福利厚生が充実した企業を選ぶことが大切であり、内容次第で待遇が大きく異なるので注意しなければなりません。福利厚生をチェックする上で重要なのは法定外福利であり、こちらが企業ごとの違いになります。

法定福利は業界・企業を問わずに固定されているため、きちんと必要なものが備わっているのかを確認するだけで問題ありません。法定外福利は内容が大きく異なり、どれが自分に合っているかも異なるため念入りなチェックが必要です。福利厚生は企業選びの重要な指標であり、就職後の満足度を大きく左右するため念入りにチェックしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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