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インターン先の企業の選び方|企業がインターンをおこなう目的や注意点

インターンをする企業の選び方は重要

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就活を有利に進めるには、インターンに積極的に参加することが大切ですが、どの企業のインターンに参加するかで、得られるものは変わります。どの企業でもインターンに参加することで少なからず得られるものはありますが、それがすべて就活に役立てられるとは限らないため、注意しなければなりません。

せっかく参加しても、企業の選び方を間違えると時間を無駄にして終わってしまう可能性もあります。時間を無駄にせず、かつ就活で有利になるよう経験を活かすためには、どの企業のインターンに参加するか、しっかり吟味することが大切です。

インターン先企業の選び方次第で、就活をスムーズに進められるかどうかも違ってくるため、上手な選び方を知り、就活に役立てましょう。

インターン先の企業で得られること

インターンを就活に活かすためには、まずはインターンによって何が得られるのかを知ることが大切です。企業ごとに得られるものは異なりますが、インターン全体で共通しているものは多いため、それらを理解し参加するメリットを知っておきましょう。

もちろん、企業ごとに何がどの程度得られるかは異なるため、参加先の選定が重要な点は変わりません。すべての企業で同じものが得られるとは限らないことを理解しておきましょう。

職業体験

インターンは職業体験を通じた学生の成長を目的にしているため、実際の仕事を経験できます。企業によってどの程度仕事を経験させてもらえるかは異なりますが、インターンの種類によっては社会人に混ざって本当の仕事が経験できる場合もあります。

実務が経験できない場合でも、ワークを通じて模擬的に仕事を経験することは可能なため、貴重な経験が得られる点は共通しているでしょう。職業体験を通じて得られることは多く、就活にも役立てやすいです。実際に仕事を経験することで、自身に適性があるかも分かり、志望先の選定にも役立つでしょう。

インターンは就活の選択肢を絞り込むためにも重要なため、実務かそれに近い形で仕事を経験し、相性を測っておくことが大切です。

業界・企業理解

業界・企業への理解も、インターンで得られることのひとつです。インターンでは職業体験ができるだけではなく、業界や企業についての詳しい説明が受けられることも多いです。職場を見学しながら細部まで説明してもらえることも多く、企業説明会よりも得られる情報は多岐にわたるでしょう。

業界や企業への理解は、志望度のアピールで見られているポイントであり、細かい点まで理解していることで、高評価を獲得しやすいです。他では得られない有益な情報が得られることも多く、これもインターンに参加するメリットのひとつといえます。

参加する企業の情報だけではなく、業界全体や関連業界の情報まで、幅広く得られることも多いため、業界・企業研究を深めやすいでしょう。

社会人とのつながり

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企業の社員との繋がりができることも、インターンで得られることのひとつです。社会人との繋がりがあると、就活で有利に働くことも多く、選考で優遇される可能性もあります。評価が均衡した場合は、よく知っているほうを採用することも多いため、少しでも顔を広げ、自身の存在をアピールするのは大切なことです。

また、覚えてもらえることで選考でも面接官の印象に残りやすく、合格できる可能性も高くなるでしょう。仮にインターンでの活動が、本選考の評価に影響しない場合でも、顔を覚えてもらっているなら印象付けがしやすく、この点だけでも他の学生よりも有利です。

社会人との繋がりは就活中はもちろん、就職後に役立つことも多いため、社会人生活をスムーズに進めるためにも、積極的に交友関係を広げておくと良いでしょう。

仕事のスキル

インターンでは実際の仕事か実務に近いワークが経験できるため、これらを通して仕事のスキルが身につけられます。新卒は就職後の成長力を重視して採用が決定する傾向にありますが、能力が評価されないわけではありません。

仕事で活躍できるだけのスキルがあるなら、それに越したことはなく、活躍できる見込みを提示することで、高評価も得やすくなります。仕事のスキルはインターン先の企業での仕事に限ったことではなく、社会人の基礎スキルが磨ける場合もあります。

企業ごとに必要なスキルは違いますが、基礎的な部分は共通していることも多く、能力の底上げができるとどの業界、企業でも有利に選考を進めやすいです。インターンでは社会人として必要な基礎を固めることもできるため、業界・企業に関係なく参加するメリットは大きいでしょう。

就活の情報

企業によっては、インターン参加者に向けて先行して就活の情報を開示する場合があります。いつから選考が始まるのか、どのようなスケジュール・内容で選考が進められるのかを事前に知れる場合も多く、情報を知ることで選考を有利に進めやすいです。

就活を攻略するには、事前準備が重要であり、企業に合わせた対策をすることが、内定獲得の一番の近道です。就活関係の情報が事前に得られるなら、本選考までに念入りに準備ができ、インターンに参加していない人よりも先に対策が進められます。

就活の情報は情報解禁のタイミングで発表されますが、事前に知っているかどうかは大きな差になりやすいです。必須の情報を先に知っていることで、スタートダッシュを切りやすく、選考をより有利に進めやすくなるでしょう。

企業がインターンをおこなう目的

インターンの大前提の目的は、「職業体験を通じた学生の成長」ですが、実際の目的は学生のメリットだけを考えているわけではありません。インターンの実施には少なからずコストがかかっており、企業はコストを回収できる、つまり企業にとって利益になるからこそインターンを実施しています。

インターンを有効活用するには、企業側の目的を把握することが大切です。企業はなぜインターンを実施するのかを知り、インターンに何が期待されているかを理解しておきましょう。

優秀な人材を見つけるため

企業がインターンを行うのは、優秀な人材を見つけたいと考えているからです。就活は情報解禁が3月1日、面接の解禁が6月1日と経団連の指針で決められているため、時期が来るまで採用活動を行うことができません。

就活解禁とともに一斉に選考が始まりますが、選考期間は限られているため、ひとりひとりにじっくり時間をかけることができず、どうしても人材の見極めが疎かになります。インターンの場合、実務やワークへの取り組みを通して学生の人柄や個性、能力がじっくり判断できるため、優秀な人材、自社に合った人材を把握しやすいです。

インターンでピックアップした人材は、就活時にもマークすることが多く、優秀な人材に目星をつけておくことで、採用活動を円滑に進めることが、インターンの狙いです。

採用活動に活かすため

インターンでは優秀な人材を見つけてマークするだけではなく、インターンでの取り組みが実際の採用活動に活かされることも多いです。インターン中に優秀な学生を見つけた場合、本選考で優遇する、通常とは別のルートで選考を受けさせるなど、インターン参加者を優遇する企業は多いです。

インターンの募集要項では本選考とは関係しないと記載されていることも多いですが、建前の場合も多いため、鵜呑みにしないよう注意しましょう。また、企業によってはインターンの時点で内定を打診することもあります。

実務を経験できる場合は、働き次第で採用の声がかかることも少なくありません。優秀な人材を見つけ、囲い込みをするまでが、企業の目的だと考えましょう。

自社のアピールのため

企業がインターンを行うのは、基本的には採用活動に直接反映させるためですが、一部企業のアピールのためにおこなわれることもあります。インターンを通して自社の存在を知ってもらい、知名度や好感度を高めること、その付加効果として応募者の増加を狙う企業も実は多いです。

インターンはコストがかかるだけにすべての企業で実施されているわけではなく、開催する企業は限られています。コストが回収できるとはいえ、確実にプラスになるとは限らず、結果的にマイナスになることも少なくありません。

企業側に負担が大きいインターンを実施することで、学生のことを考える優良企業、社会貢献を果たしている企業などの印象を与えることができ、好感度も上がります。

インターン先企業の選び方

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インターンは参加先の企業によって得られるものが異なるため、志望先は念入りに検討しなければなりません。どの業界、企業でも参加するメリットは少なからずあるため、参加しないよりはしたほうが良いですが、選び方を間違えると参加するメリットは薄くなります。

就活をより有利に、効率的に進めるには、インターン先もじっくり考えて、適切な参加先を選ぶことが大切です。何を基準に参加先を選ぶべきかを知り、自分に合った企業を見つけましょう。

興味のある企業

インターン先企業を考える際には、まずは興味のある企業がインターンを実施していないか確認してみましょう。企業ごとに得られるものが違うため、参加先は慎重に選ばなければなりませんが、興味があるならそれだけで参加する意味は十分にあります。

興味のある企業の中でも、特に志望度が高い企業を優先的に探し、参加を検討することが大切です。インターンへの参加は必須ではありませんが、就活を少しでも有利に進めたいなら、第一から第三志望までの企業は、可能な限り参加しておきましょう。

興味のある企業でも、本当に自分に合っているかは分からないため、相性を確認するためにも参加は重要です。参加した結果合わないと感じたなら別の企業を探し、相性も良いならさらに企業研究を進め、選考への準備をおこないましょう。

業界・業種から絞り込む

興味のある企業が明確でない場合は、業界や業種から選択肢を絞り込むのがおすすめです。同じ業界、業種でも企業によって事業内容、業務内容などは異なりますが、共通している部分が多いのは確かです。業界・業種で絞り込むことで、志望したいと思える可能性もある企業のインターンに参加できるため、失敗する可能性は低いでしょう。

業界・業種を絞り込めていない場合は、まずは自己分析をおこない、自分が何に興味を持っているか、向いているかを確認することが大切です。業界・業種を絞った後は、参加の条件に合う企業を探し、インターン先を決定しましょう。企業ごとの違いは少なからずあるため、どの企業にもっとも惹かれるか、企業研究をして参加先を決めることが大切です。

実施内容から選ぶ

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インターンの基本的な内容はどの企業でも「職業体験」ですが、詳細な内容は企業ごとに大きく違います。社会人と一緒に実務を経験できる、ワークを通じて模擬的に仕事を体験する、職場を見学して仕事への理解を深めるなど、実施内容にも注目し、参加先を決めましょう。

インターンで何が得られるかは実施内容に影響されることが多く、仮に同じ企業でも内容が違うと経験できることは異なるため、注意しなければなりません。インターンは年間を通して行われ、時期によっては実施内容が変更になることも多いです。

内容を確認して興味が持てない場合でも、次回は興味が持てる内容で開催することもあるため、こまめに情報は確認しておきましょう。

実施期間もチェック

インターンの実施期間は企業によって違います。まずは企業が実施する期間を確認し、スケジュールが合いそうかチェックしなければなりません。インターン参加者は複数になるため、ひとりの都合で実施期間をずらすことはできず、スケジュールが合わないなら参加は断念する必要があります。

せっかくインターン選考に合格しても、日程が合わないと意味がないため、参加できる範囲内で選択肢を絞ることが大切です。また、インターンは長期と短期に分けられ、長期は実務重視、短期はワーク重視になる傾向にあります。実施期間の長さで内容も異なるため、期間ごとの特徴にも注意して、参加できるものを選びましょう。

インターン企業説明会もおすすめ

インターン先の企業を決めるのが難しい場合は、インターン企業説明会に参加するのもおすすめです。インターンも本選考と同様に事前に説明会が実施されることが多く、企業についての説明はもちろん、インターンの実施期間や内容の説明も受けられます。

参加して何が得られるかを明確にイメージしやすいため、参加先が明確でないなら、まずは説明会にいってみましょう。説明会は企業が単独でおこなうものより、複数社が合同でおこなうものがおすすめです。

合同説明会では一度に何社ものインターンの説明を受けることができ、気になった企業にはその場で応募できます。企業の社員の雰囲気を知ることも大切なため、説明会にも積極的に参加しておきましょう。

インターン先企業を選ぶ際の注意点

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インターンへの参加は、基本的にはプラスになりますが、例外的にマイナスに働くこともあるため、注意しなければなりません。注意点がきちんと守れていないと、せっかくインターンに参加しても、損をする可能性が高いです。

メリットが得られないばかりが、デメリットを抱えてしまうと、就活にも悪影響を及ぼしかねません。インターン先企業を選ぶ際の注意点を知り、失敗する可能性が高い企業の特徴を正しく把握しておきましょう。

長期×無給は危険

インターンは大きく4つの種類に分けられ、「長期」「短期」「有給」「無給」などの特徴が挙げられます。このうち長期×無給のインターンはもっとも危険度が高いため、できる限り避けなければなりません。

長期インターンの場合、期間が1ヶ月以上と長く、場合によっては半年や1年単位でおこなわれることもあります。企業に在籍する期間が長いため、実務を任されることがほとんどで、他のインターンよりも責任ある仕事を経験できます。実際に企業で働くのとほぼ同じ状態にあるため、仕事もハードで当然給料も出ます。

しかし、インターンは基本が無給なために、長期でも給料を設定しない企業は存在します。長期で無給だと、ハードな仕事をただ働きでやらされ、負担があまりにも大きいため避けたほうが無難でしょう。

離職率も確認しておこう

離職率の確認も大切です。基本的に離職率が高い企業ほど、参加はおすすめできません。離職率の高い企業は、慢性的に人手不足に陥っていることが多く、インターンの学生にも社員同様の仕事を求めることが多いです。

この場合、無給であることがほとんどで、ただ働きで過酷な労働を強いられることも少なくありません。インターンは職業体験が目的のため、通常は労働力として求められるわけではありませんが、企業の事情によっては大量の仕事を任せられることもあります。

任せられる仕事があまりにも多いと、学業との両立が難しく、単位が取得できずに本選考に悪影響を及ぼす可能性もあります。離職率が高いと、そもそも就職自体もあまりおすすめできないため、別の選択肢を探したほうが賢明でしょう。

自分に合った企業のインターンで成長しよう

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インターンに参加するメリットは多く、参加することで就活を有利に進めやすくなります。しかし、どの企業でも就活で有利になるとは限らず、メリットを最大限に得るためには、参加先の企業を吟味しなければなりません。企業によってはメリットが薄いどころか、損をする危険性もあるため、リスクを回避して本当に自分に合った企業を選ぶことが大切です。

どの企業のインターンが適しているかは人によって違うため、インターンに何を求めるかを明確にして、自分なりの適した企業を探しましょう。インターン先の企業が違うだけで、得られるメリットも大きく異なります。自分に合った企業のインターンに参加し、大きく成長して就活の成功を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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