就活のマナー

内定先に年賀状は必要|正しい書き方やマナーを例文付きでご紹介

内定先に年賀状を出すか悩む人は多い

null

内定をもらってから就職するまでには年をまたぐため、内定先に年賀状を送るべきか悩む人は多いでしょう。社会人になると、上司に年賀状を出すことも多く、忘れていると失礼にあたる場合もあります。しかし、内定が決まった状態では、まだ入社はしていないため、誰が上司なのか分かりません。

人事担当者と特別な繋がりがあるため、その人に送るのもよいでしょうが、出すなら入社後の直属の上司、あるいは社長など役職が高いひとのほうが良い場合もあります。また、そもそも内定先にまで年賀状を出すべきなのか、出さなくても良いのではないかと思う人も多いです。

内定先に対しての年賀状の必要性を知り、もし送るならどのような書き方で送るべきかを知っておきましょう。

自分はどんな仕事に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、どんな仕事に向いているのか気になりませんか?
そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。
My analyticsなら、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

My analyticsで、あなたの強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に向いているタイプか、診断してみましょう。

内定先に年賀状を出すべきか

内定先に年賀状を出すべきか

内定先に年賀状を出すべきか悩む人は多いでしょうが、そもそも送らなければならないのか、必要性から考えることが大切です。年末にかけての期間は卒論の締め切りも重なるため、学生も忙しいことが多いでしょう。

卒論やその他の用事にかかりきりになっているうちに、年賀状を忘れてしまったり、覚えていてもそもそも書く余裕がなかったりする場合もあります。年賀状の必要性を知り、本当に必要なのかどうかを知っておきましょう。

必須ではない

結論から言うと、内定先への年賀状は必須ではありません。そもそも年賀状は誰かに強制されて出すものではなく、個人の意思によって送るものです。これは内定先であっても同じで、自身が不要と感じたなら、無理をしてまで送る必要はありません。

内定先に年賀状を出す場合は、書き方や文面まで細かくこだわる必要があるため、通常の年賀状よりも作成に時間がかかるでしょう。年賀状の作成ばかりに時間を使っていると、本来やるべきことが疎かになってしまい、就職に悪影響を及ぼす可能性もあります。

絶対に送らなければならないと考えていると、時間の余裕がないときに困ってしまうため注意が必要です。焦って書いて失礼な内容になるのもよくないため、可能な場合に送るものと考えましょう。

好印象を与えやすい

内定先への年賀状は必須ではありませんが、送ることで好印象になりやすいことは確かです。年賀状は希望者だけが送るものであるため、出すことで企業を優先する気持ちや仕事、就職への熱意を伝えることができます。

企業では毎年何百通と年賀状が来ることが多く、役職の高い人ほど年賀状の枚数は多いです。そのため、出してもぱっと見ただけで気に留めてもらえないこともありますが、少なくとも出してマイナスの印象を与えることはありません。

もちろん、書き方を間違えていると失礼にあたり印象が悪くなりますが、書き方さえ間違えていないなら問題はないでしょう。基本的なルールを守っているなら、プラスになることはあってもマイナスにはならないため、余裕があるなら出すのがおすすめです。

企業から送られてくることもある

年賀状は学生から送るだけではなく、場合によっては企業から送られてくることもあります。企業から送られてきた場合は、当然素早く返事を出さなければなりませんが、返事を出すよりは最初から送っているほうが印象は良いです。

企業によって内定者にまで年賀状を出すかどうかは違いますが、送られてくる可能性がある以上、先手を打って出したほうが無難といえるでしょう。内定先に年賀状を出しているなら、企業から送られてきた場合も返事を出す必要はなく、ゆっくりとお正月の時間を過ごすことができます。

お正月の期間は親戚の集まりや帰省などで年賀状を作成する時間が取れないことも多いため、返事が遅れるのを防ぐためにも、先に出しておくのが賢明といえます。

内定先に年賀状を出すべきケース

null

内定先への年賀状は、基本的には「可能なら出したほうが良い」程度ですが、シーンによっては「出すべき」に変わる可能性もあります。内定先企業の特徴によって、年賀状を出すべきかどうかは違うため、企業の性質や自身の状況をしっかり見極めなければなりません。

出すべき場合に年賀状を出していないと、印象が悪くなったり、場合によっては同期と差がついたりすることもあります。年賀状ひとつで印象は変わってくるため、出すべき場合は必ず押さえておきましょう。

内定者が少ない

内定者が少ない場合は、誰が何をしたのか、あるいはしていないかが浮き彫りになりやすいため、年賀状は出したほうが無難です。例えば内定者が3人で、自分以外の2人が年賀状を出している場合、自分ひとりだけが年賀状を出しておらず、非常識な印象を与えてしまう可能性があります。

反対に他の2人が出していない場合、自分だけ出していると社会人としてのマナーを守れている印象を与えることができ、より好印象を与えやすいでしょう。企業によって年賀状をどの程度重要視しているかは異なりますが、内定者が少ない場合は個々の印象が目立ちやすいため注意が必要です。

年賀状を出してもそれほどプラスにならないこともありますが、それでも出さないよりはましでしょう。

伝統・マナーを重んじる企業

伝統やマナーを重んじる企業の場合は、年賀状も重要視される可能性が高いため、出したほうが無難でしょう。歴史の古い企業や創業以来の理念を大切にしている企業の場合は、昔ながらの風習を大切にしている可能性が高いです。

一般的に老舗企業と呼ばれている場合は、伝統やマナーを重要視する可能性が高いため、可能な限り年賀状は出しておきましょう。内定先企業にOB・OGがいるなら、年賀状が必要かどうか聞いておくのもおすすめです。社員の意見を参考にするのがもっとも安全で、出さずに失敗することもなくなるでしょう。

OB・OGがいない場合は自己判断になりますが、面接の雰囲気を思い出して、伝統やマナーを大切にしていそうかを判断しましょう。

内定先に年賀状を出す際の注意点

null

内定先企業の特徴に関係なく、年賀状は基本的には送ったほうが好印象になりやすいです。年賀状を送ってマイナスの印象を与えるということはなく、少しでも好印象になる可能性があるなら、送ったほうが入社後の仕事もスムーズに進めやすいでしょう。

ただし、注意点を守れていないとマナーが守れていないと判断され、印象が悪くなる可能性もあります。せっかく年賀状を送ってもマイナスの印象を与えてしまうともったいないため、注意点は正しく理解しておきましょう。

元旦に間に合うようにする

年賀状は元旦に間に合うように出すのが基本で、これは内定先でも同じです。企業宛てに出す場合は、元旦は誰も出社しておらず、後日確認される場合も多いですが、それでも元旦に間に合わせるのが基本です。元旦以降に届いてしまうと、詰めが甘い、スケジュール管理ができていないなどの印象を与えてしまう可能性があるため、注意しなければなりません。

元旦に間に合わせるには、12月25日くらいまでには出したほうが無難でしょう。ぎりぎりに出しても間に合う場合もありますが、26日以降だと元旦以降になってしまう可能性もゼロではないため、注意しなければなりません。確実に元旦に届けるには、早めに出す必要があるため、時間には余裕を持って作成しましょう。

手書きが基本

内定先への年賀状は手書きが基本で、パソコン作成したものはNGです。宛先から新年のあいさつまで、すべて手書きにしたほうが人柄が伝わりやすく、企業への優先度の高さもアピールしやすいでしょう。もちろん、忙しい場合はパソコン作成でも仕方ありませんが、その場合でも数行は手書きの文章を追加することが大切です。

全文パソコン作成だと、手を抜いている印象を与えてしまい、送ってもかえって失礼になる可能性が高いです。基本的な部分はパソコン作成でも、一部手書きの文章があるだけで、与えられる印象は格段に違います。年賀状作成に時間が取れない場合は、パソコン+手書きで作成し、少しでも手間をかけている印象を与えられるようにしましょう。

宛先の書き方に注意

null

年賀状は宛先の書き方に特に注意が必要で、誤字脱字は絶対にないよう何度も見直しましょう。送り先の住所を間違えるとそもそも年賀状が届かないためNGですが、それ以上に企業名や部署名、送り先の人名を間違えると大変失礼です。

場合によっては普通の読み方とは違う特殊な漢字が使われていることもあるため、辞書を引いて間違っていないか確認すると良いでしょう。また、誰に送るかも重要であり、最終的な送り先によってつけるべき敬称も異なります。

例えば役職付きの人に送る場合、部長なら「人事部部長 佐藤太郎様」と頭に役職、最後に様をつけるのが基本です。○○部長様のように、役職+様だと二重敬語で間違いになります。部署宛てにする場合は様ではなく、御中を用いるため、宛先の書き方は特に注意が必要です。

文面にも注意

内定先に送る年賀状では、文面にも注意しなければなりません。年賀状では「賀正」「迎春」などの言葉が使われることが多いですが、これらを目上の人に使うのは失礼にあたります。目上の人に送る場合は「謹んで」「恭しく」などの表現が適切なため、「謹賀新年」や「恭賀新年」と表現しましょう。

また、年賀状では簡単な自己紹介も必要で、大学名、学部・学科名・氏名・内定者であることを記してから、本文に移りましょう。本文では新年の抱負や就職に向けての意気込み、今後の指導のお願いと繋げるのが一般的です。単に新年のあいさつをするだけではなく、就職への意欲の高さもアピールすることが、好印象の獲得に繋がります。

年賀状の例文

謹んで新年のお慶び申し上げます。貴社に内定を頂きました○○大学経済学部の○○と申します。旧年中は大変お世話になりました。新年を迎えて心機一転し、4月への入社に向けて日々精進を続けていく所存でございます。社会人という新たな一歩を大きく踏み出せるよう、今後も努力して参りますので、何卒ご指導のほどよろしくお願い致します。本年が○○様にとって素晴らしい年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

例文では「謹んで新年のお慶び申し上げます」とありますが、これは目上の人に対する丁寧な新年のあいさつです。特に丁寧なあいさつであるため、少し崩すなら「謹賀新年」や「恭賀新年」また「明けましておめでとうございます」を使用すると良いでしょう。

本文ではまずは内定者であることと簡単な自己紹介をし、前年にお世話になったことを伝えます。その上で今後の展望や就職に向けての意気込み、指導のお願いと繋げ、締めのあいさつで簡単に締めくくりましょう。

内定先に年賀状を出す際のポイント

null

内定先に年賀状を出す際にはポイントもあり、それを把握しておくことも大切です。ポイントを正しく理解していることで、より好印象を与えやすく、不測の事態にも上手に対処できるでしょう。年賀状は出したほうが無難であるものの、場合によっては出すのが遅れてしまう、あるいは事情によって出せないこともあります。

また、企業によっては年賀状の形式が異なることもあるため、それぞれにどのように対応すべきか、上手な対処法を知りましょう。

遅れた場合や喪中は寒中見舞い

内定先に年賀状を出しておらず、企業から送られてきた場合は素早く返事をしなければなりませんが、忙しくて返事を出せないこともあるでしょう。また、喪中の場合は返事を出そうにも出せないため、これらの場合は正月期間を避けて、寒中見舞いにして出すのが基本です。

年賀状を送っていなくても、寒中見舞いを送ることで失礼な印象を与えずに済み、むしろ細かいマナーやルールを守っている印象を与えられ、好印象になる可能性もあります。寒中見舞いは1月初旬から2月初旬までに送りますが、地域によって時期が若干変動します。

1月中旬から2月までの時期なら、地域に関係なく送っても問題ないため、忘れないうちに早めに出すことを心がけましょう。

メールできたらメールで返信もOK

企業によっては年賀はがきではなく、メールで新年のあいさつを送ってくる場合もあります。この場合はメールへの返信を持ってあいさつとしても問題ありません。ただし、相手が年賀はがきを送ってきているのにメールで返信したり、自分からメールで新年のあいさつをしたりするのはNGです。

メールだとどうしても手を抜いている印象を与えてしまうため、返信は企業からメールがきた場合に限りましょう。また、すでに年賀状を送っていて、企業からメールがきた場合も、メールには返信することが大切です。

メールで新年のあいさつがきた後に、メールに返信し、かつ年賀状あるいは寒中見舞いを出すのも丁寧で良いでしょう。メールだけで済ませても問題ありませんが、プラスして年賀状も出すとよい好印象になりやすいです。

内定先には年賀状を送るのが吉

null

内定先に年賀状を出すべきか悩む人は多いですが、悩むなら送るのが無難です。企業によって年賀状が必要かどうかは異なりますが、送ってマイナスになることはまずありません。基本的なルールさえ守れているなら、マイナスにはなることはないため、余計な心配を抱えないためにも送るのが無難でしょう。

年賀状を送ることで社会人としてのマナーが身についていることや就職への意欲が伝わり、入社前から好印象を与えることができます。就活は内定が決まって終わりではなく、むしろ内定が決まってからのほうが企業と付き合う期間は長いです。

これから何年、何十年と付き合うことになるため、スムーズに社会人生活をスタートさせるためにも、年賀状は積極的に送りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ