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【就活生が12月にすべきこと】内定なしの場合の対処法もご紹介
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就活は12月から始まっている
就活を攻略する上で、「12月」はひとつのターニングポイントになります。年明けから本格的に就活準備を始めるという人も多いですが、それでは出遅れてしまう可能性が高いです。就活を攻略するには徹底した準備が必要であるため、少しでも早く行動しておかなければなりません。
年明けスタートでは、就活が本格化する時期に対策が間に合わないことも多く、苦労する可能性もあります。就活を上手に攻略するには、余裕を持って取り組むことが大切です。年内最後の12月は非常に重要なタイミングといえます。12月がいかに大切なのか、その重要性ややるべきことを理解して、内定を目指しましょう。
就活解禁のタイミング
就活攻略を目指すには、12月の段階から準備を始めることが大切です。より効率的に準備を進めるには、その後どのようなスケジュールで就活が進むかを把握することが大切です。明確にゴールを意識し、逆算して準備を考える必要があります。就活解禁のタイミングは大きく3つに分けられ、どのように就活を進めるかによってスタート時期は違います。自分は何に該当するかをチェックして、時期を逆算して上手に準備をおこないましょう。
情報解禁は3月
就活情報の本格的な解禁は3月です。この時期から加速度的に就活が進んでいくと考えましょう。企業がエントリー情報を公開したり、企業説明会を実施したりするのも3月以降が中心です。企業によっては3月以前からイベントを開催することもありますが、基本的には全体の情報解禁の時期を待ってのスタートになると考えましょう。
また、このタイミングでナビサイトがグランドオープンするため、登録を済ませて選考をスムーズに進められるよう準備することが大切です。3月の解禁日以降はどの企業も駆け足でイベントを実施するため、スケジュール管理が非常に重要になります。事前にある程度就活の方向性を決めておかないと、どの企業のイベントに参加すべきか迷い、スムーズに動けなくなるため注意しましょう。
選考の開始は6月
選考が本格的に開始となるのは6月です。内定式がある10月までは選考が集中すると考えましょう。企業によって選考のスケジュールは違いますが、基本的には1〜2ヶ月程度かけてじっくり選考をおこなうことが多いです。また、6月に解禁するのは面接です。書類選考は5月中におこなわれることが多いため、注意しなければなりません。
選考に参加するためのエントリーは、さらにその前の時期に締め切られることもあります。6月に選考が解禁するのは経団連の指針に従う企業であり、基本的には規模の大きい企業が中心になると考えましょう。中小企業や経団連に関係しない企業の場合、3月の情報解禁以降すぐに選考をスタートさせます。どの企業を目指すかによって、選考開始のタイミングは大きく違うため注意が必要です。
外資系は12月より前にスタート
外資系はさらにスタートが早く、12月以前の段階で選考が終了していることも少なくありません。外資系は日本企業の一括採用の時期に左右されることなく、独自のスケジュールで選考を実施します。通年採用の企業も多いですが、新卒なら3回生の9〜11月の秋ごろに選考が固まると考えましょう。
選考の対策も含めると、さらに前の時期から対策が必要であり、3回生になった時点で就職について明確に考えておかなければなりません。また、外資系の場合は実力主義で採用することが多く、インターンでの成果を重要視することも多いです。選考の一環としてインターンが組み込まれていることもあり、より実践的かつ、選考が長期化することもある点は覚えておきましょう。
3回生の12月にすべきこと
年内に準備を始めることで、より余裕を持って就活に臨むことができ、他の学生との差別化も図りやすくなります。4回生になるとすぐに就活はスタートするため、最初の波で置いていかれないためにも、年内のうちにできることをやっておかなければなりません。3回生の12月にすべきことを知って、事前準備を進めておきましょう。
適性検査の対策
3回生の12月から適性検査の対策は始めておきましょう。適性検査はSPIや玉手箱などのメジャーなものから、マイナーなものまで数多く存在し、それぞれで出題傾向が違います。少なくともメジャーどころは広く押さえておいたほうがいいため、早めに対策に取りかかることが大切です。
適性検査はそれほど難しくはありませんが、問題数が多いため、速い解答スピードを求められる点がネックになります。事前対策は素早い解答と正確性を身につけるために大切であるため、学力に自信があってもきちんとおこなうことが大切です。適性検査は選考の初期で実施されることが多いため、早めに対策をして、就活解禁の3月までには準備を終えておきましょう。
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インターンへの参加
インターンへの参加も3回生の12月のうちにやっておきましょう。インターンは夏、冬の開催が多く、冬は特に参加者が多くなりやすいです。就活解禁直前のインターンでは、選考に関する情報が得られたり、場合によってはインターンでの評価が選考に影響したりもします。
業界や企業への理解を深めるだけではなく、選考にプラスの影響を与えることもあるため、積極的に参加しておきましょう。また、12月開催のインターンの場合、応募受付はそれ以前の10〜11月に開催されることが多いです。インターンに参加するには応募し、選考を受けて合格しなければならないため、厳密には12月以前から行動を開始しておかなければなりません。
OB訪問
OB訪問は業界や企業、仕事への理解を深めるために役立ち、積極的におこなうことで選考も有利に進められます。OB訪問をおこなう=積極性があって企業への志望度も高いと判断されやすく、採用担当者の印象に残って選考でプラス評価になることも多いでしょう。OB訪問は就活解禁直前に駆け込みで志望者が多くなり、先輩社員のアポを取るのが難しくなります。
特に1〜3月の時期は希望者が続出して都合が付けられないことも多いため、希望者が殺到する前に終えることが大切です。12月でも希望者は比較的多いですが、それでも年明けよりは少ないといえます。年内と年明けでは希望者の数が段違いに変わるため、遅くとも12月中には終わらせるようにしておきましょう。
4回生の12月に内定が決まっていない場合
就活は3月情報解禁、6月選考スタート、10月内定式という流れで進むことが一般的です。そのため、11月以降は選考の数も比較的落ち着き、後は入社を待つだけという人も多いでしょう。しかし、誰もが内定を獲得できるとは限らず、4回生の12月でも内定がひとつも出らずに進路が決定していない人もいます。4回生の12月に内定が出ていなくても、焦る必要はありません。できることをしっかり考えて、現状の打破を目指しましょう。
募集企業を念入りに探す
4回生の12月には企業も採用を終えていますが、必要な人材が確保しきれておらず、採用活動を続けている企業も存在します。採用予定人数は確保したものの、後から辞退者が出て追加募集をかける企業も少なくありません。4回生の12月でも企業によって選考をおこなっており、ぎりぎり3月まで選考を実施し、4月にすぐに仕事を始めるというケースもあります。
内定がもらえていないからといって諦める必要はなく、視野を広く持つことで可能性は必ず見つけられます。狙い目なのは、隠れた優良企業や大企業のグループ企業、通年採用をおこなうベンチャー企業などです。選択肢はいくらでもあるため、先入観を捨ててあらゆる可能性を探ることが大切です。
就職留年するのもひとつの手
4回生の12月時点で内定が決まっていない場合、募集を探しても気にいる企業が見つからないなら、就職留年をするのもひとつの方法です。無理にその年に就職する必要はなく、もう一度態勢を整えて、最初からやり直しても問題ありません。就職留年に対して企業がマイナスのイメージを持つことはなく、留年した理由を聞かれても、正直に答えているなら問題はないでしょう。
だらだら過ごしているだけで何年も留年していると印象が悪いですが、就活という明確な目的があるなら、留年はマイナスには働きません。就職留年をして最初から就活をやり直すことで、これまで見えていなかった優良企業が見つかることもあります。焦って就職を決めず、納得できる形で終えることが大切です。
12月は就活攻略のキーポイント
就活を攻略する上で、「12月」は大きなポイントとなります。3回生の12月は就活スタートに向けた本格的な準備を始動させることが大切です。年内から動き始めることで、余裕を持って準備を進めることができ、よりスムーズに就活の攻略を目指せるでしょう。また、4回生の12月で就活が終わっていない場合でも焦ることはありません。
年間を通して採用をおこなう企業は多く、内定がもらえなくても翌年再チャレンジすることも可能です。3回生、4回生ともに12月は重要なポイントであり、この時期をどのように過ごすかによって、就活の結果は違ってきます。納得した形で就活を終えるためにも、キーポイントとなる12月は大切に過ごしましょう。