面接対策

【面接試験のマナーの基本】入室から退室までの一連の流れを解説

面接試験はマナーが重要視される

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就活では社会人としてふさわしい行動、言動が求められ、特に就職試験の面接では、マナーが重要視されます。上手に受け答えができることはもちろん、マナーが守れているかも評価の対象であるため、正しく身につけておかなければなりません。面接での受け答えがよくても、マナー次第では評価を下げられ、不合格になる可能性もあります。

反対に多少受け答えで詰まったとしても、マナーができているとそれが加点対象となり、合格を勝ち取れる場合もあるでしょう。マナーを守るのは相手に失礼にならないだけではなく、選考を突破するためにも重要なことです。面接ではどのような点が見られているのか、基本的なポイントから細かいマナーまで把握しておきましょう。

あなたのマナー力は何点?

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面接試験当日のマナー

就職試験で高評価を獲得するには、面接当日のマナーも知っておくことが大切です。面接当日は、基本的なマナーを守ることに加えて、シーンごとに適する行動、振る舞いをしなければなりません。企業に到着した時点から面接はスタートしており、企業を出るまで終わらないことは理解しておきましょう。到着して受付に入る瞬間から、マナーは求められているため、面接本番から退室するまで、流れの中で必要なマナーを把握しておくことが大切です。

受付

受付では元気よくあいさつすることが大切です。明るい表情で話すことを心がけましょう。この時、用件を端的に述べることが大切です。面接で来社したなら、「おはようございます。○○大学経済学部の○○と申します。10時より人事部の○○様と面接のお約束をさせて頂いています」のように述べましょう。用件を伝えると控室に通され、そこで自分の順番が来るまで待ちます。

受付での振る舞いもみられていることを意識する

受付での様子も評価の対象として見られることが多く、後で面接官に受付時の印象が伝わる可能性があることも理解しておきましょう。企業に入った瞬間から受付の人には見られているため、受付に向かうまでの間も、背筋を伸ばして気を抜かないようにしなければなりません。また、移動中にジャケットを脱いでいるなら建物に入る前に着て、コートを着ているなら脱いでおきましょう。

控室

控室では、自分の順番が呼ばれるまで静かに待つことが大切です。場合によっては他の学生と同席することもありますが、うるさく私語をするのは厳禁です。面接が企業内でおこなわれる場合は、同フロアで社員が仕事をしている可能性もあるため、迷惑にならないよう静かにしていましょう。うるさく私語をしていると、内容に環形なくTPOが守れていないと判断され、悪印象を持たれる可能性が高いです。

待ち時間にスマホをいじるのはNG

待ち時間に静かにしているからといって、イヤホンで音楽を聴いていたり、スマホを触っていたりすると、当然これらも悪印象に繋がります。控室では静かにして本番までの集中力を高めたり、持参した履歴書やESを確認したりして、順番がくるまで備えておきましょう。

入室

入室時にはノックをして、入室確認を取ってから扉を開けるのが鉄則です。いきなり扉を開けたり、ノックをしただけで確認を取らずに入室したりすると、マナー違反となります。ノックは3回、4回で意見が分かれますが、国内企業なら3回で問題ないでしょう。外資系の場合は、グローバルスタンダードである4回のノックが無難です。

ノックをし「失礼します」と声をかけると、中から「どうぞお入りください」のように声がかかります。これを聞いてから扉を開け、その場でもう一度「失礼します」と会釈をしてから中に進みましょう。椅子のあるところまで進み、前に立って面接官に「どうぞお座りください」と言われるのを待ってから、「失礼します」と断って着席します。

お辞儀の仕方

面接の際には、お辞儀をするタイミングが複数あります。そのため、お辞儀の仕方について知っておくことが大切です。お辞儀はただ頭を下げればいいのではなく、状況によって角度を変えることが大切です。

面接会場へ入退室する際には、30度の会釈をします。「よろしくお願い致します」「ありがとうございました」など、丁寧に挨拶をする場面では45度の深いお辞儀をするようにしましょう。男性がお辞儀をする際には、両手をズボンの縦のラインに沿うように付けて頭を下げます。女性の場合は、前で右手を下にして両手を重ね、お辞儀するようにしましょう。

面接中

面接中は言葉遣いや細かな仕草まで見られているため、注意が必要です。面接は椅子に座っておこなうことが多いですが、背もたれにもたれないようにし、姿勢を伸ばしておきましょう。座り方がだらしないと、相手に失礼でマナー違反にもなります。また、手や足の仕草にも注意が必要で、緊張して貧乏ゆすりをしないよう注意しなければなりません。

言動面では、失礼になる言葉遣いや内容は避けること、求められたことだけを端的に答えることが大切です。言葉遣い、内容ともに正しくても、求められていることを端的に述べられず、必要以上に時間を取ってしまうのはよくありません。一方的に話し続けるのもマナー違反のため、発言は簡潔にまとめることを意識しましょう。

面接中の表情にも気を付ける

面接中は、表情にも気を付けるようにしましょう。面接中の表情によって、面接官に与える印象も変わってきます。なるべく肩の力を抜いて、自然な表情で面接官の方を向きましょう。笑顔で受け答えをすれば、明るい印象を与えることができます。ただし、歯が見えるほど大きく笑うのは避けるようにしましょう。

面接中は、面接官と目を合わせることが大切です。キョロキョロと目が泳いだり、視線をそらしたりすると、落ち着きがない印象になってしまいます。目を見て話すと緊張してしまうという人は、面接官の鼻やネクタイをみるようにするのがおすすめです。

退室

面接官から終了の合図がでたら、まずはその場でおじぎをし「本日はありがとうございました」とお礼を言います。その後立ち上がってまた一礼し、荷物を持って出口へ向かいましょう。扉のところでもう一度振り返り、簡単にお礼を述べてから退室となります。退室時には計3回会釈をしたり、お礼を言ったりすると覚えておくといいでしょう。

大きな音がしないようドアをゆっくり閉めて退室となりますが、ここで面接が終わるわけではありません。面接は企業を出るまで続いているため、長居はせず、速やかに退社しましょう。用もないのにいつまでも企業内をうろうろしていると、不審に思われ企業にも迷惑がかかりかねません。終わったらすぐに退社し、企業を去ることが大切です。

面接の基本マナー

面接の基本マナー

面接を突破するには、まずは基本的なマナーから身につけなければなりません。マナーはできていると加点対象になりやすいですが、基本マナーはやや捉え方が違います。基本ができているのは当たり前で、できていない場合は減点対象とみなされることも多いため、注意しなければなりません。余計なところで減点されないためにも、まずは基本に忠実にマナーを身につけることが大切です。基本マナーは当たり前のことも多いですが、当たり前になっているからこそ、気を抜いて失敗しやすいため注意が必要です。

忘れ物をしない

企業から面接に必要な持ち物を指定される場合がありますが、その際に忘れ物をしないのは大切なマナーです。忘れ物をしてしまうと、選考の妨げになって、企業に迷惑をかけることも少なくありません。また、指示が守れていないとしてマイナスの評価に繋がる場合もあるため、余計な悪印象を与えないためにも、持ち物はしっかり確認しておきましょう。

面接時には履歴書やESのコピー、最低限の筆記用具などは持っておいたほうがいいですが、これはあくまで個人的に用意するものです。必須の持ち物は企業ごとに異なるため、面接の案内を読み込んでおきましょう。忘れ物をした場合でも、後日再提出で対応してもらえる場合はありますが、多少なりとも評価に影響し、かつ面倒にもなるため最初から忘れないことが大切です。

時間厳守

時間厳守は人として当たり前のことであり、当然マナーとしても守らなければなりません。どのような理由であれ、遅刻はマイナスの印象を与えます。困っている人を助けていた、電車が遅延していたという理由も、基本的には「遅刻」という大きい括りで判断され、評価されることは覚えておきましょう。

もちろん、やむを得ない事情の場合は、考慮して面接時間をずらす、あるいは後日に変更というケースもありますが、基本的には遅れた時点で受けられないと考えましょう。また、反対に早く到着するのもNGで、準備が整っていないうちに来社すると、企業にも迷惑がかかります。到着は5〜10分前程度が望ましいため、早く付きすぎた場合は周辺で時間をつぶしましょう。

無断欠席はしない

遅刻と同様欠席も悪印象であり、特に無断欠席は印象が特に悪いため避けましょう。どのような理由であれ、無断で欠席すると評価は最低になり、当然その時点で不合格になります。自分が不合格になるだけではなく、企業に迷惑がかかり、かつ大学の印象も悪くなって、後輩の就活に悪影響を及ぼす可能性すらあるため注意が必要です。

欠席するにしても事前に連絡をしているなら問題はなく、早めに申し出て面接を辞退することも可能です。面接の辞退は基本的にはメールでの連絡で構いませんが、1〜2日前や当日の場合は、確実にコンタクトが取れる電話を用いましょう。欠席の連絡をしても、それを担当者が見ていない場合は無断欠席とみなされるため、ぎりぎりの連絡は電話で確実におこなわなければなりません。

身だしなみを整える

身だしなみを整えることもマナーのひとつで、頭からつま先、持ち物まで細かくチェックしなければなりません。服装はスーツが基本で、目立たない黒やグレー、紺色を選びましょう。ワイシャツは白が基本で、ネクタイは派手になり過ぎない色で、きちんと上まで締める必要があります。靴やカバン、ベルトは革製品で統一するのが望ましく、全て黒で合わせるといいでしょう。

髪型は男性なら短髪が基本で、清潔感をアピールできるよう、さっぱりさせることが大切です。女性はショートからロングまで長さは何でもOKですが、長い場合は邪魔にならないようまとめ、髪留めはシンプルで目立たないものを選ばなければなりません。髪色は黒色が基本で、染めてもこげ茶程度とフォーマルにふさわしい色を心がけましょう。

正しい言葉遣いを意識する

面接では話す内容だけではなく、言葉遣いも重要です。敬語が正しく使えていないと、その時点でマナー違反になるため注意しましょう。また、敬語だけではなく、省略言葉や若者言葉といった、崩れた言葉遣いにも注意しなければなりません。

また、書き言葉と話し言葉の違いにも注意が必要です。特に間違えやすいのは「御社」と「貴社」です。面接の場合は話し言葉の「御社」を選ぶ正解です。言葉遣いは細部までチェックされており、一朝一夕で直すのが難しいため、普段から正しい言葉を使うよう心がけておかなければなりません。

面接マナーを守って就職試験を突破しよう

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就職試験ではやっておくべき事前対策が数多くあり、面接でのマナーを身につけるのもそのひとつです。マナーが正しく身についていないと、高評価を獲得するのは難しく、どれだけ頑張っても評価を下げてしまいます。面接時のマナーは社会人なら当たり前のものが多く、身につけておくと就職後に役立つものも複数あります。

覚えておいて損になるものではないため、就活中に正しく身につけておくといいでしょう。面接のマナーを覚えるには、一連の流れに沿って考えるのがおすすめです。受付から控室に行き、そこから入退室までの流れをイメージし、それぞれで必要なマナーを考えます。マナーを守ることは、高評価を獲得する第一歩といえるため、正しく守って面接の突破を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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