面接対策

【就活の面接の流れとよくある疑問】入退室時のマナーとは

就活において面接の流れは事前に頭に入れておく

新卒採用の就活において、面接をおこなわない企業はほとんどありません。企業によっては集団面接、一次面接、二次面接、最終面接と、段階を踏んで複数回の面接をおこなうところも珍しくありません。

「出たとこ勝負は得意だから」「練習なんて対して意味ない」などと考えている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。面接を甘くみていると、就活で痛い目をみることになるでしょう。

面接官の質問に対する受け答えであれば、頭の回転がよっぽど速い人であれば、その場で答えを組み立てることができるかもしれませんが、緊張した状態でそれができる人は滅多にいません。また、面接時の流れやマナーは知識です。知らなければ対処のしようがありませんが、知ってさえいれば対処できます。そのため、面接の流れやマナーに関しては、事前に頭に入れておくようにしましょう。

就活で面接に臨む際の流れと守るべきマナー

面接の流れというと、多くの就活生が思い浮かべるのが「入室、質疑応答、退室」の一連の流れでしょう。確かにこれでも間違いではありませんが、実際におこなう動作はもっとあります。面接会場に到着してから面接官への取り次ぎ、入室時のノックや挨拶、着席するタイミングなど、細かく挙げるとキリがありません。

これらのマナーは、知ってしまえば大して難しいことではありません。しかし、何も知らなければ「こういう時ってどうすればいいんだろう」と慌ててしまうことになるため、今のうちに覚えておきましょう。

面接会場についてから受付まで

会場に到着したら、まず身だしなみを整えます。トイレなどで、服装や髪型に乱れはないかをチェックし、女性はメイクの乱れやストッキングの伝線にも注意してください。会場が企業本社などでトイレを借りられない場合は、近くのコンビニなどでチェックをすませるとよいでしょう。身だしなみを整えたら、次は受付です。

「こんにちは」「○○大学の〈氏名〉と申します、○○様と○時に面接のお約束を頂いております」のように、自分がどこの誰か、誰に何の要件で会いに来たのかを明確に伝えましょう。担当者名がわからない場合は「担当者様にお取り次ぎをお願いいたします」のように付け加えると好印象です。

受付があれば受付の人に、いなければ手近な社員に声をかけます。この場合は仕事を中断させることになるため、「お取込み中失礼いたします」といったクッション言葉を挟みましょう。

ドアをノックして入室する

名前を、あるいは「次の方」と呼ばれたら、扉を3回、ゆっくりとノックします。マナー本などでは4回ノックが正式だという記述もありますが、4回もノックすると急かされていると感じる人もいるため、3回で問題ありません。

ノックをした後、「お入りください」と中から声がかかったら、「失礼します」とひと声掛けてから扉を開けましょう。

入室し自己紹介する

入室したら扉の方に向き直り、扉を閉めます。そして面接官の方に向き直り、その場で一礼し、椅子の方に向かいます。椅子の左側か後ろに立ち、「○○大学の○○です、本日はよろしくお願いいたします」と、軽く自己紹介をして一礼したら、まっすぐ前を向きましょう。

入室する際のおじぎの仕方

入室する際のおじぎは、最敬礼となるように45度の角度でおこなうことを心がけましょう。入室してすぐのおじぎを深くしておくことで、より丁寧な印象を与えることができ、第一印象もよくなりやすいです。

入室して用意されている椅子の近くに立った際にも再度おじぎをしますが、このときは15度程度の会釈で構わないでしょう。その後自己紹介を求められた場合は、簡単に自己紹介をし、その後に再度最敬礼でおじぎをします。

感謝の気持ちを伝える際や、「よろしくお願いします」などの言葉を伝える際には、最敬礼が好ましいと考えましょう。この際、言葉と動作は別々にすることが大切であり、何かをいいながらおじぎをしないようにしましょう。

正しい姿勢で着席する

面接官に着席を促されてから、「はい、失礼します」といって着席します。決して、返事を待たずに扉を開けたり、促される前に着席したりしてはいけません。

面接中の姿勢についてですが、面接が始まると、質問に集中しすぎて姿勢が悪くなってしまう人が多いため、特に注意が必要です。座るときは背もたれにはもたれず、背筋を伸ばして胸を張るようにして座りましょう。男性は軽く拳を握った状態で膝の上に手を置きます。女性は手を重ねて膝の上に置き、脚を揃えて座ります。

面接中は視線と話し方に気をつける

面接中は視線や話し方にも注意が必要であり、これらも評価対象としてみられています。面接時の視線は基本的には面接官に向けるようにし、別の場所をみないようにしましょう。面接官の目をみて話していなかったり、別の場所をみていたりすると、自信がない、コミュニケーションがうまく取れないなどの印象を与えてしまう場合があります。

目を合わせると緊張してしまう場合は、面接官の鼻や首、ネクタイなどをみるようにすると、目を合わせていると思われやすいためおすすめです。話し方で特に注意したいのは、声の大きさやトーン、語尾などです。明るく元気な印象を与えるためにも、大きな声ではきはき話すようにしましょう。また、だらしない印象を与えないためには、語尾は伸ばさずに話すことが大切です。

ドアの前で一礼し退室する

面接が終わったら、まずは着席したまま「本日はありがとうございました」と一礼し、起立してカバンなどを手に持ち、もう一度「ありがとうございました」と一礼します。扉の方に向かって歩き、扉を開ける前にもう一度面接官に向き直り、「失礼します」と一礼して、退出します。終わったからといって気を抜かず、扉を静かに閉めてから歩きだすようにしましょう。

就活での面接でよくある疑問と対処法

面接の大まかな流れは、これでだいたい掴めたでしょう。上記の流れやマナーは、就活セミナーなどの講習や面接練習で学ぶことができます。しかし、面接当日に初めて直面する疑問、定型の面接練習では想定していなかった事態というのは、いくらでもあり得るのです。

面接中に荷物はどこに置いておくのか、面接会場には何分前に行けばいいのかなど、面接の当日や直前になって出てきやすい疑問をいくつか挙げて、紹介します。

コートや鞄の置き場所は基本的に自分の横

就活の期間中、肌寒い日があるとコートやマフラーなどを着用する人もいるでしょう。コートを着ることは何ら問題ありませんが、注意すべきはその置き場所です。いくら立ち居振る舞いがスマートでも、コートの置き方などが汚いと、そちらの雑さの方が目立ってしまいます。

コートなどは面接会場に到着したとき、できれば建物に入る前に脱ぎましょう。脱いだコートは見苦しくならないように畳んで腕にかけるようにします。面接時には鞄を自分の座る椅子の隣に置き、その鞄の上に畳んだコートを置くようにしましょう。

ちなみに、鞄によっては厚さや重さのバランスによって自立しにくいものもあります。面接中に鞄が倒れると大きな音が出て気が散りますし、鞄が倒れるたびに直していると、落ち着きがない印象になってしまいます。鞄は底面と側面の生地がしっかりした、自立するタイプのものを選びましょう。

面接官が後から来る場合は座って待つ

面接官は、就活生の想像する以上に多忙です。本社などで面接の場合、急な電話などの応対により、面接官が遅れて来る場合もあるかもしれません。待合室のようなものがあればそこで待機し、呼ばれてからの行動は通常の流れと変わりはないでしょう。しかし、面接会場に直接案内されて、面接官が後から来る場合はどうすればよいのでしょうか。

そういったときは、案内してくれた社員から「座ってお待ちください」などと指示がある場合が多いですが、特に指示がなければ、座って待ちましょう。いくら手持ち無沙汰でも、待ち時間に携帯電話やスマートフォンなどを触るのはNGです。

そして、面接官が到着したら、すばやく起立し、目が合ったら一礼します。ノックをされた場合は、無言でいるのではなく「はい」と返事をして、起立しておきましょう。

面接会場には10分前到着が理想的

特殊な事情もなく面接に遅刻するのは当然ながらNGですが、かといってあまりにも早く到着するのもよくないです。できれば、10分前に面接会場に到着するくらいが理想的といえます。

必要以上早くに到着してしまうと、前の面接者とかち合ってしまうかもしれませんし、必ずしも待合室や待機用の椅子があるとも限りません。「早くに着てしまったこちらが悪いので、待たせてください」と伝えたとしても、待たせる側はやはり気まずいものです。

電車などが遅れることを想定して、早め早めに行動することは正しいですが、相手にも都合があることを忘れてはいけません。想定よりも早く面接会場に到着してしまいそうなときは、コンビニのトイレなどで身だしなみのチェックをするなどして時間を潰しましょう。

どうしてもメモを取りたい場合は面接官の許可をとる

面接の際、どんな質問をされたか、あるいは自分がどんな逆質問をして何と答えられたかなど、メモを取りたい気持ちがあるかも知れません。確かに、メモを取りながらだと、話を熱心に聞いている印象を与えられるでしょう。しかし、説明会ならまだしも、面接中にメモを取るのはあまりおすすめできません。

メモを取るデメリットは、面接官の目をみて話しができないこと、そしてメモを書く方に集中するあまり、肝心の会話がおざなりになってしまう可能性があることです。面接官は、面接で就活生の話を聞きたいのに、これでは立場が逆だと感じるかもしれません。一般的に面接の場では、就活生は聞き手ではなく話し手です。面接中はできるだけ会話に集中しましょう。

どうしてもメモを取りたい場合には、あらかじめ胸ポケットなどにメモ帳とペンとを用意しておき、面接官の許可をとってから、サッと取り出すようにしましょう。

面接を成功させるためのポイント

就活の面接を成功させるにはポイントがあり、これを頭に入れているかどうかでも、成功するか失敗するかが違ってきます。よりスムーズに面接を進め、高評価を獲得するためには、どのような点に注意するとよいのかを知っておきましょう。

また、成功するためのポイントも把握しておくことで、面接の合格により近づくことができます。細かいポイントを把握し、念入りな準備をして面接に取り組むことで、面接の成功を目指しましょう。

面接の前に手順を確認する

面接前には入室から退室までの手順を、詳細まで確認しておくことが大切です。面接の経験回数が少なく、不慣れなうちは直前まで手順を確認していることが多いですが、慣れてくると確認せずに取り組んでしまうことも少なくありません。

事前の確認を怠ってしまうと、緊張によってどのように振る舞えばよいのかがわからなくなったり、間違った手順で進めてしまったりすることがあります。特に面接に慣れてきていると、間違ったことにも気づかず、それを当たり前に思ってしまうことも少なくありません。

つまり、何度も同じことを間違えて評価を下げてしまい、それが不採用につながることもあります。面接は慣れてきたころに失敗しやすいため、事前の手順の確認は毎回おこなうようにしましょう。

面接の後に反省をおこなう

面接終了後は毎回内容を振り返っておくことが大切です。反省点はないか、すぐに思い返しておきましょう。どれだけ上手くできていたつもりでも、後になって冷静に振り返ってみると、改善点が見つかる場合もあります。

面接はトライアンドエラーの繰り返しであるため、何度でも見直して反省し、少しずつ改善していくことが大切です。反省せずにそのままにしていると、次回も同じところで失敗してしまい、不合格になってしまう可能性があります。

また、評価はされていたとしても、伝え方を少し変えるだけでさらに高評価になることもありますし、反省をしないことでこのチャンスも逃してしまうこともあります。失敗をみつけることはもちろん、より高評価を獲得する方法を考えるためにも、面接後は必ず内容の反省をおこないましょう。

大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

My analyticsで強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

就活では面接の流れを把握した上で入退室の練習をしておこう

面接のために必要な練習は、面接官の質問に対する受け答えだけではありません。入室時のノックや挨拶、着席時・退出時の挨拶など、面接官は最初から最後までチェックしています。

もちろん、お辞儀の角度や挨拶の一字一句など、そんなに細かいところまで気にする面接官は、そうそう居ないでしょう。しかし、「ノックに返事をする前に扉を開けたな」「ありがとうございました、の一礼もないのか」など、ひとつひとつは小さなマナー違反でも、積み重なると「礼儀知らず」という大きなマイナス評価に繋がりかねません。

入退室の動作は、それほど難しいものではないはずです。練習を繰り返して体で覚え、たとえ緊張していても、自然に体が動くようにしておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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