面接対策
【長所一覧表と回答する時のポイント】面接・ESに使える例文あり
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目次
長所一覧表で自分に合うものを見つけよう
長所一覧表があれば、就活で自分に合った長所を見つけることができます。長所は、ESや面接でも聞かれることが多いです。ただ、就活生の中には、自分の長所とは何かなかなか見つけられずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そんな方も、長所一覧表があれば自分の長所を見つけられるはずです。
また、どうして企業は就活生の長所を聞いてくるのか、どうすれば上手に伝えられるのか、就活における長所について疑問に感じていることもあるかもしれません。
その疑問も解決できればより正確に自分の長所は何か深く理解できます。長所一覧表から自分の長所をチェックし、上手な伝え方を理解して就活に挑んでください。そして、内定を勝ち取りましょう。
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実際にツールで作成した自己PR例文
(リーダーシップが強みの場合)
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。
企業が就活で学生に長所を聞く意図
どうして企業は、学生に長所を聞くのでしょうか。面接官は、多くの就活生を見ている人間観察のプロです。そのため、企業がどうして学生に長所を聞くのかしっかり理解した上で答えないと、説得力が生まれませんし、面接官もすぐに嘘だと見抜くでしょう。
長所を聞く理由はひとつだけでなく複数ありますのでチェックしてください。そうすれば、自信を持って長所を答えることができます。
自己分析ができているかをみるため
企業は、長所を聞くことで自己分析ができているかどうか判断しています。長所とは、自分の能力において他者より優れている点のことです。ただ、自分で「この点が長所だ」というには客観的な視点が必要となります。客観的に自分の長所を判断するには、自己分析が必要です。自己分析をおこなわず、いい加減に自分の長所を考えて答えると、会話をしていく中で矛盾点が生まれます。
また、長所を理解しておくことは、仕事をする上でも重要です。長所を理解しておけば、仕事上どんな部分で自分の力を発揮できるか分かります。仕事の分野においても広がりが生まれるでしょう。長所を知っているかどうかは自分を知るだけではなく、仕事でも大切になるからこそ企業はESや面接などで質問をするのです。
社風とマッチしているかを判断するため
長所により、就活生が社風とマッチしているかどうか判断することができます。企業にはそれぞれ独自の社風が存在し、合う人、合わない人が出てくるのは否定できません。企業だけではなく、就活生自身も入社してから結局、社風に合わなかったでは不幸になるだけです。
時間はもちろん、企業の方も採用のためのコストがムダになります。社風に合っているかどうか判断するには、さまざまな情報が必要です。そのひとつに長所が入っています。
極端な話として、主体性が長所の人の場合、協調性を重視する社風だと合わない可能性も高いでしょう。長所は人間の能力を判断する要素のひとつでしかありませんが、分かることは多いのです。ESや面接ではこのことも踏まえ、長所を答える必要があります。
就活で自分の性格を表せる長所一覧表
協調性
コミュニケーション力
リーダーシップ
柔軟性
行動力
真面目
主体性
やりきる
忍耐力
責任感
人間関係が豊か
好奇心旺盛
努力家
几帳面
明るく活発的
計画性
ポジティブ
慎重
気さくなど
長所一覧表をご紹介します。なかなか長所が見つからない人は、よくある長所の一覧表をチェックしてみてください。長所は何かみつからない人でも、自分に適したワードをみつけられたのではないでしょうか。完全にマッチしていなくても、自分の長所に近いものがあればヒントになるはずです。
また、長所は短所と表裏一体の関係にあります。協調性という長所は、優柔不断という短所にも言い換えることが可能です。長所だけではなく短所をみつける表としても活用してみてください。
自分の長所が分からない場合の探し方
長所を探すとしても自分で考えるのは照れてしまう、恥ずかしくて考えられない人もいるでしょう。長所を思いついたけれど、本当かどうか自信が持てない人もいるかもしれません。自信を持てない長所では面接官に堂々と伝えることはむずかしいです。
そのような人でも、自分の長所をみつける方法はあります。どうしても長所が分からない場合の探し方をご紹介しますので、苦戦中の人は長所一覧表と共にチェックし参考にしてみてください。
自分で見つけられない人は友達や家族に聞いてみる
自分自身を客観的に見ることがむずかしい人は、友達や家族に聞いてみてください。友達や家族に聞くことで、主観にならず、客観的な内容になりやすいからです。自分の長所を考えるとき、ついネガティブ思考になって、長所なのに否定してしまう場合もあります。それではいつまで経っても長所を見つけることはできないでしょう。
逆に思い込みというケースもあります。自分自身では柔軟性があると思い込んでいても、他人から見ると、頑固な部分が目立つという場合も少なくありません。友達や家族の意見なら、主観を省くことができます。
また、過去、友人や家族にいい所としてほめられたことを思い出してみるのもおすすめです。これも自分の長所を見つけるきっかけになります。
短所を長所に言い換えてみる
長所はなかなか見つからないが短所は簡単に見つかる人もいるでしょう。短所と長所は表裏一体の関係にあり、言い換えることができます。長所がなかなか見つからない人は、短所から探ってみるのもよいでしょう。
たとえば、落ち着きがないという短所があります。落ち着きがないことは、逆にいえば行動的と言い換えることも可能です。自己主張が強いという短所があったとしても、自分の意見がしっかりあり、積極性があるとも捉えられるでしょう。もちろん、逆も考えられます。
ESや面接では長所以外に短所を質問されることも少なくありません。その場合、長所を短所に言い換えることができます。そう考えれば、長所や短所を思いつけず苦労することは減るはずです。
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(リーダーシップが強みの場合)
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。
長所は複数挙げるのではなくひとつで十分
長所は複数ではなく、ひとつで十分です。自分に自信を持っている人なら、多くの長所を思い浮かべるかもしれません。複数の長所すべてに自信を持っていたとしても、ESや面接で質問されたときは、ひとつに絞るようにしましょう。長所を複数挙げれば損をするだけになるからです。
「柔軟性があってコミュニケーション能力があり、協調性もあってリーダーシップもある」とたくさん長所を述べてしまうと、どんなに矛盾していなくても、よく分からない内容になります。本人はすべて長所だと思っているかもしれませんが、面接官の印象はすべて薄いものになりがちです。
どうしても複数の長所を思い浮かべてしまう人は、社風や職種をチェックし、一番合ったものを選んでください。企業に伝える長所はひとつで十分です。
面接やESに適していないNGな長所
長所はどんな内容でもすべてOKというわけでもありません。中には、ESや面接で答えるにはふさわしくないNGな長所もあります。長所だからすべてポジティブに受け取られるわけではありません。そのことを理解していなければ、自信を持って長所を伝えたのに、マイナスポイントになってしまうのです。
同じことを繰り返せば、一次試験を突破できない可能性もあるため注意してください。では、どのような長所がESや面接に適していないのでしょうか。
仕事や会社とは関係のない長所
仕事や会社とまったく関係のない長所では意味がありません。面接官はその人の性格や能力をESや面接で知ろうとしますが、同時に、会社と合っているかどうかも探っています。仕事や会社と関係のない長所だと思ったような評価を受けられないこともあるのです。
たとえば、食品を取り扱うような仕事や会社の事務の場合「美的センス」という長所を伝えて、会社はどれだけ評価してくれるでしょうか。食品を取り扱う業種で事務なら「几帳面さ」や「清潔感」などのほうが適した長所といえます。
志望している企業や業種で求められるような長所でないと、あまり意味はありません。そのためには、企業研究や業界研究をきちんとおこなう必要があります。そのことも踏まえて担当者に長所を伝えましょう。
企業の求める人物像や社風と合っていない長所
企業の求める人物像や社風と合っていない長所もプラスではなくマイナスポイントになります。たとえば、失敗すると人の命に係るような会社や職種で「長所は楽観的」というものだと、面接官はどう考えるでしょうか。リスクを考えると採用しづらいと考えるはずです。「自分の意見を通す意志の強さ」だと、とにかく協調性を重視するような会社では嫌がられる可能性があります。
もちろん、長所だけではなく短所にも通じる話です。スピードを重視する企業で短所が「マイペース」だと、やはり面接官は採用後のリスクを感じるでしょう。同時に、企業研究や業界研究をしっかりしていないと判断される可能性もあります。そのため、仕事や会社と関係がない長所は評価されづらいのです。
就活における長所の伝え方
長所を伝えるとしても、適当に考えていれば失敗する可能性が高いです。企業や職種にぴったりの長所でも、伝え方次第でまったく面接官に伝わらない可能性は十分にあります。伝わらなければ長所にならないため、評価につながりにくいです。
長所を伝えるには、普段の雑談のような感じではなく構成も意識しなければなりません。構成以外にも、話が伝わりやすい方法もあります。方法を理解しておけば、自分の魅力を企業にしっかり伝えることができるでしょう。
結論から述べる
ビジネスの現場でも頻繁に使われている構成のひとつに、結論から述べることがあります。結論から述べることでインパクトを生み出せるからです。結論からまずは述べて、次につなげてください。
結論の前に長々と話をはじめると、内容が分かりづらくなります。要点がずれてしまう、話があらぬ方向へ脱線してしまう可能性が出てくるのです。最終的に話が長くなることも考えられるでしょう。面接官をイライラさせてしまうのも大きな問題です。結論が最初にあればどんな話をしているのかもはっきりします。
長所に限らずどんな内容か分からなくなるのは、就活の場ではマイナスポイントになるだけです。結論から先に伝えることを意識するだけで話を分かりやすくできるでしょう。
具体的なエピソードを含める
結論を最初に伝えたら次は具体的なエピソードです。具体的なエピソードとは、長所を裏付けるような根拠の話と考えてください。「私の長所は人間関係が豊かな所です」といったとしても、それだけでは面接官に信じてもらえません。
長所を伝える構成の中で、エピソードは一番大切な所と考えましょう。エピソードもあいまいでは伝わりません。具体的な内容を意識してください。とくに信憑性を高めるのが、数字などのデータです。
長所を人間関係が豊かだとした場合「サークルでイベントを開いて100人以上の人たちと交流を持ち、今でもやりとりをしています」となれば、人間関係が豊かという根拠になります。ビジネスの現場でも根拠は重視されるため、長所を伝えるときでも意識しておきましょう。
自信を持って伝えることを意識する
長所を伝えるとき意識したいのは、自信です。面接では、面接官が就活生の口調、表情、動きまですべてチェックしています。長所はよい部分であり堂々といえば説得力が増すでしょう。
小声で自信がなさそうに伝えれば面接官が「本当のことを話しているのだろうか」と疑問を持つ可能性もあります。そうなると、長所の魅力は大きく半減してしまうでしょう。そのため、長所を伝えるときは自信を持って堂々と話すことを心がけてください。
ただ、性格的に堂々とできない人もいるのではないでしょうか。そのような人は、面接前に練習することをおすすめします。家族や友達に協力してもらい、声を出して長所を話して感想をもらう、映像に残して見るなどの方法を試せば、客観的に自分をチェックできます。
長所の例文
長所の例文をご紹介します。長所を伝えるときのポイントを理解しても、どのようにESで書けばよいか、面接でどう話せばよいか分からなければ、上手に文章を構築できません。結論、具体的なエピソードという構成は理解できても、なかなか文章にできないという人もいるでしょう。
長所の例文を知っておけば、具体的に理解できます。一般的に長所としてよく選ばれる、協調性、コミュニケーション力、リーダーシップを一例としてご紹介しますので、参考にしてみてください。
協調性
私の長所は協調性です。イベントサークルの副リーダーとしてメンバーをまとめていました。リーダーと他のメンバーで意見の相違や問題が生まれたとき、私が間に入って妥協点を探り、大きなトラブルに発展しないようにしていました。
その中で大切にしていたのが協調性です。みんなでひとつの目標に向かうことを意識しました。自分の考えを主張することもありましたが、意見を押しつけるのではなく、他の人の話も聞くことを重視しました。メンバーから「○○さんがみんなをまとめてくれるからスムーズに運営できる」と感謝してもらったときは本当にうれしかったです。
協調性の例文です。サークルのまとめ役として、リーダーと他メンバーとの調整役として具体的にどのようなことをおこなったのかを述べています。他メンバーの話もきちんと聞いていることに、協調性という長所が生かされていることが感じられる例文です。
コミュニケーション力
私の長所はコミュニケーション力です。3年間、服屋でアルバイトをしていました。その中で、ご来店したお客様へ積極的に話しかけ、どのようなものを求めているのか具体的に聞き、要望に近い商品のご提案をさせていただきました。
中にはむずかしい要望もありましたが、お店にぴったりの物がなくても、近いものをご提案して喜ばれることも多かったです。結果、私とお話をしたい、服のことについて相談をしたいというお客様が来店することも増え、売上に貢献できました。
コミュニケーションは、分かりやすい話をする、スムーズに話すことも大事ですが、相手の意図を会話の中から知り言葉のキャッチボールをすることも重要です。この例文では、服屋の店員として商品を提案し、自分と話をしたくて来店する客が増えた例を具体的に提示することでコミュニケーション力がある根拠にしています。
リーダーシップ
私の長所はリーダーシップです。高校から大学までサッカー部に在籍し、キャプテンを任されていました。部員同士が孤立しないよう注意深く人間関係を観察し、問題があれば話し合いの場をもうけて解決しました。練習メニューについても、監督へ積極的に提案するように心がけるのも仕事です。
試合では、負けていてもあきらめず部員たちを鼓舞し、士気を上げて最後まで全力でプレイすることを心がけました。結果、他の部員もあきらめなかったことで高校時代は県大会の決勝まで勝ち進むことができました。
リーダーシップの場合、どのような点がリーダーと感じられるか考えましょう。リーダーといっても人それぞれのイメージがあります。面接官も同じですから、企業研究や業界研究を積極的におこない、求められるリーダー像に合わせて話したほうがよいでしょう。
長所一覧表をチェックして内定を目指そう
長所がなかなかみつからない人は、長所一覧表をチェックしてみてください。一覧表に記載がなくても、長所をみつけるためのヒントになるはずです。他にも、長所の探し方として、短所から探す、家族や友達に聞くのもおすすめできます。
企業がどうして長所をチェックしているのかも理解しておきましょう。理解していないと、企業に合っていない長所をESや面接で伝えてしまい、結果、マイナス評価になることもあるからです。
長所を伝える文章も、結果を最初に述べ、次に具体的な根拠を伝えてください。具体的な根拠がなければ、よい長所でも説得力がなくなるからです。長所を伝えるにも、さまざまなポイントがあります。ポイントを押さえていなければマイナス評価になる可能性も十分にあるでしょう。そうならないよう、上手に長所を伝え、内定を目指してください。