自己PR

【自己PRの例文】就活で効果的な文章を作成するポイントを徹底解説

選考を突破するためには自己PRの推敲が必要

自己PRの作成をさっさと済ませてしまう就活生が非常に多いです。なかには、初めて選考を受けるときに作成した自己PRを、それ以降の選考で何度も使いまわしている人も多いでしょう。しかし、そのような状態で選考を通過していくのは難しいです。

それは、就活で選考を突破するためには自己PRの推敲が必須であるためです。レポートや論文と同じで、自己PRも何度も練り直しをすることでよりよい内容の文章を作成することができます。しっかりと推敲を重ねた自己PRでなければ、面接官の印象に残ることは難しいでしょう。

ここでは、自己PRを考え推敲していくうえで重要なポイントを解説していきます。よりよい自己PRを作成するための参考にしてください。

就活で自己PRが重要視される理由

就活では自己PRが非常に重要です。企業にとって内定を出すべき人材であるとアピールするためにも、上手な自己PRは欠かせません。内容によって、選考の結果が大きく左右されることになるでしょう。

面接の際にも、自己PRを聞かれることは多いです。企業は自己PRを通して、応募者が企業に合っているか、入社後に活躍してくれそうかなどをチェックしています。自分の強みや、入社してから活かせるスキルなどをアピールしていきましょう。

ここでは、どのような自己PRなら面接官によい印象を持ってもらえるのか、効果的な文章を作成するにはどのようなポイントに気を配るべきなのかなど、自己PRにまつわる注意点について詳しく解説していきます。

就活で自己PRを作成する時の3つのポイント

就活で面接に臨む際には、予想される質問に対して答えをあらかじめ用意しておくと、スムーズに回答できます。自己PRは多くの企業で聞かれるため、事前に自分の考えをまとめておきましょう。

自己PR文が完成したら、何度も口に出して練習することをおすすめします。家族や友人に面接官の役をやってもらったり、動画で撮影して自分で見直したりすると、改善点がみえてきます。ここでは、自己PRを作成する時のポイントを3つ紹介します。

①最初に結論を述べる

自己PRを伝える時には、まず最初に結論を述べるようにします。「私の強みは~です」「私の長所は~です」「~という力に自信があります」など、文章の初めに一番伝えたいことを書きます。自分自身が思う強みや長所をアピールしましょう。結論を先に述べることで、なぜそのように思うのかと面接官の興味を引くことができます。

また、結論の前の説明が長すぎてしまうと、何を言いたいのかが分からなくなってしまうでしょう。ビジネスシーンでもよく使われる方法ですが、まずは伝えたいことを先にいうことで、相手に分かりやすい文章になります。理論的で分かりやすい自己PRを展開するためにも、最初に結論を述べるということを意識してみましょう。

②具体的なエピソードを述べる

長所をアピールしたら、それを裏付ける具体的なエピソードが必要になります。長所だけを伝えるのは簡単ですが、それだけでは信憑性がありません。面接官が納得できるような理由を説明していきましょう。

どのような出来事があったのか、長所を活かしてどのように問題を解決したのか、結果的にどうなったのか、その経験から何を学んだのかを順を追って説明します。分かりやすく伝わるように工夫して、文章を作成してみてください。

エピソードを述べる時には、数字や具体的な成果があると、伝わりやすくなります。例えば「テストで〇点を取った」「〇%上昇した」などです。聞いた人が、その状況をイメージできるような文章を作成することが大切といえます。

③仕事でどのように活かせるかを伝える

自己PRとして自分の長所を伝えたら、それを活かして企業にどのように貢献できるのかをアピールするとさらに効果的です。入社後に活躍する姿をイメージしていることを伝えられれば、志望度の高さをアピールできます。

そのためにも、希望する企業や職種はどのような業務をおこなっているかを、しっかりと理解しておくことが必要です。業務内容を理解したうえで回答できれば、企業研究をしているという印象を面接官に与えることができます。

「私の〇〇という強みを、〇〇の業務で活かしたいと考えております」というと、仕事に対する前向きな姿勢もアピールできるでしょう。これから社員として活躍してくれる人材だという期待を感じられる自己PRになります。

魅力的な自己PRを考えるためには自己分析が必須

いざ自己PRを考えようと思っても、自分の長所が分からなかったり、長所を裏付けるエピソードを上手く書けなかったりすることがあります。自分のことを言葉にして伝えるのは案外難しいため、抽象的になってしまう人も多いでしょう。そのような人は、自己分析が足りていない可能性が高いです。

自己分析とは、エピソードとなる経験や出来事から自分の強みや弱みを発見していく作業です。自己分析をおこなうことで、自分の長所を、過去の経験を交えながら伝えることができるようになります。その結果、具体的で説得力のある発言もできるようになるでしょう。

自己PRの内容が思い浮かばないと悩む人は、充分な自己分析ができているのかを確認してみましょう。自己分析の内容を振り返れば、アピールするべき自分の長所に気づくことができます。

企業によって自己PRの内容を練り直すことも大切

企業によって、どのような人材を求めているのかが異なります。それを見極め、企業によって自己PRの内容を変えることも大切です。新規事業を開拓していっているような企業では、チャレンジ精神のある人材を好みます。顧客からの信頼をより大切にしている企業では、誠実な人柄の人材が求められるでしょう。

このような企業が求める人物像と異なる能力をアピールしても、高評価を獲得することは難しいです。そのため、選考によって自己PRの内容を練り直し、それぞれの企業が求める能力や人柄を持ち合わせていることをアピールしましょう。

企業が求める人材を知るためには、インターンや企業説明会に参加することや、ホームページの社員紹介をチェックすることが効果的です。実際に職場をみたり働く人々を知ることで、企業が求める人材の傾向を見極めましょう。

就活の自己PR例文10選【アピールポイント別】

就活の自己PR作成のポイントが分かったら、例文をみてみましょう。自分自身のアピールしたい長所によって、自己PRの内容も変わってきます。例文を参考にして、自分なりの自己PR文を作成してみてください。

面接から深く踏み込んだ質問をされる場合もあるため、嘘や事実でないことを述べるのはNGです。これまでにあった経験から、強みをアピールできるエピソードをいくつか挙げて、文章を考えていくとよいでしょう。

①協調性がある

私は協調性を大切にして、周りの人たちと協力しながら課題を解決していく力があります。アルバイト先ではバイトリーダーとして、それぞれが目標に向けて自ら動ける組織作りに力を注いできました。販売数量や売上目標などの経営情報を常に共有したり、サービス向上のためのアイデアコンテストを企画し実務に取り入れるなどして、モチベーションを高めるための工夫をこらしました。
その結果、一人一人が自ら考え行動するチームを作ったことで、業績が上がり、本社から表彰されたことがあります。仕事でも仲間との協調性を意識して、成果が出せるように取り組んでいきたいと考えております。

初めに自分の強みが「協調性があること」という結論を述べています。その後で、アルバイトの経験から、なぜ協調性があると感じるのかという理由を説明しています。具体的に何をしたのか、その結果どうなったのかということも盛り込まれているため、分かりやすい文章になっています。

②真面目

私の強みは、周りの人が見落としがちな細かい部分まで気が付けることです。大学時代は野球部でマネージャーをしていました。選手が集中して練習できるように、細部に至るまで快適な環境づくりを常に意識していました。部室の掃除を欠かさず、30名の部員全員の食事メニューを見直し、栄養管理もおこないました。
その結果、リーグ戦で優勝でき、部員からも「いい環境作りをしてくれたおかげ」といってもらえました。入社後も、細かいところにまで目を配り、よりよい仕事ができる職場環境を意識したいと考えています。

真面目という言葉をそのまま使うのではなく、細かい点まで気が付ける気配りができることをアピールしています。それにより、どのような行動をして、どのような結果を出したのかという具体例が伝わりやすくなっています。リーグ戦での優勝という分かりやすい成果もポイントです。

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③負けず嫌い

私の長所は、負けず嫌いなところです。ライバルに負けないように、最大限の努力をしたいと思っています。高校時代、いつもテスト順位を競っていた親友がいました。私は負けないために単語帳や自作ノートを作成し、分からない箇所はすぐに教師へ質問するなど、常に努力をしてきました。
親友もさらに勉学に励み、最終的には二人で学校の1位2位を争うようになりました。お互いを意識し合うことで、よい結果になったと感じています。御社で営業部に配属された暁には、この負けず嫌いな性格を活かして仲間と切磋琢磨しあい、貢献していきたいと考えております。

負けず嫌いは、長所にも短所にもなります。自己PRで負けず嫌いをアピールする時には、よい結果となったエピソードを述べるようにしましょう。この例文では、ライバルである親友と共に学業に励み、お互いにテストで成果を出せたことを紹介しています。また、入社後の具体的なイメージを伝えることで、企業への熱意がよく分かる文章となっています。

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④責任感がある

私の強みは、困難な状況に置かれても責任感を持って、最後まで諦めずに行動する点です。人材企業のインターン生として、小企業の採用イベントを担当したことがあります。イベント開催日の1週間前にも関わらず、応募者数が目標集客人数の半分にも満たないという状況でした。そこで私はなぜ人が集まらないのか原因を考え、学生への電話営業対策を徹底することにしました。
成約率の高い営業の通話を録音し分析したほか、メンバーと協力してよい電話営業の方法を模索し続けました。その結果、学生への営業電話オペレーションを改善し、イベント当日には目標の110%となる学生を集客することに成功しました。御社の営業職でも、決して諦めずに課題を改善し、成約に結び付けたいと考えています。

仕事をしていく上でも、困難な状況に置かれることは珍しくありません。すぐに諦めることなく、改善策を考えて行動に移すことが大切です。例文では、責任感を持って課題に取り組み成果を出したエピソードを伝えています。積極的に物事に取り組んでいく姿勢や、色々な方法を模索していく前向きさをアピールする文章です。

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⑤好奇心旺盛

私の長所は、好奇心旺盛なところです。興味のあることがたくさんあり、大学時代には英語検定準1級と、色彩学1級の資格を独学で取得しました。好奇心旺盛で色々なことが中途半端になるのは避けたいので、いつもゴールを定めることを意識してきました。
資格取得や授業のレポートで高得点を取ることを目標として設定していたので、学業にも役立ちました。貴社に就職した際は、この好奇心旺盛な点を活かし、マルチタスクをこなしながらも新しいことを吸収し、企画提案できる人になりたいと考えています。

好奇心旺盛をアピールポイントとして伝えています。何事にも興味を持って取り組むことは長所でもありますが、それぞれが中途半端になってしまうという可能性もあるでしょう。しかし、目標を設定し達成することで学業にもプラスに働いたというような、短所をカバーした経験を述べることでマイナスの印象を打ち消しています。また、入社後の長所の活かし方にも触れ、前向きな考えが伝わるような文章となっています。

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⑥計画性がある

私の強みは、計画性があるところです。学生時代にはアルバイトをしていて、レポートの提出まで時間の余裕が無いことがありました。その際には、1週間ごと、1日ごとのスケジュールを立て優先順位を決めて、今何をするべきかを考えていきました。具体的には、カレンダーにレポートの締め切りや納期等を書き込み、翌週の予定も確認しながら、できることは前倒しで取り掛かることで早めに仕上げるように心掛けました。
その結果、期日があるものに遅れたことはなく、また教授からも「いつも早めに提出してくれるので助かる」との声をいただきました。貴社でも計画性とスピード感を持って、業務に貢献していきたいです。

計画性とは目標に向かって必要なことを考え行動していく力です。やるべきことを着実にこなして、目標を達成するスキルは仕事の上でもとても重要になります。企業でも、書類の提出や資料の作成には納期が定められています。期限までに終わらせることができないと、会社にも迷惑がかかることになるでしょう。学生時代のエピソードを通して、自身の計画性をアピールしています。

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⑦リーダーシップ

私の強みは目標を達成できる方法を考え抜き、仲間と共に努力できることです。学生時代にスポーツ用品店で販売のアルバイトをしていました。その店では毎月売上目標が設定されていたのですが、ほとんど達成されることはありませんでした。私は売り上げが上がらない原因を調べ、お客様がスニーカーなどを試着した後の、アフターフォロー時間が極端に少ないことに気が付きました。そこで会話マニュアルを自ら作成し、店舗スタッフと共にアフターフォローの徹底を行いました。また、一週間おきにミーティングをおこない、問題について話し合いました。その結果、3ヶ月後には、営業目標を達成することができました。
御社でも、困難な状況に陥った時、仲間と共に改善策を考え行動することで突破していきたいと考えております。

アルバイトでリーダーシップを発揮した経験を述べています。売り上げが少ないという状況でも、そのままにしておくのではなく、自ら原因を調べ改善方法を探していく行動力が伝わります。リーダーシップという言葉を直接使わなくても、リーダーシップがあるという強みをアピールできているでしょう。

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⑧チャレンジ精神

私は幼少の頃からチャレンジ精神を持ち、さまざまなことへ挑戦してきました。とくに学業では常にクラスで1位を目指して努力してきました。しかし、大学では自分よりも成績のよい人がたくさんいて自信を失いかけたことがあります。そこで、分からないところは空き時間に教授に質問し、自分よりも成績のよい学生にも教えてもらうようにしました。
分からない問題を1つずつなくしていった結果、全25教科の必修科目において、24科目で「優」の成績を収めることができました。御社の仕事でうまくいかないことがあっても、諦めずに挑戦を続ける力を活かして突破口を探す努力をし、目の前にある課題を乗り越えていきたいと考えております。

チャレンジ精神を持ち、これまでに努力してきた経験を述べています。困難な状況に遭遇して諦めかけた時でも、打開策を見つけ出し挑戦してきたというエピソードがポイントとなります。仕事でも同じように、うまくいかない状況になることもあるでしょう。そのような時でも諦めずに立ち向かえる力があることをアピールすると効果的です。

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⑨忍耐力があること

私の強みは、忍耐力があることです。飲食店でアルバイトをしていた時、常連のお客様から接客のマナーについて叱られてしまうことがありました。そのお客様はアルバイトの中でも厳しいことで有名でした。私は自らの接客態度を反省し、改めて接客のマナーについて振り返ることにしました。アルバイトを始めて1年が経っていましたが、店長や先輩方に徹底的に指導して頂き、改善を続けてきました。
そして、そのお客様から「接客がかなりうまくなったね。」とお褒めの言葉をいただくことができました。すぐに諦めることなく、周りに協力してもらい、冷静に自分自身を見直すことで成長できると感じました。今後もこの経験を活かして、努力を続けていきたいと思います。

忍耐力をアピールする際には、辛く大変だった状況に耐えて、成果を出せた経験を述べることがポイントになります。ただ我慢し続けただけというエピソードでは、「何か問題が起きた時に抱え込んでしまうのではないか」という印象を与えてしまうため注意しましょう。課題を解決した方法なども伝えると効果的です。

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⑩継続力

私の長所は、継続力があることです。大学で所属しているゼミではAIについて研究しているのですが、継続力を持って研究に取り組み、国際学会で受賞することができました。研究は、日々の積み重ねが重要だと考えております。研究対象のAIの動作をテストするためにプログラムを使っていたのですが、ゼロからコーディングしなければならずに、非常に苦労しました。
プログラムを作っては崩すという作業を何度も繰り返し、なんとか理論通りの結果を出すことができました。研究の間は一日の大半を研究室で過ごし、教授との議論とプログラミングを続けていきました。御社に入ってからも研究で培った継続力を活かし、成果を出せるように努力したいと考えています。

どんな仕事も日々の積み重ねが大切になります。企業でも、諦めずに継続力を持ちコツコツと努力を続けていける人材が求められます。継続力をアピールする際には期間にも注意してみましょう。継続とは長い時間をかけて何かを続けていくことです。あまりに短期間のエピソードを話しても、継続力の効果的なアピールにはなりません。数か月、または数年続けたことがよいでしょう。

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例文を参考に就活で効果的な自己PRを作成しよう

就活で効果的にアピールできる自己PRのポイントをみてきました。企業へ伝えたいアピールポイントは人によって様々ですが、自分自身の一番の強みや長所を伝えられるようにしてみましょう。そして、具体的なエピソードを合わせて、面接官が納得できるような理由付けをしていきます。

また、企業がどのような能力を持つ人材を求めているか事前に理解しておくことも大切です。優秀な人でも企業のニーズに合っていなければ、内定を得ることは難しくなります。企業研究をしっかりとおこない、どのような人が活躍しているのかを確認しておくとよいでしょう。ここで紹介した例文を参考に、自分自身の強みを効果的にアピールできるように、自己PRを作成してみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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