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【就活でするべき質問:説明会編】マナーやNG例もご紹介

説明会では積極的に質問しよう

就活のイベントのひとつに企業説明会があり、企業を知るためには積極的に参加することが大切です。参加することで業界や企業についての理解が深まるのはもちろん、そこでしか得られない有益な情報が手に入る場合もあります。

説明会に参加すると就活でもプラスに働きやすいですが、さらにメリットを高めたいなら積極的に質問をすることも大切です。説明会は担当者が一方的に企業について話をするだけではなく、最後に質問タイムを設けられていることが多いです。

この時間を有効活用して、さらに有益な情報を引き出すことが、就活の攻略に繋がります。説明会の存分に活かすためにも、どのような質問をすべきか、また質問する際には何に注意すべきか知っていきましょう。

説明会で質問する際の3つのマナー

少しでも有益な情報を手に入れるためには、積極的に質問をすることが大切です。しかし、質問はただしているとプラスに働くわけではありません。質問時にはいくつかマナーがあり、これが守れていないと悪印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。

有益な情報を掴み、かつ好印象を与えるためには、基本的なマナーを守らなければなりません。質問する際の3つのマナーを知り、基本をしっかり押さえて説明会に臨みましょう。

①元気よくあいさつする

質問タイムでは挙手制になることが多く、まずは手を挙げて当ててもらえるまで待たなければなりません。勝手に質問をしたり、質問タイム以外で話を遮って質問するのはNGなため注意が必要です。

当てられてからは、まずは元気よくあいさつをしてから質問に移りましょう。いきなり本題から入るのはマナー違反であり、失礼になるため注意が必要です。簡単に自己紹介をし、説明会のお礼を簡潔に述べてから質問することが大切です。

例えば「○○大学○○学部から参りました○○と申します。本日は貴重なお話ありがとうございました」と入ると、好印象になりやすいでしょう。名乗らず質問するのは失礼にあたるため、きちんと自己紹介をして、聞き取りやすいよう元気よく大きな声で伝えることが大切です。

②質問内容は簡潔に

質問内容は分かりやすく簡潔にまとめることが大切で、長くなったり、回りくどくなったりしないよう注意しましょう。そもそも質問が長く回りくどくなると、本当に聞きたいことは何か、相手に正しく伝わらない可能性があります。

質問しても要領を得ない返答しか返ってこず、有益な情報が得られない場合もあるため注意が必要です。また、分かりづらい聞き方をすると答えるほうも困ってしまい、企業にも迷惑がかかります。迷惑がかかると当然印象が悪くなり、マイナス評価にも繋がりかねないため注意しなければなりません。

説明会での質問は一方通行にならないよう注意が必要です。質疑応答は双方のコミュニケーションによって成り立つため、相手に分かりやすく、伝わりやすいように話すことが大切です。

③1人1問が基本

場合によっては多数質問をしたいと思う場合もあるでしょうが、説明会では1人1問が基本です。質問タイムがあるといっても、長々と時間を取れるわけではありません。数分程度しか時間が取れないこともあり、場合によっては最初に挙手した人全員に行き渡らないこともあります。

企業は、少ない時間の中でできるだけ多くの学生の疑問を解消したいと考えているため、1人でいくつも質問をして時間を取るのはよくありません。1人で質問を続けていると、周囲に気遣いができない自分勝手な人間と評価される場合もあるため注意が必要です。

もちろん、自分以外の誰も手を挙げておらず、時間がたっぷり余っている場合は質問を重ねても構いません。状況によっては1問以上聞ける場合もありますが、基本は1人1問と考えることが大切です。

説明会で就活生が聞くべき質問とは

基本マナーを押さえたなら積極的に質問することが大切ですが、問題は何を聞くかです。質問タイムが設けられているからといって、何を聞いてもよいわけではありません。質問内容次第では失礼にあたったり、有益な情報が得られない場合もあるため注意が必要です。

せっかくの貴重な機会を無駄にしないためには、何を聞くべきか事前に把握しておくことが大切です。説明会で聞くべき質問を知り、なぜ聞いたほうがよいのか、理由も含めて理解を深めておきましょう。

業界や企業の今後に関すること

・現在注目されている業界のトレンドとは何ですか?
・今後の事業計画を教えてください。
・業界内の競争を勝ち抜くためにどのような取り組みをしていますか?

そもそも説明会は該当企業について、その企業が属する業界について理解を深めるイベントです。そのため、業界や企業についての質問は積極的にすべきであり、特に今後に関することは具体的に聞いておきましょう。

業界では今後どのようなことがトレンドになりそうか、企業ではさらなる成長に向けてどのような取り組みをしているかがおすすめの質問です。業界や企業の今後について興味を示すことで、志望度の高さを提示できます。その分野で働いている人だからこそ分かることも数多くあるため、企業の人が考える業界や企業の将来像を聞くのはおすすめです。

仕事のやりがいについて

・仕事をやっていてどのような時にやりがいを感じますか?
・仕事でもっとも嬉しかった瞬間はいつですか?
・仕事での苦労をどのように乗り越えましたか?
・どのような瞬間に達成感がありますか?

仕事について言及することもおすすめで、特にやりがいについては深掘りするとよいでしょう。仕事のやりがいはイメージだけでは分からないことも多く、実際にやっている人しか分からないことも数多くあります。

仕事の楽しさや大変さからやりがいを尋ね、それに共感できるかどうかで志望度を見つめ直すのがおすすめです。提示されたやりがいに共感できるなら、就職意欲も高まるでしょう。共感できない場合は、本当に自分に合っている仕事なのかもう一度良く考え、志望先を選定し直すことが大切です。

より具体的な仕事内容

・現在取り組んでいる業務について教えてください。
・1日の仕事のスケジュールを教えてください。
・○○(部署)では主にどのような仕事をしていますか?

仕事について深掘りする場合は、仕事内容に焦点を当てるのもおすすめです。仕事内容は企業のホームページやネットの情報からもチェックできますが、詳細についてはやっている人しか分かりません。

ネットで公表されているのは、あくまでモデルケースのため、実際の仕事とは違っていることも多いです。人によって何をしているかは違いますが、説明会の担当者の場合、どのような仕事をしているか、具体的に聞くと就職のイメージも湧きやすいでしょう。

また、特定の部署に興味がある場合は、該当部署の仕事の内容や流れを聞くのもおすすめです。

就職に向けて必要な能力・やっておくべきこと

・御社で活躍している人に共通する特徴は何ですか?
・就職に向けてやっておくべきことは何ですか?
・御社が求める○○という人材像について詳しく教えてください。

実際的に就活や就職に役立つ情報を得たいなら、必要な能力や就職に向けてやっておくべきことを聞いてもよいでしょう。企業で活躍している人に共通する特徴を聞いたり、端的に就職に向けて何をすべきか聞いたりすることで、有益な情報は得られます。

また、企業が公表している求める人材像について、さらに深堀りして具体像を聞くのもおすすめです。就職に向けて必要なことややっておくべきことは、選考突破の必須事項です。それらに取り組むと合格率も高めやすくなるため、企業が何を求めているか知るためにも、聞いておくとよいでしょう。

説明会でのNG質問

説明会の質問タイムを上手に活かすには、すべき質問だけではなくNGな質問も知っておくことが大切です。NG質問をしてしまうと、せっかくの貴重な機会を無駄にしていまい、説明会に参加するメリットが半減してしまいます。

NG質問をするくらいなら、質問をせずに説明会を終えるほうがプラスになる場合も多いです。NG質問1つで、説明会参加のメリットは大きく減少してしまうため注意しなければなりません。何がNGなのか、理由も含めて知っていきましょう。

仕事の条件に関すること

・初任給はいくらですか?
・残業は月にどれくらいありますか?
・有給は取れますか?

就職先を決める上では、仕事の条件は気になるポイントでしょう。就職時には条件もチェックして決めることが大切ですが、説明会で質問するのはよくありません。仕事の条件については、すでに募集要項に掲載されていることも多いです。

わざわざ聞くまでもない質問であり、他の就活生の質問時間を削ってしまうのはよくありません。また、条件面を気にしていると思われ、回答次第では他の企業に就職するのではないかと思われることもあります。

仕事を条件だけで選んでいる印象を与えてしまい、イメージがよくありません。仕事の条件は重要視すべきですが、直接聞かずに別の角度からアプローチして、疑問を解決しましょう。

企業批判に繋がること

・残業時間が多いと聞きましたが本当ですか?
・ブラック部署があるのは本当ですか?
・有給や育休・産休は本当に取得できていますか?

鋭い質問をすることでより有益な情報が得られますが、アプローチによっては企業批判になりかねないため注意が必要です。企業にとってマイナスイメージに繋がる可能性がある質問をしてしまうと、企業批判をしていると捉えられかねないため注意が必要です。

悪気なく聞いたことでも、よく考えてみると企業批判に繋がっているというケースはあるため注意しましょう。企業を批判する、貶めるような質問だと、他の就活生にまで悪い影響を与えてしまいます。

質問は自分ひとりではなく、他の就活生にも関係するため、誰が聞いても問題のない内容を心がけましょう。

調べてすぐ分かること

・いつ創業しましたか?
・御社の事業内容を教えてください。
・主力商品は何ですか?

業界や企業、仕事について質問するのは問題ありませんが、質問のレベルには注意が必要です。上記のように、調べてすぐに分かることを聞くのはNGです。説明会の質問タイムでは、調べても分からなかったこと、説明会でどうしても分からず疑問を持ったことを聞くのが普通です。

ホームページを見ただけですぐに分かることを聞いてしまうと、貴重な質問時間を削ってしまい、他の就活生に迷惑がかかるため注意しなければなりません。また、基本的なことを知らないと、企業に興味がないとも思われます。業界・企業研究は徹底しておこない、基本の知識は身につけた上で分からないことを質問しましょう。

説明会で質問する就活生は印象が良い?

ほぼ全ての場合で、説明会の最後では質問タイムが設けられています。しかし、質問タイムは短いことが多く、質問できるのも数人に限られます。そのため、説明会で質問をするのはごく少数で、質問をしない人のほうが圧倒的に多数派です。

この場合、質問はしたほうが良いのか悪いのか、質問をしたことでどのような印象を与えるのか疑問に思う人もいるでしょう。説明会で質問をするのは好印象に繋がるのか、企業側から見た評価を知っておくことが大切です。

採用担当者の記憶には残りやすい

説明会で質問できるのはごく少数に限られるため、質問した人は必然的に目立ちます。採用担当者の記憶に残りやすいのは確かであり、印象深い質問をするほどより目立てるでしょう。

説明会はそれ自体が単独で実施されているわけではなく、本選考での評価とリンクしていることも多いです。つまり、説明会で記憶に残った就活生は、本選考時に思い出してもらえることも多く、他の就活生よりインパクトのある存在になるでしょう。少しでも目立ち、採用担当者の記憶に残りたいなら、積極的に質問することが大切です。

仮に時間切れで当ててもらえなかった場合でも、挙手しているだけで目立てる場合はあります。また、説明会終了後、個人的に質問をしに行くことが認められているなら、そこで疑問点を聞いても同様に記憶に残りやすいです。

評価されるかどうかは質問次第

説明会で質問をすると採用担当者の記憶には残りますが、それが評価に繋がるかどうかは質問次第です。鋭い質問をしてインパクトを与え、かつ好印象を獲得できるなら本選考でもプラスに働きます。

反対にNGな質問をしてしまうと、インパクトはあるものの悪目立ちで終わってしまい、本選考で不利になる危険性もあるでしょう。良くも悪くも目立つのは確かなため、質問するなら内容はよく吟味しなければなりません。

高評価に繋がるのは、企業への興味関心が伝わる質問、就職意欲の高さが提示できる質問です。業界や企業、仕事に関することを聞くのは大前提です。大前提を守った上で、意欲の高さや熱意の強さが伝わる内容を選び、積極的に質問しましょう。

内容を吟味して積極的に質問しよう

就活イベントのひとつである説明会は、情報収集の場であるだけではなく、自分を売り込む場でもあります。説明会で質問すると採用担当者の印象に残りやすく、本選考でもプラスに働くことは多いため、積極的に質問することが大切です。

ただし、質問をしたからといって、無条件でプラスの評価を得られるわけではありません。評価されるのは、あくまで仕事への意欲や熱意が伝わる質問や、鋭い質問ができた場合です。NG例に該当することを聞くと、悪目立ちして印象が悪くなります。

本選考の評価にもマイナスの影響を与え、不利になることも少なくありません。就活を少しでも有利に進めるためにも、説明会では仕事への意欲が伝わる質問を積極的におこない、有益な情報と好印象の獲得を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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