身だしなみ

【面接の髪型のマナー】男女別に好印象なヘアースタイルを解説

髪型は面接で第一印象を決める要素

面接を受けるとき、髪型に悩む人は多いのではないでしょうか。「見た目が9割」と言われるように、外見はその人の印象に大きな影響を及ぼします。特に、初対面で人を判断しなければならない面接では、髪型は第一印象を左右する要素のひとつになるのです。

面接の内容さえ良ければ、髪型は多少マナー違反であっても気にされないのではないかと考える人もいます。しかし、面接官の立場で考えると、髪がぼさぼさで清潔感のない人とは一緒に働きたいと思えません。どれだけ良いことを話していても、身だしなみが伴っていなければ、説得力にも欠けてしまいます。

面接では、面接に適した髪型のマナーを守り、好印象を与えるヘアースタイルで挑みましょう。

面接時の髪型の基本的なマナー

面接での髪型に決まりはありませんが、最低限のマナーはあります。マナーを守れていない髪型は、相手にだらしない印象を与え、ビジネスパーソンとしての常識が無い人物と思われかねません。

面接時の基本的な髪型のマナーを理解し、好印象を与えられるように心掛けましょう。

髪型のマナーのポイントは、「清潔感」「自然な髪色」「目にかからない前髪」「男性は少量のワックスでセットする」の4つです。

清潔感のある髪型にする

最も気を配るべきポイントが、清潔感です。清潔感は、第一印象に大きな影響を与えるからです。清潔感が無くだらしない髪型をしていると、それだけで「この人は仕事の仕方も雑そうだな」という印象を持たれてしまいます。清潔感のあるヘアースタイルに整え、汚れやにおいにも注意しましょう。

ワックスやヘアースプレーを使用することで肩に白い粉がついてしまうことがあります。スーツにこの粉がついていると不潔な印象を与えかねません。家を出る前に、必ず鏡で確認しましょう。また、香りのきつい整髪剤の使用も、面接官によっては不快に思われる可能性があります。無香料のものを使用するようにしましょう。

清潔感のある髪型にするには、きちんとセットすることはもちろん、普段から髪の手入れをしておくことも大切です。痛んでパサついていたり、毛先の色が飛んでしまっていたりすると、不潔な印象を与えてしまいます。普段から、髪をきれいに保つようにしましょう。

自然な髪色にする

面接では髪を染めていても問題ないのか、どのくらいの明るさまでなら染めていても良いのか、といった髪色に関する心配を多くの人が抱えています。結論から言うと、髪色は黒にしておくことが無難です。

企業によっては、茶髪でも問題ないというところもあります。しかし、面接官によっては、髪色が明るいことを「非常識だ」と気にする人もいるのです。髪色だけでマイナスな印象を持たれてしまうのはもったいないことです。

もともと髪色が明るいという人は、わざわざ黒色に染める必要はありません。履歴書や面接時の自己紹介に一言入れておけば、面接官の理解は得られます。面接には、自然な地毛の髪色で挑むようにしましょう。

前髪は目にかからないようにする

前髪は、顔全体の印象を決めるパーツです。前髪が目にかかってしまうと、それだけで相手に暗い印象を与えてしまいます。また、表情が見えづらくなってしまうため、面接官はマイナスなイメージを抱きやすくなります。前髪が目にかからないようにすることで、表情が分かりやすくなり、面接官に熱意を伝えやすくなります。

面接では、必ずお辞儀をする場面があります。お辞儀をしても、前髪が垂れてこないようにきちんとセットしておきましょう。面接中に髪の毛を触る行為は、面接官の目に留まりやすく、落ち着きがなく面接に集中していないと思われてしまいます。

前髪が短めの人も長い人も、サイドに流すか、上にあげてしまうことがおすすめです。眉やおでこが見えるようにすると、より表情豊かに見え、好印象になるからです。また、すっきりとした見た目になり、清潔感を演出することもできます。

男性は少量のワックスでセットする

就活の際、ワックスをつけるかどうか悩む人もいますが、ワックスは使用して問題ありません。むしろ、ワックスを全く使用しないと、セットをしても髪型が崩れてきたり、髪の毛がはねたりしてしまいます。ワックスを使用することできっちりと髪型を整えることができるため、清潔感を出すことができるのです。

しかし、ワックスはつけすぎにならないように注意が必要です。ワックスのつけすぎでベタベタになった髪型は、逆に清潔感を損ねます。ツヤや束感が出る程度の使用量で押さえましょう。

また、普段はおしゃれでワックスを使用していても、就活時は好感度を意識した面接向きのヘアースタイルにしなければなりません。盛りすぎて派手な髪型になってしまうと、チャラチャラした印象を与えてしまうので注意しましょう。

業界や職種によって変わる髪型のマナーもある

面接時の髪型のマナーは、業界や職種によってその程度が変わることもあります。例えば、金融業界やクライアントと接することの多い営業職では、信頼できる誠実な人柄が求められるため、きっちりとした髪型が好印象に見られます。一方で、広告業界やファッション業界などのクリエイティブな能力やセンスが求められる職業では、堅苦しすぎない髪型が魅力的に見られます。

もちろん、業界や職種だけでなく、企業によっても髪型のマナーの程度は変わります。企業のホームページで紹介されている社内風景や社員紹介の写真を参考にしてみましょう。

しかし、どのような髪型にするにしても清潔感は演出しなければなりません。個性をアピールするために清潔感を損なわないように注意しましょう。

男女別:好印象なへアースタイルのセットの仕方

実際に、面接でおすすめのヘアースタイルを男女別にご紹介します。それぞれのヘアースタイルが与える印象やセットの仕方などを解説しますので、志望する業界や職種に合ったヘアースタイル選びの参考にしてみてください。

女性には、「ショートヘアー」と「ポニーテール」、「ハーフアップ」の3つのヘアースタイルをおすすめします。男性には、「ショート」と「ベリーショート」、「刈り上げ」の3つをおすすめします。

女性①ショートヘアー

ショートヘアーは、すっきりとして見えるので、爽やかさや清潔感を演出できます。また、明るく元気で活発な印象ももたらします。企業側は、新卒社員に対してフレッシュさを期待しています。そのため、よりフレッシュな印象をアピールできるショートヘアーは、おすすめのヘアースタイルです。

ショートヘアーをセットするには、前髪を流しておでこが見えるようにすると、より明るい印象に仕上がります。また、髪を耳にかけ、輪郭が見えるようにすると、全体的にすっきりとします。

しかし、髪が短すぎると、面接官によってはきつい印象を抱いてしまったり、カジュアルすぎると思われてしまったりする可能性があります。そのため、前髪やサイドの髪が短すぎるようなベリーショートは避けたほうが無難です。

女性②ポニーテール

ポニーテールは、就活中の女性の王道のヘアースタイルです。女性らしい上品さや清楚感を演出できます。顔がすっきりと見えて快活な印象も与えますので、面接の場に適しています。

ポニーテールにするときは、お辞儀をしても髪がたれてこないよう、しっかりと結びましょう。耳の高さで結ぶと、顔がすっきりと見え、爽やかな印象に仕上がります。低めのポニーテールは地味な印象になってしまうので、結ぶ高さが低くなりすぎないように注意しましょう。

また、せっかくのポニーテールでも、後れ毛があるとだらしのない印象を持たれてしまいます。ピンでしっかりと固定するか、ワックスを使用してまとめると、綺麗にセットできます。

女性③ハーフアップ

ハーフアップは、就活中の女性に人気のヘアースタイルです。上品で穏やかな女性らしい印象を演出します。

ハーフアップにするときは、ワックスを使用すると綺麗にセットしやすくなります。耳の少し上のラインで髪の毛を分け取り、耳や輪郭が出るように後頭部でひとつにまとめます。もみあげや顔周りの後れ毛は、隠しピンで留めると、より綺麗に仕上げることができます。軽く髪全体にスプレーをかけ、崩れにくくしておくと安心です。

ハーフアップは、特にミディアムヘアの方におすすめです。ロングヘアの方は、ハーフアップよりもひとつにまとめるスタイルのほうが、すっきりとした仕上がりになるからです。自分の髪の長さや雰囲気に合ったヘアースタイル選びをしましょう。

男性①ショート

就活中の男性の定番ヘアースタイルは、ショートです。前髪やサイド、襟足の髪が長いと、面接官に暗い印象を抱かれかねません。ショートにすることで、爽やかさや清潔感を演出することができます。

ショートは、自然な髪型になるようにセットをすると、フレッシュさが感じられるヘアースタイルになります。前髪は、眉にかからない長さにして、おでこが見えるようにサイドへ流すセットにすると、より清潔感のある印象になります。

寝ぐせやワックスのつけすぎは、マイナスな印象を持たれてしまいます。適度な量のワックスを伸ばして使用し、自然な髪の流れや束感を出すことを意識してセットするようにしましょう。

男性②ベリーショート

よりフレッシュ感をアピールしたい場合は、ベリーショートがおすすめです。ベリーショートにすると顔全体のパーツが見えるため、活発で若々しく感じられ、好印象を与えやすいヘアースタイルになります。

ベリーショートは髪の長さが短いので、軽く整える程度で爽やかに見えます。セットがしやすいことも、このヘアースタイルのメリットです。

ベリーショートにしたら、髪が短いのでセットは不要と考える人もいます。しかし、短いからと言ってセットをしないと、やはり清潔感のない印象になってしまいます。セットをするかしないかで、相手の受ける印象が大きく変わるのです。あまり動きは出せませんが、少しワックスをつけるだけで活発な印象を出すことができます。

男性③刈り上げ

サイドやバックを少し刈り上げるヘアースタイルもおすすめです。顔周りがすっきりとするため、爽やかな印象に仕上がります。

ショート同様、おでこが見えるように前髪をサイドへ流し、自然な髪型になるように整えるとフレッシュさが感じられます。しかし、刈り上げ部分が短すぎると、おしゃれでツーブロックをしていると思われてしまい不誠実な印象を与えかねません。また、刈り上げる面積が広すぎたり、刈り上げていない部分の髪が長すぎたりする髪型も、チャラチャラした印象になり爽やかさに欠けてしまいます。

刈り上げのヘアースタイルにする際は、刈り上げる部分が目立ちすぎないナチュラルな髪型にしましょう。真面目さや爽やかさを演出することができます。

自分に合った髪型で面接官に好印象を与えよう

面接では、初対面の人をわずかな時間で判断しなければなりません。そのため、話す内容はもちろん大切ですが、面接官からすれば、身だしなみや姿勢などの外見的要素も大きな判断材料になるのです。好印象を持ってもらえるように、髪型にも気を配りましょう。

面接時の髪型で最も大切なことは、清潔感があることです。どのような髪型にするにしても、清潔感のある髪型にすることを前提としましょう。また、髪型のマナーは、志望する業界や職種によってレベルが変わります。活発さや誠実さなどといった、アピールしたい印象によって髪型を変えるとよいでしょう。

しかし、人によっては似合わないヘアースタイルがある人もいます。無理に似合わない髪型をしていても、面接官に違和感を感じさせるだけです。面接では、自分に合った魅力的な髪型で、好印象を狙いましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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