面接対策

【就活の面接対策ガイド】マナーやよくある質問など準備するポイント

事前の面接対策で就活が有利になる

就活の選考では面接がメインであり、ここでいかに評価されるかが内定をもらうためには重要です。面接はぶっつけ本番で臨むと失敗する可能性が高いため、事前に対策をしておかなければなりません。

しかし、対策をするといっても、どのような準備をしてよいのかわからずに困っている人もいるでしょう。面接で高評価を獲得するには、正しい方法で対策をし、事前の準備を進めておくことが大切です。

どのようなことをしておくべきなのか、また面接ではなにをみられているのかを知っておくことで、事前の対策はしやすくなります。面接で高評価を獲得してスムーズに内定をもらうためにも、どのような対策をしておくべきなのかを知り、就活を有利に進めましょう。

面接で好印象を与えるためのポイント

まずは面接で好印象を与えるには、どのような点を意識すべきかを知っておくことが大切です。好印象を与えるためのポイントを知っておくことで、いかなる点に気をつけるべきなのかがわかり、より高評価を獲得しやすくなります。

面接での評価は第一印象に左右されることが多く、最初の印象次第で面接が有利に進められるかどうかが変わります。面接を有利に進めるためにも、好印象を与えるために知っておきたいポイントを把握しておきましょう。

笑顔で明るい表情を心掛ける

面接ではどのような内容で自分をアピールするかだけではなく、いかなる振る舞いをしているかもチェックされています。そのため、好印象を与えるには表情にも注意する必要があります。明るい印象を与えられるように、笑顔を心がけましょう。

面接は緊張感が強いため、意識していないと表情がこわばってしまうことも少なくありません。面接官も就活生が緊張していることは理解していますが、こわばったままの表情だと暗い印象を与えてしまう可能性が高いです。

暗い表情では明るい話題を話しても、好印象を与えられないことが多いです。面接では意識的に笑顔になることを心がけ、明るい表情でよい印象を与えるようにしましょう。

正しい言葉遣いができるようになっておく

言葉遣いもチェックされるポイントのひとつです。好印象を与えるには、正しい言葉遣いをすることを心がけましょう。例えば敬語表現やビジネスマナーに合った言葉を使うことで、好印象を与えやすくなります。

尊敬語や謙譲語はもちろん、丁寧語やクッション言葉など、ビジネスでよく使われるものを押さえておくとよいでしょう。反対に普段使っている言葉は控えたほうがよく、特に流行り言葉や略語などを使うと印象が悪くなるため注意が必要です。

言葉遣いは意識しただけですぐに正せるものではないため、日ごろから正しい言葉や表現を使うことを意識しておくとよいでしょう。就活期間中は特に普段の言葉遣いを意識し、ふとしたときにもきちんとビジネスマナーを守った言葉遣いで話せることが大切です。

身だしなみに気を配る

見た目の印象も重要であるため、好印象を与えるためには身だしなみにも気を配ることが大切です。就活では特別な指定がない限りスーツ着用が基本ですが、ただスーツを着ているなら、それだけで身だしなみがOKとなるわけではありません。

自分の体型に合ったスーツを着こなせているか、ネクタイやカバン、靴などの小物はフォーマルなものか、ジャケットやシャツにしわや汚れがないかなどもみられます。また、髪型や髪色もチェックされているため、身だしなみは全身に気を遣わなければなりません。

男女で注意すべきポイントは異なりますが、清潔感が重要視されている点は共通しています。清潔感のある身だしなみができているなら、第一印象もよくなりやすく、好印象を与えやすいでしょう。

声のトーンや大きさも印象を左右しやすい

どのように話すかも印象を左右するポイントです。声のトーンや大きさにも気を配りましょう。声のトーンが低いと暗い印象を与えてしまいやすいため、注意が必要です。また、小さな声で話している場合も、同様に暗い印象を与えてしまいやすいと考えましょう。好印象を与えるには、少し高めのトーンではきはきと話すことが大切です。暗いトーンでぼそぼそ話してしまうと、それだけで印象が悪くなり、評価がマイナスになることも少なくありません。

面接で緊張してしまうと、普段ははきはき話せていても、トーンが下がったり、声が小さくなったりすることも多いです。声の印象はその人の印象に結びつきやすいため、面接では特に高めのトーンでゆっくり大きな声で話すことを心がけましょう。

面接の流れと入退室のマナー

面接の対策としては、どのような流れで選考が進むのかを知っておくことが大切です。面接の流れを把握しておくことで、当日も次になにをすべきかが予想でき、気持ちの準備もしやすくなるでしょう。また、就活の面接では細かいマナーもチェックされているため、これを確認しておくことも大切です。面接での基本マナーができていないと、悪印象を与えてしまいます。全体の流れとシチュエーションごとのマナーを把握して、面接の対策をさらに進めましょう。

受付

面接当日は企業に到着したら、まずは受付を通ります。受付が設置されている場合や、電話が置いてあり、内線で受付をするなどさまざまなケースがありますが、気をつけたいポイントは同じです。

まずは受付であいさつをし、面接の予定があることを伝えましょう。「こんにちわ、○○大学○○学部の○○と申します。本日は〇時より面接のお約束を頂いております」のように、あいさつと自己紹介、用件を簡単に伝えます。

受付の印象は面接の評価を左右することもあるため、この時点から面接が始まっていると考え、気持ちを引き締めておくことが大切です。笑顔で明るく、はきはき話すことを意識しておくと、より好印象を与えやすくなるでしょう。

待機

受付を通った後はすぐに面接開始とはならず、待合室で一時待機となることが多いです。待機の際には椅子を勧められるまでは立って待ち、「座ってお待ちください」などといわれた場合は、「失礼します」と断ってから着席しましょう。

待機の際には他の就活生が同席していることも多いですが、うるさく話すのはNGです。うるさくしてしまうと、面接をしている人の邪魔になったり、企業で働いている人に迷惑がかかったりします。また、スマホを見ていると印象が悪いため、姿勢を正して静かに座り、面接に呼ばれるのを待ちましょう。

お手洗いに行きたいなど、用事があれば担当者に声をかけても構いません。用事がある場合以外は静かにし、面接に備えて集中力を高めておくことが大切です。

入室

待合室から面接会場に呼ばれると、いよいよ面接がスタートします。面接をする部屋に入室する際には、ノックをして中の人に声をかけてから扉を開けます。ノックはゆっくり大きく3回が基本であり、2回はトイレノックといわれているため避けましょう。

ノックをし「失礼します」と声をかけて、中の人からの返事を待ちます。「どうぞお入りください」のように、入室許可が出てから再度「失礼します」と声をかけ、扉を開けましょう。

入室した後は、特別な指示がない限り扉を閉めます。このとき大きな音がしないように、ゆっくり丁寧に閉めましょう。椅子が用意されているならそこに向かって椅子の前に立ち、面接官から椅子を勧められてから、「失礼します」といって着席します。

退室

面接が終了すると、「本日の面接は以上で終了です」など、面接官から終了の合図が出ます。面接が終了したなら、まずはその場でお辞儀をし、「本日はありがとうございました」と感謝の気持ちを述べましょう。

その後立ち上がって荷物を持ち、「失礼します」と会釈をして、出口に向かいます。出口でも再度振り返り、「失礼します」と声をかけてから退室しましょう。この際もう一度お礼の言葉を述べても構いません。

退室する際には扉をゆっくりと閉めます。大きな音をさせたり、開けっ放しで帰ったりすると、がさつな印象を与えてしまうため注意が必要です。退室後も企業を出るまでみられていることが多いため、すぐにスマホをみたり騒いだりせずに、速やかに企業を後にしましょう。

面接でよく聞かれる質問

面接は面接官が質問し、就活生がそれに回答する質疑応答の形式で進みます。そのため、事前の対策としては、どのようなことを聞かれるかを想定して、事前に回答を考えておくことが大切です。

面接での質問内容は企業によって違い、場合によってはユニークな質問をされることもあります。しかし、頻出の質問は、ある程度決まっています。業界や企業に関係なく聞かれやすい質問は、それだけ採用において重要なポイントといえるため、なにを聞かれるのかは把握しておきましょう。

自己紹介

面接が開始するとすぐに、自己紹介を求められることが多いです。自己紹介は自分についての基本情報を述べることはもちろん、自分がどのような人間で、いかなる性格をしているか、個性があるのかなどを簡潔に伝えます。

そのため、名前や出身大学を伝えるだけでは情報として不十分であり、自分らしさをアピールできるエピソードを用意しておかなければなりません。ただし、自己紹介はあくまで面接に入るまでのアイスブレイクとしての役割を果たしたり、面接で詳細なことを聞くための取っ掛かりとなったりする部分です。

そのため、自己紹介で長々とアピールをする必要はありません。大体1分程度を目安にして、自分について簡潔に伝えられるようにアピール内容を考えておきましょう。

志望動機

志望動機は面接でも定番の質問であり、履歴書やエントリシートでも問われることが多いです。基本的には応募書類に記載した内容に合わせてアピールします。応募書類の記載内容と面接でのアピール内容が大きく違っていると、どちらが本当の志望動機なのかわからず、評価されない場合があるため注意が必要です。

考え方としては、応募書類に書ききれなかった内容を、口頭で補足して伝えると考えればよいでしょう。志望動機はその業界や企業を志望する理由を伝えるものであり、就職への熱意を伝えることが大切です。

なぜその企業なのか、他の企業ではだめな理由はなにかなど、他社との差別化を図りましょう。また、企業でどのように活躍したいのかも、簡単に述べておくと評価されやすいです。

自己PR

自己PRは自分のよさを伝えるものですが、これは企業目線でみた自分のよさである点に注意が必要です。そのため、どのような内容でアピールしても評価されるわけではなく、企業が求める人材像と合っているかどうかが、評価の基準になると考えましょう。

そのため、志望先によって自己PRの内容は変えることが大切であり、志望先の企業がなにを求めているのかを、事前に把握しておくことが大切です。もちろん、無理に志望先が求める人材像と完全に一致したアピールをする必要はありません。

企業の理想像から大きく離れていないなら、多少違っていてもアピールは可能であり、評価もされます。自己PRは企業に対して自分の採用メリットを伝えるものであるため、自分を採用した場合どのような利益があるのか、いかに活躍できるかを述べましょう。

長所・短所

長所と短所はそれぞれ単独で質問される場合もあれば、両方を同時に聞かれることもあります。長所は自己PRとは違い、自分が考える自分のよさを伝えて構いません。ただし、その魅力が仕事でいかに活用できるのかをあわせて伝えることで、より高評価を獲得しやすくなるでしょう。

短所を伝える場合には、それとどのように向き合っているか、いかなる方法で改善を目指そうとしているかにまで触れることが大切です。ただ短所を端的に述べるだけでは、マイナスの印象を与えるだけで終わってしまい、評価を下げられてしまう可能性が高いです。

短所は自分なりに反省し、改善しようとしていることも含めて伝えることで、向上心や前向きな姿勢が伝わり、好印象を与えやすくなります。

キャリアプラン

将来のキャリアプランについても、面接では聞かれることが多いです。キャリアプランの聞き方は企業によって違いますが、5年後や10年後など、長い目で見た場合のプランを求められることが多いです。

キャリアプランはできるだけ明確にし、かつ現実的なものを述べるようにしましょう。例えば国内でしか生産、販売をおこなっていないメーカーの面接で、世界中に拠点を作り、商品を流通させるといったプランを提示しても、評価されにくいです。

現実を見据えたうえで実現可能なプランを提示することで、働いている姿を具体的にイメージしてもらいやすくなるため、評価にもつながります。また、描いているキャリアプランをどのように達成していくのか、自分がしようとしている努力にも言及すると、評価されやすいでしょう。

逆質問

面接の最後には、就活生から面接官に対して質問を求める、逆質問をされることがあります。「最後になにか聞きたいことはありますか」といったものが逆質問であり、ここでなにを聞くかも面接での評価に含まれます。好印象を与えるには、企業や仕事について、社会人生活について尋ねるのがおすすめです。

ただし、調べて簡単にわかることを聞いてしまうと、事前の企業研究ができておらず、志望意欲が低いと判断されることもあるため、注意しなければなりません。NGなのは仕事の条件や給料、休みなどについて聞くことです。

また、「特にありません」と答えて質問しない場合も、企業への興味関心が薄いと思われ、マイナス評価になる可能性があるため、逆質問は必ずおこないましょう。

よくある質問一覧

・学生時代にもっとも打ち込んだことはなんですか
・これまでに挫折した経験はありますか
・最近読んだ本について教えてください
・学業以外ではなにに力を入れましたか
・ゼミでの研究内容を教えてください

企業や面接官によってどのような質問をするかは異なりますが、学生自身の体験や考えを問う質問をされることは多いです。学生時代にどのようなことに取り組んだのか、学業以外で頑張ったことはあるか、失敗した経験があるかなどは質問されやすいでしょう。

これらは就活生の人となりを知るための質問であり、経験そのものを見ているわけではありません。そのため、経験を通じてどのように成長できたのか、いかなる思いを持って取り組んだのかなどを伝えると、好印象を与えやすいです。

面接はマナーの確認や質問対策をおこない有利に進めよう

就活の面接を有利に進めるには、面接の流れを把握したり、マナーを確認したりすることが大切です。面接の流れを頭に入れておくと、次になにをすべきかが予測できるため、素早く行動に移せます。

また、やるべきことが把握できていると本番での緊張もほぐれやすく、より本来の自分をみてもらいやすくなるでしょう。面接にはさまざまなマナーがあるため、悪印象を与えないためには、これらを把握しておく必要があります。

また、面接では聞かれる質問がある程度共通しているため、頻出のものは回答内容を事前に考えておくことが大切です。事前の準備や対策で面接はスムーズに進められ、評価もされやすくなります。対策は徹底的におこない、面接で高評価を獲得して、就活を有利に進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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