就活のマナー

【就活に名刺は必要ない】作成した場合の効果と気を付けるポイント

就活に向けて名刺を準備する就活生もいる

ビジネスの場では名刺は必須のアイテムですが、就活生が使用するのはあまり一般的ではありません。しかし、就活生によっては、名刺を用意する人もいます。就活で名刺を使用したいなら、どのような場合に使えるのか、また採用担当者にいかなる印象を与えるのかを知っておくことが大切です。

また、名刺を使うとして、どのようなデザインなら悪印象を与えず、採用担当者の記憶に残りやすいのかも把握しておきましょう。ビジネスで使用する名刺と、就活で使用する名刺ではさまざまな点が異なります。

そのため、就活ならではのポイントを把握しておくことが大切です。就活における名刺の役割はどのようなものなのかを把握して、自分に合ったやり方で就活を進めていきましょう。

就活において名刺は不要

結論からいえば、就活では名刺は必須ではありません。基本的には不要なものであるため、作成しなくても構わないと考えましょう。名刺には個人情報を載せますが、就活生についての情報や、履歴書やエントリーシートなどをみると確認できます。

また、採用担当者は何十人、あるいは何百人もの就活生に会うため、全員に名刺を渡されると保管が面倒になるでしょう。このような点から、就活では基本的には名刺が不要であると考えましょう。

名刺が就活においてよい効果を発揮する場合もある

就活では名刺は不要であるため、無理に作る必要はありません。しかし、名刺がよい効果をもたらすこともあります。名刺を持っていることでスムーズに就活が進められるケースもあることは理解しておきましょう。

ただし、名刺を持っているからといって、それだけでプラスに働くとは限りません。。名刺がよい効果をもたらすのは、あくまで名刺を正しく活用できた場合です。そのため、有効活用するには、正しい使い方を把握しておかなければなりません。名刺の有効活用の方法を把握しておくことで、就活がより有利かつスムーズに進められる場合があるでしょう。

連絡先の交換がしやすい

就活生が名刺を持っていることで、連絡先を交換しやすいというメリットがあります。就活中は、企業と連絡を取る機会も多いです。説明会の案内や面接の日程の通知などで、メールや電話をすることがあります。名刺があると、素早く連絡先を交換できるため、自分も相手も手間が省けるでしょう。

また、OB訪問をした場合など、個人的な連絡をする際にも名刺があると連絡が取りやすいです。スムーズに連絡が取れることで、企業からのコンタクトが増える可能性もあります。企業との接点を持ちやすくなり、距離感が縮まる点は名刺を持つメリットといえます。

「名刺をくれた就活生」として印象に残りやすい

就活において名刺は必須ではないため、持っているだけで採用担当者の印象に残りやすいです。仮に説明会や面接などでそれほど目立たなかったとしても、名刺を渡していると「名刺をくれた就活生」として、記憶に残りやすいでしょう。

もちろん、名刺を渡したからといって、それ自体がプラスの評価につながるわけではありません。名刺が邪魔になったり、採用担当者に悪印象を与えたりしている場合は、マイナス評価につながりかねないことも理解しておきましょう。

就活のために名刺を作成する場合のポイント

就活のために名刺を作成しようと考えているなら、さまざまなポイントに気をつける必要があります。名刺は自分で自由に作成できますが、どのようなものでもよいわけではありません。

せっかく名刺を作成しても、名刺に記載されている内容やデザイン次第では、マイナスの印象を与えてしまうこともあるため注意が必要です。名刺を渡して悪印象を与えないためにも、就活における名刺作成のポイントとはどのようなものなのかを把握しておきましょう。

なるべくシンプルなデザインにする

就活生が持つ名刺は、なるべくシンプルなデザインのほうがふさわしいとされています。名刺には色柄をつけたり、デザインを入れたりすることも可能ですが、派手なものだと悪印象を与えてしまう可能性が高いです。名刺が派手だと悪印象が強く残ってしまい、選考でのマイナス評価につながる可能性もあるため、注意しなければなりません。

また、デザインが派手だとフォーマルなものではないとみなされ、就活への意識が低い、社会人としての自覚がないと思われることもあります。就活で使用するなら、悪目立ちしない無地のものがおすすめです。目立つことが目的ではなく、連絡を取りやすくすることが名刺の最大の狙いであることを意識して、凝り過ぎたデザインにはしないようにしましょう。

志望先によっては名刺で個性をアピールしてもOK

就活生が使用する名刺は、基本的にはシンプルなデザインを心がける必要があります。しかし、志望先次第では、デザインを豊富に取り入れた個性的なものでも問題ない場合があります。

個性的な名刺でも問題がない志望先としては、デザイン系の仕事があげられます。自分で名刺をデザインすることで、デザイン力がアピールでき、実力を評価されることもあるでしょう。また、アパレルなどセンスが問われる業界や、IT業界など先進的な考えを持っている志望先の場合でも、個性的な名刺を評価されることがあります。個性的な名刺を使って評価につながるのはごく一部の業界であるため、基本的にはシンプルなデザインで作成するのがおすすめです。

名刺に記載する項目は学校名や連絡先など

名刺に記載する項目は、氏名や学校名、連絡先などです。記載項目は簡潔にすることが大切であり、情報を盛り込みすぎるのはNGです。名刺に多くの情報が載ってしまうと、見づらくなってしまい、連絡を取る際に不便になってしまいます。

名刺本来の用途で使いづらくなると、それだけで悪印象になる可能性があるため注意しましょう。また、記載する項目が多いと、万が一紛失した際に個人情報が流出してしまう危険性があります。

採用担当者に悪印象を与えないだけではなく、自分を守る意味でも名刺には必要最低限の情報のみ記載するのがおすすめです。名刺の記載項目に困った場合は、社会人の人に名刺をみてもらい、そのデザインを参考にしてなにを載せるか考えてみてもよいでしょう。

肩書きを並べて見栄を張るのはNG

名刺でアピールしたいと考え、自分の肩書を掲載したいと考える人もいるでしょう。実際に部活動でキャプテンをしていたり、課外活動などで団体に所属しているなどして、なんらかの肩書を持っている場合はあります。

しかし、就活で使用する名刺に肩書を並べることはNGであり、不要な情報を記載してしまうと印象が悪くなりやすいです。特に複数の肩書を持っており、それをすべて記載してしまうと、見栄を張っていると思われることも少なくありません。

本来の自分よりもよく見せようとする姿勢が、マイナス評価につながることも多いです。名刺には基本的には肩書は記載せず、どうしても載せたいならなにかひとつに絞ったほうが、余計な印象を与えずに済むでしょう。

名刺交換を禁止している企業もあるため注意

ビジネスの場では名刺を使用することが多いですが、すべての企業で名刺交換をしているわけではありません。中には個人情報管理のために名刺交換を禁止している企業もあるため、この点には注意が必要です。

こちらから名刺を差し出して会社の決まりで交換ができないと断られた場合は、すぐに引き下がりましょう。交換ができないといわれているのに、一方的に交換を求めたり、名刺を押し付けたりすると自分勝手な印象を与えてしまい、評価を下げられてしまいます。

名刺交換ができないからといって、自分自身をアピールできないわけではありません。選考で積極的にアピールすることで、自分のよさは伝えることができます。名刺だけがアピールする場ではないため、交換を断られた場合は素直に引き下がりましょう。

名刺入れは用意しておいたほうが便利

採用担当者やOBなどから名刺をもらえる場合もあります。そのため、名刺入れは持っておいたほうが便利です。名刺を受け取る際のマナーも把握しておきましょう。

名刺を受け取る際には、名刺入れを台にして両手で受け取るのが基本のマナーです。片手でもらったりするのはマナー違反となるため、注意しましょう。また、もらった名刺を名刺入れ以外にしまうこともマナーとなります。そのため、名刺入れは持っていたほうが便利でしょう。

名刺れはもらった名刺を保管するだけではなく、自分の名刺を持ち歩く際にも使えます。渡す名刺が折れ曲がっていると印象が悪いため、きれいな状態で渡すためにも名刺入れで保管しておきましょう。

就活に名刺は不要だと知った上で作成するか判断しよう

就活は名刺は必須なわけではなく、基本的には不要です。そのため、余裕がない場合は無理に作成する必要はありません。しかし、名刺を持っていることで採用担当者と連絡が取りやすくなったり、印象に残りやすかったりするといったメリットはあります。

そのため、就活をスムーズに進めたいなら、名刺を作成してみてもよいでしょう。就活で名刺を使うなら、ビジネスマナーやフォーマルさを意識することが大切です。派手なデザインの名刺だと印象が悪くなり、選考での評価がマイナスになってしまうことも少なくありません。

就活で名刺は不要であるという前提は理解しておき、そのうえで作成するかどうかを決めることが大切です。もし使うなら、マナーを守り、正しい方法で活用しましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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