ES(エントリーシート)

【エントリーは何社にするべきか】就活における平均と選考数の決め方

エントリーは何社するべきなのか

選考に挑戦するには、企業にエントリーをしなければなりません。しかし、何社くらいエントリーするとよいのか、悩んでしまう人は多いでしょう。少しでも多くの企業にエントリーをしておくことで、幅広い企業の選考にチャレンジできます。

ただし、エントリー数が多すぎると、どの企業への就職を考えるべきかで、悩んでしまうこともあります。つまり、エントリー数は多すぎても少なすぎてもよくなく、自分にとっての最適な数を把握しておくことが大切です。

何社エントリーすると自分にとってはちょうどよいのか、他の就活生の平均も参考にしながら知っていきましょう。適正な数でエントリーすることで、就活はよりスムーズに進めやすくなります。

19年卒の平均エントリー数は26.2

2019年卒の就活生の平均エントリー数は、26.2社です。25~26社程度が平均であり、これを下回る場合は、エントリー数はやや少ないといえるでしょう。ただし、平均はあくまで目安であり、必ずしもこの数字に合わせる必要はありません。

そもそも平均でわかるのは、就活生全体のエントリー数を合計して母数で割った数であり、実際に全員が25社程度エントリーしているわけではないことは理解しておきましょう。

例えば1社だけエントリーしている人と、49社エントリーした人で平均を出した場合でも、平均エントリー数は25社となります。平均は絶対的な指標でなはないため、あくまで目安程度と考えておき、何社エントリーするかは自分の就活の進め方によって決めましょう。

何社エントリーすればいいのかは人によって異なる

そもそも就活のやり方に明確な決まりはなく、絶対的な正解や不正解もありません。そのため、どのような方法で進めようと、納得できる結果が得られたなら正解といえます。これは企業へのエントリー数も同じであり、何社にエントリーしようと、正解不正解はありません。

何社にエントリーするかは人によって違い、何社程度がよいのかも個人差があります。つまり、人によって少ない数でエントリーしたほうが就活が上手くいくこともありますが、別の人は多くエントリーしたほうがよいということもあるでしょう。

エントリー数は人によって異なるため、自分の場合は多いほうがよいのか、それとも少ないほうがよいのかを考えておくことが大切です。

エントリー数が多い場合のメリットとデメリット

企業へのエントリーは、採用ページなどから応募するだけで簡単にできます。そのため、自分の意欲次第で多数の企業にエントリーをすることも可能です。

エントリー数を多くすることには、メリットとデメリットの両方があります。そのため、それぞれの特徴を知り、自分にとってはメリットとデメリットのどちらのほうが大きくなりそうかを考えておくとよいでしょう。ここでは、エントリー数が多い場合のメリットとデメリットを紹介します。

メリット:自分に合う会社が意外な業界でみつかる可能性がある

エントリー数を多くすることでさまざまな業界、企業への選考にチャレンジできるようになります。そのため、自分では想定していなかった業界で、自分に合う企業がみつかることもあるでしょう。

意外なところから自分に合った仕事をみつけられることもあり、仕事の選択肢や視野を広げやすいことが大きなメリットです。このメリットを得るには、幅広い業界にエントリーをすることが重要でしょう。

どれだけエントリー数が多くても、すべて同じ業界では視野はそれほど広がらず、新しい発見がない場合もあります。興味のある業界はもちろん、少し気になる程度の業界でも積極的にエントリーをしておくことで、思わぬところから天職がみつけられることもあるでしょう。

デメリット:時間に追われ余裕がなくなる

エントリー数が多くなりすぎると、時間に追われて余裕を持って就活を進めにくくなるというデメリットがあります。エントリー数が多いほど、選考への参加数は多くなりますが、あまりにも大量だと1社ごとへの対策が不十分になりやすいです。

就活では企業説明会や書類選考、面接などさまざまなイベントがあり、エントリー数が多いとスケジュールの組み立てが難しくなることもあるでしょう。場合によっては選考が重なってしまい、どちらかを諦めなければならないこともあります。

スケジュールの管理ができないことで、対策が不十分なまま選考に臨むことになり、失敗することもあります。視野を広げられる一方で、就活スケジュールの管理が難しくなることは、エントリー数を増やした場合のデメリットとして覚えておきましょう。

エントリー数が少ない場合のメリットとデメリット

エントリー数が多い場合と同様に、エントリー数が少ないケースでもメリットとデメリットの両方があります。エントリー数を増やした場合のメリット・デメリットと比較しながら、自分にはどちらが合っていそうかを考えるのがおすすめです。

一般的にはエントリー数が10社以上だと少ない、20社程度だとやや少ないといえます。あえてエントリー数を減らすことで、どのようなメリットとデメリットがあるのかを把握しておきましょう。

メリット:志望度の高い企業に集中できる

エントリー数を少なくした場合のメリットとしては、志望度の高い企業の選考に集中できることがあげられます。エントリー数が多いと、多数の企業の選考の対策をしなければならず、時間的な余裕が持ちづらいです。

しかし、エントリー数を少なくすることで、特定の企業の対策を念入りにおこなうことができ、内定を獲得する可能性も高められるでしょう。また、就活中は就活以外にも、大学の授業やアルバイトなど予定が入ることも少なくありません。

エントリー数が少ないなら、スケジュールが被る心配もそれほどなく、選考を諦めずに済む場合も多いです。志望度の高い企業に集中することで、内定獲得の確実性は上がり、素早く就活を終えられることもあります。

デメリット:落ちてしまった時に挽回できるチャンスが少ない

エントリー数が少ないと、不採用になった場合に挽回のチャンスが減ってしまうことがデメリットです。仮に5社だけエントリーしていた場合、すべて不採用になってしまうと、またエントリーから始めて就活をやり直さなければなりません。

エントリーの期限は企業によって決まっており、場合によっては選考へのチャンスすらなくなってしまうこともあります。つまり、最初にエントリーした企業の選考ですべて落ちてしまうと、その後エントリー数を増やすことが難しくなり、就職が決まらずに卒業を迎えてしまうこともあります。

企業によっては通年でエントリーの受付をしていることもありますが、すべての企業がこの限りではないため、落ちてしまった場合のリスクが高いことはデメリットです。

何社にエントリーすればいいか分からない場合の判断基準

エントリー数は多くしすぎても、反対に少なすぎても就活に失敗する可能性があります。両方の場合でメリットとデメリットがあるため、実際に何社にエントリーするとよいのか、判断がつかないという人もいるでしょう。

適切なエントリー数がわからない場合は、判断基準を参考にしながら、自分に合った数でエントリーをすることが大切です。判断基準にはどのようなものがあるのかを知り、自分の場合はどれくらいのエントリー数がよいのかを把握しておきましょう。

明確な目標やビジョンがある就活生はエントリー数を少なくする

就活において明確な目標やビジョンがある場合は、エントリー数を少なくすることがおすすめです。自分のやりたいことが決まっているのにエントリー数を多くしてしまうと、過密なスケジュールで選考への対策が難しくなり、失敗する可能性もあります。

就職したい業界や企業が決まっている、どのような仕事がしたいかが明確になっている場合は、エントリーする企業を絞り込んでおくとよいでしょう。必要最低限の企業にだけエントリーしておくことで、選考に集中しやすくなり、内定を獲得できる可能性も高まります。

就職先の検討がついており、それ以外の業界や企業に興味を持てない場合は、不用意にエントリー数を増やすと就活に失敗しやすいため注意が必要です。

目標やビジョンを叶えられる業界や職種に絞ってエントリーする

エントリー数を少なくする場合は、掲げている目標やビジョンが叶えられる業界や職種に絞って、エントリーをすることが大切です。エントリーする企業を絞り込んでおくことで、効率的に対策がしやすくなり、選考も有利に進めやすくなります。例えば住宅系の仕事に興味があるなら、住宅メーカーや不動産会社などに絞ってエントリーするのがおすすめです。

志望先の業界を増やしてしまうと、その分対策が必要になってしまい、時間的な余裕が持てなくなってしまうこともあります。他の業界や職種に興味が持てないなら、無理にそれらにエントリーする必要はありません。自分がやりたいことを実現できる志望先を考え、それらに限定してエントリーすることで、就活はスムーズに進めやすくなります。

就職の軸がまだない就活生はエントリー数を多くする

就活の軸がまだ決まっておらず、明確な目標やビジョンも持てていない場合は、幅広い業界や職種をみて、エントリー数を増やすのがおすすめです。就活の軸がない状態だと、どのような志望先を選ぶことが適切なのかも判断できません。

やりたいことが決まっていないなら、幅広い業界や職種にエントリーしたほうが、選考過程で自分に合った仕事をみつけやすいでしょう。また、エントリーしたからといって、必ずしも選考にまで進む必要はありません。

資料を請求したり、説明会に参加したりして、興味を持てる企業のみ選考に進むことも可能です。エントリーするだけなら何社しても問題はないため、情報やスケジュールの管理ができる範囲内で、エントリー数を増やすとよいでしょう。

対象を絞らずに強みや経験を活かせる企業にエントリーする

就職先を明確に決められていない場合は、対象を絞らずに広い視野を持ってエントリーすることが大切です。エントリー先を絞り込んでしまうと、自分の可能性を狭めることになってしまい、本当に自分に合った企業や仕事がみつけられない可能性があります。

そのため、やりたいことが決まっていないなら、自分の強みや過去の経験を活かせそうな業界や職種を考え、積極的にエントリーしていきましょう。エントリーした時点ではそれほど興味がなくても、選考を進める中で自分に合った企業をみつけられることもあります。

明確な目標やビジョンがない場合に対象を絞り込んでしまうと、就活の方向性を見失いやすいため、まずはさまざまな業界や職種をみて、志望先を考えていきましょう。

メリットとデメリットを知ったうえで何社にエントリーするべきか決めよう

就活をスムーズに進めるには、何社にエントリーするかは重要なポイントです。人によって最適なエントリー数は違い、5社程度でちょうどよいという人もいれば、30社以上エントリーすることで就活がスムーズに進められるという人もいます。

大切なのは、エントリー数が多い場合と少ない場合それぞれのメリットとデメリットを知ることです。両方の特徴を把握して、自分の場合はどちらが適しているのかを考えていきましょう。

エントリー数が少ないと志望先の選考対策はしやすいですが、落ちたときに挽回しづらくなります。エントリー数が多いと、幅広い可能性を探れますが、スケジュールが過密になりやすいです。それぞれの違いを把握して、何社にエントリーすることが適切なのかを考え、自分なりのやり方で就活を進めましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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