インターン

【インターンシップの内容とは】参加するメリットとプログラムの違い

インターンシップの内容は企業や機関によって異なる

インターンシップは、企業が就活生のために実習や研修といった就労体験の場を提供する制度のことです。インターンシップで実際に仕事を体験することで、業界や企業について深く知ることができます。選考試験に役立つことも多く、参加する就活生は年々増加傾向にあります。インターンシップに参加を希望するなら、募集時期や実施期間など基本的な情報をあらかじめ確認しておきましょう。

また、企業によってプログラムの内容はさまざまです。志望する業界・企業ではどのようなインターンシップがおこなわれるのかも合わせてチェックしておくとよいでしょう。ここでは、インターンシップの内容や参加するメリット、プログラムの違いについて詳しく解説していきます。

インターンシップは大学3年の6~2月の期間におこなわれる

インターンシップは、主に大学3年の6~2月の期間に実施されています。学業に影響が出ないよう、夏休みや春休みにおこなう企業が多くなっていますが、それ以外の時期でもインターンシップを受け入れている場合があります。

基本的に、企業はインターンシップ開催日の1~2ヶ月前からエントリーを受け付けます。気になる企業があったら、インターンシップの開催時期と申し込み開始日をしっかりチェックしておきましょう。

6月にインターンシップサイトからエントリーを始める

インターンシップは、就活情報サイトや企業のサイトからエントリーをおこないます。8月に実施されるインターンシップは、6月からエントリー可能としている企業が多くなっています。申し込みが近くなると、サイトにインターンシップ募集の専用ページが設けられますので、チェックしてみましょう。

インターンシップの選考は、エントリーシートのほか、面接やグループディスカッションなどとなっています。選考試験がなく、サイトからのエントリーのみで参加できる場合もあり、選考の方法も企業によって異なります。

詳しいプロセスはサイトに掲載されていますので、確認してみましょう。一年を通して短期インターンシップを募集している企業もあります。

インターンシップの主な実施期間は8~9月と12~2月が多い

学校の長期休暇に合わせて8~9月、12~2月にインターンシップを実施する企業が多くなっています。なかでも夏におこなわれるサマーインターンシップは最も一般的で、就活生にも人気です。

夏におこわれる短期インターンシップは、これから始まる本格的な採用活動に向けて企業の知名度を上げる目的があります。就活生の能力をチェックして内定に繋げるというより、企業の特徴や具体的な業務内容を紹介し、就活生に興味を持ってもらうためにおこなわれています。

一方のウィンターインターンシップは、12~2月の開催が多く、本選考と時期が近くなっています。より深く企業について理解を深める目的で、グループワークなど就活生の能力をチェックするためのプログラムが多い傾向です。サマーインターンシップに比べて、選考に直結しやすいのが特徴といえます。

インターンシップに参加するメリット

インターンシップを実施している企業は多く、参加する就活生も増えています。インターンシップに参加した就活生は、企業で働く社員と直接話す機会があったり、実際の業務を体験できたりと、さまざまなメリットを感じています。

企業説明会やホームページでは分からない、深い部分まで知ることができるインターンシップは、これからの選考にも役立つはずです。ここではインターンシップに参加するメリットについて詳しく紹介していきます。

業界・企業研究に役立つ

実際に企業の業務を体験することは、業界・企業について理解を深めるきっかけになります。また、インターンシップに参加することで、自分と企業が合っているかどうか知ることができます。

企業の社風や職場の雰囲気は、仕事をしてみないと分かりません。これまで持っていたイメージと実際の業務内容が異なっていると、入社後に「こんなはずじゃなかった」と感じることもあります。インターンシップは就活生と企業のお互いのミスマッチを防ぐ目的もあるのです。

業界・企業の研究は今後の選考にも不可欠です。魅力のある志望動機や自己PRを作成するには、企業について深く理解しておくことが大切になります。自分の希望や今後のビジョンを明確にするためにも、インターンシップに参加して業界・企業研究に役立てましょう。

就活が有利に進められる

インターンシップは、就活生の就労体験を目的として開催されているため、選考には直接関係ないといわれています。しかし、実際にはインターンシップの参加を応募の条件としている企業や、インターンシップで成果を出した就活生に、通常の選考プロセスである書類選考をパスできる権利を与える企業もあるようです。

ITベンチャー企業や金融系、総合商社のなかにはインターンシップ参加で優遇処置が取られることも多く、企業によって対応は異なります。基本的には本選考に関係ないとされていますが、インターンシップの参加で就活が有利に進められる可能性はあるといえるでしょう。

実際の業務を体験できる

インターンシップで実際の業務を体験することで、入社後のイメージや将来のビジョンが明確になります。また、採用情報や企業のホームページだけでは分からない、現場の雰囲気も知ることができるでしょう。また、インターンシップでは補助的な作業ではなく、実務に近い体験ができるため、企業の詳しい業務内容が把握できます。

実際に業務をおこなうことで、企業の求める人物像や、仕事に必要な能力、企業の主力商品・サービスについても理解を深められ、自分と企業が合っているのかどうかの判断ができるはずです。これまでは気付かなかった、自分の適性についても分かるかもしれません。インターンシップで実際の業務を体験しておくと、就活の選考でアピールするためのヒントになります。

インターンシップの種類と内容

インターンシップの種類や、内容についてみてみましょう。インターンシップの期間は1~2日でおこなわれる短期と、1週間~1ヶ月の中期、1ヶ月以上の長期に分かれています。

開催期間によって内容が異なりますので、あらかじめ興味のある企業のインターンシップについて確認しておきましょう。短期インターンシップでは研修やセミナー、長期では実務体験をおこなうのが一般的です。それぞれの種類や内容をチェックしてみましょう。

短期インターン:1day

1dayインターンは1日でおこなわれるインターンシップで、忙しくても参加しやすい、気軽に参加できるなどのメリットがあります。企業が1dayインターンを実施する主な目的は、就活生に自社を知ってもらう機会を作ることです。

多くの就活生と接触し、企業について知ってもらい、応募へのきっかけにつなげたいという狙いがあります。実際の現場の見学や体験で、どのような仕事をおこなっているのか具体的なイメージを持つことができます。

1dayインターンでは、参加した就活生がグループに分かれて、設定されたテーマについて解決策を話し合うワークショップをおこなう企業もあります。業務に関係したテーマが出題されるため、業界や企業について理解を深めることができます。

短期インターン:2day

2日間でおこなわれる2dayインターンでは、企業説明や簡単なワークをおこなうことが多くなっています。グループディスカッションを数回に分けて実施したり、業界や企業に関するゲームをしたりなど、体験型形式が一般的です。

1dayに比べ参加者同士がコミュニケーションを取りやすく、お互いに就活への理解をより深めることができます。自分とは異なる意見を聞くことで、就活のヒントがみつかったり、今後の選考に役立つ情報を得られるかもしれません。

グループディスカッションの後には、プレゼンテーションをおこないます。2dayインターンシップは就活生の能力をチェックする意図もあり、論理的思考や相手に分かりやすく伝える能力が求められるでしょう。

中期インターン:1週間~1ヶ月

短期インターンと長期インターンの中間で、1週間~1ヶ月の日程で実施されるインターンシップが中期インターンです。中期インターンに参加する就活生は、短期と比較すると少ない傾向にありますが、参加者の満足度は高くなっています。短期よりもより本格的に業務を体験でき、現場で働く社員と関わる機会も増えます。入社後のイメージが掴みやすく、業界・企業について理解を深めるために役立ちます。

中期インターンは、書類選考や面接を経て参加することが多く、内容はグループワークが中心です。また、インターンシップの成果によっては採用に影響が出る可能性もあります。給料が出る中期インターンもありますが、面接が複数回おこなわれるなど、選考は厳しい傾向です。

長期インターン:1ヶ月以上

長期インターンは、1ヶ月以上の日程で実施されます。実際の業務を体験し、ほとんどの場合給与が支払われます。なかには、1年以上の期間に渡りインターンをおこなう企業もあります。長期インターンとして参加できる業種は営業、エンジニア、デザイナー、マーケティング、ライター、事務、企画などが挙げられます。

長期で仕事をおこない、給与をもらえるためアルバイトと似ている部分もありますが、この2つの大きな違いは、任せてもらえる仕事の範囲です。通常、アルバイトと社員では業務内容が異なり、アルバイトは決められた仕事をおこないます。一方、インターンは仕事の範囲を限定せずに、社員と同じように幅広い業務を任せられます。難易度の高い業務に取り組む機会もあり、スキルアップすることが可能です。

インターンシップでおこなわれるグループワークの内容

インターンシップでは、多くの企業でグループワークが実施されます。参加した就活生同士でいくつかのグループを組み、あたえられたテーマについて議論したり、課題解決の方法を導き出したりして、最終的にはプレゼンテーションをおこないます。

グループワークは企業の会議と同じく、情報共有やアイデア提供、意思決定のプロセスが必要となります。入社後の疑似体験をすることで、会議での役割や立ち振る舞いを学ぶのが目的です。テーマは企業や職種によって異なりますが、実務に関連のある内容がよく出題されるため対策しておきましょう。

内容を確認し目的に合うインターンシップへ参加しよう

インターンシップをおこなう企業は増加傾向にあり、参加する就活生も増えてきています。インターンシップへ参加するメリットは、実際に業務を体験できる、企業や業界について理解を深められる、自分の適性を知ることができる、などが挙げられます。企業によってはインターンシップの成果が、選考に影響する場合もあるでしょう。

インターンシップの内容は企業や職種によって異なり、期間も1日~1ヶ月以上とさまざまです。学校の長期休暇に合わせて実施されるのが一般的ですが、開催時期や期間でも変わりますので、興味のある企業のインターンシップについて確認しておきましょう。実際に業務を体験し、社員と交流できるインターンシップの貴重な機会を活かし、今後の就活に役立てましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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