面接対策

【面接で聞かれることの回答例】上手く答えるコツを解説

面接でよく聞かれることは共通している

面接は質疑応答の形式で進み、どのような回答をするかによって評価が決まります。評価してもらうには、事前に回答を考えておき、スムーズに答えられるように準備しておくことが大切です。

しかし、面接で何を聞かれるのかがわからず、事前の対策ができないと悩む人もいるでしょう。確かに業界や企業によって面接での質問内容は異なりますが、実は共通して聞かれやすい質問もあります。よく聞かれることは何かを把握しておくことで、事前の対策はしやすくなり、よりスムーズに回答できます。

聞かれやすいということは、それだけ企業も重要視している証拠です。面接で聞かれることを知り、徹底した準備をすることで就活を有利に進めましょう。

面接でよく聞かれること10選

・自己紹介をしてください
・自己PRをしてください
・志望動機は何ですか
・学生時代に頑張ったことは何ですか
・あなたの長所と短所は何ですか
・就職後にどんな仕事をしたいですか
・10年後のキャリアプランについて教えてください
・希望年収はいくらですか
・他社の選考状況について教えてください
・逆質問はありませんか

面接で聞かれることはある程度決まっており、上記の10個は特に頻出の質問です。聞かれやすいことは事前に回答を考えておき、本番でもスムーズに答えられるようにしておきましょう。

①自己紹介をしてください

○○大学経済学部経済学科から参りました、○○と申します。私はサッカー部に所属しており、ポジションはゴールキーパーです。コートの一番後ろから全体をみることで広い視野を身につけ、物事を冷静に判断できるようになりました。面接でも自分を客観的にみてアピールしていきたいと考えています。本日は、よろしくお願いします。

自己紹介では大学名や学部、学科や氏名などの基本的な情報を伝え、自身のプロフィールを簡単に説明します。この際にアピールポイントも提示しますが、深堀りする必要はありません。あくまで簡単に述べるだけに留めておき、詳細なアピールは自己PRなど別の質問をされたときにおこないましょう。

②自己PRをしてください

私の強みは継続力があり、一度決めた目標を曲げずに、最後までやり遂げられることです。大学時代は水泳部に所属しており、チームで一番速く泳げるように、練習後に毎日50mを50本泳ぐことを自分に課しました。辛いときでも誰よりも速くなりたいという一心で乗り越え、引退するその日まで毎日続けることで、チーム最速の記録を出せたことは私の誇りです。
御社でも目標を決めたら投げ出すことなく取り組み続け、日々成長を続けることで活躍したいと考えています。

自己PRでは自分にどのような強みがあるのかを、最初に述べることが大切です。どのような経緯でそのスキルを身につけたのかを提示し、それが企業での仕事にいかに役立てられるかもアピールしておきましょう。

③志望動機は何ですか

御社を志望したのは、サービスの提供を通じてかけがえのない思い出を多くの人に作ってもらい、幸せな時間を提供したいと考えたからです。大学時代に御社が経営するレストランで食事をした際に、接客サービスのレベルの高さに感動しました。料理がおいしかったことはもちろん、スタッフの方の心遣いやユーモアあふれるトークで楽しむことができ、家族で最高の思い出を作ることができました。私も御社の一員として働き、空間や時間を楽しんで頂くことで、多くの人に幸せを提供したいと考えています。
御社ではお客様ひとりひとりに合わせた接客をし、また来たいと思って頂けるようなサービスをして活躍します。

志望動機は最初になぜその企業を志望するのか、結論を述べましょう。その後志望したいと考えた理由や就職してからの活躍の方法なども伝えると、好印象を与えやすいです。

④学生時代に頑張ったことは何ですか

大学時代は部活動に精を出し、200m走の関東地方での記録を作りました。私が所属している陸上部では、どのようなメニューをこなすかは個人に委ねられており、自分で考え、練習をすることで実力を伸ばしました。私はただ練習量を増やすだけではなく、フォームチェックや筋肉の作りなどの勉強をし、効率的なメニューに取り組んでいます。その結果タイムは伸び続け、関東での最速記録が出せたのは誇りです。
御社でも自分で考え行動することで、よりよい仕事のやり方をみつけ、利益に貢献できる存在へと成長したいと考えています。

学生時代に頑張ったことは、勉強や部活動、サークル活動やアルバイトなど、さまざまなものがアピールできます。どの題材でも何に取り組んだのか、その結果どのように成長できたのかなどを伝えましょう。

⑤あなたの長所と短所は何ですか

長所は計画性があることです。リスクを想定してその対策を考えることで、物事を失敗なくやり遂げられます。短所は少し臆病なところです。リスクを想定しすぎるあまり、少しでも失敗の可能性があると、挑戦を躊躇してしまいます。短所を克服するために、多少のリスクがあっても挑戦する気持ちを持ち続けることを意識しています。
あらゆる方法で対策を考えて、少しでも失敗の可能性を下げることで、難しいことにも積極的に挑戦したいと考えています。

長所と短所はそれぞれリンクしていることが大切であり、お互い打ち消すものでアピールしないようにしましょう。例えば計画性があるのに自由奔放など、逆の個性を提示するとアピールの説得力が下がるため注意が必要です。

⑥就職後にどんな仕事をしたいですか

まずは営業職として働き、現場のノウハウを覚えたいです。営業職で得たスキルや知識を活かして将来的にはマーケティングの仕事をし、現場を理解しているからこそのアイデアを出すことで、ヒット商品を生み出したいと考えています。

どのような仕事がしたいかは、就職してすぐの仕事に言及するだけではなく、将来やりたい仕事について述べても構いません。ただし、その仕事をするようになるまでの過程を忘れずに提示しましょう。

仕事によっては就職後すぐにできないこともあるため、最初にどこで何をするのか、どのような経験を積んだり能力を身につけたりするのかを伝えることが大切です。これらを提示しておくことで、将来やりたい仕事について、真剣に考えていることがアピールできます。

⑦10年後のキャリアプランについて教えてください

10年後はエリア担当のマネージャーとして、関東から東海までを管理し、より大きな利益を上げられる存在になりたいと考えています。その第一歩として、まずは営業職として現場を知り、少しずつ大きな仕事を任せて頂けるように成長を目指します。小さなエリアから管轄を増やすことで、10年後にはより大きなエリアをまとめられるリーダーとして活躍したいです。

10年後のキャリアプランは、どのような経緯でそこに至るのかを具体的に説明することが大切です。ただ10年後どのようにありたいかと伝えるだけでは、説得力がありません。10年後のキャリアプランに到達するための道筋を明確に示し、どのように成長することで目標の達成を目指すのかをアピールしましょう。

⑧希望年収はいくらですか

希望する年収は400万円ですが、入社後の実力によって適切な金額を判断して頂ければと思います。

希望年収を聞かれた場合は、正直に金額を提示しても構いません。しかし、ただ年収を伝えるだけだと印象が悪くなる可能性もあるため、「入社後の実力で判断してほしい」と伝えておきましょう。最終的な判断は企業に委ねることで、より好印象を与えやすくなります。

また、提示する年収はその企業の平均程度であることが望ましく、相場以上の金額を伝えないようにしましょう。例えば平均年収500万円の企業で1,000万円以上欲しいと伝えると、相場を理解していない、企業研究ができていないなどの印象を持たれる可能性があります。志望先の平均年収は事前に調べておき、現実的な金額を提示することが大切です。

⑨他社の選考状況について教えてください

現在○○社が2次面接まで、××社は最終面接まで進んでいます。第一志望は御社ですので、内定を頂けるならすぐにでも就職を決めたいと考えています。

最終選考など、内定が間近になると選考状況について聞かれることも少なくありません。選考状況を聞かれた場合は、正直に答えても問題はありませんが、あくまで第一志望は面接を受けている企業であることは伝えておきましょう。

第一志望がどこかを明確に示すことで、就職意欲の高さが伝わり、より好印象を与えやすくなります。そもそも就活では複数社同時に選考を受けることは当たり前であり、他社の選考を進めているからといってそれだけで悪印象にはなりません。ただ、他の企業のほうが志望度が高いと伝えてしまうと印象が悪くなる可能性は高いため、この点には注意しましょう。

⑩何か質問はありませんか

先ほど○○様がおっしゃっていた、仕事をする上でもっとも重要なマインドについて、詳細を聞かせて頂きたいです。

面接の最後には、「何か質問はありませんか」と逆質問を求められることがあります。逆質問では、企業や仕事についての質問をすることが大切であり、仕事に関係しないことを聞くと、印象が悪くなりやすいです。

また、面接中に気になったことや、疑問に思ったことを聞いても構いません。面接官の発言に言及することで、真剣に面接に臨んでいたことが伝わり、意欲の高さをアピールできます。また、「特にありません」など質問をしないこともNGです。質問なしだと、企業への興味関心がなく志望度が低いと判断される可能性があるため注意しましょう。

面接で聞かれたことに上手く答えるコツ

面接をスムーズに進めるには、どのようなことを聞かれるのか、把握して回答内容を考えておくことが大切です。しかし、質問は把握できてもどのような内容で答えるとよいのか、上手く考えられないことも少なくありません。

面接で上手に回答するには、事前の準備を徹底しておくことが大切です。どのような準備が必要なのかを知り、対策を念入りにおこなうことで面接で聞かれることにも上手に回答していきましょう。

企業は質問から人柄や能力をチェックしていると心得る

面接で聞かれることはさまざまあり、質問によって回答する内容は異なります。しかし、問われている根本的な部分は共通しており、企業は面接での質問によって、就活生の人柄や持っている能力などをチェックしています。

つまり、どのような質問でも、最終的には自分の人柄や能力のアピールにつなげることが大切です。例えば過去の経験を問われた場合は、ただ経験したことを述べるだけで終わらずに、そこで自分が何を考えどのように行動したのかを伝えます。思考や行動を伝えることで、人柄がアピールできるでしょう。

また、その経験から何を得たのか、いかに成長できたのかなどもアピールすると、能力の提示もできてより評価されやすいでしょう。

自己分析をしておく

面接での質問に対する回答を考えておくには、まずは自分自身のことを正しく理解しておく必要があります。そのため、自己分析は徹底しておこない、自分がどのような人間か、いかなる個性や能力を持っているかをチェックしておきましょう。

自己分析をすることで、自分の行動原理や考え方、性格的な特徴や能力などがわかります。これらの基本情報を知っておくことで、質問に対する回答も考えやすくなり、より自分をアピールしやすくなるでしょう。

自己分析の方法はさまざまありますが、まずは過去の印象的な経験を思い出すのがおすすめです。そこで自分が何を考えて行動したのか、いかなる役割を担っていたのかなどを整理することで、個性を把握しやすくなります。

業界・企業研究をおこなう

志望先の業界や企業についての理解を深めることも大切です。業界・企業研究は徹底しておこないましょう。面接では人柄や能力を伝えることが重要ですが、これはどのような内容でも評価されるわけではありません。自分らしさを伝えることはもちろん、それが企業にとって採用するメリットにつながることが重要です。

そのため、業界・企業研究をして、志望先では何を求められるかを知った上で、アピールする内容を決めていきましょう。志望先が求める人材像にマッチする人柄や能力を提示することで、より評価されやすくなります。企業との相性のよさを伝えることが評価されるには重要であり、自分の持つ特徴がいかに企業に利益をもたらすかを説明できるようにしておきましょう。

本番に近い形で面接練習をする

事前に詳細な回答内容を考えていても、面接本番では緊張してしまい、上手く答えられないことも少なくありません。緊張をほぐし、準備してきた通りに回答できることも重要なため、本番で過度に緊張しないためにも、事前に実践形式の練習をしておきましょう。

友人や家族、ゼミの教授などに面接官役を頼み模擬面接をしておくことで、本番での緊張を和らげることができます。できるだけ本番に近い形式で練習することが大切なため、緊張感を持つためには大学のキャリアセンターなどで模擬面接をしてもらうとよいでしょう。

アピール内容は頭で考えるだけではなく、実際に声に出してみることが大切です。自分ひとりで練習する場合でも、面接官がいることを想定して声に出しておきましょう。

面接でよく聞かれることは回答を事前に準備しておこう

面接での質問内容は企業によって違いますが、よく聞かれることはある程度共通しています。業界や企業に関係なくよく聞かれるということは、それだけ面接での評価を決める上で重要視されているということです。

頻出の質問に上手に答えられないと準備不足と判断され、それだけで評価が大幅に下がることもあるため注意しなければなりません。よく聞かれることは事前に質問内容を把握して、回答を考えておくことが大切です。

何を答えるかを決めておくことで、緊張しやすい本番でもよりスムーズに自分の人柄や能力を伝えられるようになります。実際に声に出して実践形式で練習することを心がけ、面接の雰囲気に慣れておくことで、自分らしさを面接官に上手にアピールしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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