面接対策
【面接の逆質問対策】何か質問はありますかと聞かれた時の回答例
- 4112 views
面接の最後に逆質問がないか聞かれることは多い
面接では、最後に逆質問を求められることがあります。逆質問は、ただ質問をしているなら評価されるというものではありません。質問の内容によって評価が変わることが多いため、注意しましょう。
面接での最終評価を高めるためにも、逆質問を事前に考えておくことは大切です。なぜ面接官は逆質問を求めるのか、NGな質問や評価される質問なども含めて理解を深めておく必要があります。
逆質問で気をつけるポイントを細部まで把握して、選考の対策を念入りにおこないましょう。
以下の記事では、逆質問の内容について解説しています。
逆質問を聞かれる理由
面接の最後になぜ逆質問をされるのか、理由を知っておきましょう。面接での質問にはさまざまな意図があり、志望動機や自己PRなどの頻出質問と同じように逆質問にも聞く理由があります。
企業が逆質問を求める理由を知っておくことで、どのような点が評価されているのかがわかります。聞かれる理由からチェックされているポイントまで詳しくみていきましょう
志望度の高さを確認するため
面接の際に企業が逆質問をするのは、志望度の高さを確認するためです。「何か質問はありますか」という問いかけに対して、積極的に質問をするかどうかによって、志望度の高さをみています。
そのため、逆質問に対しての回答がないと志望度が低いと判断され、マイナス評価になりやすいです。もちろん、ただ質問さえすればそれだけで志望度が高いと判断されるわけではありません。質問内容からもどれくらいの意欲があるかをみられています。
そのため、質問の内容次第では志望度が低いと思われる可能性もあることは理解しておきましょう。志望度は評価を決める上で重要なポイントであり、逆質問でも重視されていることは覚えておかなければなりません。
以下の記事では、集団面接でおすすめの逆質問について解説しています。
コミュニケーション能力の高さをみるため
就活生のコミュニケーション能力の高さをみることも、逆質問をおこなう理由のひとつです。通常の質問では、面接官が聞くことに対して就活生は回答するだけで済むため、答える内容はある程度限定されます。
しかし、逆質問はこちらから自由に質問できるため、なにをどのように聞くかによってコミュニケーション能力がみられていると考えましょう。自分の考えをまとめて、積極的に質問する姿勢が求められます。
コミュニケーション能力をアピールするには、面接官との会話を意識することが大切です。一方的に質問をするだけではなく、面接官からの回答を聞くことも心がけ会話のキャッチボールをしましょう。
以下の記事では、面接での逆質問例について解説しています。
就活生の疑問を解消するため
逆質問には、就活生が抱えている疑問を解消するという意味もあります。就活をしているとわからないことも多く、疑問を持ったまま就活を続けている人は多いです。また、企業についての情報も、ネットで調べたり説明会に参加したりするだけでは十分には得られないことがあります。
疑問を抱えたまま就職してしまうと、イメージとの違いから不満を覚えてしまい、早期退職に繋がることも少なくありません。このリスクを解消するために、選考時に逆質問を設けて就活生の疑問や不安を解消しています。
逆質問は企業に質問ができる数少ないチャンスであるため、この機会を有効活用することが大切です。
以下の記事では、逆質問で入社意欲をアピールする方法について解説しています。
面接でNGな逆質問
逆質問はただ質問をするだけではなく、なにを聞くかによって評価が変わります。逆質問にはNGな質問もあるため、把握しておかなければなりません。NGな逆質問をしてしまうと評価が下がってしまうこともあるため注意が必要です。
逆質問で評価を下げないためには、NGな質問をいかに避けるかが重要となります。逆質問で高評価を得るためにも、どのような点に気をつけるべきか把握しておきましょう。
自分で調べれば分かるような質問
逆質問では、自分でわかるようなことを聞くと印象が悪くなりやすいです。ネットなどで調べて簡単にわかることを聞いてしまうと、企業研究ができていないと思われる可能性があります。
企業研究ができていない=企業への興味関心が薄く、志望度が低いと判断されることもあるため注意しましょう。逆質問は事前に考えておくことが大切であり、なにを聞くかは企業研究をした上で決める必要があります。
説明会の資料を読み込んだりネットで調べたりしてもわからないことをまとめて、逆質問で聞くようにしましょう。漠然と事業の内容を聞いたり、企業の目玉となる商品やサービスは何なのかなどという質問をしたりすると、印象が悪くなりやすいため注意しなければなりません。
以下の記事では、入社意欲をアピールする逆質問について解説しています。
面接官がすでに説明したことについての質問
面接ですでに面接官が話した内容を、再度逆質問で聞きなおすのはNGです。説明されたことを質問してしまうと、話を聞いていないという印象を与えてしまうため注意しなければなりません。
同じことの説明を求めてしまうと、面接に真剣に取り組んでいないと思われてしまうこともあります。ただし、面接官が説明した内容についてわからないことがあるなら、詳細について質問しても構いません。
あくまで説明された内容をもう一度聞きなおすことがNGなだけであり、疑問点については質問しても構わないことは理解しておきましょう。面接中に抱えた疑問はその場で解消しておいたほうがよいため、逆質問の際に聞いておくのがおすすめです。
以下の記事では、逆諮問への対応方法について解説しています。
面接官が答えられない・答えにくい質問
逆質問をする際には、面接官が答えられるかどうかを考えることが大切です。面接の段階によって、どんな社員が面接官を担当するのかが異なります。
人事部の社員が担当することもあれば、現場の責任者や経営層が担当することもあるため、面接官に合わせた質問をすることが大切です。
例えば、人事部の社員に営業や経営についての質問をしても、面接官は答えづらく困ってしまいます。そのため、誰が面接官なのかを確認しておき、相手に合わせた逆質問をすることを心がけましょう。
人事部の社員なら選考に関すること、現場の責任者なら実際の仕事の詳細に関することを聞くのがおすすめです。社長面接など経営層が面接官をしている場合は、今後の事業展開など大きな視点での質問をしてみてもよいでしょう。
以下の記事では、役員面接での逆質問について解説しています。
残業時間などの労働条件や福利厚生に関する質問
逆質問で企業への理解を深めておくことは大切ですが、労働条件や福利厚生などについて質問するのはNGです。これらを聞いてしまうと、仕事内容より条件や待遇が志望する一番の理由であると思われる可能性があります。
他の企業のほうが好条件なら内定辞退をするのではないかと思われてしまい、志望度が低いと判断されやすいため注意しなければなりません。
ただし、いくつか逆質問をしてから、育休や産休など制度について質問をすることは可能です。あくまでも待遇や福利厚生などについて、メインで質問することがNGであると考えましょう。
企業の制度について理解しておくことは大切であるため、疑問に思うなら他の逆質問と合わせて聞いておくことが大切です。
以下の記事では、逆質問のコツについて解説しています。
「特にありません」という回答
逆質問を求められているにもかかわらず、「特にありません」と返してしまうのはNGです。特にありませんと回答すると、企業に対しての興味関心がないと判断される可能性があり、志望度が低いと思われることがあります。
志望度が低い=就職する意欲がないと思われてしまうこともあるため、この点には注意しなければなりません。逆質問では企業への興味関心の高さを示すことが重要であるため、忘れずに質問は用意しておきましょう。
集団面接など就活生が複数人参加している場合は、他の人と質問内容が被ってしまうこともあります。そのため逆質問は複数用意しておき、他の人と被ってもスムーズに聞けるようにしておきましょう。
以下の記事では、逆質問で気を付けたい内容について解説しています。
面接でするべき逆質問の例
実際に面接でどのようなことを聞くとよいのか、おすすめの逆質問を知っておきましょう。質問によっては印象が悪くなることもある逆質問ですが、内容次第ではプラスの評価に繋がることもあります。
また、評価されるだけではなく、抱えている悩みや疑問を解消できるのが逆質問です。逆質問で評価されその後の就活につなげるためにも、どのような質問をするとよいのか知っておきましょう。
志望度の高さが伝わる逆質問
・御社の社員の評価制度について教えてください
・経営層はどのようなキャリアを持っていますか
・御社ではどのような人材が活躍していますか
・入社までにやっておくべきことはありますか
・仕事をしていて難しいと感じるポイントは何ですか
志望度の高さをアピールするには、企業の仕事についての質問をするのがおすすめです。仕事についての質問をすることで、志望度の高さをアピールすることができます。
逆質問で志望度の高さを伝えるには、企業の評価制度やどのような人が活躍しているかを聞いておくとよいでしょう。
また、仕事で活躍するには入社前にどんなことをしておくとよいのかを質問するのもおすすめです。企業で活躍するために必要なことを聞いておくと、志望度の高さをアピールしやすいです。
自分の強みをアピールする逆質問
・大学時代はサークル活動でリーダーをしていました。御社でリーダーシップを発揮して働いている方々には、どのような共通点がありますか
・少しでも早くひとり立ちするには、どのような努力が必要ですか
・私は柔軟性の高さが強みと考えています。御社で柔軟性が求められる場面にはどのようなものがありますか
・大学時代にはフリーマーケットで1日に10万円の売り上げを出しました。フリーマーケットで培った営業力は御社でも役立てられるでしょうか
逆質問では、質問内容次第で自分のアピールもできます。大学時代の経験で培った能力などを挙げ、それがどのように役立てられるのかなども聞いておきましょう。ただし、あくまで逆質問をする場面ですので、強引に強みをアピールするのはNGです。
企業について理解を深められる逆質問
・入社後にはどのような実績を積むことで、キャリアアップできますか
・御社が提示している働き方改革では、実際にどのようなことをされていますか
・御社で働く中で、どのような能力があると活躍できますか
・女性が働きやすい職場と伺いましたが、どのような取り組みをしていますか
逆質問では、企業についての理解を深めることも大切です。今後の事業展開や働き方などについての質問をすることで、志望先が実際にどのような企業なのかを把握しやすくなります。
逆質問は企業研究に役立てられることも多いため、疑問点がある場合は積極的に聞いておきましょう。
面接で逆質問をして疑問の解消や自己PRに活かそう
面接の最後には逆質問をされることが多いです。逆質問の内容によって評価は変わり、プラスの評価になることもあれば、マイナスの評価になることもあります。
逆質問は疑問を解消するよい機会といえますが、調べれば分かることを聞くのはNGです。また、逆質問を聞かれたのに「特にありません」と答えると意欲が低いと思われます。高評価を得るためにも、何を聞くかは事前に考えておきましょう。
以下の記事では、面接で逆質問をされた時の答え方を解説しています。