面接対策

【グループディスカッションの流れ】進め方のコツと評価のポイント

グループディスカッションとは

就活の選考方式はさまざまです。個人面接や集団面接以外の方法で選考が実施されることもあります。面接以外の選考としては、グループディスカッションというものがあり、ここでつまづく人は少なくありません。グループディスカッションとは、複数人で1つのチームとなり、企業が提示するお題に対して議論をおこなうものです。

議論によってチームで結論を導き出し、最後に発表することが大まかな流れです。グループディスカッションでは最後の結論はもちろん、そこに至るまでの過程も評価されています。

そのため、選考を有利に進めるには、全体の流れを詳細まで理解しておくことが大切です。グループディスカッションとはどのようなものなのか、流れやポイントを理解して高評価を目指しましょう。

下記の記事では、グループディスカッション対策について解説しております。

グループディスカッションの流れとコツ

①簡単に自己紹介をする
②役割分担を決める【必須ではない】
③前提条件を確認する
④時間配分を決める
⑤アイディアを出し合う
⑥アイディアを整理してまとめる
⑦発表する内容を考える
⑧結論を発表する

グループディスカッションを有利に進めるには、どのような流れでおこなわれるのかを知っておくことが大切です。全体の流れを理解しておくことで、次になにをすべきかが判断しやすくなり先を見越して行動できます。

また、グループディスカッションで高評価を得るには、評価されるためのコツを知っておくことも大切です。全体の流れから評価されるためのコツを知り、スムーズにグループディスカッションを進めていきましょう。

①簡単に自己紹介をする

グループディスカッションはチームを割り振られていきなりスタートするわけではなく、最初に自己紹介の時間が設けられていることが多いです。ここでは自分の名前や大学名などを伝えるだけではなく、趣味や性格などを簡単に説明しておきましょう。

自己紹介はただ自分の名前を知ってもらうだけではなく、どのような人間かを把握してもらい、チームでの仲を深めるという意味合いもあります。

いわば、アイスブレイクとしての役割も大きいため、ここでいかにチーム内での雰囲気をよくできるかが重要です。自己紹介は全員がおこなうため、ひとりに与えられている時間は多くありません。そのため、最低限の情報を伝えられるように、内容は簡潔にまとめておきましょう。

下記の記事では、グループディスカッションの自己紹介のポイントを紹介しております。

②役割分担を決める【必須ではない】

議論をスムーズに進めるために役割分担を先に決めてしまうという方法もあります。グループディスカッションでは、リーダーや書記、タイムキーパーなどを設定することもあり、これらを決めておくことでスムーズに議論を進めやすくなります。

ただし、役割分担は議論を進める中で自然と決まっていくことも多く、企業も就活生がいかにチーム内で自分に適した役割をみつけられるかをチェックしていることも多いです。そのため、グループディスカッションにおいて、最初に役割分担を決めることは必須ではありません

先に役割を決めてしまうとアピールできる内容が固定化されやすくなります。例えば、主体性をアピールしたいのにタイムキーパーをしてしまうのはもったいないです。アピールがしづらくなることもあるため、役割分担には注意しましょう。最初の役割決めをやめてしまうことで、時間を節約することもできます。

下記の記事では、グループディスカッションの進め方を紹介しております。

③前提条件を確認する

議論は企業から出されるお題に沿っておこないますが、実際にディスカッションをする際は前提条件をきちんと確認しておくことが大切です。どのような内容で議論を進めるのか、この前提条件を設定していないと出だしから失敗する可能性があります。

前提条件としてチェックしておきたいのは、なにをどのような立場から議論するのかということです。お題がいかなるものか、それを誰の立場、目線でみて結論を導いていくのかなどは、議論を始める前にチームで話し合っておきましょう。例えば「新規事業の提案」が議題であれば、どのような事業を主としている企業か、どれくらいの規模の企業かなどの条件を設定しておくことで、議論がスムーズに進みます。

前提条件は声に出して全員で確認することが大切です。共通認識を持てていないと、議論が進めづらくなります。お題の状況設定を今一度確認し、全員で共通の認識を持ってから本格的にディスカッションをスタートさせましょう。

下記の記事では、グループディスカッションの要点をまとめております。

④時間配分を決める

グループディスカッションは制限時間が決められているため、いつまでになにをするのか、時間配分を考えておくことが大切です。グループディスカッションでやるべきことはさまざまあるため、何分までにどこまで進めておくかなど、ざっくりとしたタイムスケジュールを作っておきましょう。

議論がまとまらないまま終了時間を迎えてしまうと、時間管理ができていないとしてチーム全員の評価が下がってしまうことも少なくありません。まずは制限時間内に必要な議論をおこない、全員一致の結論を導き出すということが最低限やっておくべきラインです

時間切れになるとそれだけで評価は下がってしまうため、制限時間を意識して時間配分を決めておきましょう。

下記の記事では、グループディスカッションのタイムキーパーについて解説しております。

⑤アイディアを出し合う

本格的に議論を始める際には、まずはチーム全員でアイデアを出し合います。アイデアを出し合っていく中で、どの方向性で議論を進めていくとよいのかを全員で考え、情報を精査していきます。

議論の方向性を探るためにも、できるだけ多くのアイデアを出すことが大切であり、このとき内容はそれほど気にする必要はありません。そのため、突飛なアイデアが飛び出したとしても記録しておき、さまざまな可能性を探しておきましょう。

アイデアを出し合う時間では、どれが正しくどれが間違いと明確に決めることはありません。そのため、賛成できないアイデアでも否定的な意見は出さないようにしましょう。否定的な発言をすると、面接官への印象が悪くなってしまう可能性があるため、注意しなければなりません。

下記の記事では、グループディスカッションが苦手な人の対策を紹介しております。

⑥アイディアを整理してまとめる

ある程度アイデアが出てきたなら、ここからどれを軸に議論を進めていくのかを整理してまとめていきましょう。多数のアイデアが出ているなら、すべてを採用することはできないため、どれを残すか、捨てるかを決めていかなければなりません。

アイデアを整理するには、全員一致の意見がどれかを探すのがおすすめです。チームでひとつの意見にまとまるなら、その後の議論も進めやすくなります。また、採用しなかった意見も議論を進める中で役立つこともあるため、記録には残しておき、いつでも参考にできるようにしておきましょう。

多数のアイデアの中から必要なものを整理してまとめておくことで、議論の方向性が明確になるため話し合いをスムーズに進めやすくなります。

下記の記事では、グループディスカッションのコツを紹介しております。

⑦発表する内容を考える

グループディスカッションはただお題に沿って議論をするだけではなく、最終的に他の就活生や面接官に向けて発表をしなければなりません。そのため、アイデアをまとめて結論を考えるだけではなく、それをどのようにして発表するかも考えておきましょう。

発表の際には、どのような結論に至ったかを伝えるだけでは不十分です。最終的な結論はもちろん、なぜそれに至ったのか、過程の部分も説明できるようにしておきましょう。また、結論の正当性を裏付ける根拠も必要であるため、この部分の説明も考えておかなければなりません。

なぜそう思うのか、チームで導き出した結論が適切といえる理由は何なのかなど、論理的に説明できるように発表の内容は考えておきましょう

下記の記事では、グループディスカッションの役割について解説しております。

⑧結論を発表する

議論の時間が終了したなら、チームごとに発表となります。発表の方法は選考によって異なり、チームの代表者ひとりが発表することもあれば、全員で発表するケースもあります。

どちらの場合でもプレゼン能力がみられているため、聞いている人やみている人にもわかりやすいように説明することを心がけましょう。チームで話し合って導き出した結論をただ述べるだけではなく、そこからどのように考えるのかを伝えることが大切です。

結論を提示するだけでは、プレゼン能力のアピールにはなりません。自分たちが考えたことを伝えるという意識を持ち、アピールの内容や方法は考えておきましょう。口頭で説明するだけではなく、模造紙などを使えるケースもあるため、その場合は事前にアピール資料を作っておく必要があります。

下記の記事では、グループディスカッションの練習方法を紹介しております。

あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

My analyticsで強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

グループディスカッションで出題されるテーマ

・弊社が売り上げを伸ばすために必要な事業展開とは
・○○業界の今後の見通しについて
・少子高齢化を解決するにはどのような制度が必要か
・社会人と学生の違いとは
・無人島に持っていくなら何
・弊社のロングセラーとなる商品を企画してください

グループディスカッションのテーマはさまざまあり、業界や企業によって異なります。志望先の業界や企業の仕事に関係するものから、社会や経済全体に関するもの、その他自由に設定されるテーマなどがあります。

どの場合でも、チェックされているポイント自体は大きく変わりません。仮にテーマがユニークなものであっても、奇抜な思考が求められているわけではないため、真面目に考えてチームで結論を導くようにしましょう

下記の記事では、グループディスカッションのテーマについて解説しております。

グループディスカッションで評価されるポイント

グループディスカッションを有利に進めるには、どのようなポイントが評価されているのかを知っておくことが大切です。なにがみられているのか、どのような能力が評価されるのかを把握しておくと、面接官にもアピールがしやすくなります。

グループディスカッションは面接とは違って、直接面接官にアピールすることができません。議論や発表の様子を観察されそこから評価が決まるため、より高い評価を受けるためのポイントを知っておきましょう。

主体性

グループディスカッションでは主体性がみられており、自ら積極的に議論に参加することが大切です。積極的に議論に参加し、チームを引っ張っていくことで主体性の高さがアピールでき評価もされやすくなります。

とくにチームの意見をまとめる、他の人の発言を促すなど、周囲にも影響を与えられる行動をすると主体性の高さは評価してもらいやすいでしょう。反対に自分から積極的に発言せず、他の人の主張に賛同するだけだと主体性がないと判断され、マイナス評価になりやすいため注意しなければなりません。

また、そもそも発言が少ないと、やる気がないと思われてしまうこともあります。グループディスカッションにおいて主体性は重要な評価ポイントであるため、積極的に発言することは意識しておきましょう。

下記の記事では、グループディスカッションの評価基準について解説しております。

協調性

自ら積極的に話をし主体性をアピールするだけではなく、チームで協力して議論を進めていくことも重要です。グループディスカッションでは個人としての能力だけではなく、チームとして力を発揮できるかもみられています。

そのため、協調性は評価されているポイントであり、これがないと大幅に評価を下げられてしまうことも少なくありません。グループディスカッションにおける協調性とは、異なる意見も取り入れながら、チーム全体で納得できる解決策をみつけ出すということです

単に他の人の意見に賛同するだけでは協調性があるとはいえないため、注意しなければなりません。他の人に流されることが協調性ではないため、この点は理解しておきましょう。

下記の記事では、グループディスカッションを行う企業の目的と評価のポイントについて解説しております。

思考力

提示されたお題にはさまざまな意図があり、これを汲み取って議論を進めていくことが大切です。そのため、グループディスカッションでは思考力がみられており、物事を論理的に考えて解決策を導き出すことができるかが評価されています

論理的な思考とは、なぜそうなるのか、どのようにしてそのような結論に至るのかを明確にしたものです。つまり、なんらかの結論があっても、その根拠が何となくでは思考力があるとはみなされないため、注意しなければなりません。

思考力を評価されるには、「結論+根拠」の形で説明することが大切です。議論の最中にアイデアを提示する際や、最後に結論を発表する際に論理的な思考力はアピールしやすいため、根拠を意識して結論を伝えるようにしましょう。

下記の記事では、苦手なグループディスカッションを克服する方法について解説しております。

グループディスカッションの流れを把握して積極的に議論に参加しよう

選考の中でも難関になりやすいグループディスカッションは、全体像を把握して事前の準備をしておくことが大切です。まずはどのような流れで進むのかを理解しておき、いつなにをすべきなのかを理解しておきましょう。

全体の流れを知っておくことで、次になにをするのかが判断でき、議論はスムーズに進めやすくなります。また、議論を円滑に進めるためにはさまざまなポイントがあるため、これを知っておくことも大切です。

評価されているポイントも知り、いかに自分をアピールするかは念入りに考えておかなければなりません。積極的に議論に参加して高評価を得るためにも、グループディスカッションの流れや詳細なポイントなどは、きちんと頭に入れておきましょう。

下記の記事では、グループディスカッションのテーマ例を紹介しております。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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