業界研究

【アパレル店員の基礎知識】仕事内容から志望動機の例文まで徹底解説

高い人気を誇るアパレル店員

世の中には様々な職種がある中で、アパレル店員は毎年志望する人も多く、人気職種の一つです。どこか自由な社風が期待できそうなイメージや、趣味を仕事にできるという印象があることから、人気の職種とされています。

しかしながら、漠然と「自由な社風が期待できそうなイメージがあるから」「趣味を仕事にできる」というイメージで選考に進んでしまうと、入社前の理想と入社後の現実のギャップに苦しんだり、選考で落とされてしまう可能性もあります。

本記事では「アパレル店員ってどんな仕事なのか」という疑問をお持ちの方に向けて、アパレル店員の基礎知識から内定を得るためのポイントまで解説しています。アパレル店員の仕事内容や向いている人の特徴を知ることで、アパレル店員がどのような仕事なのかを理解することができます。

また内定を得るためのポイントを押さえることで、企業に対して的確なアピールをすることができるため、選考も有利に進めることができるでしょう。是非参考にしてみてください。

アパレル店員とは

そもそもアパレルとは「衣服」という意味を持ちます。そしてアパレル店員は衣服を販売する職業です。仕事内容は接客・レジ対応・レイアウト整理・商品管理・清掃が挙げられます。

アパレル企業の中でも大手企業では、学歴を重要視する企業が多いと言われています。一方で、中小企業では学歴は重要視されない傾向があります。そのためアルバイトとしてキャリアをスタートし、正社員になるキャリアステップが一般的です。

またアパレル店員は日々お客さんに向けて商品をPRしたりレイアウト整理をするため、基本的に立ち仕事です。そのため社交的な性格や体力が必要と言われています。しかし近年アパレル店員のインフルエンサーも多く、華々しい職業とも言われています。

※インフルエンサーとは
新語時事用語辞典によると、インフルエンサーは英語の influence(影響を及ぼす)に、「~する人」という意味の接尾辞 -er を足して、「影響を及ぼす人」という意味合いを示す言葉です。

主にSNSで情報発信をしている人を指す言葉です。特徴としては、一般消費者と比較するとフォロワーの数が多いことが挙げられます。

5つの仕事内容

ここからはアパレル店員の仕事内容について詳しく解説していきます。アパレル店員の仕事への理解が進むことで、自分に向いているのか・向いていないのかを判断することができます。

さらにアパレル店員として働くことにやりがいを感じそうか、すぐやめてしまいそうなのかも判断することができるでしょう。

また仕事内容を知っておくと、面接官にとって魅力的な志望動機を作成することにも役立ちます。是非仕事内容を確認しておきましょう。

1.接客

まずは接客です。アパレル店員の一番主となる業務と言っても過言ではありません。接客をする目的は、衣服の購買を促進することです。そして多くの企業では営業目標やノルマが課せられることが多いです。業務内容としては商品のPR、コーディネート提案、試着室への案内などが挙げられます。

商品をPRするためには、トレンドについての知識や商品知識が必要になります。またコーディネート提案をするためには、お客様のテイストやライフスタイルをイメージして提案する想像力が必要です。そしてこれらに共通することは服に対する知識が必要だということです。そのため服が好きな方には適性がある職種だと言われています。

また昨今ではコロナウイルスの影響により、店頭での検温やアルコール除菌を促すことも接客業務の一つに含まれます。

2.レジ対応

レジ対応もアパレル店員の業務の一つです。レジ対応は服についているタグを専用のバーコードリーダーで読み取り、お客様に衣服代金を頂戴し精算する仕事です。

お金を扱うため、一つのミスがクレームにつながりかねません。そのため慎重に行うことが求められる業務です。

3.レイアウト整理

レイアウト整理もアパレル店員の業務の一つです。レイアウト整理とは店内の商品を均等なサイズに畳むことや、一押し商品を店頭に配置する業務を指しています。

そしてレイアウト整理は購買のために重要な業務と言えます。レイアウトを整理することで、ブランドの世界観を作ることができるからです。

ブランドは世界観を作ることで、どのような商品を扱っているのかを直感的にお客様に伝えることができるのです。

例えばユニクロを想像すると、どこかクリーンで清潔な印象を受けるでしょう。

それはユニクロは徹底したレイアウト整理を行っているためです。特にデニムやパンツ類はすべて同じ大きさでたたまれています。これは清潔なイメージをお客様にもってもらうために行われています。

ユニクロのターゲットは老若男女問わず、幅広い人がターゲットです。そして幅広い人が立ち寄りやすい世界観を構築するためには清潔感が重要になります。皆さんも薄暗いショップよりも明るく清潔感のあるブランドの方が立ち寄りやすいでしょう。

つまりレイアウト整理をすることで、清潔感があり立ち寄りやすいという世界観を表現しているのです。そして清潔感が出ることで、来客数が伸びるため結果的に売り上げが向上するのです。そのためレイアウト整理は購買のために重要な業務と言えるでしょう。

4.商品管理

商品管理とは、在庫を管理したり、商品を発注したりと、店頭に並べる品物を管理することです。どんな商品がどれぐらい売れているのか管理することで、常に店頭やバックヤードに在庫がある状態を保つのです。

そして在庫の管理や、発注業務は売り上げに直結する業務です。そのため多くの企業ではアルバイトや契約社員ではなく、正社員の業務です。

アパレル店員の正社員として企業に入社すると、多くの場合この商品管理も担当します。

5.清掃

最後に清掃業務です。清掃業務は床をモップをかけたり、ホコリを除去します。また昨今ではコロナウイルスの影響で、店内をアルコール除菌することも清掃業務に含まれます。

そしてレイアウト整理でもお伝えしましたが、アパレルブランドにおいて清潔感は重要です。そのため清掃業務は毎日開店前と閉店後の2回行われています。

アパレル店員の平均年収

平成30年賃金構造基本統計調査によると、販売員の月収は約22万円、ボーナスは約35万円という結果です。これを年2回のボーナスが支給されると仮定し年収を算出すると、年収は約300万円と算出することができます。

一般企業に勤めるサラリーマンの年収は国税庁の調査結果によると、資本金2,000万円未満の株式会社においては平均425万円(男子517万円、女子258万円)。資本金10億円以上の株式会社においては平均635万円(男子732万円、女子334万円)となっています。

そのためサラリーマンと比較すると、アパレル店員の平均年収はサラリーマンより低いことがわかります。

しかしユニクロやGUを運営する株式会社ファーストリテイリングの有価証券報告書によると社員の平均年収は901.3万円となっており、企業により平均を大きく上回る年収を得ることも可能です。

アパレル店員のキャリアの流れ

キャリアの流れは入社する企業規模や売り上げなど様々な要素によって変化します。そこでここではアパレル業界の平均的なキャリアの流れを解説するために、資本金2,000万円以上、資本金10億円以下の中規模程度のアパレル企業のキャリアの流れを解説します。

アパレル店員を志望する方はキャリアの流れを参考に、ご自身の就活の軸と照らし併せてみてください。就活の軸と照らし合わせることで、自分に合っているかどうかを判断することができます。是非参考にしてみてください。

1年〜3年目
販売スタッフとして店頭販売業務
3年~5年目
店内役職に就く。副店長やチーフ(部下を持つ役職のこと)など
5年~10年目
店内または店外を含む役職に就く。店長・地域マネージャーなど
10年目以降
勤務地が店舗から本社に移動する。店外の役職に就く。エリアマネージャーやスーパーバイザーなど

上記の流れが一般的なキャリアの流れです。もちろん個人の意向や能力によりキャリアの流れは変化します。参考程度に捉えておきましょう。またより詳しく知りたい場合には、OB・OGに質問することや、逆質問の機会を活かすと良いでしょう。

以下の記事では就活の軸の見つけ方を詳しく解説しています。是非参考にしてみてください。

アパレル店員に就職するメリット3つ

ここからはアパレル店員として働くことのメリットをご紹介します。
メリットを見ておくことでアパレル店員として働くことにやりがいを感じそうか、すぐやめてしまいそうなのかを判断することができます。

自分に合っているかどうかを判断するためにも是非参考にしてみてください。

1.接客力が身につく

アパレル店員として働くメリットの一つは、接客力が身につくことです。アパレル店員の仕事内容でもお伝えしましたが、アパレル店員の一番主となる業務は接客です。

そしてキャリアアップしていくためには、接客力を磨き個人売上を上げる必要があります。なぜなら「仕事内容」でもお伝えしましたが、接客では営業目標やノルマを課せられることが多いです。

そして営業目標やノルマを達成するとその功績が評価され、キャリアアップにつながるのです。つまり接客力を磨き、個人売上を達成することでキャリアアップすることができます。

そのためアパレル店員は接客力が他の職業と比較すると、身につきやすいでしょう。

そもそも接客力とは、お客様をもてなす力です。これはつまり相手が何を望んでいるのかを見極める力です。

そしてアパレル店員で身につく接客力は他の職種や業界でも活かせます。例えば、営業職ではお客様のニーズに併せて商品を提案します。

この時接客力が身についていると、お客様のニーズを素早く理解し、提案に繫げることができるでしょう。このようにアパレル店員以外でも接客力は活かすことができるのです。

2.トレンドを知ることができる

アパレル店員として働くメリットの2つ目は、トレンドを知れることです。トレンドとは流行や傾向という意味です。アパレル業界はシーズンごとに商品の多くが入れ替わるため、動きが早い業界です。

そしてアパレル店員はお客様よりも早くトレンドを察知・情報を把握しておく必要があります。なぜならお客様がほしい商品を知らない店員はブランド自体の価値を下げることにつながりかねないからです。

そのため会社からトレンドについての情報が共有されることが多いです。つまり一般消費者よりも早くトレンドを知ることができるのです。トレンドを早く知れるということはファッションが好きな方にとっては魅力的な情報ではないでしょうか。

また勤務先のブランドの新商品をいち早く知ることができます。そしてアパレル店員は社員特別割引料金で新商品を購入することができます。新商品を割引価格で購入できることもアパレル店員として働くメリットでしょう。

3.お客様に感謝される

アパレル店員として働くメリットの3つ目は、お客様に感謝されることです。これは言い換えるとお客様の喜ぶ姿を目の前で見ることができます。

アパレル店員は店頭で接客、試着室への案内をするため、お客様の要望や似合う服をうまく勧めることができると感謝される機会は多いでしょう。一方多くの企業ではお客様に直で感謝をされる経験は少ないでしょう。

例えば食品メーカーの場合、お客様に喜んでもらうために製品を企画・販売します。しかし実際に販売するのはコンビニやスーパーがほとんどです。つまりお客様に直接感謝をされることはあまりないでしょう。

そしてお客様の喜ぶ姿を目の前で見られることは、やりがいにつながります。やりがいを感じる仕事をしたいと考えている方にとっては、メリットと言えるでしょう。

アパレル店員に就職するデメリット3つ

ここからはアパレル店員として働くことのデメリットをご紹介します。メリットだけでなくデメリットを見ておくことで、入社後に「こんなはずじゃなかった」といったギャップを感じることが少なくなるでしょう。

自分に合っているかどうかを判断するためにも是非参考にしてみてください。

1.体力が必要

アパレル店員として働くデメリットの1つ目は体力が必要なことです。ここでいう体力とは、身体的体力のことです。アパレル店員の仕事内容でもお伝えしましたが、一番主となる業務は接客です。そしてその他の業務でも基本的に立ち仕事です。

一日8時間勤務だと仮定した場合、休憩時間をのぞき最低でも7時間は立っていることが予想できます。また試着室に入室されたお客様に、サイズ違いを店舗在庫から探す業務等を加味すると、体力が必要なことが想像に難くないでしょう。体力に自信がない方にとってはデメリットと言えるでしょう。

2.服にお金がかかる

アパレル店員として働くデメリットの2つ目は、服にお金がかかることです。アパレルブランドの多くは、自社の店頭で取り扱っている服を勤務中は着用する必要があります。これは企業からすると、自社のブランドを店員が着用することでコーディネートの提案や購買を促進する意図があります。

一方で店員からすると、シーズンが変わるごとに服を購入する必要があるのです。企業によっては制服代の支給がある場合や、社員特別割引料金で安く購入できます。しかし一般企業に勤めるサラリーマンと比較すると、服にお金がかかります。服が好きではない方にとってはデメリットと言えるでしょう。

3.土日に休みが取りづらい

アパレル店員として働くデメリットの3つ目は、土日に休みが取りづらいことです。アパレルの繁忙日は土日であることは想像に難くないでしょう。また多くの企業で勤務体制は、シフト制が採用されています。

そのため土日に休みを取得したい場合、シフトを変わってもらう必要があるのです。また繁忙日が土日であることを考えると、休みづらい雰囲気があることも想像できるでしょう。このことからも土日に休みが取りづらいのです。

またゴールデンウイークやお盆などの一般的な休日は基本的に出勤の場合が多いです。そのた土日や祝日に休暇を取りたいと考える方にとってはデメリットと言えるでしょう。

アパレル店員に向いている人の特徴3選

ここからはアパレル店員に向いている人の特徴をご紹介していきます。向いている人の特徴を押さえて、自分に当てはまるかどうかを判断してみてください。もし当てはまっていた場合、入社後活躍できる可能性が高いでしょう。是非参考にしてみてください。

コミュニケーション能力が高い

アパレル店員に向いている人の特徴の1つ目は、コミュニケーション能力が高い人です。アパレル店員に求められるコミュニケーション力とは、初対面の人に人見知りせず話せる力・商品の説明力・会話を続ける力です。

お客様の入店時には「いらっしゃいませ」や「何をお探しですか」など話しかける場面が多々あります。

その際に人見知りをしていると、売り上げにつながらないことやお客様に商品をPRできません。

また商品の説明力が足りないと、お客様は購買に踏み切れない場合も多いでしょう。例えば、お客様にコーディネートの提案や使っている素材の良さなどが商品の説明力で必要になります。

そして最後に会話を続ける力が無いと、一度話しかけたお客様と次に会ったときに気まずくなってしまう可能性もあります。このようにアパレル店員には売り上げを上げるためにコミュニケーション力が必要なのです。

服やオシャレに興味がある

アパレル店員に向いている人の特徴の2つ目は、服やオシャレに興味がある人です。アパレル店員は日々服を販売します。そして店員はあらゆるお客様の要望に答えるために、トレンドや服に対する知識を勉強する必要があります。そのため服の知識がないとお客様にコーディネートの提案をできないため売り上げにもつながらないでしょう。

服やオシャレに興味がないと、トレンドや服の勉強を続けることは難しいでしょう。さらにデメリットでもお伝えしましたが、アパレル店員は一般企業に勤めるサラリーマンと比較すると、服にお金がかかります。服やオシャレに興味がないと向いているとは言い難いでしょう。

また服やオシャレに興味があると、日々服を扱う職業のためやりがいや楽しさにつながるでしょう。そのため服やオシャレに興味があると向いていると言えます。

好奇心旺盛

アパレル店員に向いている人の特徴の3つ目は、好奇心旺盛な人です。そもそも好奇心旺盛とは、新しい事象に強く惹かれる人のことです。アパレル店員はマニュアルに沿って業務を遂行する以上に、現場でも対応力が求められます。また指示に従って業務を遂行する事務職と比較すると、自ら行動したり発信することが求められます。

「アパレル店員とは」でもお伝えしましたが、近年ではインスタグラムを活用したアパレル店員のインフルエンサーも多いです。

自ら行動したり発信するためには、新しい事象に強く惹かれる性格の持ち主でないとストレスに感じる人もいるでしょう。そのため好奇心が旺盛な人はアパレル店員に向いているといえます。

また「アパレル店員に就職するメリット」でもお伝えしましたが、アパレル業界はシーズンごとに商品の多くが入れ替わるため、動きが早い業界です。動きが早いということは捉え方を変えると新しい事象が次々に起こるということです。そのため好奇心旺盛な性格の持ち主は向いていると言えるでしょう。

アパレル店員に向いていない人の特徴3選

ここからはアパレル店員に向いていない人の特徴をご紹介していきます。向いていない人の特徴を押さえて、自分に当てはまるかどうかを判断してみてください。もし当てはまっていた場合は、別の業種を検討するなど対策を講じたほうが良いでしょう。是非参考にしてみてください。

人と話すことが苦手

アパレル店員に向いていない人の特徴1つ目は、人と話すことが苦手な人です。「アパレル店員に向いている人」でもお伝えしましたが、お客様の入店時には「いらっしゃいませ」や「何をお探しですか」など話しかける場面が多々あります。

その際に人見知りをしていると、売り上げにつながらないことやお客様に商品をPRできません。そのためアパレル店員にはコミュニケーション力が必要です。そのため人と話すことが苦手な人は向いていないと言えるでしょう。

指示やマニュアルに沿って仕事をしたいと考えている人

アパレル店員に向いていない人の特徴2つ目は、指示やマニュアルに沿って仕事をしたいと考えている人です。

「アパレル店員に向いている人の特徴」でもお伝えしましたが、アパレル店員はマニュアルに沿って業務を遂行する以上に、現場での対応力が求められます。また指示に従って業務を遂行する事務職と比較すると、自ら行動したり発信することが求められます。

さらにシーズンによって商品の多くが入れ替わるため、動きが早い業界です。そのため指示やマニュアルが詳細に決まっている企業は少ないです。

そのため指示やマニュアルに沿って仕事をしたいと考えている人は不向きな業界と言えます。

体力がない

アパレル店員に向いていない人の特徴3つ目は、体力がない人です。「アパレル店員に就職するデメリット」でもお伝えしましたが、アパレル店員は基本的に立ち仕事です。

一日8時間勤務だと仮定した場合、休憩時間をのぞき最低でも7時間は立っていることが予想できます。また試着室に入室されたお客様にサイズ違いを店舗在庫から探す業務などを加味すると、体力が必要なことが想像に難くないでしょう。このことからも体力がない人にとっては向いていないと言えるでしょう。

アパレル店員の内定を得るためのポイント

ここからはアパレル店員の内定を得るためのポイントを解説します。ポイントは2つあり、しっかりとおさえることでより内定へ近づくことができます。是非参考に準備を進めてみてください。

なぜその企業を選んだのかを明確にする

「なぜアパレル店員なのか」を明確にしましょう。アパレル業界には様々な企業があり、それぞれに異なるブランドがあります。そのため自分の志望動機が「アパレル業界以外でも実現できる内容になっていないか」とチェックする必要があります。

まず「なぜアパレル業界なのか」を明確にし、そして「その中でもなぜ志望する企業でアパレル店員になりたいのか」という順番に明確化しましょう。

そうすることであなたの志望動機に一貫性ができ、より納得感が増します。「なぜ志望する企業・ブランドのアパレル店員になりたいのか」というポイントは、企業が一番重要視するポイントであるためしっかりと準備をしましょう。

また「なぜアパレル業界なのか」や「なぜ志望する企業・ブランドのアパレル店員になりたいのか」を明確にするためには、自己分析をすることが重要です。

自己分析をすることで「自分の強みや弱み」「適性や興味のあること」「やりたいことややりたくないこと」を見つけられます。アパレル店員を志望するヒントを探すために、まずは自己分析を行い、自分の特徴を理解することから始めましょう。

「自己分析」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「自己分析」について詳しくなることで、より採用担当者の印象に残る志望動機が作成できるでしょう。是非確認してみてください。

就活スケジュールの把握しておく

正しいスケジュールを把握しておきましょう。正しいスケジュールを把握しておかないと、インターン参加からの特別選考ルートを逃がしたり、最悪の場合、本選考へのエントリーに漏れてしまうこともあります。

基本的に経団連に加入しているアパレル会社は、経団連の定める就活スケジュールに沿って採用活動が行われます。企業によって採用スケジュールやフローについては違ってくるので、自分が目指す企業の詳細をしっかりと確認するようにしましょう。

【志望企業スペース新卒採用】と検索すると志望する企業の採用ホームページを確認することができます。是非就活スケジュールを正しく把握するために調べてみてください。

アパレル店員の志望動機例文

ここからはアパレル店員の志望動機のOK例文とNG例文をご紹介します。OK例文を参考に志望動機を作成してみてください。またNG例文を確認し、作成した志望動機に不備がないかチェックしましょう。

志望動機は選考結果を左右する重要な項目です。万全な準備で選考を突破できるよう対策を進めましょう。

OK例文3選

OK例文①接客のアルバイト経験がある場合

私が御社を志望したのは、衣料品を通してお客様の暮らしを豊かにしたいと考えているためです。

御社の商品は、素材にこだわり、シンプルかつ着心地の良いものを揃えており、非常に魅力を感じております。私も、普段の生活のなかで、御社の商品をよく着用させていただいています。

また、私は大学時代にカフェでアルバイトをした経験があります。このアルバイトにおいて基本的な礼儀作法や言葉使いを学び、さらに笑顔で接客することを心がけておりました。

この経験を活かして、御社でもお客様に対して笑顔で丁寧な対応をおこない、お客様に満足されるような接客をしたいと考えております。

こちらは、接客のアルバイト経験のある場合の志望動機の例です。アパレル店員としての仕事経験はなくても、接客経験をアピールすることができます。

また、志望している企業のブランドの特徴を取り上げることで、この企業を選んだ理由が明らかにされています。この企業の扱う商品を、日常生活でも愛用していると伝えるのもよいでしょう。

OK例文②アルバイト経験がない場合

私が御社に応募した理由は、アパレル企業においても新たな取り組みを続ける姿勢に感動したためです。

中でも、売り上げの一部を寄付するチャリティキャンペーンに感銘を受けました。私は、幼いころから洋服が好きで、将来はアパレル関係の仕事がしたいと考えていました。

大学時代ではマーケティングを学んでおり、独学でカラーコーディネーターの資格も取得しました。この知識を活かして、入社後は店長を目指し、アパレル店員としてより魅力的な店舗作りをしていきたいです。

アルバイト経験がない人の志望動機の例です。

アルバイトの経験がない人は、「雑誌でファッションの勉強をしている」「大学でアパレル店員に通ずる授業を学んでいた」と、業界について勉強し、努力をしていることを伝えるとよいでしょう。

経験はなくても、仕事でも活かせる知識があることをアピールすることが重要です。

OK例文③アパレル店員に関係するエピソードがある場合

私がアパレル店員を志望したのは、ファッションを通して人を笑顔にすることができるためです。

幼いころ、両親から可愛いドレスをプレゼントしてもらいました。あの時はとても嬉しくて、特別な日でなくてもドレスを着て出かけていたほどです。

私は、ファッションには人を幸せにする力があると信じています。御社の商品は、カジュアルなものからパーティ用のドレスまで幅広く扱っており、どの商品にも魅力を感じました。

幼いころの私のように、多くのお客様に笑顔になってもらうために、御社の商品の魅力をアパレル店員として伝えていきたいです。

具体的なエピソードを交えて、アパレル店員を志望した理由を書いています。

「幼いころの私のようにファッションを通じてお客様を笑顔にしたい」と、アパレル店員に興味を持ったきっかけが伝えられています。

素敵な服を着て幸せな気持ちで一日を過ごしたい、と考える女性客に対して、共感的な姿勢で接客ができることをアピールできます。

NG例文3選

NG例①「好き」が志望動機になっている

私が御社を志望した理由は、洋服が好きなためです。私はまだファッションに関する知識が浅いので、御社に入社したら、仕事を通してファッションセンスを磨きたいと考えております。

また御社はCMでも紹介されており、知名度が高いことも理由のひとつです。

アパレルの志望動機を書くときに、ただ単に「洋服が好き」というだけではいけません。世の中には多くのアパレル企業があるなかで、この会社を選んだ理由を明確に書く必要があります。志望するアパレル企業の商品の特徴を取り上げたり、魅力を感じる点を具体的に書くとよいでしょう。

また、「入社したらファッションセンスを磨きたい」という受け身の姿勢も、マイナスのイメージを与えてしまいます。最後に企業の知名度を取り上げていますが、これでは有名なら他のアパレル企業でもよいのでは、と思われてしまうでしょう。

アパレル店員に限りませんが、企業が求める人材は「自社の製品が好きなファン」ではありません。「自社製品のファンを増やし自社の利益に貢献出来る人材」です。

そのため、消費者としての「好き」というレベルの志望動機では、自社の利益に貢献してくれる人材として、評価されません。

憧れだけでなく、他の志望動機も見つけておくようにしてください。せっかく就職したのに思っていた仕事と違うとなると、離職の可能性が高くなります。事前に実際に働いている人から話を聞いてみるのもおすすめです。是非OB・OG訪問の機会を活用してみてください。

NG例②自己PRと志望動機が混同している

私は小さい頃から人懐っこく、誰とでもすぐに仲良くなることが出来ました。コミュニケーション能力に優れているため、人と関わる仕事がしたいと思うようになり、どうせなら高いレベルで働きたいと考え、御社を志望しました。御社はアパレル店員の中でも給料の水準が高いため、求められる能力や仕事の質も高いのではないかと考えます。厳しい環境に身を置くことで、社会人として大きく成長し、一人前のアパレル店員になって多くのお客様を幸せにしたいと考えています。

例文ではアパレル店員の志望動機が述べられていますが、志望理由についてはアピールの中盤以降にしか語られていません。冒頭では自身の説明をしており、コミュニケーション能力がアピールされています。

志望理由は自己PRの場ではないため、質問の意図が理解できていないとして、マイナスの評価でしょう。また、志望理由についても給料について言及されており、これも印象が悪いです。

またアパレル店員としての成長意欲は示せていますが、企業を志望する理由にはなっていませんし、他の企業でもいいのではないかと思われてしまいます。

NG例③なぜその企業を選んだのかが不明確

私が御社を志望した理由は、アパレル店員として働くことにより多くの人の役に立ちたいと考えたからです。御社には色々な種類の商品が売っているので、たくさんの人の欲しい物が手に入ると考えています。御社に入社しましたら、アパレルを販売することで人々の役に立てるよう頑張ります。

この例文では「アパレル店員として働くことにより多くの人の役に立ちたい」と述べていますが、具体的なことが一切書かれていません。たくさんの人の欲しい物が手に入る=人の役に立てるという考えであれば、アパレル店員として働かなくても実現できます。人の役に立ちたいということをアピールする場合は、「自分がお客様の役に立つにはどうすればいいか」を考えてから盛り込むとよいでしょう。

アパレル店員を目指すなら必須の用語10選

アパレル店員として働くなら、業界にまつわる専門用語についても理解を深めておくことが大切です。アパレルについての専門用語は多数あります。

専門用語を把握していないと、企業研究の際に分からないことが出てくる場合も多いため、これら10つは理解しておきましょう。

1.メーカー

メーカーとは製造をしている企業を意味します。ブランドと混同されることが多いため製造している企業と覚えておきましょう。

2.ブランド

ブランドとはメーカーが一定のコンセプトに従って製造された、商品をまとめた総称です。
例えば「LV」や「DIOR」はLVMHというメーカーが一定のコンセプトに従って製造しています。そしてその商品を「LV」という名前でまとめたもののことをブランドと呼びます。間違えないように覚えておきましょう。

3.マネキン

マネキンとは、商品を紹介する人形の中でも全身のものを指します。

4.トルソー

トルソーとは、商品を紹介する人形の中でも胴体のみのものを指します。

5.ボディ

ボディとは、商品を紹介する人形の中でも胴体と腕のみのものを指します。

6.キャッシャー

アパレル業界においてキャッシャーとは、レジのことを意味します。キャッシャーの本来の意味はレジ係りのことを指しているため、間違えないように覚えておきましょう。

7.セレオリ

セレオリとはセレクトショップオリジナルの略称です。セレクトショップとは自社で生産された服ではなく、他社の商品をセレクトし集めたショップのことです。そしてセレオリとは、セレクトショップが自社で生産している服のことを指しています。

アパレル業界では頻繁に登場する専門用語なので、是非覚えておきましょう。

8.プロパー

プロパーとは定価の商品のことを意味します。値引きされた商品のことはセール品やアウトレットなどの呼び方をされることが多いです。

9.オートクチュール

オートクチュールとはフランス語で、ハンドメイドの一点ものを意味する言葉です。貴重なため、通常店舗で取り扱うことがない商品です。

10.プレタポルテ

プレタポルテとは、英語のready to wearをフランス語に変換した造語です。店舗で扱われている商品のことを指します。

アパレル店員について正しく理解して内定に近づこう!

本記事ではアパレル店員の基礎知識から内定を得るためのポイントまで詳しく解説しました。アパレル店員の仕事内容やキャリアの流れを確認することで、業界研究や企業研究を進めることができ、自分に合っているかどうか判断することができます。

また内定を得るためのポイントを押さえることで、企業に対して的確なアピールをすることができるため、選考も有利に進めることができるでしょう。

アパレル店員の基礎知識から内定を得るためのポイントまで理解し、魅力的な志望動機の作成して内定に近づきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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