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就活で差をつけろ!ビジネスで使われるロジカルシンキング3つの思考法

ロジカルシンキング、つまり論理的思考は別名垂直思考とも呼ばれます。
前提や結論の間には必ず何らかの因果関係が成立してなければいけません。
論理的に結論を導き出すためには横の広がりを強く意識するMECEと併せて、
因果関係を説明するための思考法も必要です。

論理は、アリストテレスの時代から西洋の哲学によって発展し、その長い歴史のなかで以下の3つの基本的な論理が生まれています。これがロジカルシンキングにおいても基礎となる考え方です。

①演繹法
②帰納法
③弁証法

この3つの論理を理解し、場面によって応用していかなければなりません。
これらの3つの論理について簡単に解説します。

ロジカルシンキング

演繹法

抽象度の高いAという事象または関係から、それよりも抽象度の低いBという事象または関係を推測する方法です。つまり観察事実をもとに結論を引き出します。ただ理論をつくるのが簡単なためよく使われますが結構落とし穴が多いです。

例)
大前提(一般的原理)「人間は死ぬ」
小前提(事実など)「Aは人間である」
結論(個々の事象)「Aは死ぬ」

ビジネスではこんなとき役に立つ
・与えられた仕事に対するタスクを明確化する。
・ある問題点に対する解決策を提示する。

就活ではこんなとき役に立つ
・自分の持っているスキルや経験から、志望業界や職種に活かせることを示す。
・予想外の質問に対して、考えながら説明する。

帰納法

帰納法とは抽象度の低いBという事象または関係から、それよりも抽象度の高いAというな事象または関係を推測する方法です。つまり、多くの観察事実から類似の点をまとめ上げることで結論を引き出します。

例)
事例収集(個々の事象)「人間Aは死んだ。人間Bも死んだ。人間Cも死んだ」
因果関係(本質的結合関係):「人間だから死んだ」
結論(一般的原理):「人間は死ぬ」

ビジネスではこんなとき役に立つ
・優秀なひとの仕事のやり方を研究し、必勝法を編み出す
・商品の売れ行きの統計をとり、マーケティング計画を立案する

就活ではこんなとき役に立つ
・過去の行動を洗い出すことで、自分の感じ方・考え方の癖や柱を探す。

弁証法

肯定と否定の対立から、より高次の思考を生み出す方法です。具体的というよりは創造的であり、哲学的な心理を導きだすのによく使われるものです。
しかし、弁証法は物事の真理や本質を導いたり、新たな価値を創造していく上では非常に有効な思考法です。

例)
世の中すべてが真っ赤だと「青」の存在を知らないばかりか「赤」という概念すらないことになる。「青」があるからこそ「赤」の存在を知る。「青」もまた「黄色」や「赤」があって「青」という概念が出てくる。そうして「色」という概念にたどり着く。

ビジネスではこんなとき役に立つ
・利害関係が対立している中で、妥協案を探る
・ビジネスの流れを大局し、次の時代の新しい概念を打ち出したり新しいビジネスモデルを考える

就活ではこんなとき役に立つ
・あふれた情報に流されず、本質を見極める。
・内定が複数出て迷った時

実際にはそれぞれ単体では成り立たないこともあるので、場面によって使い分けたり、組み合わせていくことが重要です。特に最後の弁証法についてはIT社会において必要な思考法とも言われています。みなさんもぜひこういった思考方法を今から実践し、身に付けていくしていくことで周りと差をつけ、納得のいく就活をしていただきたいと思います。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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