就活の悩み

伝説の求人広告 アーネスト・シャクルトン

目次

    普段みなさんはたくさんの求人広告を見ていますよね。今回は伝説の求人広告と呼ばれた広告とその広告を作成したアーネスト・シャクルトンのことを紹介をしたいと思います。

    「風通しの良い社風で笑顔で働きましょう^^」
    「圧倒的な成長空間。目指すものは世界だ!」
    「世の中に必要な仕事です。社会貢献をしましょう。」

    枠にはまった綺麗な言葉。誰が作ったのかもわからない。そんな言葉に僕達は人生を左右されてしまう現実。
    就職活動にはビジネスチャンスがいくらでもあります。その一つが広告ビジネスで、ナビサイトなどは基本的に広告で飯を食っています。いくらソーシャルメディアが浸透しても広告はとても大切ですし、巷で話題のエンゲージメントやコミュニケーションだけでは足りないところを効果的にサポートしてくれます。

    当然、広告なのでお金を払ってる側が有利になるのは当然で、企業の利益が優先されます。話が脱線しましたが、伝説の求人広告とはどのようなものなのでしょうか。

    bywikipedia

    これはアーネスト・シャクルトンが南極探検の仲間を募るために出した新聞広告だと言われています。現代であれば考えれないことではありますが、かなり強い打ち出しだと思います。
    現代風に訳してみると
    ・男性の方のみ
    ・新規事業
    ・給料100000
    ・成功するまでに数年かかる
    ・過労死の危険あり
    ・成功したら億万長者
    といったところでしょうか。

    この求人にはエントリーどころか、ブックマークすらされません。一括ブックマークしても即解除してしまうでしょう。しかし、当時はこの小さな枠の新聞広告に5000人の応募が集まったそうです。ハンターハンターをジャンプで読んでいる方はこのわくわくする気持ちが理解できると思います。

    "冒険"や"挑戦"という言葉はいつの時代も人の心を掻き立てます...

    私はこの広告に求人広告の本来のあるべき姿のヒントがあるのではないかと感じました。学生の求めているものは、きれいごとではなく、本当の姿。多くの人に共感されるような抽象的な言葉よりも、本当に出会いたい人に突き刺さるような研ぎ澄まされた言葉なのではないでしょうか。

    「世界を駆け巡り、人々のインフラを創る仕事」をしたい方募集

    よりも、

    「日本とは異なる過酷な国で、成果が出るかもわからず、ただひたすら日本で待つお客様のために世界を覆すような新しい資源を探す仕事」をしたい方募集

    のほうが伝わってくる想いがある気がします。
    この文章はあまりいけてませんが笑

    やはり今後の採用はより明確なターゲッティングとセグメントが重要になってくるのではないでしょうか。ある採用担当者がこのように話していたことを今でも覚えています。
    「10000人集めて10人採用している担当者より、100人集めて10人採用している担当者のほうが優秀。理由は自社に合う人材を理解し、その人材に対し、適切に企業をPRし、効率的に優秀な人材を確保しているからだ。」

    このような考えが増えていくことを願っていますし、就活生も無駄に企業を受ける数も減るのかなぁと思っています。学生が就活中によく企業を"コマ"といいます。私はその言葉が嫌いで、未だに慣れません。企業は異なります。その違いを楽しめるようになると、就活がうんと楽しくなるのではないでしょうか。

    監修者プロフィール

    ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
    吉川 智也
    (よしかわ・ともや)
    1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
    現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

    記事についてのお問い合わせ