内定について

【14卒内定者インタビューNo.6】キャリア官僚の内定者が語る、就職活動の進め方

文部科学省

文部科学省内定者が語る就職活動
この時代になぜ官僚?なぜ文部科学省?
彼の教育に対する熱意と冷静な分析に注目

今回はキャリア官僚として文部科学省に内定者しているTさんに来ていただきました。
インタビュー内容をまとめたのでご覧ください。

国家公務員、文部科学省を志望していたワケ

I:Tさんはなぜ、国家公務員、中でも文部科学省を志望されていたのですか?

T:まず、国家公務員を志望した理由からお話します。
高校時代や大学入学してから間もない頃、家のテレビで何気なく映っていた国会中継や霞が関に対する批判を見ていて、嫌気がさしていました。そして、大学生になり、「議論する」ということを学ぶにつれて、徐々に、「自分が中に入ってその当事者になりたい。自分がそのまとまらない議論を変えてやりたい。日本をリードする人間になりたい。」と思うようになりました。これが単純なきっかけですね。

それで、なぜ文部科学省なのかということですけれども、これは自分のある体験が大きな影響となっていますね。

I:どのような経験をされたのですか?

T:実は私が大学2年生の時に父親が病気を患い、資金面から大学を中退しなければならない可能性があったのです。その時、奨学金に助けられ、何とか大学で勉学を続けることができました。私は、そのことがきっかけで、教育の機会均等を考えるようになりました。
教育は人を育てる。人は国家を成長させる。教育こそ、日本がもっと豊かで住みよい国になるために最も必要なコトだと思います。

I:なるほど、確かに教育はすべての基礎ですよね!
私も、教育について考えることがよくあります。

私は、大学3年生のころ、「本当に役立つ教育は何か?」ということを真剣に突き詰め、小学生から社会人まで様々なセミナーや塾を行う、教育ベンチャーの経営者と知り合いました。その方は、「文部科学省は倒すべき相手であり、仲良くしていきたいパートナーでもある。」と言っていました。

今の教育では優秀な人材を育んでいくことには限界がある。それは文部科学省も教育委員会も教師も分かっているのだけれども、そう簡単に教育制度は変革できないし、教育の内容は現場に頼るしかない。

だからこそ、私は“民間から教育界に変革をもたらしたい!”という人たちが重要だと考えています。中からは制度や構造の最適化を図り、外から新しいコンテンツを提供していく。僕はこの二つの足並みがそろえば、今よりもっと効果的な教育を創造できるのではないかと考えています。

T:確かに、民間から教育界を変えていこう!という動きはとても重要だと思います。教育関係の者、例えば教育委員会や教師、その他専門家は、基本的に教育というモノを社会学的アプローチでとらえがちです。だから主観的な感覚や、昔の制度を維持していくという選択肢がとられがちになっているのです。ですが、民間の教育企業はもっと柔軟に「効果的なコンテンツ」を提案していくことができる。経済的な感覚も持っています。

I:結局、行政という立場から教育を考えるということと、民間という外の立場から柔軟に教育をとらえるという違いがあるだけで、目指す場所は一緒なんですよね。僕は、この二つの考え方が衝突せずに、相互理解のもと、より良い方向に向かっていくことを願っています。

すみません、なんか議論になっちゃいましたね。笑
就活生向けの記事なのにw

T:まあ、少しでも参考になれば笑

就活における苦労とノウハウ

I:Tさんは国家公務員の試験を受験する以外にも、少し就活もやっていたようですが、そこで工夫していたことはありますか?

T:一番重要なのは優先順位づけに基づいたスケジューリングですね。私はあくまで国家公務員試験に受かることが第一目標だったので、それにかかる時間を天引きしたうえで、余裕のある時間に民間もというスタイルでした。これは、一般的な就職活動に当てはめても言えることだと思います。一番優先度の高いものにかかる時間を考慮し、優先度の低いものが高いものを圧迫しないように心掛けることです。

I:スケジューリングは何をするにも必須の力ですよね。その中でも、優先付けが一番重要であり、また最も難しいことでもあると思います。

T:はい、優先付けは最も難しいところです。
だからこそ、普段から「なんで?」を追及してほしいと思います。

I:というと?

T:民間就活は公務員試験と比べたら門は広いし、より多くの業界に興味を持つことでしょう。ですが、これが最初のキャリアになるわけです。もし入ってみて自分に合わなかったらやめるなんてことをしていたら、その時間が圧倒的に無駄です。(もちろん、きちんと計画を持ったうえでのことなら問題ないと思いますが。)「なんで?」を追及しておかないと、ぼんやりしたキャリアが出来上がってしまうと思います。
なぜ、その道を選ぶのか、なぜその目標を掲げるのかを徹底的に追求してください。

内定が決まってから現在まで

I:Tさんは国家公務員総合職試験に合格され、官庁訪問を経て、文部科学省に内定されました。内定が決まった後から現在まで、どのような事をされているのですか?

T:今しかできないことをしようと心がけています。
大きく分けると3つですね
1.語学の勉強
2.海外留学
3、大学の勉強(今のうちしかできない)

I:1,2はわかりますが、3はなぜですか?Tさんは経済学部ですよね?教育を専門に扱う文部科学省で役に立つのですか?

T:はい。私は、教育の世界に足りないモノは、数値に基づいた分析をはじめとする、経済的なアプローチだと考えています。教育界では、トップと現場がかけ離れています。「本当はこういうカリキュラムの方が良い」と思っていても、現場の声や教育委員会、また行政側の様々な対立によって結果的には成し遂げられていません。それは、さっきも出ましたが、みな社会学的アプローチばかりで、抽象的な議論に終始しているからです。そこに経済学的アプローチを用いることで、実際に改革をすることによってどれだけの効果が得られるのか(例えば、10年後の国民所得の増加率など)を示すことができれば、もっとスムーズに教育改革をおこなうことができると考えています。

I:ぜひ成し遂げてください。期待しています!

就活生にむけて一言

I:最後に就活生に向けて一言お願いします

T:「なんで?」を追求し続けること。
将来のことを現在のことのように考えることができるくらいまで突き詰めてほしいです。それこそが、自分の決断を後悔せずに済む、唯一の方法だと思います。

頑張ってください!

 

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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