面接対策

グループディスカッションにおいての役割の重要性と注意点を解説

グループディスカッションの流れ

グループディスカッションの流れについて説明します。

1.テーマについての共有説明や映像確認
2.グループ振り分け
3.自己紹介
4.役割分担
5.各グループでの討論
6.各グループの代表者の発表

最初に、企業側が「テーマについての共有説明」をしたり、「テーマに関連する映像」を流したりします。次に、企業側がおこなうことは、グループディスカッションの役割や時間のルール説明です。あらかじめ、企業側で就活者のグループを振り分けているので、その場で発表されます。グループに分かれたら、その中で1人ひとり自己紹介をします。次におこなうのは、各グループの中での役割分担です。

グループディスカッションの進め方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

グループディスカッションでの役割は重要

グループディスカッションでの役割は重要です。この後に詳しく説明しますが、グループディスカッションでは大きく分けて、司会、書記、タイムキーパーという役割があります。どの役割を担当するかによって、面接官に与える印象が大きく変わることはい言うまでもありません。

ここで就活生が取りうる戦略としては2つの方法があります。1つは、あなたの得意な部分をアピールできるような役割に立候補して、思う存分面接官にアピールする方法です。2つ目は、志望している企業の風土や企業理念からどのような特徴を持っている人材を求めているかを推測して、そのような人材だと思われるような役割を担当する方法です。どちらか得意な戦略を取るといいでしょう。

グループディスカッションの役割①司会・発表者

グループディスカッションにおいてまず間違いなく必要になるのが、この司会という役割です。司会がいないとグループディスカッションも進まないでしょうし、発表者がいないと最後の段階で誰が発表するかということで揉めるという事態になりかねません。そのため、司会や発表者は確実に必要な役割となります。この2つは別々にしても良いですが、多くの場合は一緒になるでしょう。

協調性やリーダーシップをアピールできる

司会・発表者という役割を担当した場合は、協調性やリーダーシップをアピールできます。司会という役割は、議論や参加者を常に全体を見渡しながら円滑に進行していく必要があります。

ときには、意見がまとまらなかったり、意見が対立たりすることもあるでしょう。このような場面でうまく議論を信仰させることができたなら、協調性やリーダーシップのアピールができます。

常に議論の先頭に立ち、参加者に発言を促したり、議論をあるべき方向に導けたならば、面接官はあなたのリーダーシップを認めるでしょう。一点注意があります。リーダーシップをアピールしたい気持ちが先走って強引な信仰をしないように気をつけましょう。

チームとして機能するように進める

司会を担う上で気を付けることは視野を広く持つことです。グループディスカッションでは自分の意見をどんどん述べる人もいれば、消極的でなかなか自分の意見を述べることの出来ない人もいます。そのような人にもしっかりと意見を述べる場を設けてあげることで、チームとしてしっかりと機能するよう進めることが求められているのです。

発表者に求められるものは、明確な根拠を提示し、意見を述べることです。グループディスカッションでは、その意見が正しいかどうかはさして重要ではありません。重要なのはその意見を通じてチームとして議論を深めていくことです。明確な根拠なしで意見を述べると、それについて議論を深めていくことが困難になります。そのため発表者には、明確な根拠を示しつつ意見を述べることが必要とされるのです。

グループディスカッションの役割②書記

発言の内容やどういう流れでグループディスカッションが進んでいるかということをメモするのが書記という役割です。書記も、グループディスカッションでは大切な役割のひとつです。

人の意見をまとめる力と、その中で自分の意見を言っていくという、二つの事を同時に進める力が必要となります。採用担当からもそういった能力があるかどうかということを見られるでしょう。

見やすくまとめやすくするための工夫が必要

書記をする上で気を付けることは、議論の要点を適宜まとめていくということです。「書記であれば出た意見をただ書いていけばいいから楽」と安易に捉えるのはNGです。制限時間内に議論を収束させるには、書記の働きが非常に重要になるのです。個々人の意見を書きつつ、それらを踏まえた議論の要点を適宜まとめていくことで、結論を出す作業に費やす時間を大幅に短縮することが可能になります。

また書記という立場だからこそ、議論の流れがおかしな方向に進んでいる場合、そのことに一番に気付き、軌道修正を働きかけることが可能になります。書記はただ書くだけではなく、議論の流れを整理し、軌道修正を促しつつ、収束へと的確に導くスキルが必要とされるのです。

メモを取っているだけだと印象に残らない

人の発言をまとめつつ、かつ自分の意見を適所でいっていくというのは難しいものですから、それが完璧にこなせればそういう能力があることをアピールできます。そうすれば評価も高くなるので、これは書記という役割のメリットと言えます。

グループディスカッションの役割③タイムキーパー

グループディスカッションでは、タイムキーパーという役割もあります。これは、単に時間を知らせる時計代わりの人ではなく、全体の議論の流れを見ながら、「この議論・このテーマについてはあと何分で終わらせて、あと何分程度で意見をまとめていこう」と提案していく、スケジュール管理能力が求められます。

まとめ作業までを上手に時間管理する

こうした時間管理・スケジュール管理能力は仕事でも使う能力です。そのためこの役割をうまくこなすことができれば、そうした能力にたけた魅力的な人として評価されます。

タイムキーパーは時間管理をしつつ自分の意見も言わなければならないので、難しい役割ではあります。しかしそれがうまくできないと、まとめる時間がなくなって、結局よくわからない意見になり、チーム全体の評価が下がってしまいます。

予め時間設定を伝えておくことで司会も進めやすい

タイムキーパーをする上で気を付けることは、時間設定をあらかじめ行っておくことです。制限時間30分と言われたのであれば、「最初の5分で各自意見を述べ、その後15分議論を行い、残り10分でまとめと見直しを行う」など、最初に全体の流れを決めておくことが重要になります。グループディスカッションでは、最終的にチームとしての意見を述べる機会が設けられていることが多いです。

その際、「時間が間に合わずチームとしての意見をまとめ切れませんでした」ではマイナスの評価を受けてしまいます。決められた時間内にタスクを完成させることは、社会人として求められる能力の一つなのです。タイムキーパーを担う人には、適宜時間を見ながら「残り10分なのでそろそろまとめに入りましょう」などと、議論を導いていくスキルが求められます。

タイムキーパーで評価されるためのコツはこちらで解説しているので併せて読んでみてください。

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役割を持っていない人が採用担当者から見られている部分とは?

ここまで見てきたような役割に、グループディスカッションの参加者全員がつけるわけではありません。当然、何も役割がないというケースに出会う場合もあります。

このような、役割を持っていな人は採用担当者からどのような部分を見られているのでしょうか?面接官が見ている点は次のようなことです。役割がないからといって何もしないのではなく、積極的に議論に参加して貢献しようとしているかという姿勢が評価されています。

もし、司会やタイムキーパーの役割を担当したかったのにできなかったというケースでも、議論にコミットする姿勢を見せましょう。

グループの雰囲気づくりができる人か

先ほど、議論に参加しようとする姿勢が大切だと述べましたが、具体的にはどういう姿勢でしょうか。1つ目は、グループの雰囲気づくりに貢献できるかどうかです。もし、参加者が意見を持っているのにもかかわらず誰も発言しようとしない場合には、率先して口を開いて重い空気を打開することで、結果的に他の参加者の発言を促すことに繋がるかもしれません。雰囲気づくりは、自分の発言以外の行動でも貢献できます。

それは、人の発言に対してしっかりを相槌を打つことです。その行動が、相手に「私はあなたの話をしっかりと聞いている」というメッセージになり、発言のハードルがどんどん下がり活発な議論になるかもしれません。

議論の流れを理解して進められる人か

役割を持っていない場合に面接官に見られている点として、議論の流れを理解して進められる人かということがあります。先ほどの「グループの雰囲気づくりができる人か」とも関連してきますが、議論の本質からずれた発言を繰り返してしまうと、面接官にネガティブな印象を与えてしまうでしょう。

このように行動は、議論に貢献するどころか議論をあらぬ方向に導く可能性があるでけでなく、他の参加者に不快な思いをさせてしまうかもしれません。こうならないためにも、正確に相手の質問を理解することが大切です。具体的にいうと、質問に正確に答えるという当たり前のことを当たり前にしましょう。このような姿勢を持ち続けることが大切です。

主張の強すぎる人は評価されにくい

役割がない場合に、主張の強すぎる人は評価されにくい場合もあります。その理由はここまで見てきた、「グループの雰囲気づくりができる人か」という点と「議論の流れを理解して進められる人」かどうかという点から逸脱しているためです。

主張が強すぎる人は、人の意見に耳を貸さないという印象が持たれる場合があります。これがポジティブに作用すればカリスマとしての評価を受けるかもしれませんが、これは稀でしょう。むしろ、一歩間違えば独裁者のような印象を与えてしまうリスクをケアする方が妥当でしょう。自分の意見を主張することはもちろん大切です。

ですが、他の人の意見にも耳を傾けて、あなたの意見と他の人の意見のいいところを抽出してさらなるいい意見を出せるように工夫しましょう。

グループディスカッションのコツはこちらの記事でもまとめています。併せて読んでみてください。

グループディスカッションでの役割はよく考えてから立候補しましょう

グループディスカッションでは主にこうした3つの役割があります。それぞれ評価もされやすいかわりに、うまくこなせなければチーム全体の評価を下げる上に、うまくいかなければ自分の評価も下がります。そのためこれらの役割を望む場合は、よく考えてから立候補した方がよいでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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