職種研究

【病院の志望動機例文10選】書き方のコツやNG例文もご紹介

病院の志望動機に悩む人は多い

病院に勤めたいと思って就職活動をおこなう人は多くいるでしょう。しかし実際に就職活動に臨むにあたって、どういった志望動機を書けばいいのかという点については、悩まれる方も多くいるようです。病院の仕事には、医師や看護師、薬剤師以外にも様々な職業があります。

どの職業に就くかによっても志望動機の内容は大きく変わってくるため、病院のどの職業に、どういった形で就くかも考えて志望動機を書く必要が出てきます。そこでこの記事では、病院に関わりのある職種や業界で使える志望動機の書き方についてご紹介します。各職業ごとに志望動機のポイントや、NG例なども合わせてまとめてあるため、ぜひ参考にしてください。

病院の志望動機の書き方

病院へ就職したいと思っている学生の中には、「志望動機でどのような内容を書けば良いのか分からない」という方もいるでしょう。一般企業と同じように書いても、魅力的な志望動機は作成できません。病院ならではの志望動機は、どういった書き方をすれば良いのでしょうか。本ページでは、病院に就職したい場合の採用されやすい志望動機の書き方をご紹介します。

①給与など待遇のことは書かない

病院で働きたい場合の志望動機の書き方において、給与など待遇については書かないことが注意点として挙げられます。病院で働くというと、医者・看護師・医療事務、いずれもイメージとしては高収入な印象を受けます。しかし基本的に給与について触れるのは志望動機の書き方においてNGです。病院勤務となると、夜勤もあるため確かに高収入を狙うことが可能です。

しかし、実際に就職したい理由がその点でも、志望動機では本音と建前を使い分けた書き方をする必要があります。あなたが採用担当者だったとして、「夜勤をたくさんこなして高収入を得たいから」や、「この辺では最も大規模な病院であり一番稼げると思ったから」などという志望動機を言われたとしたらどうでしょうか。実際にそうだとしても志望動機でそれを言われても、その人を採用したいという材料にはならないでしょう。

②患者や地域の手助けをしたい思いを伝える

病院で働きたい場合の志望動機の書き方における2つ目のポイントは、患者や地域の手助けをしたいという思いを伝えることです。病院で働く人々は、日々患者のことを考え、安心して病気や怪我の治療をしてよくなってもらおうと使命感を持って仕事をしています。
あなたも同様の使命感を持ち、その一員となれるように今まで努力し、病院を頼っている人の力になりたい、という思いで勉強してきたという姿勢を伝えてください。

病院勤務は看護師や事務といった業務内容にもよりますが、夜勤があったり、緊急時には激務になることもあります。そのため、人助けをしたいという強い思いや責任感がなければ業務に耐えられず、辞めてしまう可能性があるのです。採用担当者はその思いがあるかどうかを見極め、長く勤めてもらえる人材かどうかを判断します。「人を助けるため」に病院が存在しているということを意識しておけば、自然と相手側に求められている人材であるという内容で志望動機を伝えられるでしょう。

③自分が病院に助けられた経験を伝える

病院で働きたい場合の志望動機の書き方における3つ目のポイントは、自分が病院に助けられた経験を伝えることです。誰もが一度は病院へ行き、病気や怪我を治してもらった経験があると思われます。その経験をもとに、なぜ人を助けたいと思ったのかを伝えると、より具体的な志望動機ができます。

例えば、「以前病気(怪我)をして辛く苦しい思いをしたが病院にかかり助けられ、その時のスタッフ(または医者)に献身的に看病をしてもらい、その時のことが忘れられず私も人の為に働きたい」といったような、先に書いた人助けや患者に貢献したい理由の根拠付けにもなります。ただ、当然のことながら話をわざわざ大げさにしたり明らかな作り話をしてしまうと、どんな治療だったかなどを聞かれた場合にバレてしまいます。あくまでも病院で働こうと思ったきっかけとして、実際の経験を志望動機に活用しましょう。

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病院の志望動機例文10選

【薬剤師】例文①

私は、人々の悩みを解消する薬の開発をしたいという思いから、薬剤師を志望しています。大学では、薬学部以外の学部でも研究を見学させてもらうなどして、研究に関する知識を増やしました。研究設備の数や制限を心配することなく、積極的に薬の研究・開発ができる環境が必要だと考えています。
貴社は、多くの人の健康や命を支える新薬を多数開発しています。そんな貴社の求人を見つけて、ぜひ開発に携わりたいと思ったのが志望の動機です。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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薬の開発が目的で、製薬会社を志望している薬剤師の志望動機例文をご紹介しました。世の中に薬がなければ、医療機関に通院する患者さんの苦痛を和らげることができません。その点をしっかりと把握したうえで、志望動機を作成しましょう。自分の目的と会社を選んだ動機をしっかりと絡めるよう、意識してください。

【薬剤師】例文②

私は一人一人の患者に寄り添うことに重きを置いている点に魅力を感じ、貴院を志望しております。私は学生時代にドラッグストアでアルバイトをしていた経験から、薬剤師の方が丁寧に分かりやすく薬の説明を行い、薬やその症状に対する不安を和らげている姿に魅力を感じ、薬剤師として働くことを志望しております。
貴院では、薬剤師が一人一人の患者に寄り添い、丁寧な説明を行うことが出来るよう、体制が整えられており、地域に根付いた病院となっています。私は一人一人の患者としっかりとした信頼関係を構築し、薬の説明だけでなく、体調維持のための予防策まで配信していきたいと考えており、そのためそのようなことが出来る環境が整えられている貴院を志望しております。

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この例文のポイントは薬剤師と志望している理由と、その中でその病院を志望している理由をそれぞれ明確に説明出来ている点です。薬剤師を志望する理由を説明するうえで、アルバイトというエピソードに沿って説明出来ていることで、説得力のある志望動機となっています。また、その病院を志望する理由に関して、自身のやりたいことまで踏み込んで書くことが出来ており、採用担当者に熱意を伝えることが出来ています。

【看護師】例文①

小学生の頃、病院に入院したときに、看護師さんが優しく話しかけながら、点滴の交換や排泄補助をしてくれたことから、自分も看護師として働きたいと思い志望しました。私は、高校時代に居酒屋でアルバイトをしていたため、体力とコミュニケーション能力に自信があります。
貴院は県立病院ということもあり、仕事の量が多いです。だからこそ、体力とコミュニケーション能力を活かして、テキパキと仕事をこなしながら、患者さんと円滑な人間関係を築ける看護師を目指したいと考えております。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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小さい頃の思い出がきっかけとなり、看護師を目指している人の例文をご紹介しました。看護師には、激務に耐えれる体力が求められます。また、患者と接することが多いため、コミュニケーション能力もある程度は必要でしょう。この2つがあることをアピールできると、より効果的な志望動機が作成できるのです。

【看護師】例文②

私は、小児科において看護師として仕事に従事していきたいと考え、貴院を志望しました。母が小児科の看護師であったことから、もともと漠然と小児科で働くことに関心を持っていました。母の仕事場を訪れた際、母が病気と闘う子供を懸命にサポートしている姿を目の当たりにし、小児科で看護師として働くことのやりがいを感じました。
貴院では、一人一人の子供たちへのサポートを、医師と看護師が連携して密に行うことが出来るような体制が確立されており、このような環境で子供たちをサポートしていきたいと考えております。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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この例文のポイントは看護師を志望した背景について、具体的なエピソードに沿って説明できている点です。看護師の志望動機を作成する際、「母が看護師だったから」だけの簡潔な志望動機で終わらせてしまう就活生がいます。

「母が看護師であったこと」はあくまでも看護師に関心を持つようになったきっかけに過ぎず、看護師として働くことに魅力を感じた理由は他にあるはずなのです。そのような点について、エピソードに沿って説明できており、説得力のある志望動機となっています。

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【栄養士】例文①

食の楽しさを人に伝えたいと思い、栄養士を志望しました。私は、多くの人が嫌う食べ物を、美味しくかつバランスよく調理できることが強みです。貴校へ就職できた際には、嫌いなものでも美味しく食べれる給食を考えて、「残飯ゼロ」を目指せるよう努力いたします。
貴校は、畑を設けているため、季節に合わせた野菜を収穫できます。食の楽しさを知ることで、貴校の児童が自分で収穫した野菜を食べようと思うようになってくれることが、私の目標です。

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食の楽しさを伝えることで、学校と児童に貢献したい栄養士の志望動機例文をご紹介しました。栄養士は、食に関するスペシャリストです。だからこそ、知識ではなく自分の思いをアピールすることが大切となります。分かりやすい目標を交えると、栄養士に詳しくない人でも理解しやすい志望動機を作成できるでしょう。

【栄養士】例文②

私は食を通じて、子供たちの健全な発育に貢献していきたいと考え、栄養士を志望しております。私は大学時代、世界中の国々の食生活について研究をしておりましたが、その中で、世界には幼いころに十分な栄養を摂取することが出来なかったため、成人後の心と体の健康に支障が出ている人が、大勢いることを知りました。
食事は体の健康だけでなく、心の健康にも非常に重要なものです。大人であれば自身で栄養バランスをある程度考え、食事をすることも可能ですが、子供の場合はそうはいきません。私は保育園で子供たちが何も考えずとも十分な栄養を食事から取り、健全な発育が出来るよう携わっていきたいと考えております。

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この例文のポイントは、栄養士として仕事に取り組みたいという熱意が伝わる志望動機となっている点です。学生時代の経験から食の重要性を目の当たりにし、「子供たちの健全な発育のために自身の培ってきた知識と経験を活かしたい」という意気込みがストレートに採用担当者に伝わる内容となっています。ポテンシャルやスキルを有しているのはもちろん重要ですが、それらにあわせ、仕事に対する強い気持ちを持っていることも同様に重要なことなのです。

【医療事務】例文①

私は、医療事務として実際に働いている母に憧れ、この職種を志望しております。私の母は、私を産んでから現在までずっと、医療事務として働き続けています。その姿を見て興味が湧き、医療事務の専門学校に進学しました。明細書を作成するのは難しかったですが、だからこそやりがいを感じ、今年の7月には診療報酬請求事務能力認定試験の資格を取得しました。
この資格を活かして、多数の診療科を有している貴院で活躍したいと考えおります。就職後は、さらなる検定の取得を目指して、日々勉強を続ける所存です。

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専門学校で取得した資格を活かしたいと考えている人の、志望動機例文をご紹介しました。志望動機で資格をアピールする場合には、正式名称で伝えるようにしましょう。医療事務に資格は必要ありませんが、取得していればアピール要素にすることができるのです。また、それだけの知識・技術があると思わせることもできます。

【医療事務】例文②

私は、専門学校で勉強する中で、事務という立場から医療の現場を支えることにやりがいを感じ、医療事務として働くことを志望するようになりました。
その中で私が貴院を志望する理由は、若いうちから責任ある仕事を任せられる風潮がある点に魅力を感じたからです。私は学生時代の経験から、自身で考え行動していくことにやりがいを感じるようになりました。そのため貴院において、さまざまな業務に幅広く関り、自身の考えを積極的に発信していきたいと考えております。

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この例文のポイントは「なぜ医療事務?」→「なぜこの病院?」の流れがわかりやすく論理的に示されている点です。志望動機を伝える際、伝えることをしっかりと整理した上で話さなければ、「結局何が言いたいのだろう」と、採用担当者に真意を伝えることが難しくなってしまいます。志望動機を作成する際には、「なぜこの業界?」から「なぜこの企業」というように落とし込んで作成し、伝えることで、採用担当者に伝わりやすい志望動機とすることが出来ます。

【臨床検査技師】例文①

1つの検体から多くの情報を得られることに感動し、臨床検査技師を志望しました。現在は、国家資格の取得に向けて日々勉強に励んでおります。貴院はがんの治療を多くおこなっており、県外から患者がくることも珍しくありません。
そんな貴院で、適切な検体検査をおこなうことで、医師の治療に役立つ情報を提供したいと考えております。臨床検査技師の資格を取得し、就職できた際には、より知識を蓄えるために細胞検査士の資格取得を目指します。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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医師の治療に役立つ情報を提供したいと考えている、臨床検査技師の志望動機例文をご紹介しました。臨床検査技師は、医療機関の検査結果に関わる重要な仕事です。そのため、病院側は、採用するかどうかの判断を慎重におこないます。そこで大切なのが、医療機関を志望した理由となるのです。なぜ志望先の医療機関を選んだのか、理由をしっかりと述べてください。

【臨床検査技師】例文②

私は、検査技師が患者に直接説明するなど、他の病院では見られない革新的な取り組みを行っている点に魅力を感じ、貴院を志望しました。臨床検査技師は検査することがメインの仕事内容となるため、一人一人の患者との触れ合いがどうしても他の職種と比べ、少なくなる傾向にあります。
しかし、検査の専門家である臨床検査技師だからこそ気づくことの出来る患者の異変も多くあるはずです。貴院では臨床検査技師が直接患者に説明をしたり、患者やスタッフからの検査に関する問い合わせが行いやすいよう体制を確立するなど、臨床検査技師も一体となって患者の治療にあたっています。そのような体制だからこそ、病気の早期発見、早期治療が可能になるのだと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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この例文のポイントは企業研究が十分に出来ていることを効果的にアピール出来ている点です。同程度の規模の病院であれば、「どちらでも大差ないのではないか」と考える就活生も多くいることでしょう。

しかし、それぞれの病院にはそれぞれの特徴が必ずあるのです。企業研究を深掘りすることでその病院の特徴をしっかりと理解し、その特徴を絡めて志望動機を作成することで、企業研究をしっかりと行ったことをアピールすることも可能になるのです。

病院の志望動機NG例文5つ

志望動機の内容をよりよくするためには、NG例文の内容も確認しましょう。こちらも志望動機の例文と同じく、各職種ごとにNG例文を掲載しています。それぞれの職種のNG例文の中から、実際に就職したい職業の内容を参考に確認するといいでしょう。また、NGとして挙げられている部分は、志望する職種が他の職種であっても気を付けたいポイントでもあります。

①【薬剤師】NG例文

私が貴院の薬剤師を志望したのは、薬剤師としての経験をより身に付けられると感じたからです。薬剤師を志して就職活動をおこなっている中で、貴院の経営理念である「常に学ぶことをやめない」という考え方に共感いたしました。
患者のためにも常に学び、改善していきながら薬剤師になりたいと思っていたため、就職を志望したしました。貴院でなら自分の能力をより高めることができるであろうと考えており、そのために様々な研修や実際の職務をおこない、患者の皆様の体の健康を保てるお手伝いができたらと考えております。

薬剤師に限らず、志望動機のNG例としてよく挙げられるのが「自分の都合のみを語っている」ことと「具体性のなさ」です。この文章も一見まとまっていますが、内容は自分を高めたいということと、経営理念へのあいまいな共感のみになってしまっています。

②【看護師】NG例文

私が小児科の看護師を志望した理由は、子どもに関わる仕事がしたいと思ったからです。学生時代はボランティアで子ども達のお世話をしたり、触れ合ったりする機会が多くありました。その際、いつも明るい子ども達の笑顔に元気をもらい、もっと子ども達を笑顔にしたいと思うようになりました。貴院の経営理念において、特に子どもへの思いや愛情を感じられたため、この職場で子ども達を笑顔にできるようにしたいと思っております。

小児科や婦人科など、特定の科で働きたい場合に注意したいのが「看護師である必要性はあるか」という点です。例えば小児科志望で子ども好きであることを志望動機にした場合、病院へ就職する理由としては弱くなってしまいます。

③【栄養士】NG例文

貴院を志望した理由は、食を通じて人々を健康にしたいと思ったからです。私は食事で人を健康にすることに関心を持っており、そこから栄養士を目指して勉強をはじめました。
貴院では特に患者への食事についての細やかな配慮をしているとお聞きしたため、食事で人々を健康に導くお手伝いができたらと思い、就職を希望させていただきました。貴院に就職した際には、医師の方々の治療と合わせて、食生活の点からも患者の皆さんの健康を保つような食事を提供できたらと考えています。

こちらの例文も、具体性が不足している内容になっています。「人々を健康にしたい」ために、具体的にどういった能力を身につけたか、自分に何ができるのかを強みとしてあわせてアピールしていくと具体性も増すでしょう。

④【医療事務】NG例文

貴院を志望した理由は、自分の能力を最大限に活かせる職場だと感じたからです。私は元々医療機関での事務職務に興味があり、その中でも医療事務が私の能力を一番活かせる職務内容だと思って、資格取得を目指していました。
貴院では医師や看護師、事務員が一丸となって人々の健康に奉仕するという考え方を掲げており、全ての職員が医療に携わっているという思いで職務をおこなっているという点が胸を打ちました。貴院に就職した際には、患者さん一人ひとりに丁寧な対応をおこなっていきたいと思っています。

こちらも自分の持っている能力をアピールしたいようですが、抽象的で内容が不鮮明です。また、病院の理念に「胸を打たれた」とありますが、どのように感じたのかが伝わりにくい表現といえます。自分の考えと一致していたのであれば、「共感した」という伝え方の方がアピールしやすいでしょう。

⑤【臨床検査技師】NG例文

私が貴院への就職を希望する理由は、やりがいのある仕事ができると思ったからです。貴院では患者の病気について様々な検査をおこなった上で診断をしているということで、臨床検査技師の職務が重要になってくると感じました。
様々な検査をおこなうことで、やりがいが持てるであろうと考えています。貴院に就職した際には、速やかかつ丁寧な検査をおこない、その情報を医師と共有することで患者の健康増進や治療につながる仕事をしたいと思っています。

「やりがいのある仕事」というのが志望動機の軸になっていますが、抽象的で説明不足な印象を与えます。臨床検査技師として働く場所に志望する病院を選んだ理由について、もう少し詳しく書いておきたいです。病院の方針や特徴などを念入りに調べることで、「なぜ様々な検査をおこなっているのか」という背景についても考えられるでしょう。

病院への志望動機の書き方は貢献をアピールしよう

この記事では、病院に就職したい場合の志望動機の書き方と注意点について紹介してきました。これまでの経験などを元に、患者やその地域のために働きたいという理由にするのがいいでしょう。給与や待遇が魅力的であったとしても、それを志望動機にするのはNGです。

病院は患者のために働く職場であり、実際に勤務している人も使命感を持って仕事をしています。同じような思いを持ち末永く働いてくれるだろうと思われる伝え方をして、病院就職を成功させましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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