面接対策

【面接で使える実用的な裏技】短所を魅力的にする答え方|5つの例文と解説で欠点が長所になる

面接では仕事に繋がる長所を答えること

面接で印象を良くする長所と短所の答え方として、まず長所の答え方から紹介します。長所は、ただほんとうの自分を長所を答えても意味がありません。面接での長所の答えで印象をよくするためには、かならず仕事につながるような長所を答えるようにする必要があるのです。

自分の性格で仕事に活かせるところを探そう!

どんなに優れた点があっても、それが仕事に活きてこないのであれば、会社にとってはまったく意味がありません。だからこそ、面接で印象を良くするためには仕事に活かせる長所をあげることです。たとえば「勉強熱心で何事も自発的に努力して覚えるところ」「簡単なことでは心が折れず、出来るようになるまで努力を続けることができるところ」などであれば、仕事面でも必ず活きてきますよね。自分の性格で仕事に活かせるところを探してみてください。

面接では裏返せば長所になる短所を答えよう!

短所に関しては、面接で印象を良くするためには、裏返せば長所になるような短所を答える必要があります。短所をそのまま短所としてあげてしまったら、それはただただマイナスポイントとなります。面接ではマイナスがあればあるほど評価は落ちていきますから、正直に答えたということで少しプラスされても、短所自体のマイナス面が勝り、面接での評価は下がっていくことでしょう。そうならないために、裏返せば長所になるような短所を答えるのです。

短所を欠点としてそのまま答えないこと

たとえば「人の事ばかり考えてしまい、自分のことをあまり大切にできないところが短所」ですとか、「やり始めると熱中してしまうところが短所」とすると、前者ならまわりを気遣える気配りの人と思ってもらえますし、後者なら集中力の高い人と思ってもらえるでしょう。それはまさに長所だといえます。面接での印象をよくするためには、かならずこういう答え方をするようにしましょう。

長所も短所も具体的なエピソードをプラスすること

長所にしても短所にしても、面接で印象を良くしていくためには、必ずエピソードを絡めて答えましょう。エピソードがないと説得力がなくなり、担当者もイメージしにくくなります。

エピソードがあれば話に説得力が出てくる

「私の長所は○○です。それにはこういうエピソードがあって、それでこうなったから、私はそれを長所と思うようになった」と説明されると、説得力が出てきて、信じてもらえ、印象が良くなります。もちろん短所でも同じことです。こういうことがあって、こんな風になったから、それが私の短所だと思うようになりました。と答えると話がグッと分かりやすくなるのです。わかりやすくなる上に、そのように具体的なエピソードを加えて話をするようにすると、話がはずみ、コミュニケーション能力的にも印象が良くなります。

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短所の答え方例文5選

ここでは、短所を述べ例文を5つご紹介します。「心配性」「優柔不断」「マイペース」「人見知り」「神経質」の5つをピックアップしていますが、このほかの短所でも問題ありません。先述したように、大切なのは長所へ言い換えることです。例文と解説を参考にしながら、上手い言い換えを考えてみましょう。

例文①心配性

私の短所は、心配性なところです。ですので、どんな行動をするときでも細心の注意を払ってしまいます。よく「びくびくするな」と言われますが、私自身怖がっているわけではありません。その先に起こることを予測して、今からとる行動が正しいのか考えているのです。
私が小学生のころ、歯磨きの時間に歯を磨きながら遊んでいる人を見たことがあります。本人たちは何も思っていませんが、私は「こけたりしたら危ない」と思い注意することにしました。実際そのようなことは起こりませんでしたが、担任の先生から「ありがとう」と褒められました。それからは、余計なお世話かもしれませんが、どんなことが起こり得るのか話すようにしています。

1つ目は、「心配性」の例文です。心配性な性格は、「おどおどしている」や「積極性がない」と思われてしまいます。そう思われないために、つぎを見据える力があるとアピールしましょう。また、普段どんなことに気を付けているのかを盛り込むと、より好印象を残せます。「心配性だから何もできない」ではなく、「心配性だからできる」と話すようにてください。

例文②優柔不断

私は、優柔不断な性格です。なかなか自分の意見を言うことができません。相手のことを考え、周りに合わせてしまうのです。しかし、その分協調性はあると思っています。どんな選択がベストなのか考え、その理由を伝えることができます。
私が高校生の頃、文化祭の出し物をクラスで決めていました。私はミュージカルがしたかったのですが、クラスのほとんどは劇をやりたいという意見でした。私のクラスは人数が少なく、ミュージカルなんてできるはずがありませんでした。そのことを考え、「劇にミュージカル要素を入れよう」とアイディアを出し、クラスメイトも賛成してくれました。私は優柔不断ですぐには決められませんが、物事を真剣に考え周りと協力することができます。

2つ目は、「優柔不断」の例文です。優柔不断の場合は、「決断力がない」「興味関心がない」と思われてしまいます。それらを否定するようなエピソードを、述べるようにしてください。優柔不断は、「相手のことを考えられる」「協調性がある」と言い換えられます。短所を述べても効果はないので、できるだけ言い換えて話すようにしましょう。

例文③マイペース

私は、マイペースな性格です。友人からも「平和だな」や「時間が止まって見える」と、よく言われます。ですが、何も考えていない訳ではありません。自分の中でしっかり考え、その場に適切な行動をしているのです。
無駄な作業が嫌いな私は、どうしても効率の良いやり方を探してしまう傾向があります。例えば、大学1年生のテストでのことです。友人は、テストの何日も前からテストのための勉強をしていました。テスト範囲なども知らされておらず、効率が悪いなと思っていました。もちろん、私も授業の復習や予習は毎日おこなっていました。テスト本番でテスト範囲を重点的に勉強した私は合格することができましたが、何週間も前から頭ごなしに勉強していた友人は不合格になっていました。私は普段何も考えていないように見られますが、実は人よりも考えていることが多いです。

3つ目は、「マイペース」の例文です。マイペースの場合も、「優柔不断」と同じように「興味関心がない人」と思われてしまいます。こちらも、否定できるようなエピソードを話しましょう。

マイペースは、やればできる性格です。そのことをアピールするのは問題ありませんが、普段からある程度取組んでいることも伝えてください。

例文④人見知り

私の短所は、人見知りなところです。なかなか初対面の人とうまく話すことができません。しかし、時間をかけることで深い信頼関係を築くことができます。
私は、大学1年生で居酒屋のアルバイトを始めました。アルバイト自体初めてで、お客様と話すことができませんでした。しかし、時間をかけお客様一人一人の特徴や趣味などを覚えることで、次第に話せるようになったのです。お客さんも「〇〇さんいる?」と呼んでくれたり、「元気ないけど大丈夫?」と心配したりしてくださいます。店長からも「雰囲気変わったな」と言われ、自分の成長を実感することができました。すぐに話すことはできませんが、挨拶など小さいものから始めることで信頼関係を気づくことが私にはできます。

4つ目は、「人見知り」の例文です。人見知りは、「コミュニケーション能力がない」「愛そうが悪い」と思われてしまいます。人見知りといってもさまざまなタイプがあるので、例文のようにどんなタイプの人見知りなのか、冒頭で話すようにしましょう。もちろん、具体的なエピソードも忘れずに書いてください。

例文⑤神経質

私は、神経質な性格です。細かいところまで、気にしてしまいます。家族や友人からも「そこまでする?」と言われてしまいます。とくに、自分が神経質だなと感じたのは大学のレポートを書いているときです。
私の大学は、レポートの内容が点数化されテストの点数に含まれるシステムになっていました。「レポートで点数を落とすのはもったいない」と思った私は、細かいところまで気になってしまいました。図やアンケートの書き方ですとか、誤字脱字などです。しかし、何度も見直し、何度も書き直しているうちに提出期限ぎりぎりになってしまったのです。期限には間に合いましたが、今後改善していかなくてはいけないと思いました。それからは、物事をおこなう前に必ずスケジュールを立て、どこまでやらなければいけないのか把握するようにしています。ですので、細かなところまでチェックし、かつ時間通りに物事を進めることができるようになりました。

5つ目は、「神経質」の例文です。神経質な性格の人は、よく「めんどくさい人」というレッテルを貼られます。そう思われないために注意していることを、話すようにしましょう。神経質な性格は、「細かなところまで目が行き届く」と言い換えられます。人とは別の視点で物事を見れることをアピールしましょう。

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面接で印象を上げる長所と短所の答え方まとめ

面接で印象を良くするための長所と短所の答え方としては、以上のことがあげられます。最後に3つのポイントをまとめました。「仕事に繋がる長所を答えること」「短所は裏返せば長所になることを話す」「具体的なエピソードを盛り込む」です。

長所と短所なんてたいした質問ではないと思う方もいるかもしれませんが、面接では一つ一つの質問すべてが重要な質問です。しっかりこれらのことを参考に準備して、後悔のない面接をしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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