内定について

内定者懇親会の服装選びの注意点5つ|失敗したくない就活生必見

内定者懇親会の服装について理解しておこう

就職活動が終わり内定が決まった後におこなわれる内定者懇親会は、いったいどのようなものなのでしょうか?内定が決まったから、どのような服装で参加をしても問題ないと思っている人もいるかもしれませんが、内定者懇親会は先輩社員だけでなく、人事担当者や会社の上層部の役員が来る場合もあります。

また、TPOに適した服装の心掛けは、今後の社会人生活においても非常に重要ですので、この機会に知っておくとよいでしょう。この記事では内定者懇親会の正しい服装について見ていきたいと思います。

内定者懇親会とはどのような場なのか

内定者懇親会の開催のお知らせが届くと、意外に悩みがちなのが、服装についてです。どんなものを着ていくのが適切なのか、なかなかわからないものです。そこでここでは、内定者懇親会での適切な服装のマナーについてご紹介致します。内定者懇親会が行われる目的には、2つ理由があります。

1つ目は、企業が社員と内定者や内定者同士の親睦を図るためです。2つ目は、内定者の内定辞退を防ぐためです。内定者懇親会は、案内文書または案内メールに「参加必須」と明記されていなければ、参加しなくても問題はありません。

あくまでも、企業が内定者同士の親交を深めてもらうことや、複数の内定先の中から自社を選んでもらうために行うものだからです。内定者同士が仲良くなるための貴重な機会なので、できるだけ参加しましょう。企業によっては、人事や先輩社員も参加しているところもあるので、しっかりとした自己紹介ができるように練習をしておいてください。

参加する場合は日時と場所の確認が必須

内定者懇親会に参加をしたいと考えていて、予定をきちんと立てるのは当たり前ですが、試験会場や本社とは全く異なる場所で内定者懇親会をおこなう場合も多数あるということを知っておくと良いでしょう。まず内定者懇親会は、会社の中でおこなう場合と、ホテルなどの会場を貸し切っておこなう場合があり、時間も会社によってさまざまですので、時間帯の確認を事前にしておく必要があります。

例えば、会場が自宅から遠い場合は前泊しなければならない場合もあり、会社が準備してくれる場合と自分で準備しなければならない場合とがあります。次に、交通の面も確認しておく必要があるでしょう。飛行機や新幹線の場合、事前に予約しておいたほうが良い場合もありますので、必ず、内定者懇親会の日程がわかり次第、調整をするようにしてください。

不参加の場合は丁寧に断る

内定者懇親会には参加が望ましいですが、何らかの理由で断らなくてはならないときもあるでしょう。その際、採用担当者に丁寧にお詫びをして参加辞退を伝えましょう。電話で今の状況を説明して理解してもらうよう、努める必要があります。

採用担当者も多大なコストをかけてあなたを採用しているため、よほどの理由でなければ、内定を取り消されるということはほぼありません。しかし、内定の取り消しこそないものの、懇親会に出席していないという事実そのものが、上層部から目を付けられるなどの何らかの悪影響を自分が被ってしまう可能性は否定できないために注意が必要です。

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内定者懇親会の服装は指定される場合がある

内定者懇談会では、通常はリクルートスーツでの参加が無難な選択ですが、一部業界においては例外があるケースがあります。そうでなくても、普段の生活スタイルやセンスを確認するために、リクルートスーツとは異なる服装が指定される場合もあります。

そういった場合、一般的な常識の範囲で収め、清潔感のある服装を選択しておけば大丈夫です。奇抜な服装は避けるようにしましょう。

「私服」と指定された場合はスーツで行かない

ファッション業界に多い傾向にありますが、内定者懇親会の出席を「私服」で求められた場合、一般的にはビジネスカジュアル、またはオフィスカジュアルのスタイルで行くことが無難です。なぜなら、このような指定のある場合は採用担当者側も気軽に内定者同士で親睦を深めてほしいと考えているケースが多く、その意向に添わない形のリクルートスーツは逆に失礼に当たるためです。

「私服」といっても、派手なものや露出が多いもの、ダメージの服装などは避け、清潔感のある落ち着いた色のコーディネートを選択して着用していくと、印象も良いでしょう。

就職先のHPで服装を確認しておく

スーツと指定があった場合や特に指定がない場合は、スーツでの参加が基本になってきますが、スーツの着こなし方はどうするべきでしょうか?また、私服と指定され、オフィスカジュアルで参加をする場合は、どの程度の服装が望ましいのかを迷っている人もいるかもしれません。

迷った場合は就職先のHPで服装を確認しておくのはとても良い方法であるといえるでしょう。会社のHPには会社での雰囲気や社員の声などが載っていることもあり、そこに掲載されている服装は会社の見本ともいえる服装であると言えるでしょう。オフィスカジュアルといってもさまざまなので、実際のHPで参考にしてみてください。

就活の身だしなみは自分の魅力を演出することも大切

就活の身だしなみに悩む声は多いです。身だしなみは第一印象を左右するからこそ、細かい部分まで気にする人もいるのではないでしょうか。しかし、覚えておいていただきたいのは就活の身だしなみにおいて「正解」は存在しないということです。

だからこそ、就活では自分の魅力を演出することも大切です。就活の身だしなみにおいて様々な情報があふれていますが、参考にした上で自分で考えて、納得して選択するようにしてください。

内定者懇親会の服装選びの注意点5つ

内定者懇親会に参加するにあたり、ここでは服装選びの注意点を5つご紹介します。「指定がない場合はスーツが無難」「服装自由はオフィスカジュアル」「女性は派手な色や露出は避ける」「場所に合わせる」「持ち物やアクセサリーにも気を配る」以上の5つです。服装選びを間違い、恥ずかしい思いをしないためにも、ぜひ5つ把握しておいてください。

①指定がない場合はスーツが無難

内定者懇親会で、別段服装に指定がない場合は、適切な服装はスーツとなります。内定者懇親会はあくまでも採用活動の一つとみられています。

内定者懇親会を通して、内定者のモチベーションをアップや、内定者同士の横の繋がりを強くし内定辞退をさけたり、より働きやすい環境を作ったりしたいという意図があるのです。

リクルートスタイルでの参加が無難

内定者懇親会は、会社側から見てみれば、立派な採用活動となるのです。それがわかれば、スーツがで行くのが最も適切だとわかりますよね。中でもリクルートスーツがオススメです。採用活動に、指定されたわけでもないのにリラックスした服装で行く人はいませんよね。ですから、会社側から特に指定がない場合には、内定者懇親会での服装マナーとして適切な服装はスーツとなるのです。

②服装自由の場合はオフィスカジュアル

会社側から、内定者懇親会にはリラックスした服装で来てくださいという指定があるようであれば、その場合にはオフィスカジュアルで行くようにするのが良いでしょう。そのような指定があるのにスーツで行くと、浮いてしまう可能性もあります。

ただ、「リラックスした服装で」「服装自由で」と言われても、それは本当の意味でのリラックスでも、本当の意味の服装自由でもありません。先でも述べたように、内定者懇親会はあくまでも採用活動の一環で、その上での服装自由なのですから、求められるものは清潔感です。つまり、内定者懇親会で服装自由と言われた場合に、もっとも適切な服装は、オフィスカジュアルとなるのです。

TPOをわきまえた清潔感のある服装をする

服装自由と言われた内定者懇親会であっても、シャツとスラックスにジャケットやカーディガンなど、カジュアルすぎない服装で行くようにしましょう。デニムやスニーカーやサンダルなどを着用していくと、マナー違反となり、それによりいきなり評価が下がる可能性があるので、気を付けてください。

③派手な色や露出を避ける

内定者懇親会で服装自由と言われた際にマナー違反となるのは、デニムやスニーカーやサンダルだけではありません。女性も男性も、露出の多い服装や、派手な色の服に注意する必要があります。

モノトーンに近い色味・スカートはミモレ丈くらいの長さ

服装自由と言われたら、オフィスカジュアルっぽく見えるようにし、色味や露出にも細心の注意を払って選ぶようにしましょう。色味もできればモノトーンに近い色味で、目立たないような色味のチョイスがおすすめです。

ブラウスやスカートの透けに注意する

内定者懇談会に参加するときに注意してほしい一つに、ブラウスやスカートの透け方があります。ブラウスやスカートが透けてしまうと、非常にだらしがない印象になってしまいます。

ブラウスやスカートの選び方がわからない場合は、大手のスーツ販売店に行き、店員の方に一緒に選んでもらうとアドバイスなども聞くことができるのでおすすめです。ブラウスやスカート選びも慎重におこなうようにしてください。

④場所に合わせる

内定者懇親会の会場は、企業によって異なります。会場は、会社やホテル、飲食店とさまざまです。会社で内定者懇親会をおこなう場合、私服参加とされていてもカジュアルな服装は向きません。会場が会社の場合に服装に悩むときは、「この服装で会社に行っても悪目立ちしないかどうか」を考えることが大切です。

オフィスで働く社員の中にいても自然に溶け込めるような服装を選んでください。黒・紺・白・ベージュなどの落ち着いた色味の服を選べば無難といえます。

懇親会の大まかな流れと開催場所を把握しておく

内定者懇親会の主な目的は、その名の通り内定者同士、あるいは内定者と現社員との顔合わせを行い、交流を深めることです。そのため、内定者懇親会の場が食事会である場合が多いです。もちろんそれ以外にも、企業によって内容は様々です。本社などで簡単な説明会がある場合や、アイスブレーキングのミニゲームを行う場合もあります。

どこで何をするのかによって、適した服装は異なります。結婚披露宴が行われるようなホテルの会場でカジュアルな私服は不釣り合いですし、交流の場でカッチリとした就活スタイルではとっつきにくい印象を与えてしまいます。内定者懇親会の案内がきたら、どこでどんなことをするのかを確認してから、TPOをわきまえた服装を選ぶようにしましょう。

会社やホテルの場合

本社の大会議室などで説明会がある場合や、ホテルの宴会場での食事会の場合、指定がなければスーツで行くのが無難です。ただし「私服で結構です」といった記載がある場合は、その指示に従いましょう。注意してほしいのは、この場合の私服というのは普段着という意味ではありません。間違ってもパーカーにジーンズといったラフな服装は避けましょう。

大学生としてではなく、社会人見習いとしての意識を持った服装を心がけてください。靴も革靴である必要はありませんが、スニーカーなどは避け、服とちぐはぐにならないようにコーディネートしましょう。

飲食店の場合

企業の規模や内定者の人数にもよりますが、食事会といえば会場は飲食店である場合が多いです。系列店でもない限り、会場がファミレスという可能性は低く、おしゃれなレストランから居酒屋まで、飲食店のタイプは様々です。

会場がわかったらインターネットなどで調べ、どんな雰囲気のお店なのかを見て服装を決めましょう。その際、座敷席があるタイプのお店や、店舗内がフローリングのお店であれば靴を脱ぐ可能性が高いです。その場合は男女問わず、脱ぎ履きしやすい靴を選びましょう。ストラップの付け外しや靴紐の結び直しで列の後続の人に迷惑を掛けるようでは、社会人としての配慮に欠けます。もちろん、その程度で内定が取り消されるようなことはありませんが、他の人を不快にさせないためのマナーだと心得ておきましょう。

⑤持ち物やアクセサリーにも気を配る

内定者懇親会では、新卒の新入社員として先輩や上司から注目されることになります。先輩や上司は、一緒に働くことになる後輩について色々と知りたいものです。学生の人間性はもちろん、持ち物やアクセサリーなどに注目する人もいます。

ここでは、アクセサリーや時計、カバンなどの持ち物について注意点をご紹介していきます。内定者懇親会でマイナスの印象を与えないためにも、参考にしてください。

時計やベルトのバックルなど高級ブランドを避ける

時計をしていく学生は、ブランドやデザインに注意が必要です。先輩や上司が思わず注目してしまうようなブランドの時計をしていると、マイナスのイメージを与える可能性があります。先輩や上司は新卒にフレッシュさを求める傾向が強いため、学生らしい手ごろな価格の時計が適切です。

また、男性の場合はベルトのバックルにも注意しましょう。ベルトのバックルがブランドのロゴになっているものは、背伸びしている印象を与えます。就活時に使っていたベルトでもいいので、シンプルなデザインのものを選んでください。

A4の書類が入るサイズの鞄も忘れずに

内定者懇親会は、内定者同士、また会社の先輩との仲を深める会というだけではなく、入社するにあたっての心構えについての話を聞いたり、その他にも書類を基に説明をされるだけではなく、入社するにあたってのとても大切な書類を受け取ることも少なくはありません。

大切な書類を折り曲げることはあまりよくありませんので、必ず鞄を準備するようにしてください。鞄といっても書類がきちんと入るサイズが良いですから、A4サイズの書類が入る鞄を用意しておくといいでしょう。そして鞄にはある程度の強度があり、書類が入るだけでなく、折れ曲がらないようにしましょう。どのような鞄が良いかわからないという人はリクルート用の鞄を持っていくと無難ともいえるので、就職活動をし終わった後も鞄は大切にとっておくようにしてください。

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内定者懇親会は服装に相応しい髪型で出席する

内定者懇親会においては、髪型にも気を配る必要があります。特に、内定者懇親会は内定をもらってから数ヶ月後に開催されることも珍しくないために、この期間に髪型を変えている人は特に注意が必要です。

内定者懇親会はこれから一緒に働く同期や、上司、先輩に自分の顔を覚えてもらう機会ですので、周りの人々に良い印象を与え、自分1人だけが悪目立ちしないようにするためにも、色や形が常識の範囲から超えている時は、無難な髪型に戻しておくことが必要です。

就活の際の髪型でOK

基本的には、最終面接を受けに行った時の髪型で参加するのが一番ベストな選択です。採用担当者は、基本的にその時の髪型の印象で合格を出していると捉えて間違いはありません。

原則として奇抜な髪型や人一倍目を引くような髪型は避け、無難に周囲に溶け込めるビジネスマナーを踏まえた髪型で内定者懇親会に参加しましょう。

私服の場合は服装に合わせる

私服で内定者懇親会に参加をするときの髪型を悩む人も多いのではないでしょうか。私服だからといって、明るい髪型にしたり、派手な髪形にするのはよくありませんので避けるようにしてください。私服の場合は服装に合わせて髪の毛を整えましょう。

カジュアルスーツの場合は崩しすぎないまとめ髪やハーフアップなどのセットがおすすめです。また、髪の毛が短い人も同じくハーフアップやまとめ髪をするようにしてください。髪型一つで印象が大きく変わるので、服装に適した髪型で整えるようにしてください。

内定者懇親会ではマナーを守った言動が大切

内定者懇親会は内定者同士の親睦を深めるのが目的になりますが、内定者はまだ学生です。中には正しい敬語の使い方や言葉遣いを知らない人も多いでしょう。内定を頂いた企業での懇親会になりますので、社会人らしい言葉遣いを意識しましょう。これから一緒に働いていく先輩や上司が参加している場合もあります。

懇親会で失礼な態度や言葉遣いをしてしまうと、入社してから大変な思いをしてしまう可能性もあります。ここを良い印象で乗り切れば社会人として自信も付きますし、良い関係で社会人生活を始められます。ここからは失礼のない丁寧な言葉遣いや注意事項などご紹介します。

フランクに話しかけられても丁寧に対応する

同期となる同じ内定者同士の集まりの場になるので、最初は緊張していても、お酒が入り打ち解けていけば自然とフランクな言葉遣いになるでしょう。しかし、あくまで会社の集まりになるので言葉が乱れないように自分の中でセーブする必要があります。また、先輩や上司も参加している場合は雑な言葉遣いはNGです。

また友達と一緒に内定をもらい、懇親会に参加する人もいると思いますが、友達だからと言って汚い言葉遣いを使うのはNGです。周りの人に迷惑もかかりますので、友達同士の入社の場合は注意を払って接しましょう。

伝わりやすい声の大きさでハキハキと話す

内定者懇親会では、ほとんどの人が初めて会うため、自己紹介やスピーチを求められる機会も多くなります。緊張はすると思いますが、就職活動のような面接試験ではないのであまり堅くならずに話しましょう。時間は長すぎると間延びしてしまうため1分〜2分を目安にまとめてください。

話す内容のコツとしては、自己紹介の後に会話が続くような内容が好ましいです。出身地や趣味の話は膨らみやすいのでおすすめです。1番大事なのは、話の内容よりも笑顔でハキハキと話すことです。

内定者懇親会での服装マナーはスーツが基本!

内定者懇親会でマナー違反とならない適切な服装は、以上の通りです。基本的にはスーツで、服装自由という指定があった場合にのみ、オフィスカジュアルを選ぶようにしましょう。スーツももちろん私服用の派手なものではなく、リクルートスーツや、そうでなくても地味目なものをチョイスしてくださいね。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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