筆記試験

テストセンターの言語対策|いまから実践できる準備と参考本を紹介

テストセンターの言語問題は事前の対策が重要

テストセンターの能力検査には言語問題と非言語問題があり、どちらも対策が重要です。

ここでは特に、言語問題に焦点を当てて解説していきます。

テストセンターで出題される言語問題は、2つの語句を比べ回答する「2語の関係」や「語句の意味」「語句の用法」があります。いずれも出題範囲は広範囲です。

この記事では、テストセンターの言語問題について詳しく解説しています。
ぜひ参考にして、言語問題の対策に役立ててください。

SPIとは

SPIとは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査です。

正式名称を「SPI総合検査」といい、応募者の能力や人柄をはかる目的で実施されます。

一次試験として就活生の足切りに用いられることが多く、合格ラインは企業ごとに異なります。

テスト結果は合否だけでなく、採用した場合の配属先を決めるといった形でも用いられます。

ここではまず、SPIの概要を把握しておきましょう。

テストセンターは受験方式の一つ

テストセンターとはSPIの受験方式の一つであり、企業が指定した会場でSPIを受検する方式です。

事前に予約し、会場に備え付けにパソコンで試験を受けます。

会場は全国主要7都市に常設されていますが、新卒採用のピーク時である4月から5月にかけては、全国47都道府県に臨時会場が設置されます。

なおテストセンター以外にWebテスト、ペーパーテストといった方式があります。

テストセンターでの受験について、詳しく知りたい方は下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

適性テスト

適性テストはテストセンターで受験する試験の一つで、性格検査とも呼称します。

適性検査は受験者の性格的な特徴や、職業への適性をはかるためのものです。

これは非常に高度な心理分析が組み込まれているため、自分を良く見せようと嘘の回答をしても、望む結果に結びつく可能性は低いです。

下手に自分を偽らず、質問に対して正直に答えるのが良いでしょう。そのため、後述する能力テストのように何か対策する必要はありません。

SPIの適性テストは対策することは難しいですが、企業側の目的や回答時のポイントを押さえておくことで、不安は軽減されます。

適性テストについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

能力テスト

能力テストは、言語分野と非言語分野の2パターンの問題に分かれ、受験者の基本的な知的能力をはかるものです。

言語分野は国語、非言語は数学的な問題です。企業によっては英語の問題が課されることもあります。

この試験では、コミュニケーション能力や数的処理能力を見られています。企業によって求める水準は異なるため、点数が低くても合格するケースはあります。

しかしながら、点数が高いに越したことはありません。適性検査とは異なり、事前の対策によって高得点を出すことが可能です。

テストセンターで出題される言語問題は範囲が広い

テストセンターで実施される言語問題の特徴として、出題範囲が拾いことが挙げられます。

ペーパーテストでは二語の関係、語句の意味、語句の用法、長文読解の分野が範囲です。

webテストでは、空欄補充、熟語の成り立ち、文節の並び替え、長文読解の4分野です。

それに対して、テストセンターの言語問題は二語の関係、語句の意味、語句の用法、文の並び替え、空欄補充、文節の並び替え、長文読解の7分野が範囲となります。

ペーパーテストとwebテストに比べて出題範囲が広いことから、より時間をかけて対策することが望ましいと言えるのです。

明日が本番でも間に合う!
頻出問題に特化したテストセンター対策方法

書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのがテストセンターでの適性検査です。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業を適性検査で落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。

そこでおすすめなのが「WEBテスト対策問題集」です。適性検査に落ちないためのポイントと、頻出問題が多数掲載されています。本番と同じ形式で解くことができるので、これ一つで効率的に対策することができます。

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分野別の例題を紹介

続いて、分野ごとに例題をご紹介します。

この章では、二語の関係、語句の意味、語句の用法、文の並び替え、空欄補充、文節の並び替え、長文読解についてそれぞれ解説していきます。

私たちは日本語を用いて生活していますが、テストセンターでは普段触れることのないような単語が出てくることがあります。

焦らず問題を解くためには、各分野でどのような問題が出題されるのかを把握しておくことが大切です。

事前の準備を充実させておきましょう。

二語の関係

二語の関係でよく出るものは、同意語関係・反意語関係・包含関係・役割関係・原料関係・並列関係・セット関係です。

(例)揶揄:愚弄(同意語関係)、クーラー:冷房(役割関係)

①最初に示された2語の関係を考え、同じ関係のものをア~ウより選びなさい。
植物:コスモス
ア 祝日:海の日
イ モズク:海草
ウ 調味料:みりん

A ア
B イ
C ウ
D アとイ
E アとウ
F イとウ
E アとウ

答え E(包括関係)

②最初に示された2語の関係を考え、同じ関係のものをア~ウより選びなさい。

インド:韓国
A 自動車:エンジン
B 日本酒:米
C ライター:たばこ
D ドラム:ギター

答え D(並列関係)

③最初に示された2語の関係を考え、同じ関係のものをア~ウより選びなさい。

エアコン:暖房
ア カメラマン:撮影
イ 針:糸
ウ 調味料:醤油

A ア
B イ
C ウ
D アとイ
E アとウ
F イとウ
E アとウ

答え A(役割関係)

語句の意味

語句の意味はその名の通り、語句にふさわしい言葉を回答していきます。

・歪曲(わいきょく)わざと真実をゆがめて伝えること
・該博(がいはく)広く色々な事に通じていること

このような熟語が頻出しますので、語句の理解と言葉の勉強をしておくようにしてください。

①最初に示された意味と最も合致する言葉を、選択肢より選びなさい。

世の中のありさま
A 世相
B 外観
C 世間
D 流布
E 席巻

答え A 世相

②最初に示された意味と最も合致する言葉を、選択肢より選びなさい。

あてもなく歩きまわること
A 邂逅
B 巡行
C 逢着
D 彷徨
E 緩歩

答え D 彷徨

③最初に示された意味と最も合致する言葉を、選択肢より選びなさい。

仲間から遅れてついていけなくなること
A 煩瑣
B 角逐
C 難航
D 狼狽
E 落伍

答え E 落伍

語句の用法

語句の用法では、複数の意味を持つ言葉が示され、選択肢から最も近しい単語や文を選んでいきます。

・同音異義語(あげる…ポテトを揚げる、例を挙げる、歓声を上げる)
・比喩的用法(手…手を抜く、書道の手が上がる、手のこんだギフト)
・文法(で…ナイフで切る、海で泳ぐ、嵐で船が欠航する)

このような単語や文法が出てきます。似たような意味と表現が連続して出てきますので、混合しないように気をつけながら回答しましょう。

①最初に示された文章の意味を考え、最も近い意味で使われているものを選択肢より選びなさい。

経験をもって人をはかる

A 50m走のタイムをはかる
B 暗殺をはかる
C 先生の気持ちをはかる
D うまく物事が転じるようにはかる
E 保安委員会にはかる

答え C

「己をもって人をはかる」は「測る」と書きます。意味は「推測する、憶測する」です。Cの「彼女の気持ちをはかる(測る)」が正解になります。

②最初に示された文章の意味を考え、最も近い意味で使われているものを選択肢より選びなさい。

母親の腹が分からない
A 腹に一物
B 親指の腹
C 腹が据わっている
D 腹が立つ
E 腹が痛い

答え A

「母親の腹が分からない」の「腹」は「心中、気持ち、本心」という意味で使われています。Aの「腹に一物」は「心の中にたくらみがある」という意味になります。比喩的用法として体の一部が使われる例文は頻出するので要チェックです。

③最初に示された文章の意味を考え、最も近い意味で使われているものを選択肢より選びなさい。

祖父は浪費家だったそうだ
A 試験は難しいそうだ
B 彼女は運動神経が良さそうだ
C 雨が降ってきそうだ
D 明日も暑くなりそうだ
E オムライスがおいしそうだ

答え A

「祖父は浪費家だったそうだ」の「そうだ」は伝聞の助動詞です。Aの「試験は難しいそうだ」も伝聞として用いられているので、正解はAです。

文の並び替え

文の並び替えは、ランダムに置かれている文章を、正しい順序に並び替える問題となっています。

文章を読んで考える時間が必要となり、慣れていないと時間がかかってしまいます。

各文章を素早く読み取れるよう、事前に練習しておくことが大切です。


ア:彼の父親はトゥールで名の知れた実業家で、母親はパリ育ちの父親より 30 歳  あまりも年下の女性であった。

イ:そのため、彼女は生まれてすぐのバルザックを乳母の家に預け、以降 6 年間で たった 2 回しか息子に会いに行かなかった。

ウ:オノレ・ド・バルザックは 1799 年フランスのトゥールに生まれた。

エ:若き母親は神経質で、宗教家や神秘思想に傾倒した人物であり、何より自分の 息子を愛さない女性であったそうだ。

オ:このように母親からの愛情に欠乏して育ったことは、その後の彼が生涯におい て多くの女性遍歴を重ねたことと、無関係とは言えないだろう。

A. アが続く B. ウが続く C. エが続く D. オが続く E. イが最後の文章である

答え D

ア:彼の父親はトゥールで名の知れた実業家で、母親はパリ育ちの父親より 30 歳 あまりも年下の女性であった。 「彼」はバルザックのことなので、バルザックの名がフルネームはっきりと紹介さ れているウの後に接続するのが妥当と判断する。 ⇒「ウ→ア」

イ:そのため、彼女は生まれてすぐのバルザックを乳母の家に預け、以降 6 年間でたっ た 2 回しか息子に会いに行かなかった。 「自分の息子を愛さないため、彼女(バルザックの母親)は息子の面倒を見なかった」 という流れで、エにつなげるのが妥当。 ⇒「エ→イ」 ウ:オノレ・ド・バルザックは 1799 年フランスのトゥールに生まれた。 この文章の導入部分としてふさわしい一文。ここから、バルザックの家族構成の言 55 及へと続いていく。 ⇒「ウ」が最初

エ:若き母親は神経質で、宗教家や神秘思想に傾倒した人物であり、何より自分の 息子を愛さない女性であったそうだ。 「その若き母親」とはアで述べられている「父親より 30 歳あまりも歳下の女性」の ことを指している。 ⇒「ア→エ」

オ:このように母親からの愛情に欠乏して育ったことは、その後の彼が生涯におい て多くの女性遍歴を重ねたことと、無関係とは言えないだろう。

「このように」とはイの「生まれてすぐのバルザックを乳母の家に預け、以降 6 年 間でたった 2 回しか息子に会いに行かなかった」という母親の具体的な行為を指し ている。 ⇒「イ→オ」 以上より、全体の並び順は「ウ→ア→エ→イ→オ」となるので、D が正解。


ア:現在に見ることができる近代的言語学の起源はおよそ17世紀頃であり、自然 科学や哲学などと比べれば非常に歴史の浅い学問なのだ。

イ:学とは言ったものの、当時は先人達の書などを参考にその文体を模倣すること くらいしかされていなかった。

ウ:言語学とは私達の至って素朴な疑問に答えるノーマルな学問であり、同時にそ れと切っても切り離せない関係にある人間の存在を探求する本質的な学問でも ある。

エ:しかしながら、言語学の体系が確立したのは思いのほか最近のことであった。

オ:それ以前に存在した言葉に関する学問といえるようなものは、文を書く技法の 学であった。

A. アが続く B. ウが続く C. エが続く D. オが続く E. イが最後の文章である

答え E

ア:現在に見ることができる近代的言語学の起源はおよそ17世紀頃であり、自然 科学や哲学などと比べれば非常に歴史の浅い学問なのだ。 エの「言語学の体系が確立した」という内容について、さらに補足説明をしている。 ⇒「エ→ア」

イ:学とは言ったものの、当時は先人達の書などを参考にその文体を模倣すること くらいしかされていなかった。 ここで述べられている「学」とは、オの「文を書く技法の学」を受けている。 ⇒「オ→イ」

ウ:言語学とは私達の至って素朴な疑問に問えるノーマルな学問であり、同時にそ れと切っても切り離せない関係にある人間の存在を探求する本質的な学問でもあ る。 この文章のテーマとなる「言語学」について話を切り出している一文。 56 ⇒「ウ」が最初

エ:しかしながら、言語学の体系が確立したのは思いのほか最近のことであった。 逆説の接続詞「しかしながら」に注目。「本質的な学問」なのに「体系が確立した のは最近のことだった」と接続するのが妥当だと判断。 ⇒「ウ→エ」

オ:それ以前に存在した言葉に関する学問といえるようなものは、文を書く技法の 学であった。 内容より「それ」とは、アの「17世紀頃≒近代的言語学の起源」と推測できる。 ⇒「ア→オ」

以上より、全体の並び順は「ウ→エ→ア→オ→イ」となるので、E が正解。

空欄補充

空欄補充は、文章中の()に適切な表現を入れ文章を完成させる問題です。

日本語や話の流れに違和感が無いか、都度確認しながら解いていきましょう。

文中の(   )について、A ~ E の中から最もつながりのよい表現を 1 つずつ選び、 以下の 3 文を完成させろ。ただし、同じ選択肢を重複して使うことはできないもの とし、全答できる組み合わせのみを正解とする。

① (   )、第二外国語の習得は容易である。
② (   )、なにかに没頭すると周りが見えなくなることだ。
③ (   )、同世代の異性が幼く思えてしまう。

A 思春期の男子における顕著な特徴のひとつは
B 最近では 20 代よりも高齢者に多いが
C 母親よりも父親に対してコンプレックスを持っている場合に
D 環境順応能力の高い幼少期の方が
E 成長期の女性は男性に比べて精神的に早熟なので

① D
② A
③ E

解説① (   )、第二外国語の習得は容易である。 (   )の部分には「第二外国語の習得は容易である」とされる対象が入ると推 測できる。選択肢より、D「環境順応能力の高い幼少期の方が」を接続するのが適 当であると判断。ほかの選択肢では文意が通らない。

解説② (   )、なにかに没頭すると周りが見えなくなることだ。 「なにかに没頭すると周りが見えなくなること」と言い切りの形で終わっているこ とから、何かの性質について説明している文であることがわかる。選択肢より、A「思 春期の男子における顕著な特徴のひとつは」を当てはめるのが適当。

解説③ (   )、同世代の異性が幼く思えてしまう。 「異性が幼く思えてしまう」という記述から、男女間の価値観の差について述べて いる文だとわかる。男女のキーワードが入っている選択肢を探して、E「成長期の 女性は男性に比べて精神的に早熟なので」を当てはめると文意が通る。

 文中の(   )について、A ~ E の中から最もつながりのよい表現を 1 つずつ選び、 以下の 3 文を完成させろ。ただし、同じ選択肢を重複して使うことはできないもの とし、全答できる組み合わせのみを正解とする。 問19 ゆとり世代という言葉には、(   )。

問① ゆとり世代という言葉には、(   )。
問② どんなに気持ちを込めて謝っても、(   )。
問③ 予報で雨は降らないと言っていたが、(   )。

A まだ終わったわけではない
B あまりいい印象がない
C 相手に伝わらなければ意味がない
D 念を押すに越したことはない
E 若いからそう思われるのは仕方ない

問① B
問② C
問③ D

解説① ゆとり世代という言葉には、(   )。 文意から B と E が入りそうだと判断。実際に当てはめてみると、E では接続がおか しくなることがわかる。よって B「あまりいい印象がない」が適当。

解説② どんなに気持ちを込めて謝っても、(   )。 文意から B と C が入りそうだと判断。B は(1)ですでに使用しているので、C「相 手に伝わらなければ意味がない」が適当。

解説③ 予報で雨は降らないと言っていたが、(   )。 すべての選択肢を当てはめてみて D「念を押すに越したことはない」が適当だと判 断。これで「傘を持っていく」という趣旨の文になる。ほかの選択肢では文意が通 らない。

文節の並び替え

文節の並び替えは、複数の文節を正しい順序に並び替える問題です。

文の並び替えに比べると、読み取りに要する時間は少ないと言えます。

他の問題に対応する時間を確保するためにも、素早く処理したい分野です。

問1 「序破急」という言葉は
(1)(2)(3)(4)
用いられるようになった。

A 日本の雅楽の演奏法として
B さまざまな芸道でも
C 最初に考案された表現だが
D 後に連歌や剣術など

答え (1)A(2)C(3)D(4)B

長文読解

長文読解で出題される内容や問題の形式は、高校の現代文で出題されていた長文読解と似ています。

センター試験や期末テストで経験している人は多いと思われます。答えは必ず文章中にあるので、落ち着いて問題を解くようにしてください。

長文読解は他の分野と比較して、回答までに多くの時間を要することになります。

時間配分には注意が必要です。

一般に自然科学者は、考えているのは自分の頭だということを、なぜか無視したがる。客観性は事故に 外部に、[ア]対象にあると思いたがるのである。 しかし、そのような「科学研究の結果」、すなわちいわゆる業績は、自分のもの、[ア]自己の内部のも のだと思っているらしい。ノーベル賞を貰ったりするからである。そのような業績は、多くの場合、当 人の脳の機能である。しかも、その業績が誰にでも理解できるとしたら、それは誰の頭にも同じ機能が 生じ得るということである。そう考えると、(イ)「客観的事実に基づいた研究業績」とは、本当にはど こか自分の業績か、そこが判然としなくなる。その為に、自然科学者は、自分と他人の脳のことなど考 えたくないのであろう。
(養老孟司「唯脳論」より」)

【長文問題】 次の文章を読んで、その後の設問に答えよ。
(1)2 つの[ア]には同じ接続詞が入る。最も適当と思われるものを 1 ~ 5 の中から選びなさい。
【選択肢】 1、ならば 2、さて置き 3、もしくは 4、つまり 5、そんなに

(2)下線(イ)の説明としてふさわしいものを 1 ~ 5 の中から選びなさい。
【選択肢】
1、客観的な視点を忘れないようにすると、自分の脳の中にある思考は邪魔になるので、事実のみを結論 に帰納させないと「客観的事実に基づいた研究業績」とはならないから。

2、客観性は自己の外部にあるとし、また誰にでも業績を上げる脳の機能を持つ可能性があると仮定する としたら、その「客観的事実に基づいた研究業績」が自分であるからこそなしえたもの、つまり自分の 業績であるのだというための根拠がなくなってしまうから。

3、ノーベル賞は誰にでも貰うチャンスがあるのだから、万人にわかるような客観性を持った理論を展開 していたのでは太刀打ちできない。そのため自分の個性を生かした研究をするのがなによりも大切であ るから。

4、自然科学に限らず、科学とは客観性を持たないことには始まらない学問であるので、研究の対象にあ る客観性を掘り下げることが重要であるから。 5、自分の業績はどこまでなのかを確定するのは、他人の客観的な判断であり、自分のことを自分で理解 しようとすることは、結局不可能であるから。

テストセンターの言語問題の対策方法3つ

続いて、テストセンターの言語問題を対策する方法を3つご紹介します。

例題を見て、意外な難易度に驚いた方も多いでしょう。学力に自信がある人でも、初見では対応できないこともあります。

以下の方法を参考にして、テストセンターの言語問題の対策を進めておきましょう。

①アプリや対策サイトを活用する

一つ目の対策方法として、SPI対策用のスマホアプリやwebサイトを活用することが挙げられます。

特に、スマートフォンにインストールして使用するアプリが便利でしょう。

スマートフォンがあれば場所や時間を問わず学習できますし、忙しい就活中でも少しの隙間時間に対策を進めることができます。

アプリによっては分野ごとに重点的に学習できたり、学習済み・未学習といったステータス管理のできるものもあります。

現代では多数のアプリが公開されていますので、色々と試して自分に合うものを探してみると良いでしょう。

絞り切れない人は、以下の記事でおすすめのアプリを紹介していますので、参考にしてください。

②熟語の成り立ちを考える

日常生活の中で熟語を目にする度に、構造を意識してみるのも有効なトレーニング方法です。

具体的には「似た意味の漢字からなるのか」「反対の漢字からなるのか」「主語述語になっているのか」「動詞の後に目的語が来ているのか」といったことです。

テストセンターの言語問題では二語の関係をはじめ、熟語の成り立ちについて回答する機会が多くあります。

日頃熟語を目にする度に成り立ちを考える癖をつけておけば、徐々に素早く回答できるようになるはずです。

まずは今日から始めてみましょう。

③文章を素早く読み取るトレーニングをする

文章を素早く読むことも、言語問題で高得点を獲得する上では重要な能力です。

言語問題は時間が不足しがちなので、問題文や選択肢を素早く読み取り、少しでも考える時間を確保することが大切になります。

トレーニング方法としては、定めた時間の中で本や新聞をどの程度読めるか記録し、それを毎日続けると良いでしょう。少しずつ読める量が増えてくるはずです。

慣れてきたら活字を全て読み取るよりも、要点を押さえることを意識すると更なるスピードアップに繋がります。

読み取った内容を自分なりに「つまりこういうことか」と理解することを意識すると、問題に取り掛かった際の速度も向上してくるはずです。

言語問題はややこしい文章が出題されることも多いので、是非多くの本や新聞を読み込んで、文章を素早く読み取れるように練習しておきましょう。

テストセンターの対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

WEBテスト対策問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。

そんな時は、「WEBテスト対策問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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テストセンターの言語対策にオススメの本

テストセンターの言語対策として、本を活用する方法もあります。

しかしSPI対策本は毎年多数出版されており、どれが良いか分からなくなってしまう人も多いでしょう。

ここでは言語対策として有効な本を3つご紹介していますので、迷っている人は参考にしてみてください。

おすすめ本①『これが本当のSPI3テストセンターだ!』

1つ目にご紹介する本は、「これが本当のSPI3テストセンターだ!【2023年度版】」です。

この本は、2008年に日本で初めてテストセンターの対策本として刊行されて以来、就活生からの絶大な支持を得ています。

テストセンターで試験を受ける流れも解説しているため、初めてテストセンターを受ける就活生には非常におすすめの一冊です。

おすすめ本②

2つ目のご紹介する本は、「2023最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」です。

他の本と比較すると掲載されている問題数が多く、回答解説も別冊で用意されています。

この本には問題集だけでなく、模擬テストもが同封されています。

問題集を解いて身につけた実力がどの程度のものか、自分で確かめることが可能です。

多くの問題を繰り返し解き、実戦的な実力を付けたい就活生には特におすすめの一冊と言えます。

高得点をシビアに狙っている就活生は、ぜひチェックしてみてください。

入念な準備で言語問題を乗り越えよう

テストセンターの言語問題は、他の受験方式と比較して範囲が広いため、事前にしっかりと準備する必要があります。

各分野の例題を見て、解けそうになかったり、回答までに多くの時間を費やしてしまいそうなものがある人は、重点的に対策しておきましょう。

アプリや問題集を活用して多くの問題を解くうちに、自分なりの解き方の型が固まってくるはずです。

日頃から問題に触れておくことで、本番でも気負うことなく実力を発揮できるようになるでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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