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自己PRで適応力をアピールする方法とは|例文を参考に企業で活躍する人材として売り込もう

自己PRは新卒採用で重要視される

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新卒採用というのは過去の職歴が無いので、中途採用とは評価対象が違います。社会人になると、多くの人が組織に属することになります。そのため、売上げに貢献する行為の中で、例えば自分の好きな仕事だけをしたい、自分の好きな物を発明したい、営業はしたくない、といった自分の意志を通せないケースが出てくることもあります。そのため、新卒採用では会社に入ってからそれらに対する適応力があるかどうかを自己PRや志望動機等を参考に判断します。

  • 適応力がないと仕事ができないというレッテルを貼られてしまう可能性大!

お客様として、企業と接することが多かった立場から一転し、社会人となれば、サービス・商品の提供を自分たちが行う立場に変わります。アルバイトから、正社員といった雇用形態に変わったりすることで、責任が伴い、学生時代より求められるスキルが高くなります。そこで、企業としては当たり前のスキルの1っとして適応力を重視しているのです。

社会人になったばかりの新人が雑用を行うことはよくあることです。大学卒業だからといって幹部候補生になるといった特別対応はあり得ません。そこに対する適応力がないと仕事ができない人だ、とレッテルを貼られてしまう可能性があるので、企業は理不尽な環境や状況に対する適応力の高さや、素直で従順であるといった姿勢を好む傾向があります。

自己PRを作成する際は経験を深堀する

まず、学歴が高いとされる大学に在籍している場合、大学入試に向けて勉学に励み努力を重ねた、という一定の評価はされる可能性があります。しかし、企業はその勉学の努力とは別に、学生時代を通じてどのような経験をし、何を得たのかを見ています。そして、経験から汲み取ることができる適応力、忍耐力を同時にチェックしています。

そのため、履歴書に記載されている自己PRや、面接時に経験を直接ヒアリングすることで、それらを評価、判断しているのです。中でも適応力は、自己PRなどを通じて最も判断されやすい点であるため、自己PRを考える際には経験の深掘りが重要になってきます。つまり、高学歴に甘んじて、自己PRを綿密に用意しない事はとてもリスクが高いと言えるのです。

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努力した点や困難を乗り越えた経験を盛り込む

上記で述べた通り、新卒採用では自己PRに重きが置かれるため、その中でいかに適応力をアピールするかが重要になってきます。学生時代に打ち込んだ事、アルバイト、資格取得のための勉強など、自分の努力を重ねた経験と、その中で苦労した点、それに対してどう乗り越えたかを順序立てて伝えることで、相手に適応力がある、という印象を与える自己PRになります。

先にも述べたように、社会時になれば組織としてクレームを受け、謝罪をしたり、理不尽な対応を迫られる場面も出てくるため、そのような厳しい場面でもきちんと適応できるか、といった点は面接時に判断されることがあります。そのため、何かに打ち込んだ経験があれば、それを経験として挙げ、努力した点とどう乗り越えたのかを用意しておくと良いでしょう。

適応力を自己PRする例文3選

適応力をアピールするための自己PRには4つのポイントを押さえて作成すると良いでしょう。①自分が過去の経験で努力した経験を例に挙げる②その経験の中で苦労した点、辛かった点を挙げる③②の経験をどのようにして乗り越えたのか、を挙げる④この経験を通じて何を得て、社会人としてどのように活かしていきたいのかを挙げる、という4つです。

これらのポイントを押さえて用意しておけば、どの企業においても汎用性の高い自己PRとなるでしょう。また、作成した自己PRは自分の中にとどめず、面接間にには友人や先輩、家族などに披露して意見を求めてみると、より磨きがかかった自己PRになるでしょう。

例文①

私は適応力が高いと自負しております。それは、学生時代に経験したコールセンターでのアルバイトで培いました。通常は商品の注文を承るのですが、一度大きなクレームを対応した事がありました。「頼んだはずの商品が届かないのでどうなっているのか」というお客様からの問い合わせでしたが、私が電話越しで確認したデータには、お客様が注文した履歴が残っていませんでした。そこで、いつ、何の商品を、いくつ注文したのかを確認したところ、お客様が別のショップで注文していた事が分かりました。第一声ではとても怒っていたお客様が、その後確認ができた内容に対して冷静さを取り戻し、謝ってくれました。私はこの経験で、クレームでは本質的に起きている事をしっかり理解することが大切だと感じました。この経験から、トラブルなどに対する適応力を評価され、最終的にバイトリーダーになることができました。

ここでは、まず自分の強みを先に述べた上で、適応力をどのように高めたのか、というエピソードを話しています。その過程の中で何を得て、最終的にどのようなポジション、経験をすることができたのか、を述べると、適応力の高さがより伝わりやすくなります。

例文②

私は学生時代オーストラリアに留学をしていました。そこでは日本人もいなかったため、積極的に周りに話しかけるぞと決めていました。しかし、いざ話しかけたくてもどうしたら良いかわかりませんでした。ある日クラスメイトの一人が忘れ物をして、私がテキストを貸してあげました。それをきっかけに話が弾み、友達が一気に増えました。この経験から、きっかけも自ら作り出し、それを元に誰とでも話をする機会を得ることが出来る、という点に気が付くことが出来ました。また、自分にとって不利な状況を楽しもうという気持ちを持てば、プラスに転じると言うことも学びました。そのため、どのような環境であっても、社会人になってから、困難を楽しむ努力をしながら乗り越えたいと考えています。

ここでは留学経験で、コミュニケーション能力を高め、自分にとって不利な状況をいかに改善したか、を語ると共に、そこで得たものをどう社会人の中で活かしたいのかを述べている、という点が評価ポイントになります。乗り越えた経験を、どう活かしたいかを述べることで前向きな印象を与えることが出来るのです。

例文③

私は居酒屋でアルバイトを2年していました。居酒屋には業種柄、お酒に酔ったお客様が多くいらっしゃいました。その中で、クレームを受けたり、中には介抱を必要とするお客様もいらっしゃいました。喜怒哀楽を感じる環境で、様々な年代とお話する機会があったため、自分が社会人として働くイメージを膨らませることが出来ました。自然な会話の中で追加オーダーを取るなど、売上げにも貢献し、バイトリーダーになることができました。バイトリーダーになると、バイトのシフトなどをとりまとめたり、教育をすることもありました。居酒屋でのお客様との会話で得た、社会人としての心得はもちろん、コミュニケーションスキルなどを活かし、社会人では人の懐に入っていくような営業をしていきたいと考えております。

ここでは、アルバイト経験を何年していたのか、そこで何をして、何を得たのかを話しています。居酒屋というシチュエーションでは、様々なお客の層が想定できるため、多くを語らずとも苦労する点があるだろうと想像できます。そのような場合は、自分が得た物を中心に語り、何を得てどう活かしていきたいかを語ることに注力しましょう。

最初に何年経験しているか、などを説明しているのもポイントで、長さはある程度忍耐力などもある、と判断されるケースがあるので、長い経験を持っている場合はポイントとして押さえると良いでしょう。

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自己PRで適応力をアピールするにはこれまでの経験の中で得た物をアピールすることが大切

就職活動で自分には資格がない、学歴がない、成績もない、と気落ちすることはありません。学生時代、何かささいなことであっても、例え1つでも夢中になったことや努力したことがあるはずです。自分にとって陳腐な経験であっても、そこから何を得たのか、どう活かしたいのかを伝える、その伝え方1つで、適応力の高い自己PRに変換することができるのです。

就職対策で、ただ資格を取得した、語学留学に行ったなどの事実を語るだけでは相手に何も伝わりません。自己PRで求められるのは、その経験を通じて得た物をアピールすることです。社会人になれば様々な場面で、自分の経験が生きてくることがあります。適応力こそ新卒の強みとなるのですから、自分の経験をまずはしっかりと振り返りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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