自己PR

自己PRで真面目を伝える方法2つ【参考になる例文あり】~ウケが良い・悪い仕事もご紹介~

自己PRで真面目を伝える方法①融通が効く面をみせる


「真面目」は、長所・短所の長所側に含まれる性格です。真面目でしっかりと働いてくれる人材は、ビジネスの場や職場において歓迎されます。そのため、自己PRで真面目さを伝えれば、多くの企業が好印象を持つでしょう。自己PRで真面目さをアピールすることは問題ないため、自分の売りだと思うのであれば、積極的にアピールすべきなのです。

「真面目」のマイナス要素をカバーする

ただし、物事は基本的に表裏一体であり、真面目という長所の裏を返せば「融通がきかない」「柔軟な対応ができない」「頭が固い」などが挙げられます。真面目という性格が、100%長所として受け取られるとは限らないのです。真面目をアピールする際には、話の内容や仕草、口調などから、単に真面目なだけでなく融通も効く点を伝えた方が良いでしょう。

自己PRで真面目を伝える方法②具体的なエピソード

本当に真面目な人間であれば、「私は真面目な人間です」と自分から述べることではないでしょう。そのため、真面目さをアピールするのは、実はかなり難しいことなのです。そもそも、仕事をする以上、真面目に働くことは基本中の基本となります。ただ性格が真面目なだけでは、自己PRの内容として薄いといえるのです。

抽象的な表現は真面目さが伝わりにくいためNG

そこで重要なポイントとなるのが、真面目を裏付ける具体的なエピソードです。どの程度のレベルの真面目なのか、どういった価値が生み出せたのかが分かる自己PRを作成しましょう。単に「真面目に学業に励んでいました」「真面目なので円滑な人間関係が保てました」といった抽象的な表現ですと、真面目さが伝わりにくいといえるでしょう。

「私は真面目がとりえの人間です。学生時代は将来のため自主的に英語の勉強に励み、現在はTOEICで900点を取得するまで成長できました」などのエピソードを伝えることが、真面目の自己PRでは大切となるのです。

真面目さがウケる・ウケない仕事

真面目を自己PRで伝えるのには、何の問題もありません。しかし、仕事によってウケが良い場合と、余りウケが良くない場合があります。仕事によって真面目に対するウケや見方が変わってくるので、志望する職種がどっちのタイプなのか知ってから、自己PRに真面目を出すか出さないかを考えたほうが良いでしょう。

真面目がウケる仕事

事務系や技術系など、指示に従いコツコツと業務を遂行していく仕事では、真面目という長所の評価が高い傾向にあります。また、営業や接客系の仕事も、やや柔軟性は求められるものの、真面目かどうかが評価対象となりやすいです。

真面目がウケにくい仕事

クリエイティブ職や企画職など、柔軟に新たな価値を生み出さなくてはならない仕事だと、真面目のウケがあまり良くありません。また、司会業やタレント業、芸能業界などボキャブラリーが求められる仕事でも、余り評価されない傾向にあるようです。

自己PRで真面目を伝える例文3選

自己PRで真面目を伝えるのは、意外と難しいとご紹介しました。ただ「自分は真面目です」と伝えても、自己PRとしては弱く、高評価をされるわけではないのです。では、どのような文章を伝えれば、真面目の自己PRで採用担当者に好印象を与えられるのでしょうか。

そこで以下では、具体的なエピソードを含んだ真面目の自己PR例文を、3つご紹介します。参考にすると、魅力的な真面目の自己PRが作成できるかもしれません。自己PRに混ぜ込めるエピソードが思いつかない方は、一度自己分析で過去を振り返ってみると良いでしょう。

例文①

私は、コツコツと努力をすることができます。大学時代、陸上部に所属していた頃、大会で良い成績を修めたく10秒台を目指していたのですが、なかなか11秒台から抜け出せず悩んでいました。
そこで私は、毎日コツコツと練習を重ねるだけでは足りないと思い、空き時間を用いた自主練習を始めました。もも上げや坂ダッシュなど、普段とは違うメニューを取り入れることで、走るための筋肉を鍛える努力を心掛けました。
その結果、1年程度時間がかかってしまったのですが、10秒台の記録を少しずつ出せるようになりました。このように、期間をかけて努力を続けられる真面目さが、私の強みです。

コツコツとした努力を続けられる学生の、自己PR例文をご紹介しました。この例文のポイントは、数字を使ってわかりやすく表現していることです。「陸上のタイムを早めたいので努力しました」と伝えるだけだと、具体性に欠けるため、採用担当者に好印象を残せません。

大切なのは、「11秒台から10秒台を目指すために努力した」というように、具体的に伝えることなのです。数字を使って具体的に伝えると、採用担当者に陸上の経験がなくても、分かりやすい自己PRができるでしょう。

例文②

私は、物事に取り組む前にきちんと下調べをおこなうことができます。大学時代、パスタ屋でアルバイトをしていました。パスタ料理には難しいイタリア語が多く使われているため、お客さまから「これはどんな料理?」と聞かれることが頻繁にあります。
そこで、前もってパスタ料理の名前の意味などを調べてからホールに出て、質問に答えるようにしました。どんな料理かが分かれば、お客さまは安心して料理を注文することができるからです。
そうしているうちに調べなくてもパスタ料理の説明ができるようになり、店長からも褒めてもらえました。貴社へ入社できた際は、きちんと役立ちそうな知識を下調べしておくことで、業務を円滑に進められるように取り組みたいです。

物事に取り組む前に下調べをおこなえる学生の、自己PR例文をご紹介しました。この例文のポイントは、店長という第三者の評価を紹介していることです。「店長から褒めてもらえた」という一文だけでも、あるのとないのでは大きく異なるでしょう。

第三者からの評価がないエピソードだと、採用担当者によっては、「本人がそう思っているだけで実は違うかも」と考える可能性があります。慎重な採用担当者を安心させるためには、エピソードで第三者からの良い評価を伝えることが、ポイントとなるのです。

例文③

私は、高校から現在まで無遅刻・無欠席です。「絶対に遅刻したり休んだりしたくない」という強い思いがあり、常に余裕を持って行動できるよう心掛けています。
私の家は、学校から7km程度離れています。そのため、自転車通学だったのですが、雨の日や風の強い日はペダルを漕ぐのが大変でした。それでも遅刻や欠席はしたくなかったため、いつもより20分早く出るなどして、対策をおこなっていました。
高校のときは、無遅刻・無欠席によって皆勤賞を受賞したこともあります。細かな部分ではありますが、この真面目さを貴社での業務に活かしたいと考えております。

無遅刻・無欠席を続けてきた学生の、自己PR例文をご紹介しました。この例文では、上記でご紹介した例文①と②の両方の要素を取り入れています。「7km」「20分」などの数字を使ってエピソードに具体性を持たせつつ、「皆勤賞を受賞した」という第三者の評価も取り入れています。

社会人になると、たった1時間の遅刻が業務に影響を与えることも、珍しくありません。そう考えると、この「無遅刻・無欠席」という真面目さは、伝え方によっては強い強みとなるのです。

自己PRで真面目を伝える際は方法2つを押さえておこう

仕事をする際に真面目に働くのは、当たり前のことです。また、日本人には真面目な性格の方が多いため、人並みに真面目な程度だと、十分に評価されない恐れがあるでしょう。自己PRで真面目を伝える際には、人一倍真面目であると分かるようなエピソードがポイントとなります。インパクトのあるエピソードを探して、具体的に述べてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。