業界研究

アパレルのインターンにおすすめの企業5選|メリットや服装をご紹介

アパレル業界でもインターンを開催している

アパレル業界志望の方は、ファッションに興味があり洋服が大好きという方が多いです。

現在はネット通販の拡大やファストファッションの流行から、各社ともさまざまな取り組みが注目されています。アパレル業界でもインターンを開催しているところがあり、憧れの業界の裏側を知ることのできる絶好の機会です。インターンで得た知識・経験は、その後の選考や入社後の業務に役立ちます。

この記事では、アパレル業界でインターンを実施している企業とその特徴や、参加することで得られるメリットについて解説しています。アパレル業界のインターンに興味がある方は、まずはその内容や企業への理解を深めておきましょう。

インターンを実施しているアパレル企業5選

アパレル企業へのインターンに参加するには、どの企業が実施しているかを知っておく必要があります。インターンは多くの企業で実施されていますが、すべての企業がおこなっているわけではありません。

志望する企業があれば、まずはインターンを実施しているかどうかを確認する必要があります。参考に、アパレル業界の中でもインターンをおこなっている企業を5社紹介します。

①ワールドグループ

ワールドグループは2,000の店舗と60のファッションブランドを展開する、日本有数のアパレル企業です。レディース、キッズ、メンズからライフスタイルまで多彩なブランドを展開しており、「TAKEO KIKUCHI」等の海外に店舗のあるものもあります。

「創造全力、価値共有。つねにその上を目指して」を合言葉に、ファッションを通じて人生の可能性や喜びを高める提案を続けていくことを掲げています。「多様性」と「挑戦」の精神を大事にしている企業で、自分だけの個性を発信していきたい人におすすめです。

現在募集しているインターンはオンライン開催で、市場動向分析、課題特定、企画立案を体験し、実際に新商品・サービス企画を社員の方にプレゼンテーションする内容です。

過去のインターンではグループにわかれ、メンバーそれぞれが企画部長等、実際に社内にある役割についたと仮定して実施する形式でした。ワールドグループのビジネスを実践的に体感できる内容になっています。

②トゥモローランド

トゥモローランドはデザイン・品質にこだわったオリジナル商品を中心に、幅広く世界からセレクトしたブランドを展開しています。国内だけでなく、「Acne Studios」をはじめとした多彩な海外ブランドとの取り組みも特徴です。

ファッションを通してお客様に喜びや夢を与え、心の豊かさを提供することを最も大切な使命としています。また、「日本」ではなくあえて「世界から注目される街である東京」を代表するブランドになることを目指しています。

「人生を楽しんでいる人」「芯がある人」「強い人」を求めている企業で、自分の中で何か強いこだわりを持っている人におすすめです。

すでに募集は終了していますが次に開催予定のインターンでは、トゥモローランドの店舗・会社・ブランドをつくりあげるメソッドを、社員の方を交えて体験できる内容になっています。

過去のインターンでは周辺店舗を見学してまわり、グループディスカッションで各々の考える販売戦略を発表しあう内容でした。また、トゥモローランドが手掛けるさまざまなブランドの店舗を見学できるため、会社への理解をより深めることができます。

適職診断でアパレル業界との適性を確かめてください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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③エアークローゼット

エアークローゼットはファッションとITの分野で活躍している企業です。

2014年に設立したベンチャー企業で、洋服レンタルサービス「airCloset」を運営しています。「airCloset」とは、プロのスタイリストがコーディネートした服をインターネットで簡単にレンタルできるサービスで、若い女性を中心に高い人気を誇ります。

「発想とITで人々の日常に新しいワクワクを創造する」ことを掲げており、ファッションが好きな方の中でも、新しいことに挑戦したいチャレンジ精神のある方に向いています。

現在募集しているインターンはありませんが、過去のインターンでは幅広い職種での募集をしています。内容は企画、デザイナー、ディレクター、エンジニア等の応募した職種ごとに違いますが、どれも「airCloset」に関するもので「アパレル」と「IT」2つの業界の知識が身に付きます。

④ファーストリテイリング

ファーストリテイリングは「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を企業理念に掲げ、ファストファッションで有名な「ユニクロ」や「GU」をはじめ複数のブランドを展開している企業です。

その売上規模は国内企業で圧倒的で、世界のアパレル製造小売業の中で第3位を誇ります。日本を代表し、世界で通用するアパレル企業を体験してみたい方におすすめです。

現在募集しているインターンでは、参加者の希望に沿って配属部門を決定する形式になっています。インターン内容は部門によって異なりますが、経営に関する部門やマーケティングに関するものもあり、選択肢は幅広いです。テーマはそれぞれ違いますが、過去のインターンでは基本的にグループディスカッションで意見を出し合う形式でした。

人気企業のためインターンの選考突破も高難易度ですが、その分得られる知識・経験も貴重なものが多いです。

⑤ストライプインターナショナル

ストライプインターナショナルはアパレル事業を中心に、雑貨や飲食事業など「ライフスタイル&テクノロジー」を事業領域に幅広く活躍する企業です。「自由」と「革新」そのままに、新しい領域の事業に挑戦し、新たな価値を生み出し続けることを掲げています。

また、経営理念である「セカンドファミリー」のとおり、企業に関わるすべの人を「もう一つの家族」と考えます。この経営理念に共感できる、明るくポジティブな方があっている企業です。

現在募集しているインターンでは、社員の方々のもとで実際にコーディネートを組み、商品のディスプレイや販売戦略の検討から実践までを体験できます。社員の方々が常に目を配ってくれるため、経営理念の通りに気軽に質問できる雰囲気になっています。

過去のインターンでも、グループにわかれ店長視点で販売戦略を考える内容でした。また、オンラインでの参加が可能なため、遠方からでも気軽に申し込めます。

アパレルのインターンに参加するメリット

アパレルのインターンに参加する大きなポイントとしては、現場が体験できるという点です。

アパレル業界に憧れはあるが実際に働くイメージが掴めていない学生も多いです。そのような学生はインターンに参加することで、短期間で業界について多くの知識や経験が得られます。そうなれば、実際に自分が働いた際の将来像も想像しやすく、就活の軸を決めるのに役立ちます。

ここでは、アパレルのインターンに参加することで得られるメリットをご紹介します。

興味のある仕事や職種を見つけられる

アパレル業界は、単に洋服を販売すればいいだけの世界ではありません。

ブランドコンセプトを決めたり、それに合わせてデザインを決めたりするなど多くの仕事内容があります。それぞれがきちんと役割分担を果たしてこそ、ブランドとして成立しています。

アパレルのインターンに参加することで、興味のある仕事内容や職種を見つけることが可能です。「デザインセンスがあるからぜひデザイン分野で働きたい」「ファッションと人と関わることが大好きだから販売分野で働きたい」など、もともと興味があるアパレル業界の中で、より一層自分が求めるものに出会える確率が高くなります。

別の記事では、アパレル業界の職種について詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

人脈を築ける

アパレルのインターンに参加して得られる大きなメリットのひとつに、人脈を構築出来ることが挙げられます。

インターンに参加しなければ、よほどのつてでもない限り業界の人と知り合うことは困難です。インターンに参加すれば、仕事を体験するだけでなく実際に働く社員と情報交換ができます。これは、アパレル業界を志す学生にとって大きな財産になります。

また、インターンに参加する学生とも交流できるため、今後の就活においても有益な人脈を築ける可能性が高いです。同じ志を持つ仲間と情報交換することで新たな知識を得られる可能性は高く、お互いに感化され就活の励みになります。

また、これらの記事では実際にアパレル業界で働くことを目指すときの、ESや面接対策について説明してあります。自分が働くことをイメージできた方は、参考にしてみてください。

適職診断でアパレル業界との適性を確かめてください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

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アパレルのインターンに参加する際の服装

アパレルのインターンに参加する際は、私服指定がよくされます。

企業側は、インターン参加者が自社で働くうえで必要なファッションセンスがあるか確認します。つまり、ファッションが自社のコンセプトに合い、かつ常識をわきまえているかを確認する目的があるからです。

そのときは、応募企業のブランドで固めた方が良いかと思われるかもしれませんが、他社のブランドを着用していっても評価は下がりません。むしろ、ブランドでガチガチのコーディネートのほうが少し違和感があります。

ここでは、企業側が求めているファッションを理解するために何をすべきかを解説します。知らずに間違ったファッションで参加してしまうと、企業側にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

企業のブランドコンセプトをチェックする

まずは企業のブランドコンセプトをチェックすることが重要です。

企業のHPやファッション誌、ネットニュース等で、新商品や着こなし、人気商品をチェックしましょう。どのようなコンセプトのもとにブランドを展開しているかが見えてきます。

コンセプトがわかったら、それに合わせて常識をわきまえたコーディネートをしましょう。例えば、キレイめ大人系をコンセプトに展開している企業であれば、ジャケットにチノパンなどが好ましいです。逆にカジュアル系押しのブランドを展開している企業であれば、ジャケットにジーンズでも問題ありません。

あくまで、企業のコンセプトに合わせてナチュラルにコーディネートすることが大切です。また、インターンといっても、仕事を共にするうえでだらしない服装をしないよう注意が必要です。

髪の色は多少明るくてもOK

一般の企業の場合はインターンであっても黒染めは必須ですが、アパレルの場合は髪の色は多少明るくても問題ありません。

アパレルは自身のセンスをアピールすることも大切なため、身だしなみについてはそれほど厳しくは求められません。フォーマルなブランドであれば黒髪が無難ですが、カジュアルブランドであれば少し明るめの髪でも悪い印象を与えることは少ないです。

ただし、企業の雰囲気や学生という立場も考え、明るすぎない色を選ぶのが無難です。例えば、赤や金、銀などのあまりにも派手な髪色は控え、明るめでも茶髪程度に抑えておきましょう。

服装と同じく、髪色もあくまでブランドイメージに合っているかが重要です。あまり派手すぎる髪色だと、企業のイメージに合わないと判断されて評価も下がります。

アパレルの場合は志望する企業のイメージに合わせて身だしなみを整える必要があるため、派手になりすぎず、あくまで企業のイメージに合った髪色で臨むことが大切です。

アパレルインターンで避けるべき服装 

アパレルのインターンでは、避けるべき服装もあります。

ファッションを売る商売のため、ファッションセンスを疑われるようなコーディネートや
、ブランドコンセプトに相反する格好はNGです。

例えば、カジュアルブランドのインターンにもかかわらずスーツ上下ではイメージに合わず、逆もしかりです。アパレル業界で勤務するには、お客様からお手本とされるファッションリーダーであり続けなければならない自覚が必要です。

ライバル企業の商品を着ていくことは避ける

アパレル勤務の方々の中には、市場価格調査を実施している方がいます。市場価格調査とは、通称「市価調」といい、ライバル店舗を定期的に訪れておこなうマーケット調査です。

その時期に打ち出しているコンセプトや売れ筋商品、その品質や価格帯などを市価調でチェックします。そのため、あからさまにライバル企業の大きなロゴが入ったものや、競合相手がその時期に全面に押し出している着こなしなどは勉強して避けるべきです。

店頭・店内の目立つ箇所やその企業のホームページをみれば、今どんな色・色使いを推しているのか、今どういった素材や着こなしを推しているのかがわかります。ライバル企業の動向を押さえておくことも重要です。

ラフすぎる格好は避ける

あまりにもラフすぎる格好は避けるべきです。買い物客感覚でもなく、アルバイト感覚でもなく、自分は就職活動中であることを意識しましょう。社会人として当然のマナーを守る必要があるのは大前提です。

ストリートファッションの企業でないかぎり、ジーンズや衿のないTシャツ系のトップスは避けたほうが得策です。また、サーフブランドなどでもない限りサンダルも避けるべきです。

女性の方は華美な服装になりすぎないように、また、アクセサリーも必要以上に付けないよう注意が必要です。仕事をするうえで、業務に差し支えのあるような動きにくい格好や、動きを制限してしまうアイテムは身に着けないことです。肌の露出が高くならないようにも意識する必要があります。

ラフすぎる格好の例

  • 帽子
  • Tシャツ
  • ドレス
  • ジーンズ
  • ハーフパンツ
  • ミニスカート
  • サンダル

    アパレル業界のインターンは職種理解に有効

    アパレルの仕事に就いてギャップを感じない理想の働き方を実現するには、インターンは非常に有効です。自分で調べて情報を集めることも大事ですが、まずインターンで実際に体験することが一番の有効手段です。

    また、複数のアパレル企業にインターンに行けば、自分の感性によりマッチするのがどこの企業かも見えてきます。求人サイトでは多くのアパレル関連の企業がインターンを告知しているため、興味がある方は積極的に参加してみましょう。

    監修者プロフィール

    ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
    吉川 智也(よしかわ・ともや)
    1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
    現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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