筆記試験

【就活作文の書き方完全版】4つのルールとよくあるテーマ一覧

企業は何を見ているのか

企業は、就活生の書いた作文から、「仕事や働くことに対してどのような考えや意見を持っているか」「将来のビジョンは何か」「仕事への価値観」「自社の特徴とマッチしているか」などを、確認しようとしています。

それに対して、就活生は企業から与えられたテーマに沿って、自分の意見や企業への関心・熱意、将来のビジョンなどを盛り込んで、的外れのない自己PRをしなくてはいけません。

作文を書くうえでの基本的なルール4つ

作文を書く際には、いくつかの基本的なルールを守る必要があります。文字数制限や誤字脱字に気を付けることは基本ですが、作文の構成や内容についても気を付ける必要があります。ここでは、上記の4つのルールについて詳しく解説していきます。読みやすい文章を作成することに気を配りながら、作文を書くようにしましょう。

①書き出しは序論・本論・結論で構成を考える

作文は序論・本論・結論で構成を考えるようにしましょう。3つに構成を分けて考えることで、作文が書きやすくなります。序論では、作文で述べたいことを大まかに書きます。ここで重要なのが、最初の一文です。ここで読み手の心を掴むことが大切でしょう。相手が読みたくなるような一文を考えてみてください。

本論では、序論で述べた内容について詳しく記述していきます。ここでは、具体的なエピソードと自分の考えを書くようにしましょう。結論に向けて書くことが大切ですので、話が書こうとしている主題からずれないように注意しましょう。

結論では、出されたテーマに対する自分なりの答えを述べます。序論と結論を読めば内容が伝わるような文章にまとめることを意識しましょう。

②複数のアピールポイントを用意

アピールポイントとして自己PRの作文で最初に述べることは、いくつもある必要はありません。むしろそこは一つにしておいた方が的確に自分をアピールできることでしょう。
ただ、自己PRの作文全体でみると、盲目的に一つのことばかり推していくのは良くありません。さりげなくいくつかのアピールが出来るようにしていきましょう。

それはたとえば、過去のエピソードなどでアピールすることができます。課題を見つける力にすぐれているということや、何か自分から工夫して物事にとりくむ力などをアピールしていくことができるでしょう。そういうことはエピソードの中にさりげなく盛り込むことができるのです。そうしてうまく幅広く自己PRしていってください。

③5W1Hを明確にする

私は(who)勉強を教えるテクニックを早く身につけたいと思い(why)、大学1年生から3年生の秋まで(when)近所の中学生宅で(where)家庭教師のアルバイトを(what)していました。当初中学2年生の女子生徒は学習に意欲がない状態でした。私は公立高校進学を目標に、まず彼女の悩みなどに耳を傾け信頼を得ることから始めました。また、比較的得意な数学から重点的に教えることでほめる機会を増やし、学習への自信と意欲をもたせました(how)。最終的に全体の偏差値を15あげることができ、第一志望の高校に合格させることができました。

特に具体的にエピソードを書きたいときに有効な手段として「5W1Hを意識して書く」という方法があります。5W1Hとは情報伝達のポイントをまとめた言葉で「いつ(when)」「どこで(where)」「だれが(who)」「何を(what)」「なぜ(why)」「どのように(how)」という、5つのキーワードの頭文字をとったものです。

文章の基本構成として、特に説明文など事実を伝えたいときに意識するポイントです。過去のエピソードを述べる場面で、具体的に考えてみましょう。「私はずっと家庭教師のアルバイトをしていました。生徒の学力をあげて第一志望の高校に合格させました。」だけでは、努力した内容や何が生徒の合格につながったのかなどが伝わりません。上記の書き方を参考にしましょう。

5H1Wを使うことによって「事実に基づく客観的なデータ」に見せかけて、企業の求める人物像を盛り込むことを意識しましょう。

④文章を見直す

作文を完成させたら、一度全体を読み直してみることをおすすめします。作文では、文字数を増やそうとするあまり、作文の内容があちらこちらへ転々としてしまうことがあります。読み返してみると、内容が当初のテーマからずれてしまうのはよくあることです。そうした事態を防ぐためにも、落ち着いて内容を読み直すことが大切なのです。

作文を書くうえで大切なことは、タイトルを決めたらそのことがらについてしっかりと掘り下げて書くことです。作文のタイトルと内容がぶれてしまっていては、結局何が言いたい文章なのかが読み手には伝わりません。作文を書きながら時々読み返し、タイトルから外れた内容について長々と書かれていないか、よく確認するようにしましょう。

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作文を書く際の注意点5つ

一度にたくさんのPR文を読まなければならない採用担当者にとって、読みにくい文章は疲労を増大させます。読みにくい文章は「気遣いがない」「常識がない」と、それだけでマイナスイメージをもたれてしまいます。

文章に違和感があると気が散ってしまうので、中身がよくてもしっかり受け止めてもらえない可能性があるのです。自分のPR文を最後まで興味をもって読んでもらえるよう、文体や段落などにも気を使い、読みやすい文章を目指しましょう。ここからは、作文を書く上で押さえておきたい注意点を紹介していきます。

①文体を統一する

自己PR文で使用する文末には、「ですます調」と「だである調」の2種類があります。「ですます調」は柔らかな雰囲気、「だである調」は真面目な雰囲気を出すことが可能です。フランクな文章を書きたいときは両方用いることがありますが、基本的には文末の形態をそろえないと文章のリズムが崩れて読みにくいので、どちらかにそろえます。

「だである調」は、読み手にシャープな印象を与えることができます。丁寧語である「ですます調」は、読み手に優しい印象を与えることができるので、自己PR文ではこちらで文末を統一している人が多いです。自己PR文を書く上で指示がなければ、文体のどちらかを自分が与えたい印象で選んで統一しましょう。

②丁寧な字で書く

「書は人なり」という言葉があるように、書いた字からその人の人柄や教養を判断されることがあります。きれいな字を書くだけで、印象が良くなることもあります。字に自信がない人でも、丁寧に書くことで「真面目な人なのだろう」という印象を与えられるのです。

自己PR文に書く字は、一画一画を丁寧に書きましょう。特に、習字と同じように「とめ」「はね」「はらい」に気を配ることです。筆圧は強めにしたほうが、読みやすい字になります。ひらがなを漢字よりやや小さめに書いたり、字間を適度に均等にすると、文章の見栄えがよくなります。自分についてを知ってもらいたいという真心を込めて、時間にゆとりをもって自己PR文を書きあげることが大切です。

③段落を分ける

段落を分けるとは、内容ごとに改行するということです。段落が長すぎると、文章に圧迫感が出ます。段落は読み手の理解を助けるためのものです。一生懸命書いているけれど段落分けをせずにだらだら続いている文章は、「配慮に欠ける」「整理能力に欠ける」と判断されてしまう可能性があります。

段落分けをする際は、読み手が理解しやすい工夫をしましょう。1つの段落に情報をたくさん入れすぎると読みにくくなるので、1つの段落に1つの内容を書いてください。また、1文ずつをわかりやすい表現でコンパクトにまとめることで、読みやすい段落になり目を通してもらいやすくなります。文章を作成する際は、どうしたら読みやすい文面になるかを考えて整えましょう。

④先に箇条書きをして内容を膨らませる

作文を書く上で、文字数が増えない、何を書いたら良いのかわからないといって悩む人が多くいます。作文に対して苦手意識を持つ学生も多いでしょう。そのような人には、あらかじめ自分の書き表したい事項について、箇条書きにしておくことをおすすめします。

ポイントを押さえて箇条書きにしておくと、アピールしたい内容を書き漏らすことも、書きながら何を書けばよいのか分からなくなることもありません。箇条書きにした事項について、その内容を膨らませながら文章を書くと、適度にボリュームのある、分かりやすい文章にすることができます。

⑤テーマに限らず仕事に繋がる内容にする

作文で出されるテーマは、学生にとって当たり障りのない一般的なテーマから、専門性を問われるテーマまで企業によって様々です。どのテーマで作文を書くにしろ、純粋にそのテーマについてのみ書くのではなく、最終的には仕事に繋がるような内容で書くようにしましょう。例えば、作文のテーマが「10年後の自分」であったとします。

その場合、10年後は、このようになっていたいという自分の理想像について書くわけですが、「マイホームを持ちたい」「家族を養う大黒柱になりたい」といったように、プライベート面についてのみ書くのではなく、「仕事でこういう成果をあげたい」「このような社会人になっていたい」という自分の仕事における将来像を描いて文章にしましょう。

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就活の作文テーマ一覧

自分の将来

・自分にとって働くこととは
・5年後、10年後の自分
・私の将来の夢
・目標
・どのような人になりたいか
・これからの企業に必要なこと
・入社後にしたい仕事は・私たちの業界の未来

自分の体験談

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・学生時代の部活動
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・学生時代に得たもの
・これまでに苦労したこと
・これまでの経験で自分をステップアップさせたこと
・今までに一番頑張ったこと
・今までに一番感動したこと
・心に残る言葉

一般社会への関心・姿勢

・コミュニケーションの取り方
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就活の作文で「よく出題されるテーマ」を20個まとめてみました。どんなテーマを出題されても書けるように練習しておきましょう。

特技・頑張った事の書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

自己PRの作文は起承転結をはっきりさせて書く必要がある!

以上、自己PRの作文を上手くアピールできるモノにするコツのご紹介でした。こうしていけば、自己PRの作文は確実にいいものが出来上がります。あとはアピールの内容だけですね。自分なりの言葉で自分なりのアピールをしていってください。

効率の良い自己PRについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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