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【インターンシップの給料の仕組み】企業ごとの支給額の違い

そもそもインターンシップで何をするのか

そもそもインターンシップとは、その企業や団体・組織がどんな仕事をおこなっているのか実体験するための機会です。しかし、最近ではその意味が薄れてきているのが現状で、企業側にとっては、いい学生、能力ややる気のある学生を早く見つけ、コンタクトを取る場になってきています。

また、将来仕事仲間になるかもしれない若い学生が会社にいることになり、職場に新たな活気をもたらします。こうしたメリットがあるため、企業の中には、学生が喜びそうなレクリエーションや単なる説明会などで終始する例もあるようです。

一方、学生にしてみれば当然、仕事内容や会社の雰囲気を知るチャンスであるわけですから、いわば両者のマッチングの機会と言ってもいいかもしれません。とはいえ、もちろん「遊び」や「軽いお試し」的な感覚で参加するのは論外です。その会社に実際に就職したつもりで、緊張感をもって臨みましょう。

インターンシップといってもその種類は多い

インターンシップには、実施機関によって種類があります。よく行われているのが「1Dayインターン」といって、1日だけのインターンシップで、多くの就活生が参加しています。1日という短い期間だけに、体験できることは限られていて、説明会の後に各部署をぐるっと回るだけという会社も多いようです。

また、1Dayインターンは就活に有利になるという噂もありますが、できるだけ優秀な学生を囲い込んでおきたいという企業側からすれば、1日だけでその就活生の能力などを見極めることはできません。一方、「長期インターン」というものもあります。

これは数週間から数カ月の期間にわたり週に数回出社し、社員と同じように働くというものです。こちらは、企業側が学生の質をしっかりと見極められ、就活生にとっては専門的なスキルや働く意識を身につけられるという利点があります。最も多いのは1~2週間です。

36の質問に答えて自分のタイプを把握しよう

自分がどのようなタイプなのかを知るためにおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプを診断できます。

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インターンシップで給料はもらえる?

インターンシップは、学生が企業側へお願いをして職場体験をさせてもらっているイメージがあるはずです。そのため、給料をもらえるという概念すらもっていない参加者もいます。しかし、インターンシップだとしても給料が支給される場合があるのです。

従来のインターンシップは純粋に職場経験を積む場としての意味合いが強く、給料が支給されないというのが普通でした。しかし近年では、インターンシップは労働の一環であるとの見方が広がりつつあり、労働であるからには給料を支給しなければならないと変化しました。

インターンシップの給料の相場

インターンシップの給料の相場は、主に3つの形態によって異なっています。まず、時給制です。時間制なので、学生には参加しやすいメリットがあります。拘束時間が短いケースが多いでしょう。時給制では、1,000〜2,000円が給料の相場です。続いて、日給制です。日給制は、時間的な拘束が長いケースが多くあります。

日給制では、5,000円〜1万円が相場です。最後は、成果報酬制です。成果報酬のインターンシップでは、文字通り、成果に対して報酬が支払われます。やりがいや成長を実感できるでしょう。成果報酬制の場合は、1作業や1成約につき1,000円〜5万円が相場となっています。いずれにしても、インターンシップは、報酬が目的ではありません。他にも交通費や昼食代が出る場合もあります。

有給インターンシップをおこなう企業は少ない

有給でインターンシップを行う企業は、圧倒的に少ない状況です。理由としては、インターンシップはアルバイトと違って、お金を稼ぐことが一番の目的ではないからに他なりません。有給のインターンシップは、全体の1割以下に過ぎないといえます。

つまり、インターンシップは、ほとんどの場合無給であるということがわかります。そもそも学生もインターンシップには報酬を求めていないと思いますが、有給と無給の二種類のインターンシップがあることは頭に入れておきましょう。また、ほとんどが無給のインターンシップであり、有給のインターンシップでは報酬の発生の仕方が異なることも理解しておくとよいでしょう。

無給のインターンシップが多い理由

無給のインターンシップが多い理由としては、そのほとんどが1日から1週間程度の短期のインターンシップであるということです。短期インターシップは、説明会のようなものとして開催される場合が多くなっています。その他にも、無給のインターンシップでは、グループワークやディスカッションなどの実務経験を伴わない疑似体験型のインターシップが中心となっています。

説明会などでは、報酬が出なくて当然といえるでしょう。反対に有給のインターンシップでは、期間も長く、実践的なものが大半です。捉え方によっては、アルバイトや社員と同じようにしっかりと就業することになります。仕事を把握して、実際に就業体験をするためには、一定の期間が必要になるということです。

インターンシップ生に対する給料を支給する理由

給料が支払われるケースは、長期のインターンシップがほとんどです。長期のインターンシップでは、実習として実際の仕事を体験してもらうことが多くなります。

長期的に拘束しますので、企業側も就業体験をさせるとともに、戦力として考えている部分があるため、給料も支払われます。さらに、1ヶ月以上インターンシップで就業体験をしながら、そのまま就職するケースや採用における選考が短くなるケースもあります。

では、そんなインターンシップで就活生に対して、企業が給料を支給する理由について考えてみましょう。

給料に見合った活躍を期待している

企業は、長期インターンシップで報酬を支払う対価として、学生に給料に見合った活躍を期待しています。企業は慈善事業で学生を受け入れて、インターンシップを実施しているわけではありません。やはりそこには受け入れる目的があります。社会貢献の側面も否定はしませんが、給料を支払うということは、その報酬に見合った働きがあって当然です。

報酬は成果に対する対価だからです。さらに、就活に関係してくる長期のインターンシップの場合は、給料に見合った活躍とともに、人物の評価も面接以上に可能です。良いと思った学生に対しては、そのまま継続して働くことを勧めることもあります。学生にとっては、説明会や短期インターンシップではわからない企業の一面を知ることもできるでしょう。

労働基準法違反を防止

インターンシップを労働であるとみなすようになってきたため、労働基準法に違反しないように給料を出しているという一面があります。インターンシップの中身にもよりますが、場合によっては正社員と同じ拘束時間で働くこともあるため、単なる職場体験というよりは労働であると考えられるようになったのです。

インターン生の発信力を意識

さらには、インターンシップに参加する学生の発信力も給料が出る理由のひとつになります。昨今ではSNSの普及により、企業のイメージやブランドは学生の発信ひとつでいかようにもなってしまうのが現実です。劣悪な待遇の中で働かせたともなれば、学生にその事実を発信され、企業の信用は失墜してしまいます。そうならないように、給料を支給するなどして最低限の待遇を整えるのです。

インターンシップとアルバイトの違い

インターンシップとアルバイトの違い

中・長期のインターンシップの場合、参加者を業務のシフトに組み込んで本格的に仕事を体験させる企業も存在します。就活に対して感度の高い学生の中には、1年生の時からインターンシップに参加している人もいます。これは一種のアルバイトだと感じる人もいるかもしれませんが、インターンシップとアルバイトは違います。アルバイトはさまざまな世代の人を労働力として受け入れますが、インターンシップは大学生・大学院生に対してのみ開かれている制度です。では、インターンシップとアルバイトの違いについてみていきましょう。

インターンシップはスキルアップができる

インターンシップとアルバイトの違いで最大かつ根本的なのものは、インターンシップは「スキルアップができる」ということです。企業がアルバイトを雇用する理由は、正社員より低い賃金で仕事をしてもらうためです。一方アルバイトで働く人は、自らの労働力と時間を企業側に切り売りしています。

よほど意識の高い人は別にして、そこに創意工夫は生まれにくいのが実態です。「この仕事を効率よく、正確にこなすためにはどうすればいいか」は、あまり考えません。一方インターンシップは、就職する可能性のあるところに参加し、将来のために実際の業務を体験します。

当然、学生のモチベーションは高いですし、企業側も正社員の一員として接し、将来の戦力となることを期待して指導します。労働の結果として対価を得るのはアルバイトと一緒ですが、同じ仕事をしたとしても、結果としてそこに大きな違いが生まれるといえるでしょう。

インターンシップで授業を休む必要はない

実際にインターンシップに参加しようと思っても、「授業を休まなければならないのでは」と心配する人もいるでしょう。インターンシップと授業は無理なく両立できます。文部科学省が調査した平成27年度におけるインターンシップ実施状況によると、全国でインターンシップを単位認定している大学は7割を超えました。

自分の大学はどうなのか調べ、もし単位として認めてもらえるのなら、積極的にその制度を利用しましょう。また、インターネットでキーワード検索してみる方法もあります。「インターンシップ」「週1~2日」「シフト考慮」などでヒットすれば、実際にその会社に詳しいことを問い合わせてみましょう。

インターンシップの説明会を開いている企業も多いので、参加して担当者と相談するのもいいでしょう。また、月・水・金や火・木などと決めて大学の授業を集中させ、空いた曜日にインターンシップを入れることもできます。

このように、大学とバランスをとりながらインターンシップに参加することは可能です。また、そんな就活生の要望に柔軟に対応してくれる企業は、社員を大事にするといえるでしょう。

インターンシップの給料は時給なら1,000~2,000円

近年のインターンシップでは、給料を支給する仕組みが確立してきました。しかし、すべての企業が支給をしているわけではありません。主に大企業は、職場見学の傾向が強いため無給である場合が多いです。

その一方、ベンチャー企業は、実践的な業務を任され、戦力として活躍しなければならないため、給料が支給されます。給料の支払い有無は、募集要項などに記載されていますので、まずは確認してから応募しましょう。

インターンシップを実施する企業は、優秀な学生を早めに確保しておきたい胸中があるので、給料を支給するケースも見られます。企業の思惑も見え隠れするインターンシップですが、それに惑わされず自分なりの目標を掲げ、参加しましょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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