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新卒の私が3カ月で会社をやめた話【後編】

新卒の私が3カ月で会社をやめた理由を、入社前の研修期間から退社するまでの3カ月間の出来事と織り交ぜながらご紹介してきました。

《前編はコチラ→新卒の私が3カ月で会社を辞めた話【前編】
《中編はコチラ→新卒の私が3カ月で会社を辞めた話【中編】

いよいよ後編です。
ここでは退職した理由、というよりも会社の現状を中心にお伝えしたいと思います。

新卒の私が3カ月で会社をやめた理由1,予期せぬ異動の提案


新卒の私が3カ月で会社をやめた理由【中編】でお伝えしましたが、
退職の旨を伝えてきた私に、会社側は異動の話を持ちかけてきました。

異動先として紹介されたのは3つの部署。
入社前に希望していた部署も入っていたので、正直とても迷いました。
事情はあるにせよ、自分勝手な理由なのに変わりはありません。

ひとりだけ部署移動した時、果たして周りの同期はどう思うのだろうか、皆口をそろえて異動したいと言うに決まっている。

私は、その日中に返事を出せませんでした。後日連絡すると言われて、面談は終わりました。

  • 退職者を出さないための措置

悩んだ挙句、翌日に退職の意思が変わらないことを人事に伝えました。

その時、実は、退職の意を伝えたら異動先を勧められた同期が3人いました。
彼らも私と同じように異動先の候補を挙げられて、退職せずに、希望した部署へ異動したそうです。
退職者を出さない対策らしい。去年、新卒の半分近くが退職したから、今年もそんなに辞めちゃうと会社の品位が落ちるからね
辞める話をしたら、異動を提案されるよ。皆、そうだったから
退職の旨を人事に言うと、異動先を提案されたという話が後を絶ちません。

新卒の私が3カ月で会社をやめた理由2,公休に開催されるイベント


会社を辞めた直接的な理由ではありませんが、在職中に奇妙なイベントがあったのでご紹介します。

5月末頃のことでした。グループ全体で社員のリフレッシュを兼ねた運動会がありました。
新卒は全員参加。介護職の場合は施設によって人手が足りずに新卒を出せないというところもあり、参加できる人のみという結果になりました。
私のいた施設では新卒は運動会に参加するのが前提だったので、シフトも上司に調整されていました。

運動会中、新卒社員は雑用係。昼食が終わると後は何もすることがなくなりました。
その間、一部の選ばれた先輩社員が競技に参加していましたが、大半は応援という形でテントの下でくつろいでいました
新卒の参加できる項目は”自由参加“のみ。ブルーシートの上で大勢の新卒が、ただ座っていました
「一応新卒だから最後まで残って」と言われたので同期と一緒に残っていましたが、競技に参加したのは最後の玉入れのみ。
貴重な公休日に開催される全くリフレッシュしないイベントでしたね(笑)

  • 出勤扱いのはずの総会が施設によっては”公休日扱い”

総会は数カ月に一度あるもので、事業部ごとの開催。
介護事業は各施設の取り組みや工夫を発表するもので、新卒社員は全員参加と決まっていました。

また、運動会とは違って、総会は本来”出勤扱いになる“ものでしたので、私も参加していました。
ですが、中には公休日だけど参加している同期も。
会社の方針で”出勤扱い”になるはずが、”施設によっては公休日扱い“。この違いには驚きましたね。
本社の意向が施設まで伝わっていないのか、それとも上司の判断なのか。理由はわかりませんが、不公平な事態が垣間見えました

新卒の私が3カ月で辞めた会社の同期の現在


新卒の私が3か月で会社を辞めた理由は一通り紹介していきました。
最後に、同期の現在についてご紹介します。

  • ボーナスが10万円程度

これには、さすがの介護職へ配属になった同期も驚いていました。
基本給1ヵ月分も貰えない実態。明記されていた賞与とは異なる支給額です。
会社側にボーナスを支給する義務は確かにないですが、1.5か月分と記載されていた賞与は何だったのでしょう。

  • 日曜日の総会が公休日扱い!?

11月頃にグループ全体の総会があったそうです。
開催されたのは日曜日。同期の大半が”公休日”扱い。
総会は”出勤扱い”というのはどこへいってしまったのか……。

  • 聞き入れられなくなった異動

「腰を痛めた、精神的につらくなった、だから異動したい」という申し出が、徐々に受け入れられなくなっている状況になっていました。
事務職希望のその同期は、有料の老人ホームからデイサービスへ異動になったそうです。しかし、人数の関係で今は老人ホームとデイサービスを行き来している状態です。

  • 3か月間住宅補助が振り込まれなかった

人事部の異動が激しく(ジョブローテーションを採用している企業でした)、処理が追いついていないのか、ある一人の同期の住宅補助のお金が3か月間振り込まれていなかったというケースがありました。

  • 今年の採用は去年の約2倍!

2016年版の大手就職支援サイトで、その会社の採用情報を調べてみました。
驚くべきことに、去年の2倍以上の採用人数を予定していました。
新規の事業と介護施設も続々と増えているので、さらに多くの人材を求めているようです。
私の代は8割が介護職へ移動しましたが、今年はその2倍。考えるだけでもぞっとします。

新卒の私が3カ月で会社をやめた話【後編】まとめ

新卒の私が3カ月で会社をやめた理由を三部に渡ってご紹介しました。
どのような会社であれ、選んだのは自分です。
向いてないのを分かっていながら、介護事業を行う会社に入社した間違った判断。

その原因は企業研究不足の一言につきます。
OB・OGがいる会社だったのになぜ話を聞かなかったのか、過去の離職率や事業部の配属人数など、
直接問い合わせてまで入社する前に確認していたら、うわべだけの条件重視で就職活動をしていなかったら…と自分の非を思い返します。

これから就職活動する学生さん、内定先に少しでも不安がある方。
情報を集めて自分が納得できるまで徹底的に企業を分析してください。
私が言えるのはこの一言に尽きます。このような過ちを犯さないよう、真剣に就職先を選んでください。

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新卒の私が3カ月で会社を辞めた話【前編】
新卒の私が3カ月で会社を辞めた話【中編】
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監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。