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自己PRを効果的にする方法|「ない」人必見の題材の見つけ方も紹介

就活するうえで自己PRは重要

日本の就活は世界的に見ても特殊だと言われています。海外の就活では能力重視の即戦力採用がほとんどですが、日本の場合は採用時の能力よりも入社後の成長を期待した人柄重視の採用が多いです。

高い能力があれば当然就活では有利に働きますが、それだけでは不十分で、成長していけるというポテンシャルや一緒に働きたいと思わせる人間性を、提示することが日本の就活では重要になります。

つまり、就活は自分をどれだけ知ってもらうことができるかという点がポイントになるのです。書類選考や面接など短い時間の中でどれだけ自分を知ってもらえるか、印象に残るかが大切であり、就活を攻略するためには自分を伝えるという点を意識して行う必要があります。

自己PRの題材の見つけ方

皆さんは、自己PRの題材はすぐに見つけられたでしょうか。自己PRは、就職活動における履歴書の中でもっともオーソドックスな質問です。頻出する理由は企業の注目度の高い項目であるとも言えます。

そのため、自己PRの内容次第では選考結果に大きく影響すると言っても過言ではありません。それほど重要な自己PRですから題材選びは慎重に行いましょう。それでは、早速自己PRの題材の見つけ方のコツを説明します。

自分のモチベーションが高まった出来事を洗い出す

自己PRの題材の見つけ方のひとつに、自分のモチベーションが高まった過去の出来事の洗い出しが挙げられます。モチベーションが高かったのは、自分の能力を発揮できたり、力を注ぐことができたりしたからです。つまり、自分のスキルや得意なことを通じて、自分の活躍を伝えられれば、より効果的な自己PRを作成できるでしょう。

アルバイトで接客業を通じてスキルアップをしたことや、英語が好きで語学留学をした内容など、自身の糧となる出来事を洗い出すようにしましょう。そこから、自己PRになる題材のヒントは出てくるはずです。

成果や結果を残した出来事を出す

成果や結果を残した出来事も、自己PRには効果的です。アルバイト先のコンテストに参加し、接客部門で表彰された、資格を取得したなどを思い出してみましょう。

成果や結果を残すことは、自分の能力を実績として証明できたという事実があるということです。証明があると、自己PRの説得力が増し、読み手や聞き手が納得できる内容にできます。「この人に会ってみたい」と思わせる自己PRにするためにも、成果や結果を残した出来事をテーマに自己PRを考えてみるのもよい手段です。

また、表彰歴や資格は履歴書内の項目に書けるため、自己PRの題材としても、履歴書の内容を充実させるためにも有効です。成果や結果は、自分が精いっぱい頑張った証明でもあるので、資格などの情報は忘れずに書きましょう。

重要なのは結果を出したときの自分の取り組み方

「私は●●という資格を取得しました」という文言だけでは、ただ資格を保持しているという点しか伝えられません。大事なのは、どうしてこの資格を取ろうと思い立ったのか、どのように取り組んで成果を得たのかという点です。成果を伝えるためには、それに伴うエピソードがあるはずです。そのエピソードを噛み砕いて分かりやすく、そして端的に説明できれば、より共感性のある自己PRが作成できます。

企業が自己PRで注目している点は、もちろんどのようなスキルや能力を持っているのかですが、それをどのようにアピールするかです。自己PRを考える際は、どのように取り組んで結果を出したのかも説明できるようにしておきましょう。

企業が求める能力・人材を分析する

企業ごとに求める人物像は違います。多数の企業に、同じ自己PRを使い回したり、同じ志望動機をそのまま引用したりすることは、企業が求める人物像にマッチングしないのに応募していることと同じです。つまり、企業の求人に応募するためには、多角的なアプローチが必要なのです。なので、企業が求める能力・人材を分析した上で、自分の強みやスキルを題材にするとよいでしょう。

例えば、新しいことに積極的に挑戦しようとする社風の企業を目指す場合、仕事の正確さや堅実さをアピールするより、チャレンジ精神や色んなことに挑戦したいという熱意を伝える方がよいでしょう。このように、業界や企業、職種を分析して、企業の求める人物像に近しい内容にすることも、自己PRを考える上で重要です。

自己PRを伝える際は結論+取り組み+企業での活かし方

自己PRを伝える際のコツについても、解説をしていきましょう。自己PRは結論から述べてください。そしてその後に続くように取り組んできた経緯と企業での活かし方を述べるようにしましょう。

読み手や聞き手に理解しやすい内容で伝える必要があります。相手にわかりやすく話すために、結論+取り組み+企業での活かし方の順番で伝えることは、自己PRを話す上で鉄則です。それでは、どうしてこの順番で話すのか説明します。

構成が整っていないとアピール内容が伝わりにくい

結論+取り組み+企業での活かし方の順番で話すと、話の要点を整理しつつ、順序よく話が展開できます。わかりやすくアピール内容を効果的に伝えられるのです。自己PRですから、自分の良い点をただアピールするだけではなく、より効果的に伝えた方が相手もイメージしやすいでしょう。

また、内容がわかりやすいと、相手はあなたが実際に社内で活躍している姿をイメージしやすくなります。イメージできると、心象に残りやすくなり、印象深い人物になります。多数いる応募者の中で、採用担当者や面接官の心に残る人物になれた場合、選考において有利に働きやすいでしょう。

自己PRを話すときは表情も大切

自信満々にハキハキと話す人と、緊張して顔が固まり噛んでばかりの人がいたら、どちらの方が好印象ですか。表情が笑顔の人と、真顔の人では、どちらの方が説得力はありますか。笑顔でハキハキと話す人の方が印象は良く、説得力があります。

自己PRは自分のアピールしたいことを伝える場です。なよなよと話していては説得力がありません。相手にしっかりと自分の良い点を伝えるためには、落ち着いて堂々と、明るい表情で話すことを意識しましょう。

自己PRの例 

自己PRの題材に困っている人や、題材は決まったけどどのように文章を構成していけばいいのかわからない人もいるでしょう。そんな人のために、下記に自己PRの例文を載せていきますので、ぜひ参考にしてください。

自己PRはコツさえつかめば、自分のアピールしたい点をどのように伝えればいいのか道筋が見えてきます。最初は難しいかもしれませんが、例文を参考にすることで、ノウハウが見つかるはずです。

私の強みは目標を達成するために視野を広げて考えることができるということです。この能力を活かし大学時代のアルバイトで売上を20%アップさせることができました。
私は大学の4年間パン屋でアルバイトしていました。夏場は売上が落ちてしまうため、私は売上をアップさせようと考えました。具体策として、従来は売り場にパンを並べているだけでしたが、売り場に出てお客様におススメのパンを伝えたり、細かくパンの説明をしました。
また目につくところに人気商品を置くなど売り場自体の改革も進め、様々なアイデアを実行した結果、夏場の売上は20%増加、冬場もさらに売上が増加させた経験があり、私は営業の仕事でも視野を広げて様々なアイデアを提案し、貴社の実績に貢献したいと考えています。

自己PRは自分のアピール素材だけでなく企業の趣向も考えて作成する

自己PRを効果的にする方法について解説しました。また、題材探しのヒントや作成のコツについても言及しました。自己PRが中々上手にまとめられない、考えられないという人は、自分の思い出の中にあるモチベーションが上がった出来事を引き出し、ゆっくり自己PRの題材に合う出来事を抽出してください。

そして、よりわかりやすく相手に伝えることを念頭に置いて、企業が求める人物像にヒットするような内容にしましょう。アピールしたい内容だけ詰め込んでも意味を成しません。企業がどのような人材が欲しいのか、趣向も考えて作成してください。

 

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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