筆記試験

【ウェブテスティングサービスとは】試験の概要と対策方法

テスト対策は基本中の基本

就活はしっかりと準備をして臨むことが鉄則です。就活の結果を決めるのは、事前の準備をどれだけ進められるかと言っても過言ではありません。就活の対策をするとなれば企業研究や業界研究、自己分析などを精力的に進め、面接の対策などを入念に行う人は多いでしょう。もちろんこれは間違っていませんし、しっかりと準備をするという点では正しいことです。

しかし就活ではそれらの対策だけでは不十分で、意外に見落としがちなのが筆記試験やウェブテスティングサービスのなります。学力に自信のある人は、勉強せずとも即興で解いていけると自信があるかもしれませんが、それではなかなか上手くいかないのが就活の怖いところです。すべてのテストに対策をして臨むのは、就活の基本中の基本になります。準備を怠るたることなく就活全部に対応できるようにしましょう。

ウェブテスティングサービスとは

就活の選考の過程として多くの企業が取り入れている、ウェブテスティングサービスとはどんなものかご存知でしょうか。ウェブテストとも呼ばれているのもので、何社かすでに受験したことがあれば経験した人も多いのではないでしょうか。今やかなり多くの企業が取り入れている選考の方式で、ESの提出と同時に行われることも多いです。

初期段階での学生の絞り込みを兼ねたものであり、当然ですがこれも選考の一環になります。ここでの成績が良くなければ、当然次のステップに進むことはできません。就活での最初の関門になりますので、しっかりと対策をして臨む必要があります。

自宅のPCで受ける適性テスト

ウェブテスティングサービスとは自宅のPCで受ける適性テストのことです。企業のマイページなどで受験することがほとんどになり、本選考に進むための一番初めの試験でもあります。自宅で受験することが可能なのでリラックスして取り組むことができますが、それは良いことでもあり、悪いことでもあるでしょう。

良い面としては、緊張しすぎずに自分の実力を最大限にまで発揮しやすいということ。試験とは言え、慣れ親しんだ環境で受験できるとそれほど気負うこともなくテストに臨めるでしょう。悪い面はリラックスするあまり試験に臨む集中力が散漫になったり、気軽に取り組むことができるからと何の対策もしないまま臨んでしまいがちということです。
自宅であっても就活の試験であることを忘れてはいけません。ある程度は緊張感を持って取り組む必要があります。また適正テストだからとなめてかかっては痛い目にあいます。必ず対策をしてから臨んでいきましょう。

スピード感が重要

ウェブテスティングサービスの特徴としては問題数が非常に多いことです。企業ごとに出題の形式が違ったり、テストにも種類があるため一概には言えないが、時間制限があり、250問程度の質問を平均して約30〜45分以内に回答する必要があります。かなりの問題数なのでスピード感を持って取り組む必要があります。また当然ですが速ければいいというわけではなく、素早く問題を解き、正解していかなかければなりません。

瞬時に問題を解く力やスピード感を持って取り組んでも、間違えない正確性に多くの問題に取り組んでも、それらを絶やさない集中力や持続力が必要になります。ウェブテスティングサービスでは学力だけではなく、様々な能力が複合的に判断されているのです。

電卓を使用してもOK

自宅で誰の目にも触れずに行えるテストであれば、楽をしたいと考えるのが本音です。計算問題なども多いため、いちいち暗算で計算していてはいくら時間があっても足りません。こっそりと電卓を取り出して素早く計算を進めている就活生も多いのではないでしょうか。計算問題に電卓を使うなんて不正な感じがして気が咎めると思うかもしれませんが、実はウェブテスティングサービスでは電卓を使用しても良いので、不正にはなりません。

とにかくどんどんと問題を解いていかなければなりませんので、電卓を使用しても問題はありません。むしろ電卓を使わずに受験するとかなり不利になります。今まで電卓を使っていなかったという人は次回から必ず使うようにしましょう。

ウェブテスティングサービスの出題範囲

ウェブテスティングサービスを攻略するには、その出題範囲を押さえておくことがまず必要です。出題範囲や問題傾向を押さえ、その上で、自分の得意・不得意なども踏まえて対策を立てていくのがいいでしょう。

就活前や就活中は忙しいことも多いので、計画的に対策していかなくてはなりません。そのためには、早めに出題傾向を押さえておくことが重要です。ここからはウェブテスティングサービスの出題範囲についてみていくことにしましょう。

非言語

ウェブテスティングサービスの出題は非言語と言語に分かれますが、非言語は数学的な問題といえます。具体的な内容としては、表の読み取りや推論、速度算や整数問題などが出題されています。

それぞれウェブテスティングサービス独自の出題がなされるため、注意しなくてはいけません。例えば推論では、「アだけでわかるか、イだけでわかるか」といった解答が求められるものも多く出題されています。

また整数問題では、計算して解こうとすると間に合わない問題も出題されます。このような問題は書き出して答えにたどり着くのがよいですが、事前に知っていないと適切に対処できません。各出題形式それぞれにウェブテスティングサービスならではの傾向があるため、それを適切に押さえることが大切です。

言語

非言語が数学的な問題であったのに対し、言語は国語的な問題が出題されます。具体的には、熟語の成り立ちや空欄補充問題、文節の並び替え問題、長文読解問題などが出題されています。

熟語については、前後の漢字の関係を選択肢から選ぶ出題形式です。空欄補充については、空欄に適切な熟語を補充するものや、文脈を把握して2つの空欄にそれぞれ言葉を補充する形式で出題されています。

長文読解問題では空欄補充問題や文の挿入問題、要旨把握問題などが出題されています。長文に関しては出題形式にかかわらず、内容を適切に把握することが大切です。限られた時間で正しく文章の意味を押さえていくためには、普段から活字に慣れておく必要があるといえるでしょう。

良い点数を取るための3つのコツ

しっかりと対策をしてから取り組まなければならないウェブテスティングサービスですが、実際にどのように対策をしていけばいいのか分からないという人は多いのではないでしょうか。事前に勉強をしておくことももちろん大切で、できれば就活が始まる前から少しずつ勉強を始めておくといいでしょう。就活がすでに始まっている場合でも遅くはありません。

今すぐに取り組めば充分に間に合わせることもでき、試験への取り組み方を変えるだけでも結果は大きく違ってきます。良い点数を取るためにはコツがあり、次にそれを3つに分けて紹介します。どのように勉強すればいいのか、どのように取り組むことが大事なのかを覚えておきましょう。

①できない問題に時間をかけない

ウェブテスティングサービスの特徴でも挙げたように問題数が多く、スピード感を持って取り組むことが大切になります。ウェブテストは好きな問題から問いていけるので、始まればすぐにできそうな問題や簡単なものから解いていきましょう。問題数が多く時間制限があるので、全問回答できないという可能性も少なくありません。

またできない問題はいくら考えてもできないということもありますし、仮に解けたとしてもかなりの時間をロスすることになります。残り時間が少なくなれば当然焦りも生まれ、分かる問題でもケアレスミスをしてしまう可能性もでてきます。それらを防ぐためにも、できない問題に時間をかけるよりも分かる問題から問いていく方が効果的です。

②参考書を問いておく

ウェブテスティングサービスが難しいのは実はごくわずかな問題です。簡単な問題の中に難しい問題や、ややこしい問題が複数混ざっているという認識で問題ありません。しかし簡単な問題であっても複数解いていれば間違えてしまうこともありますし、途中で難しい問題が混ざっていることにより簡単な問題であっても難しく感じてしまうということもあります。

また何よりも大事なのがスピード感で、これに慣れていないとミスを連発してしまう可能性もあるので、スピード感や問題慣れしておくためにも参考書を買って対策しておくと良いでしょう。たくさんの問題を解いて、素早く解くという練習をしておけば、本番になっても焦ったりミスをしてしまうことはなくなります。

③苦手分野を中心に対策する

ウェブテスティングサービスの出題範囲は広いです。そのため、「どの範囲も得意だ」という人はそんなに多くないでしょう。誰もが何かしら、苦手な分野を抱えているものです。しかし、だからといって苦手分野をそのまま放置しておくのはよくありません。

苦手分野を十分対策し、底上げできるかどうかが結果に大きく作用するのです。いきなり難易度の高い問題を解くことを目指すというよりは、少しずつ基礎力を身に付け、得点に結びつけるという考えがよいでしょう。

計算が苦手であれば毎日計算する時間を作ってコツコツと計算し慣れる、長文読解が苦手であれば毎日必ず活字を読み、短い文章に要約するなどの対策をおこないましょう。慣れによってスピードがアップしたり、スムーズに解けるようになることもあるため、苦手分野を避けずにコツコツ問題を解いていくことが大切です。

④タイピングに慣れておく

ウェブテスティングサービスへの対策として、盲点になりやすいのが「タイピング」です。ウェブテスティングサービスでは解答でタイピングが必要となるため、タイピングに慣れておくことがとても大切です。

ウェブテスティングサービスには制限時間がありますので、タイピングが遅いと大きく不利になってしまいます。答えがわかっているのにタイピングが遅いために回答できなければ、とても残念です。

今ではほとんどの人が日常的にパソコンを使っているため、タイピングに苦手意識がない人も多いかも知れません。しかし、普段パソコンを使う際には制限時間などないため、意外とスピードが遅いということもあるのです。また、誤字脱字にも注意しなくてはなりません。不安な方は、タイピングの対策も早めにおこなっておきましょう。

ウェブテスティングサービスは事前の対策が大切

ウェブテスティングサービスは就活生にとっては面倒だと感じたり、自宅で気楽に受けられるということで、それほど重要な選考だと思っていない場合も多いですが、その認識は誤りです。今では多くの企業で実施されているテストであり、それだけ選考での実績や効果が認められているということでもあります。企業にとっては重要視されている選考内容の一つなので、必ず対策をしてから臨むようにしましょう。

問題を素早く、たくさん解いたり、短時間で高い集中力を持続し続けるという能力はテスト以外のところでも役に立つものです。就活の対策の一環として自分の能力を鍛えるチャンスでもあるので、しっかりと対策してウェブテスティングサービスを受験するようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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