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体育会系の会社の特徴7つ|就活生が入社前に知っておき実情を紹介

体育会系の会社の特徴7つ

あなたは体育会系の会社と聞いたら、どんな企業を思い浮かべるでしょうか?部活や運動系のサークル活動が持っている特徴をイメージしてもらえたら理解が早いかもしれません。人間関係、先輩・後輩の明確に整備された上下関係、チームワークの尊重、チーム全員で定めた具体的な目標へのあくなきコミットメントなどです。

あなたがもし学生時代に、部活へ打ち込んでいたら一度は必ず聞いたことのある単語が、体育会系の会社の特徴として当てはまってきます。この特徴にフィットするかどうかで就活での企業選びも変わってきますし、合うかどうかで企業選びをする際は、体育会系の会社は非常にシンプルかつ判断がしやすい特徴を持っていると言えます。

①スポーツをやっていた人が多い

体育会系の会社の特徴として、就職以前からスポーツをやっていた人が多いことがまず挙げられます。部活動やサークル活動などで体育会系の空気を経験している人は、同じような空気を持った企業に就職しやすいのかもしれません。企業によっては専門のスポーツチームを組織していて、そこに所属するために採用された人もいます。

場合によっては、就職後も社内外で余暇のスポーツなどを楽しんでいる人達もいるかもしれません。そういう企業であれば、部活動などのノリのまま他の社員と交流を築くきっかけにもなります。体育会系の企業でそういった特徴がある場合、企業の気風や特徴をうまく使うと就職も有利におこなえるでしょう。

②上下関係が明確

体育会系の会社特有の特徴としては、上司と部下、先輩と後輩の上下関係が明確に制度として規定されています。よくある曖昧な状態での上下関係は存在せず、相互の関係性が明確です。部活やスポーツでも先輩・後輩の間で役割分担やポジションが明確に定められていたように、体育会系の会社でも上下関係は定められています。部活では先輩から後輩への指揮系統が秩序立てられて形成されていたので、先輩から指示がされたら確実にその指示を遵守していくという風土ができあがっているのです。

そのため、体育会系の会社では上下関係が明確であり責任の所在もはっきりとしているので、上司が部下や後輩に対して責任をなすりつけるという展開もありません。このような環境下では上司と部下の強固な信頼関係を築くことができるでしょう。

③ストイックな性格の人が多い

さらに体育会系の会社の特徴として、目標達成のためにストイックなアクションを取る人が多いことが挙げられます。目的達成をするためには寝る間も惜しんで業務のための努力をするようなストイックな性格の人が多いです。このような行動パターンも部活やスポーツに打ち込んでいた時代に共通される体育会系の特徴と言えるでしょう。

例えば、「全国優勝」や「県下No.1」といった、チームで掲げた目標に対して、達成のためにとことん練習に励み、夜遅くになるまで練習メニューをこなそうとします。部活でも時間が許す限り練習や試合に打ち込んでいた経験があるのです。目標達成のために自分にとって厳しいストイックなタスクを課すことが体育会系の会社では多い傾向と言えるでしょう。

④気合や根性などの精神論がある

体育会系の会社によくあるのが、「気合」や「根性」などの精神論があることです。例えば、接客時には「気持ちが足りないから伝わらない!」と言われたり、「気合がないから風邪をひく」というような精神論で注意されたりします。他にも、仕事でミスがあれば「努力が足りない」、「やる気がない」といった精神論で注意されることもあります。こういうように、問題があった時には精神論で解決しようとするのが、体育会系の会社の特徴のひとつです。

逆に、体育会系の会社は勢いがあり、「結果がすべて」のような考え方の人が多いといえます。部活やサークルは精神論で乗り越えてきたという学生なら、精神論がある会社を受け止めることができるでしょう。

⑤挨拶に厳しい

体育会系の企業は、挨拶を重んじる企業がとても多いです。声を出して話すことを重視する企業もあり、こういった企業に就職した際には挨拶面での指摘を受ける可能性があることを注意しておきたいところです。もちろん、挨拶は社会人としてきちんとおこなうべきところではありますが、体育会系の企業ではそれが特に厳しいところが多いということです。

体育会系の行動傾向として、挨拶などを用いて団結力や気合を高めるという部分が見られます。特にスポーツの世界では見られることの多い光景でもありますね。挨拶を強要されることは、場合によってはトラブルの原因になるケースもあるため、企業によってはそこまで強制こそしない場合はありますが、それでも企業全体で挨拶を重視する傾向であるのは変わらないでしょう。

⑥飲み会が多い

こちらも団結力を高める意味合いがあると思われますが、体育会系の企業は飲み会をよくやる傾向にあります。自主参加で済むなら問題はないでしょうが、場合によっては参加を強制される場合もあるかもしれません。

団結力を高めるための飲み会であった場合、参加しなかった場合はどうしても周囲から浮きがちになってしまうのでは、と思い参加する人もいるかもしれません。しかしアルコールや飲み会そのものが苦手である人にとって、通常の業務時間よりも苦痛を感じる時間になるでしょう。こういった集まりが頻繁にあるのが苦手な場合は、体育会系の企業への就職は検討しなおしましょう。すでに就職しているなら、ある程度の上手いかわし方を考えておく必要が出てきます。

⑦何事もチャレンジさせる

こちらも体育会系の企業の特徴として大きいのですが、社員に対して何事もチャレンジさせる傾向があります。体育会系ではない企業でも、初めての仕事に挑戦させることはありますが、体育会系ではその度合が大きくなる傾向にあります。

元々チャレンジ精神が強い人であれば、こういった企業に就職した場合も上手くいくかもしれません。ですがそうでない場合、何の指示やアドバイスもなくいきなりチャレンジさせられることに苦痛を感じてしまう人もいるでしょう。

どんな企業であれ、仕事の中で挑戦する機会が訪れることは珍しくありません。ですがあまりに毎回チャレンジばかりだと、人によっては疲れを感じるでしょう。そうならないように、事前に企業体質が合うかを見極めておく必要があります。

体育会系の会社=ブラック企業ではない

体育会系の企業に対して、ネガティブなイメージを持っている人は多いでしょう。しかし、体育会系の会社はブラック企業というわけではありません。ブラック企業に共通する部分も確かにありますが、組織として精神論を重視する部分があるだけで社員を自主退職に追い込むような意図はないのです。

体育会系のノリが苦手な人にとっては向いていないかもしれませんが、社員同士の結びつきも強く団結力があるという良い部分もあります。自ら率先して仕事をしたい、高い実績を上げるために熱意を持って働きたいという人にとっては過ごしやすい環境だといえるでしょう。上下関係が厳しいという部分についても、先輩と後輩の関係がはっきりしていないとやりづらいという人にはメリットとなるようです。

パワハラがあるイメージを持つ人も多い

体育会系の企業では、パワハラのイメージを持つ人もいるでしょう。しかしパワハラに関しては、他の企業でも変わらない程度と思っていいでしょう。

体育会系の企業というのは、基本的に上下関係に厳しいところが多いです。上司と部下などの主従関係を守り、上司に忠実に仕事をおこなう傾向が企業全体としてあるので、傍から見れば上司に厳しくあたられている=パワハラを受けていると思われやすい部分があるようです。

ですが上下関係を重んじているのは上司だけでなく、部下も同様である場合が多いのも体育会系の企業です。社員からしてみれば当たり前である場合も多く、こういった場合はパワハラにはあたらないことを覚えておきましょう。

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体育会系の会社を選ばない方法

体育会系の雰囲気が苦手だという人は多いでしょう。仕事はあくまでお金を稼ぐための手段であり、仕事以外の時間はプライベートを大切にしたいと考えている人もいるはずです。

そんな人は、体育会系の会社を見極めて賢く避けるようにしましょう。体育会系の企業にはいくつか共通した特徴がありますので、ある程度の予測を付けることができます。ネットや企業の情報をチェックして、就職後に思わぬギャップに苦しまないようにしましょう。

ネットの評判で体育会系のノリを感じたら避ける

体育会系の企業かどうかを確かめる方法として、ネットの評判を参考にするのがおすすめです。「会社の評判」など企業の口コミサイトなどを確認して、現在も働いている社員や過去に働いていた人がどう感じているのかを確認してみましょう。社風や会社の雰囲気から、体育会系のノリかどうかを確認できるはずです。残業がどのくらいあるのかなどの口コミも役に立つでしょう。

口コミサイトは匿名となっていることが多いため、企業の良い部分も悪い部分も知ることができます。ただし、誰でも書き込みができるので事実ではない口コミが載っていることも考えられるでしょう。その情報が本当に正しいのか自身で慎重に判断して、体育会系の企業を避ける際の資料として参考にするようにしてください。

離職率の高い会社をチェック

体育会系の会社を見分けるには、離職率が高いかどうかをチェックしてみましょう。離職率が低いのであれば多少体育会系の企業であったとしても、仕事を辞めるほどではないということになります。

離職率が高い会社は労働環境が悪く、残業が多かったり休みが取得しにくいという状況になっていることが多いです。人間関係がうまくいっていない職場も、離職率が高くなりやすいといえます。

離職率の高い会社は、「就職四季報」などの企業情報を集めた本を参考にすると知ることができるでしょう。ネットの口コミサイトなども離職率を知るのに便利です。離職率がわからない場合は、平均勤続年数も参考になります。ただし、まだ設立されて日が浅い会社は、全ての社員の勤続年数が短いということがありますので注意してください。

会社説明会やインターンシップに参加してみる

体育会系の会社を賢く避けるには、実際に会社説明会やインターンシップなどの職場体験に行くのがいいでしょう。ネットでは体育会系とあっても、実際に見たらそうではなかったということもあります。逆に、ネットに体育会系と書いてなかったけど、インターンシップに行ったら体育会系だったということもあります。先ほども話しましたが、ネットの情報というのは真実でないこともあります。

そのため、ネットの情報というのはあくまで参考程度に見ることが大事です。興味がある会社があるなら、実際に説明会に参加したりインターンシップで体験し、体育会系なのか、そうでもないのか自分自身で感じることが大事です。体育会系の判断基準というのは人それぞれであるということです。

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体育会系の会社が合わない人もいる

しかし、体育会系の会社は合わない人にとっては、働きにくい就労環境となってしまいます。例えば、自分のペースで伸び伸びと仕事をしたい人やワークライフバランスを重視してプライベートと仕事を絶対に分けたい人、または無理に周りと合わせることに疲れてしまう人にとっては、ギャップを感じてしまうでしょう。このような独立志向が強い人、個人主義的な特徴を持つ人にとっては体育会系の会社の特徴は非合理的で、かつ同調圧力でしかないと見なされてしまうでしょう。

また、定められた上下関係も年功序列的な枠組みとして捉えられ、実力のある人にとっては窮屈に感じてしまいます。自分の志向と合っていないと、とことん合わないと感じられる可能性もあります。

体育会系出身の学生が向いている理由

ここまで、体育会系の会社について見ていきましたが、体育会系出身の学生についても紹介します。部活系やスポーツサークルといった体育会系出身学生は、就活市場において一定数存在し、その特徴から普通のサークル出身者や文科系サークル出身者よりも高評価をもらえ、就活を有利に進めることができる特徴を有しています。とある企業では、体育系枠という特別枠を設けて、毎年一定人数の体育会系出身学生を採用しようとする企業も存在するほどです。

採用担当者にとって体育会系出身者は、困難に対してチームで対応した経験があり、ストレスに負けないで、目標にストイックにチャレンジでき、礼儀正しさや上下関係がよく理解できているといった点があります。ビジネス上においてもすぐにキャッチアップできる存在として好む傾向にあるようです。

礼儀が身に付いている

まず、体育会系出身の学生に特有の特徴として、上下関係を理解していて礼儀が身に付いているということです。大学構内で応援部や体育会系部活の学生が先輩と会った際に「お疲れ様です!おはようございます!」といった挨拶を大きな声でしていた光景を思い出してもらえば、分かりやすいのではないでしょうか。

部活所属者は先輩が絶対であり、必ず従わなければならないという世界で生きてきたので、目上の人や年次の高い人に対しての礼儀がしっかりと身に付いているのです。この点において、他の学生にはない新卒として求められる礼儀正しさ、目上の人に対する礼儀が備わっているので、採用担当者はある種の安心感を持って体育会系出身学生を採用しています。

ストレス耐性が強い

体育会系出身の学生はストレス耐性が強く、困難に対して逃げることはありません。なぜなら、体育会系出身学生は長時間の練習カリキュラムや、スケジュールを目標達成のためにこなすことで、ストレス耐性が身に付いているのです。

何よりも、チームとして目標達成のために現状のギャップと理想をどのようにして埋めていくのかを試行錯誤して、自分たちで決めた困難や課題解決に対して逃げることなく突き進んでいきます。それゆえ、就活でも逃げない姿勢が評価され、辛い事や苦しい事があっても投げ出す事はなく、課題解決に立ち向かっていく強さがあると見なされるのです。

採用担当者としても、ビジネス上では様々な困難や理不尽が待ち受けているので、体育会系出身の学生は将来待ち受けているであろうビジネス上の問題に対して逃げることなく、体育会所属時代に培ったストレス耐性で乗り切ってくれるだろうと期待しています。

体力がある

最後に、体育会系出身学生は体力があるため、職場を休みがちになることもなく、元気に溢れ、職場の雰囲気を明るくしてくれる存在だと見なされます。部活や運動系サークル所属時代に学生時代の大部分を運動に充てていたので、文科系学生や高校で部活を終えた学生に比べて体力がまだ温存されており、生半可なことでは体力切れにならないからです。

体と心のバランスがとれており、「心技体」そろっていることを重視する部活も多いため、健康的かつ体力があるので、体調不良に起因するメンタルヘルスや会社への欠勤リスクも少ないと言えるでしょう。

採用担当者としては、新卒入社期間を乗り越えて会社に利益を創出してくれるような人材を求めています。まさに体育会系出身者は体力的なアドバンテージがあるので有利となるのです。

体育会系の会社に自己PRする例文

体育会系出身の学生は、もちろん体育会系の会社には適していますが、適しているだけでは選考を勝ち抜くことは困難でしょう。自分が学生時代にやってきたことを上手にPRできなければ、自分の良さが面接官に伝わらなくなってしまう恐れがあります。

ここでは、その自己PRで話すべき例文とポイントを「礼儀正しさ」、「ストレス耐性」、「体力」という3つの具体例をあげてまとめていきます。自分で自己PRを考える際は参考にして文章をつくってみましょう。

例文①

私には、学生時代の体育会活動での経験で得られた「礼儀正しさ」という強みがあります。大学では、1年生から4年生まで、学年に関係なく生活を共にしているので、上下関係の中でうまく人間関係を構築する必要がありました。私が下級生のときは、自分のスポーツでの能力に関係なく、「上級生には必ず挨拶をする」というルールをもって接していました。その結果、上級生からは「〇〇は挨拶を毎回必ずできている」というように評価をいただき、上級生からスポーツ以外でも学ばせてもらえる機会が多く得られました。このことから、私には「礼儀正しさ」があり、職場でも上司や先輩とうまく関係をつくることができると考えます。

この文章でのポイントは、「礼儀正しさ」をひたすら推すのではなく、「礼儀正しさ」がどのように活かされ、どんな結果を招いたのか書いている点です。また、「礼儀正しさ」だけでは抽象性が強いため、具体的なエピソードでPRするのが良いでしょう。そして、最後には、それを今後どのように活かしていきたいのかを伝えるようにするとよいです

例文②

私は、学生時代の体育会活動での経験からストレスへの耐性が強いと言えます。スポーツをする上で、苦しみや困難に陥る場面は数多くありました。他の選手との競争や自己の記録を越えなければならないとき、なかなか結果が出ないことがあり、自分の身体、精神にストレスがかかるのを感じました。しかし私は、「今すぐ結果はでなくても、努力をし続けることで必ず結果は表れる」と信じて、結果がでないときにでも自分のやり方や量を冷静に振り返り、改善を重ねながら継続しました。そのため、もし職場で結果が思うようにでなくてもストレスに屈せず、地道に自分のやり方を改善することで乗り越えていけると考えます。

この文章でのポイントは「ストレス」に対して、「それをどのようにとらえ、具体的にどういう工夫で、耐性をつくってきたのか」を書いている点です。自分が体験したこと、その時に感じたことや考えたことなどを具体的に盛り込むことで、説得力が生まれます。ストレスという課題は職場ではつきものですが、面接官はそれをどのように解決していけるかを見るているため、それに答えるように書けると良いでしょう。

例文③

私は学生時代の体育会活動での経験から体力があるため、人よりも多くの仕事量をこなすことができると思います。私は週6日必ず1日5キロは走り込みのトレーニングは行っていました。またそれによって体力面はもちろんですが、精神面も鍛えられたと感じております。毎日トレーニングを続けるためには自分のモチベーションを維持するための工夫なども行いました。学生時代に鍛えた体力面・精神面の強さを活かして、職場では人よりも多くの仕事量をこなし、いち早くスキルを身につけ、御社に貢献できるようにしたいです。

この文章のポイントは、「体力」をただアピールするのではなく、それをどのように仕事で活かしたいのかについてアピールしている点です。また、体力は数値に表すことができるので、数字をいれてより客観性を持たせた文章をつくることがコツになります。この例文では「1日5キロの走り込み」という風に具体的な数字が入っているためイメージもしやすく、説得力も増していると言えるでしょう。

体育会系の人は就職しやすい?

体育会系の学生であれば、そうした特徴のある企業にも就職しやすくなるのでしょうか。体育会系の学生というのはストイックであり、打たれ強さがあるため頼りがいのあるイメージがあります。就職でも不利になることはあまりないように感じている方が多いのではないでしょうか。

ここでは、体育会系の学生は本当に就職しやすいのか説明していきます。体育会系の学生はいいところも多いといえますが、志望企業の特徴に合っているかどうかが重要だと知っておきましょう。

企業側のニーズにマッチしやすい

体育会系出身学生は企業側の求める採用学生像とマッチしやすいので、就活で有利になることが多くあります。企業側としてもほぼ未経験かつポテンシャルを見て採用するため、就活生が完全に会社理解・業務理解できないことは理解していので、就活生が仕事での再現性がある人格であるかどうかを見極めているのです。それゆえに、自己PRや困難に立ち向かった経験や考え方を尋ねるような質問を選考中に繰り返し実施しています。

体育会系出身の就活生はこの企業側が求める再現性において、礼儀正しさ、ストイックさ、ストレス耐性、困難に逃げない姿勢がビジネス上の基本的な素養に合致すると見なされており、就活市場で有利になるのです。

競争心が強く勝ち癖がついている

体育会系の学生というのは、部活動やサークルで勝つことを目標に努力しています。部活動は、勝つためにどうしたらいいのかと日々追求しています。就活もそうですが、部活動も目標がないと上手くいきません。体育会系の学生というのは目標に向かうまでに、喜びや悔しさ、挫折などいろんな感情から乗り越えてきています。乗り越え、成長することで勝利に繋がるということも知っており、自然と「勝ち癖」が身に付いています。

趣味程度に活動していた人には勝ち癖というのはないかもしれませんが、ストイックに活動していた学生は身に付いているでしょう。勝ち癖があると、「絶対ここで働きたい!」というやる気に満ち溢れた雰囲気が出てきます。また、体育会系は競争があればあるほど燃えやすいため、内定が獲りやすく就職しやすいとも言えます。

体育会系の会社の特徴を知りミスマッチのない就活をしよう

体育会系というとどうしても怖いイメージがつきまとったり、根性論だけで押し通されそうなイメージがつきまといます。そういう部分があることは事実ですが、企業の体質を理解している社員にとってはそれが普通である部分もあるようです。

逆に言えば、体育会系の企業体質というのは合わない人にはとことん合わない企業体質と言えるのかもしれません。自分は体育会系の企業は合わないな、と思っている人は、就職活動の際にしっかりと企業へリサーチをかけて、自分が苦痛なく働ける企業かどうかをしっかり確認しておきましょう。ミスマッチがない企業であれば、短期離職の可能性も軽減されます。自分の気質と企業の気質が合う企業に勤めて、長く働けるようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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