就活その他

【将来の仕事はどうなる】キャリアを築く際に必要なこととは

AIの発達により将来の仕事を心配する人は多い

null

AIとは英語の「artificial intelligence」の略称で、一つに特化した人工知能を意味します。ここ数年で一般的にもかなり普及をしてきた技術です。例えば、音声認識機能や画像認識機能、自動車の自動運転技術、将棋のPONANZAなど特定の技術に特化した人工知能があります。

現在のAIの研究は、この人口機能型人工知能が中心となっています。AIは人々の生活に革新的な便利さを提供するだけでなく、人間の仕事をAIが代わっておこなう分野がさらに増えてくると予測されます。実際のところ、自動運転や受付などAI技術を用いて人間を置かずに運営している業務も出てきています。そのようなAIが発達していく中で、自分の仕事は将来AIに取って代わってしまうのだろうか、と不安になる人も多いのです。

少子化の影響もあり将来の仕事の需要は変わっている

現代の日本は急速な少子化が進んでいます。そして将来的には、労働人口がさらに減ることで慢性的な人手不足が、どの業界でも確実に起きると言われています。実際にコンビニエンスストアや運送業など特定の分野は人手不足が起きていて、募集をしても人が思うように集まらないとニュースも最近よく聞かれるようになりました。

これからさらに進む少子高齢化時代には、日本国内の需要の内容も大きく変わってくることでしょう。そして現在は人間の仕事でも、AIなどの人工知能や機械に取って代わられることが予測されます。将来、仕事の規模が小さくなり規模が減少していく分野の仕事や、現在の仕事の量と余り変わらない仕事、そして逆に需要が大きくなり仕事量が多くなる仕事、などさまざまに変化をしていくでしょう。

将来少なくなると言われている仕事

null

ここでは、AIの発達や革新、また人口減少、少子高齢化により仕事が少なくなるのではないか、と予測される仕事をご紹介します。これから長い月日をかけて働く若い世代の就活生は、仕事を選ぶ際にこれらも考慮して選ぶと、人生計画が立てやすくなることでしょう。また、将来AIに取って代わられる職種は敢えて志望しないという選択もでき、リスク管理にもなります。

ここでは多くの仕事の割合をAIが行えるようになる、と予測される業種を取り上げていきます。製造業の作業に各種オペレーター、スタイリストなど、今まで人間でなければ行えなかった業種にもAIが進出してくるかもしれません。

製造の流れ作業の仕事

日本は精密機械や工作機械のメーカーが多数あり、その技術も大変高く世界的に高い評価を得ています。現在までも多数の国内工場において、ロボットを導入して商品を製造するラインの一部とする企業が既に多数あります。将来的には、AI技術を使ってさらに製造分野で機会や人工知能が使われる分野が増えると言われています。例えば、製造業の場合は、流れ作業などの仕事は、ほぼ全てAIの作業になることも予想されます。AIで流れ作業をおこなうと、人間が稼働するシフトを組む必要がなくなるだけでなく、稼働する時間帯も日中だけではなく深夜も稼働できる、というメリットがあります。また、休憩やお昼ご飯の時間のため人が一時的に少なくなる点も避けられます。

オペレーター

オペレーターには、機械のオペレーターや電話のオペレーター、webオペレーターなどが主なものとして挙げられます。この中には、AIが得意とする仕事も含まれています。例えば、機械や製造のオペレーターの仕事の一部は、AIの人工知能により正確にできるものもあります。また、電話のオペレーターも同じです。顧客から電話を受けたときに、特定の部署につなぐ作業や、質問内容ごとに担当部署につなぐ仕事、また自動アナウンスなどは現在も多く活用されています。将来的には、さらにこの種類が拡大することが予想されます。しかし、AIの発達により人間の仕事が奪われて、失業者が増えるのでは?と疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、流れが決まっている仕事や、ボリュームの多い仕事をAIに任せることで、人間は他の仕事に集中できるようになり、残業が減る・ミスが減るなど労働者や企業側にも多くのメリットがあります。

スタイリスト

スタイリストは、アパレルのお店などで顧客に合うファッションや色のアドバイスをしてコーディネートのお手伝いをする仕事です。スタイリストは接客業のため、人間でなくてはできない仕事と思われがちですが、実はこの分野にもAIが使われ始めています。例えば、ショッピングサイトを運営するZOZOTOWNが開発して提供しているZOZOスーツは、スーツを着用すると、顧客一人一人の体のサイズを測定しその人に似合う色やスタイルを教えてくれるくれるというサービスです。近年は実店舗で洋服を選ばずに、インターネット通販や郵便や電話で申し込む通信販売を利用する人が大変多くなっています。洋服だけでなく、百貨店では靴を送料無料で顧客に送り、実際に足に合わせてみて、サイズやデザインが気に入ったものだけを顧客が購入し残りは返却するシステムもあります。このように、将来的には、さらにスタイリストなしでも利用できるシステムが拡大していくでしょう。

設計士

さまざまな建物や、橋、鉄塔、門、堤防などの構造物を専門的な知識を基に設計(デザイン)する設計士は、昔も今も人間がメインで行う仕事です。そして、基本的に人間同士が打ち合わせや調整をして、納期管理や現場の管理とするという点は、将来も変わらないと言えます。しかし、設計士の仕事の中でも、かなりの部分でAI分野の参入が予想されます。例えば、現在もパソコンソフトのCADなどで設計をしますが、この分野はさらに将来発達していく可能性があります。また、設計士が行っている構造計算などの数字を計算して設計図に活かす分野でも、AIを活用する可能性があります。このように、多忙を極めるコンサルタント業界や建設会社の設計士ですが、AIに任せられる業務が多くなると、人間でしかできない他の業務に集中することができ、効率的に質の良い仕事ができるようになります。

人との関わる度合が多い仕事は将来もなくならない

null

AIが発達して一般的に広がることで、将来仕事を奪われるのではと心配される業種とは逆に、将来今までと同様に変わらず仕事が残るであろう、と言われる業種もあります。これは、多数の分野に渡っていますがその中の特徴の一つが「人と関わる度合いが多い仕事」です。人と人との会話や交渉は、毎回同じようには進みません。話し合いをしてコミュニケーションを取るうちに、内容が増えたり変化したりするものなのです。また、人間の気持ちを汲み取って思いやりを持って行う、という人間らしい感情や心が必要な業務はAIでは難しい仕事なのです。このようにAIが一般的に広まっても、将来仕事がなくならないと言われている仕事を以下にご紹介します。志望職種をこれから決定しよう、という人は是非参考にしてみて下さい。

ホームヘルパー

日本はこれから高齢者の人口が大幅に増えて、本格的な高齢化社会を迎えます。そのような中で、今以上に人手が足りなくなると言われているのが、福祉関係に従事する人です。福祉関係の仕事は、仕事内容が大変なことや勤務体系が不規則、また給与面での条件が良くないなどのさまざまな理由から、離職者が大変多い業界です。福祉の仕事は多数の職種がありますが、その中でもホームヘルパーや介護士などは、今以上に増えていく仕事と言われています。これは、日本全体の高齢者の人口がしばらくの間増え続ける見込みであることと、老人ホームなどの施設に入らずに自宅でも介護サービスを受ける人口が益々増えるためです。そして、ホームヘルパーなどの福祉の仕事は、人と人が直接対話して介護のサービスやケアを行うという仕事のため、AIでは成り立たない種類の仕事です。

通訳

現在でもスマートフォンや翻訳機などを使用し、日常会話などの翻訳が簡単にできるようになっています。しかし、便利な機能を使っていても、人間が行う通訳業は将来もなくならないと言われています。これには、いくつか理由がありますがその中の一つが、通訳をする場合、言葉の中に含まれる細かなニュアンスを的確に判断して通訳することが必要、というものです。機械による翻訳を利用すると余りにも直訳すぎて、かえって意味が分かりにくいことがあります。また、話をする人の心の奥底にある気持ちやニュアンスを、表情やジェスチャーから読みとって通訳し、相手に伝えるスキルは人間ならではの能力です。2020年には東京で夏季オリンピックが開催されますので、通訳の役割は大変大きくなることが予想されます。

弁護士・税理士

AIではなく人間が行わなくては成り立たない仕事の一つが「弁護士・税理士」です。法律を扱い、裁判などで依頼人の弁護などを行う弁護士は、機械ではできない職種の一つです。裁判に至るまでの期間に、依頼人と打ち合わせを何度も行い書類を作成し、裁判所とのやり取りをしたり、郵便でさまざまな書類をやり取りするなどの仕事は、人間でなくてはできない業務です。また、各段階で間違いがないか書類の最終チェックをしたり、電話で確認する作業なども人間のみができる仕事といえます。そして税理士の場合も同じです。各種書類作成や依頼人との打ち合わせ、書類の提出など人間でなくては成り立たない業務がほとんどですので、AIではこなせない職種に分類されます。


将来の仕事を心配する人は時代の流れや国の取り組みに敏感になろう

null

日々進化するテクノロジーや企業の形態の中で仕事をするであろう就活生は、今現在の社会の状況だけでなく、長い目で見た世界や日本を見据えて仕事を選ぶ必要があります。アルバイトであれば、当面の間お金を稼ぐためだけの仕事と割り切れますが、就職となると話は別です。何十年か先の将来に、自分の希望する職種は果たしてどのように変化しているのだろうか、と考えた上で職種を決定することが大事なのです。会社を選ぶときには各会社ごとの特徴や将来性などを研究しますが、職種も同じように研究が必要です。時代の流れや国の方向性や取り組みを常にキャッチしニュースなど情報に敏感になると、自分が取るべき方向性も見えてきます。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ