就活その他

【理系の就活】就職の選択肢から人気の就職先まで解説

就活で悩む理系学生は多い

理系と文系では就活の進め方が異なることが多いです。理系の学生は特に就活で悩むことも多く、就職すべきか進学するに迷ってしまうこともあります。就職のタイミングで迷うだけではなく、どこに就職するかで悩むことも多いです。

文系とは勝手の異なる部分が多いからこそ、理系ならではの就活について知っておかなければなりません。理系の学生はどのようなシーンで悩むのか、選択肢があるのか知った上で、就活に臨むことが大切です。

また、同じ新卒の就活でも、理系と文系では就職事業やおすすめの企業も異なります。就活の基本を知ることで、理系の学生がどのような将来を選ぶとよいのかを把握し、自身の将来を考えていきましょう。

理系学生の就職動向

まずは理系の学生の就職動向を知っておくことが大切です。就職動向を知ることで、就職事業を把握することができ、より自分に合った道を選びやすくなります。

理系だからこそ悩むポイントは多いため、社会全体の動向を知り、就職に関してどのような問題や課題があるのかを把握しておくことが大切です。就職動向を正しく把握して、理系学生がどのような状況に置かれているのか、就職事情を知っていきましょう。

理系職種での人手不足

理系の職種は人手不足に悩まされているケースが多く、企業は人手不足に悩まされています。理系の職種は専門職であり、基本的には文系の学生は就職できません。学生全体で見ると、理系よりも文系のほうが多いため、企業も人材の獲得が難しいといえます。

人手不足の状況が続いているからこそ、理系学生にとっては就職しやすい環境であるといえ、専門職の採用枠を増やす企業もあります。ただし、もともと理系職種は文系職種に比べて、採用数自体がそれほど多くはありません。

人手不足で理系職種の採用に積極的になる企業は多いものの、採用の絶対数自体が少ないことは理解しておく必要があります。そのため、就職難易度が高かったり、倍率が高くなったりするケースも多いことは理解しておきましょう。

「人手不足」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「人手不足」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

理系学生の就活での3つの悩み

理系学生の就活での3つの悩みを表した図

理系学生の就活について理解を深めるには、どのような悩みを持つ人が多いのかを知っておくことが大切です。理系の学生が抱えている悩みを知っておくことで、同じ悩みを抱えた際に、どのように対処するとよいのかが判断しやすくなります。

理系の学生が就活で抱えやすい悩みは、大きく3つあげられます。それぞれの悩みの内容だけではなく、どのような理由で悩みを抱えてしまうのかも含めて、理系学生の就活事情について理解を深めていきましょう。

1.大学院や博士課程への進学

文系の学生と比べると、理系の学生は大学院に進学したり、博士課程に進んだりする人が多いです。そのため、周囲の人や知り合いの先輩が進学していると、自分も就職すべきか進学すべきかで悩むこともあります。

大学院や博士課程に進むことで、大学で学んだことよりも専門的な知識を身につけることができます。専門性の高い勉強をしておくことで、将来就職する際に役立ったり、選考で有利になったりすることも多いです。

また、興味のある分野なら、より深くまで探求して専門的な勉強をしたいと考える人もいます。院に進学して修士課程まで進むのか、その後博士課程まで進むのかで悩むことも多いです。就職か進学かだけではなく、どこまで院で勉強するかも悩みやすいポイントです。

「進学」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「進学」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.推薦応募と自由応募の選択

就職の方法は大きく推薦応募と自由応募の2つがあり、どちらを選ぶかで迷うことは多いです。

自由応募は自分で企業にエントリーして選考を受ける方法であり、文系学生はこの方法を選ぶ人が多いでしょう。対して推薦応募は大学や研究室などから推薦を受け、企業の選考を受ける方法です。

推薦応募だからといって、確実に採用されるわけではありません。しかし、自由応募とは違った選考プロセスが用意されていたり、自由応募の学生よりも高評価を受けやすかったりするなどのメリットがあります。一方で推薦応募で内定をもらった場合は基本的には辞退ができない点は、デメリットです。

内定獲得後、自由に就職先を選べるかどうかの違いがあるため、どちらの方法で就活を進めるか悩む学生は多いです。

「推薦応募」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「推薦応募」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.就活にかけられる時間が少ない

理系の学生は卒業に向けて論文の作成だけではなく、自身の研究で忙しくなることも多いです。そのため、研究に時間を割くあまり、就活の時間が取りづらいという悩みを抱えてしまいやすいです。

就活は事前の準備が重要であり、志望先の選定や自己分析、業界・企業研究など、すべきことは多数あります。研究をしながら就活の準備や選考の対策を両立させることは難しく、十分な準備ができずに就職で失敗してしまうこともあります。

3回生や4回生になると研究で忙しくなるため、就活にかける時間を捻出するには、さらに早めから準備をしておかなければなりません。文系の学生よりも研究に割く時間が多くなりやすいため、理系の学生はより勉強と就活の両立が難しいといえます。

理系学生の就職選択肢

理系学生の就職選択肢を表した図

理系学生の就活の選択肢としては、学士卒、つまり大卒で就職するか修士や博士まで進んで院卒で就職することがあげられます。学士と修士、博士で就職することには、それぞれメリットとデメリットがあります。

どのタイミングで就職するのが自分にとってもっともよいのかは、メリットとデメリットの両方を知った上で考えることが大切です。理系学生の就職の選択肢は多数あるため、自分に合った道を選び、後悔なく就活を終えましょう。

学士で就職するメリットとデメリット

学士で就職するメリットとしては、院卒よりも早く実務経験を積める点にあります。修士だと2年、博士だと4年社会に出るまでの時間が異なり、より早く社会に出ることで、仕事をしながら能力や知識を磨ける点はメリットです。また、院の学費がかからないという、金銭的なメリットがあることも覚えておきましょう。

デメリットは院卒と比較すると、初任給が低いことがあげられます。また、専門性の高い仕事には就職できないケースがあったり、推薦応募が利用しづらい点もデメリットです。

学士での就職に向いているのは、学費をかけたくない人や、仕事をしながらスキルを伸ばしたい人です。専門性の高いスキルや知識を活かして仕事をしたい人は、修士か博士課程まで進んでから就職を考えたほうがよいでしょう。

修士で就職するメリットとデメリット

修士課程で就職するメリットとしては、学士よりも初任給が高いことや、専門性の高い職種にも就職しやすい点があげられます。また、修士だと学内での推薦も受けやすくなり、推薦応募で就職先を探しやすくなる点も魅力です。推薦で内定をもらうと辞退はできませんが、自由応募よりもスムーズに志望先の企業を見つけることができ、選考でも有利になりやすい点は大きなメリットでしょう。

デメリットは学士の場合よりも社会に出る期間が、2年遅くなる点が挙げられます。早く社会に出て、仕事をしながらキャリア形成をしたい人には不向きといえます。また、専門性の高い職種に就職しない場合は、修士で学んだ知識や身につけたスキルが活かせないこともあり、学士と待遇が変わらないこともある点はデメリットです。

博士で就職するメリットとデメリット

博士課程まで進んで就職するメリットとしては、学士や修士よりも、さらに高い専門性の企業にも就職できることが挙げられます。自分のやりたい研究を突き詰めることもでき、就職してからも知識やスキルを活かして仕事ができるため、満足度は高いでしょう。また、博士課程まで進んでいると初任給が高いだけではなく、生涯年収も高くなる点はメリットといえます。

デメリットとしては、学士よりも4年、修士よりも2年社会に出るタイミングが遅くなることです。実務経験を積むまでが遅くなってしまい、周囲から出遅れているのではないかと不安に感じてしまうこともあります。また、博士まで進むと学費は高く、金銭的なデメリットが大きくなることも覚えておきましょう。

理系学生の2つの就職進路

理系学生の2つの就職進路を表した図

就職について考えるなら、理系学生の進路はどのようなものがあるのかを知っておくことも大切です。理系学生の進路は大きく2つあり、どちらを選ぶのも自由です。同じ大学、学部、院を卒業していたとしても、最終的に選ぶ進路次第で、その後の社会人生活は違ってきます。

どのような進路があるのかを知るだけではなく、その進路を選ぶことの魅力についても知っておくことが大切です。2つの進路の特徴の違いを知り、自分に合った就職先を見つけましょう。

1.専門分野への就職

理系の学生なら、専門分野に就職する進路が選択肢として挙げられます。大学や院で学んだことを活かし、専門分野に就職することで、身につけた能力や知識を活かして仕事ができます。

また、これまでやってきた研究も、仕事をしながら引き続き深掘りすることができる点も魅力です。仕事で専門分野を掘り下げていくことで、自分のやりたいことを実現でき、大学の頃よりもさらに専門的な知識を身につけられることもあります。

専門分野なら自由応募だけではなく、推薦応募も利用しやすい点も魅力です。就活の選択肢が増えるため、特に修士や博士過程まで進む場合は、専門分野への就職がおすすめです。知識やスキルに自信があるなら、専門性の高い職種に挑戦してみてもよいでしょう。

2.専門外分野への就職

理系の学生だからといって、必ずしも勉強している専門分野に就職しなければならないわけではありません。専門外の分野に就職することも可能であり、理系の職種はもちろん、文系の職種に就職することもできます。

理系だからといって理系職種だけが選択肢になるわけではなく、文系と同じ職種にも挑戦できることは覚えておきましょう。ただし、専門外の場合は就職してから実務経験を積みながら、仕事について学んでいかなければなりません。

また、院で学んでいたとしても、専門外の分野だと身につけたスキルを活かすことができないため、選考で有利になりづらいことも覚えておきましょう。専門分野での就職が難しい、あるいは別分野に興味がある場合は、専門外の分野にも目を向けてみることがおすすめです。

理系学生の就活スケジュール

理系学生の採用スケジュールを表した図

就活をスムーズに進めるには、理系学生の就活スケジュールを把握しておくことが大切です。就活のスケジュール自体は、理系でも文系でもそれほど変わりません。

4回生の3月に就活の情報が解禁となり、5月から面接がスタートとなります。企業によっては5月以前から選考がスタートすることもあるため、準備は早めに進めておくことが大切です。

就活全体のスケジュールは文系と理系で変わりはありませんが、理系の場合は研究発表のことも考えなければなりません。年内から年始までに論文を完成させ、2月ごろに研究発表があるため、その準備に追われることも多いです。

つまり、就活期間中も研究に時間を取られてしまうため、文系の学生よりも理系のほうがスケジュールがタイトになりやすいことは理解しておきましょう。

理系学生に人気の業界5選

理系学生に人気の業界5選を表した図

就職先を考える際には、どのような業界が理系学生に人気なのかを知っておくことがおすすめです。人気の業界を知っておくことで、就職先の選択肢としてどのようなものがあるのかがわかり、進路を決めやすくなります。

また、人気の業界は理系の専門職が多かったり、大学や院で学んでことを活かして仕事をしやすいといった魅力もあります。これまで研究してきた内容を仕事で活かすためにも、理系学生に人気の業界とはどのようなものかを知っておきましょう。

1.食品業界

食品業界は食品の開発や生産など、理系学生が活躍できるフィールドが多数あります。食品系の業界は人気が高く、食品の研究開発や生産だけではなく、飲料系の企業もあります。

日常的に深くかかわる分野の仕事であるため、仕事のイメージが持ちやすく、自分が手掛けた商品を店頭で見た際などに、努力が実った実感を覚えやすいです。食品業界は多数の企業があり、大手もあれば中小企業もあります。

就職先の選択肢が広いことも特徴であり、食品の中でもどの分野を選ぶかによって、仕事の内容が異なることも多いです。食に興味がある人や、食品系の勉強をしている人なら、食品業界の企業を志望してみてもよいでしょう。

「食品業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「食品業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.メーカー

実際のモノづくりに携わることができるのは、理系ならではの魅力です。文系でもメーカーに就職することは可能ですが、事務職や営業職など、商品の販売や管理などに関する仕事であり、モノづくりそのものに携わるわけではありません。

ひとくちにメーカーといっても幅広い仕事があります。例えば自動車メーカーだけで考えても、自動車本体の組み立てをしている企業もあれば、部品の製造をおこなっている企業もあります。

メーカーは特定分野での仕事になることから、特に専門性は高く、理系学生からも人気があります。自分が学んでいる内容がモノづくりの現場で活かせるのなら、メーカー企業を中心に就職先を探してみてもよいでしょう。

「メーカー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「メーカー」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.化学業界

専門性を活かして仕事ができる業界として、化学業界も人気があります。化学業界は化学反応を利用して、無機物や有機物の生産をおこないます。

無機物は炭素を含まないもの、有機物は炭素を含むものという違いがあるため、この点も覚えておきましょう。また、火薬類や農薬、香料といったものも化学業界に含まれます。大きくわけると、無機物と有機物、その他の分類です。

化学業界は理系の専門職であり、業界内でも幅広い職種があるため、仕事の選択肢も豊富です。研究開発から生産管理まで職種は多彩であり、同じ業界でも仕事の種類が違うことは覚えておきましょう。化学業界に就職する場合は、その業界内でもどの分野にするのか、職種にするのかを考えておくことが大切です。

「化学業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「化学業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

4.IT業界

文系からも人気があるIT業界には、理系の専門職も多数あります。IT業界は大きくソフトウェアとハードウェア、情報通信などの分野があります。

ソフトウェアはアプリやパソコンのソフトの開発などがあげられ、ハードウェアはパソコンの本体などを作る仕事です。情報通信はシステムの運営や管理などであり、ひとくちにIT業界といっても分野によっても仕事は大きく異なります。そのため、IT業界への就職を考えているなら、その中でもどの分野、職種を選ぶのかを事前に考えておくことが大切です。

IT業界の場合は、職種ごとに必要なスキルや知識が異なります。自分の持っている能力が活かせるのは、どの分野なのかを把握してから、就職先を決めることが大切です。

「IT業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「IT業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

5.製薬業界

製薬業界も理系の学生には人気であり、幅広い職種があります。

実際に医薬品の研究開発をする分野もあれば、医薬品を販売する分野もあります。製薬会社の営業職はMRと呼ばれる仕事であり、理系学生だけではなく、文系の学生も応募できる仕事です。理系と文系の両方で応募できる仕事ですが、理系分野についての専門知識が多少なりともある理系学生のほうが、選考で有利になることは多いです。

医薬品の勉強をしていると選考で有利になりやすいですが、専門外であっても理系という点から有利になることもあります。製薬業界でも製薬の研究開発の職種だと、文系の学生は応募できません。文系と競合する分野もありますが、専門職については理系学生のみが応募できます。

「製薬業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「製薬業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

理系学生に人気の職種5選

理系学生に人気の職種5選を表した図

ひとくちに理系といっても、職種によって取り組む仕事は大きく異なります。そのため、どのような職種があるのかは、理解しておかなければなりません。

人気の職種を知っておくことで、どの就職先を選ぶかも決めやすくなり、自分に合った仕事を見つけやすくなります。理系学生に人気の職種は、大きく5つが挙げられます。人気職種の5つの中から、自分はどの仕事をしたいのかを見つけておき、就職先を決める際に役立てましょう。

1.開発職

新しい技術を使用して、製品を生産したり、生産工程を考えたりすることが、開発職の仕事です。技術を利用して、新しいものを生産することが開発職の主な仕事であると考えましょう。

自社が持っている技術を利用して製品の生産をすることになるため、就職先によって技術レベルが異なることも多いです。そのため、就職先次第でどのようなレベルで開発ができるかが違ってきます。

開発職はモノづくりの仕事であるため、一からなにかを作りたい人に向いている仕事です。開発職は自分で新しいものを作ることができる仕事です。そのため、新しいものに興味がある人、自分の手で新しいものを作りたい人に開発職は適した仕事といえるでしょう。

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2.研究職

基礎研究や応用研究などで、新しい技術を生み出す仕事が研究職です。研究職は0から物事を考えて、新技術を生み出す仕事であるため、高い技術力や専門的な知識、創造力が必要な仕事といえます。

開発職は既存の技術を利用して、製品を生み出す仕事ですが、この既存の技術とは研究職が生み出したものです。つまり、研究職が技術の基礎となるものを生み出し、それを開発職が活用して製品や商品、サービスなどが誕生しているといえるでしょう。

研究職は研究所にこもって作業をすることも多く、ひとりで作業をしなければならないこともあります。個人がそれぞれの研究に没頭することもあるため、ひとりで黙々と作業をしたい人に向いている仕事です。

「研究職」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「研究職」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.技術職

技術職は開発職が考えた生産工程の管理や保全、改善などをおこなう仕事です。既存の設備の維持管理から改善までをおこない、安全に生産効率を高めることが求められます。

目ーカー企業にとっては、生産の基軸となるポジションであるため、非常に重要な仕事です。研究職や開発職に比べると、技術や化学についての専門性は低いですが、設備に関する知識は豊富に持っておかなければなりません。そのため、機械関係に興味がある人や、設備管理をやってみたい人におすすめの職種といえます。

モノづくりにも携わることができる仕事であり、生産現場の第一線で働きます。生産ラインなど、チームで働くことの多い職種でもあるため、コミュニケーション能力が求められる仕事です。

「技術職」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「技術職」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

4.品質管理

主にメーカー企業の職種となる品質管理も、理系の学生には人気があります。品質管理は自社で生産した製品の品質チェックをおこなう仕事です。

生産した製品に不具合がないかを確認するだけではなく、より効率的に生産する方法を考えることも仕事のうちです。また、企業によっては生産数の管理や設備管理をおこなうこともあります。ただ不良品を見つけてはじくだけではなく、不良品ができてしまった理由を突き止め、改善を目指すことも品質管理の役割です。

生産に失敗した原因を追及し、改善を目指すことは重要な役割であり、物事を突き詰めたい人に向いている仕事です。企業によって違いはありますが、場合によっては出荷した後の品質保証の仕事まで、品質管理の職種がおこなうこともあります。

「品質管理」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「品質管理」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

5.システムエンジニア

IT系の業界では、システムエンジニアの職種が人気です。システムエンジニアは、システム開発の設計図を考えたり、プログラマに指示を出し、チームをまとめたりすることが主な仕事です。

実際にプログラミングをしてアプリやソフトなどを開発するのはプログラマであり、そのチームリーダーとして指揮を執る仕事が、システムエンジニアであると考えましょう。システムエンジニアはクライアントと話し合いながら、どのようなシステムが必要なのかを考えていきます。

作成するシステムの仕様書を作成するために、クライアントとは綿密なコミュニケーションを取らなければなりません。また、チームの管理だけではなく、システムエンジニア自身もプログラミングをおこなうこともあります。

「システムエンジニア」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「システムエンジニア」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

理系学生に人気の就職先5選

理系学生に人気の就職先5選を表した図

就活を進めていくには、どの企業を志望するかを決めておく必要があります。理系学生が就職できる企業や職種は多数あり、どこを志望するかで迷う人は多いです。就活の軸を決めるためにも、どのような企業があるのかは事前に調べておきましょう。

就職先で迷うなら、理系学生に人気の企業を参考にすることもおすすめです。人気のある5社について知り、それぞれどのような企業なのかを把握して、自身の就職先を決める際に役立てましょう。

1.トヨタ自動車

自動車業界のリーディングカンパニーであるトヨタ自動車は、理系学生に人気の就職先です。自動車の製造や開発、販売までを手掛ける企業であり、国内だけではなく海外でも幅広く活躍しています。

また、自動車そのものだけではなく、自動車関連製品の製造や開発までおこなっているため、開発職や研究職、技術職や品質管理の仕事まで、業務内容は多岐にわたります。同じ企業でもどの職種で就職するかによって業務内容は変わり、選択肢が多い分、自分に合った仕事を見つけいやすいでしょう。

従来の普通車だけではなく、ハイブリッド車や電気自動車など、新製品の研究、開発、製造もおこなっています。自動車業界でも最先端の企業であり、新技術を活かして仕事をしたい人におすすめです。

2.ソニー

ITやエンタメ業界など、幅広いフィールドで活躍しているソニーも、理系学生からの人気は高いです。ゲームやネットワークサービス、音楽や映画などで有名なソニーですが、他にもカメラやオーディオ、スマートフォンなどの通信機器の分野でも活躍しています。

高い技術力を活かしてクリエイティブな仕事をしたい人におすすめであり、自分の手がけた仕事が製品となって目に見える形で世に売り出されるのは大きな魅力です。また、ソニーではAI技術も取り入れており、最先端技術に触れられることも特徴のひとつです。

事業内容は幅広く、金融の分野にも介入しています。最先端技術を用いて新しいものを生み出したい人に向いている企業であり、クリエイティブな人材が求められています。

3.東日本旅客鉄道

東日本旅客鉄道は、通称JR東日本です。鉄道会社の大手企業であり、東日本を中心に鉄道インフラのサービスを提供しています。

鉄道車両の研究や開発はもちろん、品質の管理や維持など、メンテナンスに関する仕事も多いです。また、鉄道を起点とした生活サービス事業やSuicaなどのITサービスにも携わることができる仕事であり、活躍のフィールドは多岐にわたります。生活に欠かせないインフラサービスを提供する仕事であるため、多くの人に関わることができ、社会貢献もできる仕事です。

東日本旅客鉄道では、人物本位、実力本位で採用をおこなっています。人材を育て、個人の能力を高めていくことに重きを置いている企業であり、就職してからも学び続け、成長したい人に向いている企業です。

4.明治グループ

明治グループは食品業界の大手企業です。食品だけではなく、幅広い製品の生産や開発をおこなっています。

明治グループの大きな特徴として、あらゆる世代の人に商品を提供するという理念が挙げられます。粉ミルクやお菓子、牛乳などの乳製品に強みあるだけではなく、高齢者向けの食品や流動食などの研究開発もおこなっている点が特徴です。

また、明治グループには薬品を扱う企業もあり、製薬の分野でも活躍しています。グループ内にさまざまな企業があるため、活躍のフィールドは非常に幅広いです。食品や製薬などの分野が主となるため、食と健康に興味のある人には、特におすすめの就職先といえるでしょう。

5.サントリーグループ

サントリーグループは国内大手の飲料メーカーであり、清涼飲料水から酒類の販売まで幅広い分野で活躍しています。飲料の研究開発だけではなく、食品や薬品などにも関わっており、日常生活から多くの人の健康や幸せを作る仕事に携われます。

また、国内だけではなく、海外にも事業を展開しており、グローバルな環境で働ける点も大きな魅力でしょう。サントリーグループは日本だけではなく、アジアや中国、ヨーロッパやアメリカなどにも事業を拡大し、世界中で活躍しています。

日本の製造技術や品質管理は世界でもトップクラスであり、安心の日本ブランドを守ることも重要な仕事です。企業の精神として「やってみなはれ」というものがあり、チャレンジ精神の旺盛な企業でもあります。

自分のやりたいことを明確にし就活に挑もう

理系の就活は文系とは違って、さまざまな点で悩むことが多いです。どこに就職するかはもちろん、同じ企業でもどの職種を選ぶか、文系職か理系の専門職にするかで悩む人もいるでしょう。また、大卒で就職するだけではなく、院に進学する人も多いです。院に進む場合でも、修士で卒業するのか博士課程まで進むのかで迷ってしまうこともあります。

理系の学生が就活を成功させるには、自分がなにをやりたいのかを早いタイミングで明確にしておくことが大切です。やりたいことが明確になっていると、志望先の業界や企業、職種も決めやすくなり、進学するかどうかの意思決定にも役立ちます。卒論や研究などで時間を取られることが多い理系だからこそ、就活の準備は早めから進めておき、悔いのない結果で就活を終えましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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