自己PR

自己PRは20秒が効果的と言われる理由|回答例と作り方を解説

あなたの自己PR長すぎませんか?

就職活動における選考では、2~3回の面接が行われるのが一般的です。合わせてもせいぜい1時間といったところでしょうか。たったの1時間で今後の約40年間、あるいは少なくとも数年間の会社員生活を送る場所が決まってしまうのです。そう考えると「一世一代の勝負!」と思わず気合いが入ってしまいます。

しかし、面接官の立場に立ってみるとどうでしょうか?あなたはその日面接した10人の内の一人に過ぎません。いくらやっとたどり着いた面接で、自分のことをアピールしたいからといって、独りよがりで長すぎる自己PRを話したのでは、10人の中から選ばれるどころか、かえって面接官に不快感を与えてしまうことさえあります。

自己PRの長さは20秒程度が最適

では、どのくらいの長さの自己PRであれば面接官の興味をそそり、あなたのことをもっと知りたいと思わせることができるのでしょうか?実は、話し手と聞き手の双方にとって印象良く、かつその後の会話をスムーズに続けられる自己PRの長さは「20秒」です。

20秒と聞いてもイメージがつかないかもしれませんが、おおよその目安と構成のコツさえつかんでしまえば簡単です。書き方をご紹介する前に、まずは、なぜ20秒の自己PRが最適であるかという理由と、20秒の自己PRを作る文字数の目安をご説明します。

お互い不快感がない秒数

就活生と企業側、どちらの事情にも精通する就活エージェントに聞いてみると、20秒がお互いに不快感のない秒数との回答を得ました。自己PRは長すぎても短すぎても禁物です。きっちり20秒である必要はありませんが、目安として20秒が自己PRを話せる最小限の秒数と覚えててください。

20秒の自己PRは、面接を受けるあなたにも負担がない上、面接官にも不快感がありません。つまり聞き手の面接官が、話し手のあなたからの配慮を感じとることもできる自己PRができるのです。

話せるのは250文字程度

では、20秒の自己PRとは実際どの程度のものでしょうか?平均的なスピードの場合、20秒で話せるのは250文字程度といわれています。この「250文字」、就職活動でよく見かける数字でありませんか?実は20秒で話せる内容の原稿を作ろうとすると、ESに書ける文字数とほぼ同じなんです。

ですので、自己PRの内容はESと同様、250文字程度の文章に完結にまとめるように意識して構成しましょう。「20秒」といわれただけでは漠然としていますが、「ESの250文字の自己PR」ならばリアルにイメージができるのではないでしょうか。

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20秒以内に話すことを指定されている場合

会社によっては面接で自己PRを促される際に「20秒以内で!」と指定される場合も少なくありません。なぜ時間を区切るのでしょうか?もちろん面接官にとって聞きやすい時間だからということも大いに関係しています。

面接官はあなたが「自社の顔としてふさわしい最低限のスキルを備えているか」ということを見抜こうとしているのです。会社員になれば、一人一人がその会社の「顔」となります。そのため、たった20秒間の自己PRを通して、あなたが的確なコミュニケーションが取れ、同僚や顧客から信頼されるに足る人物であると面接官に印象づけなければなりません。

限られた時間でしっかり話せるかを重視されている

面接は就活生の「演説」ではなく、面接官との「会話」です。初対面の面接官相手にその会話をこなすことができるのが「コミュニケーション能力がある学生」です。すなわち、面接官は就活生から一方的に話される自己PRの内容そのものよりも、その後の受け答えに注目しています。

そしてなによりも、面接時間は限られています。自己PRの後に円滑な会話に移行するためには、奇を衒うのではなく確実に、そして落ち着いて20秒以内で話せるかを意識することが大切です。面接官に対して最初に簡潔な情報と、好印象を与えることができれば自然と的確な質問をもらうことができ、その後の会話はスムーズになります。

会話のキャッチボールができ、あなたも面接官も気持ちよく無理のない会話ができます。すると、面接官はあなたのことを「コミュニケーション能力がある学生だ」と判断してくれるわけです。

明るくハキハキと話す

面接官との会話を成り立たせるためには、20秒間でいかに的確に情報を伝えるかという内容の構成も大切ですが、重要なのが、面接官に「入社したら社内外から信頼を得てうまくやってくれるだろう」と思わせることです。つまり、まずは面接官に好印象を与えることが重要だということです。一般的な企業の面接時間は15〜20分です。

いくら人事のベテラン面接官であっても、短時間で面接にきた就活生の全てを判断することは至難の業です。集団面接となれば、一人一人にかけられる時間はさらに短くなります。そのため面接ではどうしても、印象や感じ取った雰囲気といった抽象的なものが合否に含まれてしまいます。

相手はあなたがもし入社し、会社の顔となっても問題のない人物かどうかを見極めようとしているのですから、信頼を得るためには最低限の必要なスキルをアピールし、急がずに限られた時間の中でも余裕を持って明るくハキハキと、相手の目を見て話すことを心がけてください。

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20秒以内と指定された場合の注意点

面接官に「自己PRを20秒以内にしてください。」と指示を受けた以上、その秒数を超えることはNGです。たとえ内容が良くても、「時間管理が出来ない人」と印象をつけてしまう可能性があるため、時間を指定された場合は、何よりもその点に注意して自己PRを行うようにしましょう。

しかし、20秒で行う自己PRをぶっつけ本番でやってしまうと意外と難しいことがわかります。ここからは、20秒と指定された場合の自己PRを行う際の注意点についてみていきましょう。

時間を気にして焦りすぎない

20秒という時間は話し出すと意外と長く感じたり、短く感じたりします。どう感じた場合であっても、時間を気にしすぎないように注意しましょう。時間を気にしすぎて時計をチラチラ見すぎると、当然面接官の印象はよくはありません。

20秒という時間を頭の片隅に入れておき、落ち着いた態度で、限られた時間の中で自分が伝えたいことを確実に話すようにしましょう。また、言いたいことや伝えたいことは面接前にしっかりとまとめておいてください。

言いたいことを詰め込もうとしない

時間の指定を受けている以上、あれもこれも伝えたいという欲張りは禁物です。20秒以内と決まりがあるのに複数のアピールポイントを話し出すと収集がつかなくなってしまい、話の着地が難しくなってしまいます。自分が一番伝えたいアピールポイントをひとつに絞り、簡潔に、なおかつ相手が理解しやすいように伝えることを意識しましょう。

言いたいこと全てを詰め込まないように注意が必要です。また、ぶっつけ本番で自己PRするのは難しいので事前にアピールしたいポイントをまとめておき、誰かに聞き役になってもらい練習すると良いでしょう。

20秒自己PRを書くコツ

さて、ここからは実際に20秒の自己PRを書くコツをご紹介します。ポイントは①要点だけをまとめることと②結論から述べることの2つです。この2つをマスターしてしまえば、面接官はあなたに対しての好印象を持ち、自己PRに対しても的確な質問を投げかけてくれ、その後の会話もスムーズに進みます。

あなたが面接会場を出た後、面接官が「話が長い」「会話のキャッチボールができていない」と思われることはないでしょう。あとは笑顔と明るい声を忘れずにしてください。

要点だけを書き出す

20秒自己PRを作る際に大切なことの1つ目は、要点をしっかりとまとめることです。自己PRは、それだけでは単なる自慢話で終わってしまいます。あくまでその後の会話につなげるためのツールであるということを意識して、面接官が後々、質問したくなるような要点だけをまとめることが大切です。

会話のきっかけになればいいのですから、自己PRですべてを伝える必要はありません。まずは自己PRを書き始める前に、自分が一番伝えたい事は何かを明確にするようにしましょう。

結論から述べる

要点を書き出したら、いよいよ200文字を意識して文章を作ってみましょう。ここで最も重要なことは、結論から話す事で、一番伝えなければならない点を確実に伝えるということです。ビジネスの場では、文書や発表に簡潔さを求められます。ビジネス文書やプレゼンテーションで用いられる構成方法の一つで、PREP法というものがあります。

P(Point:結論)R(Reason:理由)E(Example:例示)P(Point:結論の反復)を指します。この手法を用いると、非常に論理的で説得力のある文章を作成することができます。200文字という限られた文字数の中でPREP法を用いることは難しいかもしれませんが、相手に簡潔に的確に情報を伝える手段としては最適です。では、実際にPREP法を用いて文章を構成した20秒自己PRを見てみましょう。

実際に20秒以内に言えた!自己PR回答例

【例文1】

私は地道な努力を怠らず、常に挑戦し続けることを大切にしています。中学生から始めた剣道では、検定を受け続け、大学4年の現在までに4段を取得することができました。高校・大学の体育会剣道部では、毎日練習後にお互いのフィードバックを行う反省会を開催し、反省点を自主練習で克服しました。私は、社会人となった後も、日々の当たり前の努力を怠らず、中長期的な目標に対して挑戦し続けることができるのではないかと自負しています。

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【例文2】

私には、気になった事をとことん突き詰める行動力と探究心があります。大学2年次に文化研究という授業に登場した、バリ島のケチャというダンスに興味を持ったことがきっかけで、バリ文化を卒業論文のテーマに設定しました。「外部の視点だけでなく、内部の視点からもバリを理解したい」という思いから大学2年次から毎年、現地の家庭に滞在してフィールドワークを行っています。この行動力と探究心を活かし、「現場主義・常に改善」をモットーに御社の品質管理部門で全社的な品質向上に取り組みたいと考えます。

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【例文3】

私は誰とでも打ち解けられるという特技があります。大学進学とともに上京し、一人暮らしを始めましたが、近所の方ととても良い関係を築いており、町内会のイベントの幹事を引き受けるまでになりました。ゴミ捨てや通学時にちょっとした会話を重ねることで地域の人と打ち解け、同じアパートの他大生も巻き込んで町内会の手伝いを行っています。私の特技を活かし、モノを売らない御社の営業だからこそ「私」という商品をお客様に買ってもらえる営業マンになりたいと考えます。

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自己PRは20秒が適切のため時間を調整し対策しよう

面接では、自己PRで採用担当者や面接官にもっとあなたのことを知りたいと思うような情報を提供し、その後の会話でコミュニケーション能力をアピールしてください。そして自己PRに最適な時間は20秒前後です。短い時間で必要な情報を相手に的確に伝えるためには、いかに簡潔に要点を絞って説明することができるかということが重要です。

はじめは難しいと思いますが、ご紹介したPREP法やビジネス文章の作り方を参考に、いくつか簡潔な200文字前後の文章を作ってみるといいでしょう。ビジネス文書は、書籍はもちろんインターネットで検索すればたくさんの例が見られますし、決まった型があるものなので慣れてしまえば手早く作れるようになれます。

自己PRだけでなく他の質問への返答にも応用できますし、いずれは社会人になってからのメール・報告書などにも活かすことができるスキルになります。「説明力」を養って就職活動を成功させましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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