面接対策

【面接の作法】入室から退室・ハプニング時の対応まで解説

面接は内容と作法が勝敗を分ける

面接の4つの流れを示した画像就職活動において、乗り越えなければならない一番大きな壁ともいえるのが面接。乗り越えるためには、どのような質問がされるかを予測して、それにしっかり答えられるように事前準備をすることが大切です。それに加えて絶対に知っておきたいのは「作法」、つまり面接におけるマナーになります。

質問に対するあなたの回答がどんなに素晴らしくても、このマナーが出来ていなければ面接を突破するのは難しいでしょう。なぜならこの「作法」であなたがどのような人なのかわかるからです。

面接においては、面接官は質問に対してあなたが答える内容と同じくらい作法が守れる人なのかという点をよく見ており、そしてそれが明暗の分かれ目になることもあります。

ここでは面接におけるマナーを受付、入室、面接、退室の順番で一つずつご紹介します。今後後待ち受ける面接を突破するために、事前対策をしていきましょう。

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就職活動に必要な作法:受付

就職活動で面接を受けに行く際には、面接中の作法を知っておく必要があるのはもちろんのことですが、実は面接の部屋に入室するまでの間にも作法は存在するのです。

入室するまでの間に気を抜いてしまったり、どうせ誰も見ていないだろうと作法を守らなければ、マイナス評価になる可能性もあるので気を付けてください。面接をする際には入室前から志望者のチェック項目がある会社もあるほどなので、正しい作法を身に着けておきましょう。

受付は5分前までに済ませる

まずは企業に到着する時間ですが、面接の時間と同時刻に到着してはいけません。必ず受付は5分前までに済ませておくようにしましょう。会場には、15分以上前に到着することを目安にしていると良いでしょう。

しかし、あまりにも早いと相手のことを考えられていないということになってしまいます。仕事の合間を縫って面接をする企業の担当者にとって、早すぎる到着は急かされているように感じられるでしょう。もちろん遅刻は厳禁ですが、早くても会場に15分前到着、受付には5分前にしましょう。

早めに到着し身だしなみを整えておくと、心を落ち着かせることができます。

コートを着ている場合は建物に入る前に脱いでおく

冬場にコートを着て面接に行く場合に注意があります。寒い冬にコートを着て就活現場に向かうことはもちろん悪いことではありません。むしろ、コートを着ずに就活をしていると、風邪をひいてしまい、今後の就活に影響が出る可能性があるので、コートは着ておくほうが良いでしょう。

しかし、このコートを着たまま、面接を受けに行き会社の中に入ってしまうのはマナー違反となります。着ている場合には必ずコートを建物の中に入る前に脱ぎ、畳んで持って入ります

コートは上着という扱いで、外での寒さ、ちりやほこりをから体を守るものです。外の冷気や埃を持ち込まないために外で脱ぐのがマナーとされています。

こちらの記事は好印象を残す受付でのマナーをご紹介しています。面接は受付から始まっていますのでここでマナーをマスターしておきましょう。

就職活動に必要な作法:入室

選考では入室の瞬間から評価が始まっており、ここでどのような対応を取るかによって、面接の合否に影響することも少なくありません。そのため、入室時の作法も正しく理解しておく必要があり、これができていないと第一印象が悪くなってしまうこともあるでしょう。

第一印象は面接での評価を決める重要なポイントのひとつです。第一印象は相手のイメージとして非常に残りやすいのです。これは「初頭効果」といい、心理学でも使われています。最初の段階で印象が悪いと、その後の印象もマイナスに働きやすいため、入室時の作法は正しく理解しておきましょう。

3回ドアをノックした後に挨拶

いよいよ面接です。当然ですが、名前を呼ばれて部屋に入る入室の瞬間からすでに面接は始まっています。何事も最初が肝心ですから、しっかりした作法でのぞみましょう。
では、入室時の具体的な作法です。

まずはノックをしますがこの時気合いを入れ過ぎて、ドアを大きな音で叩かないようにしてください。軽くコンコンくらいで大丈夫です。

詳しいノックの方法はこちらからご確認ください。ノックの仕方ひとつでも印象が変わるとしたら、事前に学んでおくことが大切です。ここから好印象なスタートを切りましょう。

なかから面接官の声がしたら、ドアを開けはっきりとした声で「失礼致します」と言いましょう。ドアを静かに閉めたのち、面接官の方を見て一礼します。その後用意されている席に向かって歩きだしてください。

ここがポイント!

    1.3回ノックをする
    2.ドアを開け「失礼致します」と言う
    3.一礼する

    開き戸だった場合

    入室の際に、ドアが開き戸だった場合は、まずは3回ノックをして、中にいる面接官に「失礼します」と声をかけましょう。中から「どうぞお入りください」などの返事があってから、ドアを開いて入室します。

    このとき、ドアノブがドアの右側にある場合は左手で、左側にある場合は右手で開きましょう。ドアノブがある側と反対側の手で開くことによって、腕が邪魔にならず、面接官からも姿がみえやすくなります。

    入室後は会釈して再度「失礼します」と声をかけます。その後面接官に背を向けないようにドアを閉めましょう。完全に背中を見せてしまうと印象が悪いため、注意が必要です。また、ドアを閉める際には、開けたほうとは逆側の手で閉めましょう。

    引き戸だった場合

    ドアが引き戸の場合も、入室時の基本マナーは同じです。まずはノックを3回し、中の人に声をかけて返事があってからドアを開くようにしましょう。このとき取っ手が左側なら右手で、右側なら左手で開けると、面接官から自分の姿が見えやすくなります。

    入室した後は「失礼します」と声をかけて会釈し、振り返って扉を閉めます。扉を閉める際には、面接官に完全に背中をみせてしまわないように注意が必要です。閉める際には、扉を開けたほうとは逆側の手を使いましょう。

    引き戸は閉めるときに特に音が鳴らないように注意しなければなりません。扉はゆっくりと閉めることで丁寧な印象を与えられ、より第一印象はよくなります。

    ドアがなかった場合

    面接会場によっては、ドアがない場合もあります。ドアがない場合はノックは不要であり、部屋の前で「失礼します」と声をかけ、中から返事があってから入室します。ドアがすでに開いている場合も同様です。開いているドアや壁にノックをする必要はありません。

    ドアがない、あるいは開いている場合にわざわざノックをしてしまうと、かえってマナーが守れていない印象を与えてしまうこともあります。また、ドアが閉め忘れで開いている場合は、閉めても問題ありません。

    あえて開けておいたのか閉め忘れているのか分からない場合は、「ドアはこのままでよろしいでしょうか」と声がけをすると、より丁寧な印象を与えやすいでしょう。

    椅子の横に立ち挨拶する

    入室した後は、面接官の前に用意されている椅子へと向かい、横に立ちます。いきなり座るのはマナー違反であるため、まずは椅子の横に立って面接官からの指示を待ちましょう。面接官から「自己紹介をしてください」などいわれた場合は、あいさつをして指示された内容で話し始めます。

    あいさつの際には、「○○大学○○学部から参りました。○○と申します」などの表現が適切であり、いい終えてから45度程度の深いお辞儀をしましょう。あいさつの際のおじぎは深くすることが大切であり、これによって誠実、丁寧などの好印象を与えやすくなります。

    また、あいさつは話し終わってから動作を始めることが大切です。ながらの動作はマナー違反であるため、言葉と動作はきちんと区切るようにしましょう。

    面接官の合図で着席する

    あいさつをした後は、面接官の合図で着席します。着席の合図は「どうぞおかけください」などであり、これをいわれる前に着席するのは失礼であるため注意が必要です。

    また、着席する際には「失礼します」と断ってから座るようにしましょう。面接官から着席を促されたときに、何も言わずに座ると相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。

    着席する際には、カバンは自分の横に置きます。企業によってはカバンを置くスペースが別に用意されていることもあり、その場合は入室時に指示があります。選考ごとに着席のタイミングは異なり、あいさつが終わってからの場合もあれば、着席してからあいさつや自己紹介をおこなうケースもあります。

    こちらの記事では男女別で正しい座り方とカバンの置き方を詳しく説明しています。落ち着いて面接に挑めるように事前に学んでおきましょう。

    就職活動に必要な作法:面接中

    面接中はどんなことに気を付ければよいのでしょうか。面接中は質問への解答だけではなく、態度や姿勢に関するマナーがあります。

    面接が良い結果になるのも、悪い結果に転ぶのもあなた次第です。面接の回答に詰まってしまい不採用になったのであれば、自分自身の練習不足になりますが、面接中の作法は知ってさえすれば、行動できます。

    背筋を伸ばしまっすぐに面接官を見る

    面接をするうえで必要なことといえば、正しい姿勢と正しい視線です。いくら身だしなみが整っていたとしても、姿勢が悪ければどこかだらしなく見えたり、印象が悪くなってしまいます。

    また面接官の方を見るのではなく、関係のない場所に目線を送ってばかりだと、コミュニケーション能力が低く、落ち着きのない印象を与えてしまうことになるでしょう。面接を受けるときは、背筋をまっすぐと伸ばすようにしましょう。姿勢ひとつで前向きで明るい印象に捉えられます。

    そして面接官が複数いる場合は、一人ひとりの方に目を配るようにしてください。外の景色をみたり、時計を見たりしていると、本当に話を聞く気があるのかと思われてしまう可能性があります。

    グループ面接では他の学生の話も聞く

    就活生が複数人でおこなうグループ面接では、自分がアピールする内容だけではなく、他の人が話しているときの態度もチェックされています。人の話を聞く姿勢も評価に含まれているため、他の就活生が話している際には、きちんと話を聞いておきましょう。

    ただ話に耳を傾けるだけではなく、体をその人のほうにずらしたり、相槌を打ったりすることで、話を聞いている姿勢はアピールできます。自分のアピールだけに一生懸命になり他の人の話を聞いていないと、悪い印象を持たれてしまうことがあります。

    また、他の就活生が話した内容について意見を求められることもあります。これにスムーズに回答するために、相手の話もきちんと聞いておくことが大切です。

    就職活動に必要な作法:退室

    面接が終了すると退室となるわけですが、まだ力を抜いてはいけません。部屋を出て扉を閉めるその時まで面接は続いており、チェックをされています。最後までしっかりと面接の作法を守った行動をしましょう。では、退室時の具体的な作法を見ていきましょう。

    退室時に重要な作法は「面接の機会を下さってありがとうございました。」というあなたの気持ちを面接官に伝えることです。

    これにより面接官にも好印象を残すことができます。また、あなた自身も最後までしっかりやり遂げたという達成感を得ることが出来るでしょう。

    ここがポイント!

    1.椅子から立ち上がり「本日はお忙しい中、ありがとうございました」と言う
    2.お礼をする
    3.ドアの手前で面接官の方を向き「失礼致しました」と言う

    建物出るまでは気を抜かない

    面接の部屋を出た瞬間、緊張で張りつめていた糸が切れ、開放的になるということがあるかもしれません。しかし、終わったからといってすぐに携帯を取り出し電話を掛けたり、SNSを更新したり、面接でできた友人と会社の中で大声で話をしていると、印象はよくありません。建物を出る前は、その場所も含めて面接中だと考えておくと良いでしょう。

    自分を演出することで自然に行動できる

    ここまで面接時に必要な作法をご紹介していきました。しかし、本番となるとやはり緊張するものですし、一つ一つの動作を確認しながら行動すると不自然な動きになってしまう可能性があります。そうならない為に有効なのはイメージトレーニングです。

    その企業に就職が決まり、やりがいのある仕事を任され毎日働いている自分の姿を具体的に想像したり、モチベーションをアップしてくれる音楽を聴いたりして、どんどん良いイメージを膨らませ、絶対大丈夫な自分の姿を「演出」することで自信がつき堂々と面接に挑むことが出来るでしょう。

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    ハプニングにも備えよう!

    試験や面接にはハプニングはつきものです。ただでさえ緊張する面接ですから、その時に予測していないことが起こるとパニックになってしまうかもしれません。しかし、もしハプニングが起こっても正しく対処できれば、逆にあなたにとって有利に働く結果になることもあります。

    あらかじめ想定できるハプニングに備えておくことはとても大切です。では、具体的に実際に起こり得る状況についての対処法を見て見ましょう。

    突然の雨

    びしっとスーツを着て髪型も整えていざ面接会場へ!そんな時突然雨が降ってきたらあなたはどうしますか?

    びしょびしょに濡れた体で面接に行っては、それだけで印象が下がってしまうことにもなりかねません。また、当日は履歴書などの大切な書類も持ち歩いていますから、それらが濡れてしまっては大変です。突然の雨にも焦らずに済むように面接時には折り畳み傘を持ち歩くのがおすすめです。

    傘を使った際は会場に入る前にしっかりと水分を落として、持参した袋にしまうか、もし傘立てが用意されている場合はそれを利用するようにしましょう。間違っても面接会場に水の滴る傘を持ち込むようなことはしないでください。

    緊張で汗が止まらない

    多かれ少なかれ面接時には緊張するものです。緊張すると汗をかいてしまうタイプの人もいることでしょう。もしくは緊張するとお腹が痛くなって冷や汗をかく、または会場自体が暑くて汗が止まらないなんてこともあるかもしれません。そんな時は、迷わず持参したハンカチで拭ってOKです。

    汗をだらだら流しながら面接を続けると、お互い面接に集中できません。そこでハンカチを持参しているというだけでも好印象ですし、しっかりアイロンをかけたものだと清潔感もあります。汗をかくのは仕方のないことですが、その際にどのように対応するかで大きく人の印象は左右されるものなのです。

    スーツの上着を脱いだときは

    暑い日などは、スーツの上着を控え室や企業に向かう途中で脱ぐこともあると思います。

    しかし面接時には必ず上着を着用してください。面接には正装で挑むのがルールです。上着を着ないスタイルは非常にラフになってしまいますから、面接官などの目上の方と接する時には必ず上着を着ることが鉄則です。

    また、上着を脱いだ時はしわにならないように気を付けてください。スーツのしわは、それだけで清潔感に欠けてしまいます。しわのない上着をびしっと羽織って正装で挑んでください。

    カバンを置く位置が分からない

    面接時にカバンの置き場に困ったら、椅子の横(足元)に置くようにしましょう。見た目があまり良くないので椅子の下などに寝かせて置くことは避けてください

    また、膝の上にも置かないようにしましょう。膝の上にはカバンではなく、男性なら軽く手を握って両膝に置き、女性であれば両手のひらを軽く交差させて膝の上においてください。そうすると、自然に背中が伸び姿勢が良く見えるようになります。

    またカバンの中には必要最低限のものだけを入れるようにしましょう。必要以上に荷物がたくさん入ってパンパンに膨らんでいるカバンも、やはりあまり見た目が良くありません。カバンの中身もきちんと整理しておきましょう。

    大学生のうちに作法を身につけておく

    面接時の作法には普段のあなたの人となりが出るものです。そのため、普段していないことを急にしようとすると、動きがぎこちなく不自然になったりしてそれが面接官にも伝わってしまいます。いくら完璧にこなそうと思っても、ふとした瞬間の仕草などで本来の姿が見えてしまうものなのです。

    面接時に出来るだけ自然な動作が出来るように、就活が近づいてきたら普段の生活も見直してみるようにしましょう。普段の生活の中でも、正しい作法で振る舞うことが出来るようにぜひ練習してみてください。自分が正しい作法が出来ているかわからない時は、家族など第三者に見てもらってください。

    そして、率直に指摘してもらいアドバイスを求めましょう。そのように大学生のうちから正しい作法を身につけておくことにより、面接時に自然と正しい振る舞いが出来るようになるでしょう。

    監修者プロフィール

    ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
    吉川 智也(よしかわ・ともや)
    1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
    現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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