【インターンとは】基礎知識があなたの将来を決める|学生時代に参加できるインターンの目的から仕組みまでを知り尽くそう!

インターンとは何なのか

インターンとは、特定の仕事の経験を積むために、企業や組織で労働に従事することです。インターンとアルバイトの違いですが、アルバイトは、収入を目的として労働に従事するが、インターンはスキルアップ・経験を優先して労働に従事することなので目的が全く違います。インターンでは職業体験という認識があるため、業務マニュアルなどはなく、スキルアップを目的として主体的に働くことが求められます。

インターンの目的を見つけよう!

しかし、ただ闇雲にインターンを始めるのではなく、まずは自分が何のためにインターンに参加するのか、目的を明確にする必要があります。インターンの目的には、スキルアップ・内定をもらうため・業界職種研究・実務経験・就活で有利になりたいなどで参加する学生も多いのではないでしょうか。
例えば、将来システムエンジニアとして仕事をしていきたいといった目的があるとすると、インターンシップの企業は必然的にIT関係の企業に絞れてくると思います。また、インターンにも種類があるので、目的によって選び方も変わってくるでしょう。システムエンジニアと言っても様々なタイプのエンジニアがあるので自分のなりたいエンジニアの姿と照らし合わせて、インターン先を考える必要があります。まずは、目的を明確にさせてからインターン先を考えると良いでしょう。

スキルアップしたい

インターンの目的として考えられる理由の1つめは、「スキルアップ」が考えられます。インターンを通して実際の業務を実践しながら社会人になる前に志望する職種のスキルをつけておきたいといった目的を果たすことができます。社会人にならなければ学べないスキルを習得することができて、最低限のマナーも身に付ける事ができるので、同学年の人より一歩リードしてビジネススキルを学べる経験をすることができるでしょう。
近年、行われてるスキルアップ型のインターンには、ロジカルシンキングを鍛えるものや、学生のスキルアップに貢献できる内容のものが多いです。スキルアップとしてインターンを経験すると、その経験した業界・企業での就活もスムーズに進むケースが多いと言われています。採用の担当からすると、「スキルアップ」のためにインターンを経験していた学生は好印象を与えます。

内定をもらいたい

2つめは、「内定をもらいたい」という目的を果たすものです。インターンに対して、この目的を持っている学生が、実は一番多いのではないかと思います。インターンにも内定直結型のインターンがあったり、インターンに参加した企業から採用のオファーをされたりする場合もあるので、インターンに参加すること自体が選考として扱われているケースもあります。
内定直結型のインターンは、人気があるので競争率が高かったり、学歴の髙い学生・優秀な学生が応募・エントリーをする傾向が多いです。「内定をもらいたい」と本気度の高い学生は、インターンを採用選考と位置付けて活動しているので、早期に内定が決まりやすいでしょう。

特定の業界・職種を知りたい

3つめは「特定の業界・職種を知りたい」という目的です。これにおいては、業界研究という形で、本格的な就活をする前に自分が志望する業界について情報収集をしていきたい理由でインターンに参加しています。
志望している業界のインターンに参加し、業界研究をしたり、そこから視野を広げて様々な職種を知れるといったメリットが魅力です。興味のある業界・知りたい職種について研究できるので、有効に使えるとその後の就活もぶれずに、自分のやりたい方向性をもっていけるのではないかと思います。

実務経験を積みたい

4つめは「実務経験を積みたい」という目的です。将来、こういう仕事がしたい、自分はこうなりたいと明確な目標・ビジョンを持って就活をする人は、インターンもうまく活用し、実務経験を積む目的で参加します。社会人になる前に実務経験を積めるといったメリットがあるので、同学年や同期のメンバーと差をつけられるチャンスです。こういった実務経験を積んでいると、同業界・同職種の就活でも非常に有利になり、面接官や採用の担当者からも好印象を受けることが多くなり、就活もスムーズに進むことが多くなります。

就職活動で有効に利用したい

5つめは「就職活動で有効に利用したい」という点です。これが、就活生の誰にでも共通している目的なのではないかと思います。なぜなら、インターンを経験していることによって就活で話す題材になったり、実際に身に付けたスキルや経験が強みになったりと活かせるので、面接官からもしっかりと準備している学生だと見てもらえます。
学生インターンは一生に一度の貴重な経験です。インターンを活かして就活に励む学生が年々増えていくと、企業の採用意欲もますますあがっていくでしょう。

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企業側が学生を受け入れる理由

インターンとして企業が学生を受け入れる理由として、様々ありますが、企業にとって大きなメリットを与えています。今では、エントリー開始時期が固定されてたり、就活も規制が入りながら行われています。そんな中、選考開始の前に学生と接点をいち早く儲けることができ、インターンを公にしていると会社の知名度も上がり、若い学生が入ることで、会社に活気が生まれて、好循環ができることがインターンのメリットとしてあります。企業はこのようなメリットをインターンをすることで得られるため、積極的にインターンを活用している企業が増えていっています。

学生との接点をいち早く儲ける事ができる

企業側が学生を受け入れる理由として、学生との接点をいち早く儲けることができるためで流という点があります。なぜなら、優秀な学生やマッチング度の高い学生との接点をいち早く設ける事によって、就活が始まる前に学生を採用しておく事ができるからです。現代の就職活動では学生の大手志向や、人気企業が圧倒的に有利になる中で、そういった企業に就活生が流れていかないためにも、インターンを通して早期に学生との接点を持ち、優秀な学生はつながりをもつことが有力になります。優秀な学生自体もインターンで企業と接点を持っておくことに積極的であるため、双方のマッチングをインターンの方が得やすいといった点もメリットとしてあります。

企業の知名度が上がる

さらにインターンをすることによって企業の知名度が上がるといったメリットもあります。インターン募集サイトで呼び込んだり、インターンに参加した学生の口コミや採用に力を入れているという事実から企業の知名度が上がっていきます。インターンをやっている企業というイメージは一つのブランドとなり、就職の人気企業ランキングでも上位に上がりやすいです。さらにインターンをしているというイメージが採用に積極的という印象を就活生は持ち、採用を積極的にしているということは業績も安定しているという状態でもあるため、知名度が上がることはいい影響をもたらしていきます。

会社の中に活気が生まれる

インターンをすることで、会社の中に活気が生まれます。若い学生が期間限定でも入社する事によって、社員にとっても刺激になるのです。新しい発想や、学生に仕事を「教える」事によって、社員のスキルも上がっていくというメリットもあり、教えるという行動は、自分ができているかの確認をすることができる有効な手法です。学生からの感じ方を吸収できるのは、このインターンを受け入れた時期だけの企業特権でもあるでしょう。

企業は学生の何を見ているのか?

企業はインターンの最中に学生の何を見ているのでしょうか。企業によって様々見ているポイントは変わっていきますが、大枠は「マッチングしている人材かどうか」をメインとして見ているケースが多いです。インターンの目的の多くが採用につなげることなので、その就活生がマッチングしている人材であるかどうかを見ることは自然と言えるでしょう。
さらにいうと、企業が学生を見ているポイントとしては、人物像、長所・短所などの「人間性」、仕事への取り組む姿勢の「仕事観」、マナーや礼儀などの「一般常識」といった観点からも見ています。まだ学生とはいえども、社会人になる上での素養がどれくらい持ち合わせているのかというポイントは重要です。しかし、まだ学生であるので詳しく見ていくというよりは、企業側は参考程度に見ている場合がほとんどでしょう。

マッチング度

前述で述べたように、企業が見ているポイントとして「マッチング度」があげられます。初めから採用するつもりでインターンを受け入れている場合も、そうでない場合も、マッチング度の高さは評価されます。
インターンに参加した学生がその企業にあっているかどうかというのは、その企業にとって採用ターゲットを確認することにもつながります。その学生のような人材が欲しいと思えれば、そういった人材がターゲットとなるのです。マッチング度が高い学生が集まるとインターンとしてもいいものになるが、いろんな学生がいるので、インターンを通して企業にとってマッチングする人材が決まるケースも多くあるようです。

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インターンの種類

インターンにもいくつか種類があり、長期・短期と期間によるものや、さらに細かく分けると、「セミナー体験・見学型」・「プロジェクト・ワークショップ型」・「実践型」などです。インターンにもいくつかのスタイルがあり、学生は自分が学びたい・経験をしたいインターンに応募をして就活に活かします。インターンは就活の前に企業の実務を経験できたり、普段聞けない話や貴重な体験をできるメリットがあります。長期・短期と自分の経験したいもので変わってはくるが、とにかくスキルアップは間違いなくできるのがインターンの魅力です。中でも、実際に実務に携わることで給与をもらえるようなインターンもあります。そんなインターンの種類を、次にご紹介していきます。

長期インターン

長期インターンは社員と同じように実務を経験していくインターンになります。期間は特に定まっていませんが、一般的には半年から一年間企業で働くようなイメージです。中には2年ほど働く学生もいます。長期インターンは採用に積極的な企業や、小規模なベンチャー企業が即戦力人材を獲得するために行うことが多いです。
インターンとはいえ、責任や裁量が大きく、同時に社会人マナーも身につけることができます。長期インターンのメリットとしては、長期間に渡り実務を行っていくので、業務理解とスキルアップに繋がることです。さらに、ベンチャー企業ですと社長との距離も近いため、インターンの経験で直々にアドバイスをもらうこともできます。
まだ学生なので、本業が学業である認識を強く持たれているため、時間に融通がきくケースが多く学校が終わった後でも働きやすいのが特徴です。長期で働くことで「自分が何が好きか」「どんな仕事が得意か」など、仕事に対しての価値観を知ることができるのが最大の強みであるといえるでしょう。
長期インターンのデメリットとしては、学業の方が忙しい場合は両立が難しいことです。週に2・3日は勤務することがほとんどなので、時間を確保するのが難しい場合は長期インターンはやめておいたほうがいいでしょう。

短期インターン

2つめは、短期インターンについてです。多くの方がイメージするのがこの短期インターンではないでしょうか。「サマーインターシップ」・「ウインターインターシップ」のように大学3、4年生が就職活動の一貫として参加するインターンです。期間は最短1日~参加できるインターンが多く、2週間くらいのものもあります。自分の興味のある会社で職業体験をする機会もあるが、実務ではなく、グループディスカッションやグループワークを中心に行われる多いです。大手企業・上場企業がこのインターンシップを取り入れています。夏と冬に呼び込むことが多く、夏ですと、6月あたりからで、冬は9月10月頃から応募の受付をしています。よって時間がない就活生におすすめのインターンの形態になります。
短期インターンのメリットは、会社のHPではわからない情報、雰囲気を知ることができます。さらに複数回行う企業が多いため時間に融通が効き、内容も大学の授業では体験できないようなプログラムなので有意義な時間を過ごすことができます。デメリットとしては、あくまで採用の一貫として行っている就活生向けのプログラムなので、実務等の経験ができないことが、長期インターンとの大きな違いだといえます。

有給インターン

インターンの中にも、給与がもらえる有給インターンもあります。しかし、ほとんどが長期のインターンになり、短期のインターンは多くの場合が無給です。長期でしっかり実務を経験した成果として、お給料がもらえるといった認識を持っておくほうがいいでしょう。

無給インターン

無給インターンは、短期のインターンのほとんどが該当していきます。長期で無給のインターンはおすすめしないが、ごく稀に人気の競争率の高い企業などで、アシスタントとして働いた場合などは勉強という形で長期でも無給の場合があります。

インターンに参加して損はない

これまでインターンについて述べていきましたが結論として、インターンに参加して損をすることは全くありません。インターンに参加することは、社会人としてのスキルを学生のうちに習得することができ、同期にビジネススキルとしての差をつけることができます。
興味のある業界について知ることができ、長期のインターンであれば実務を通して、給与も得ることも可能です。特に短期インターンはハードルも高くなく、大手企業を中心に受け入れているので挑戦してみることをおすすめです。アルバイトと違い、働くことを通してスキルアップを目的としているため、自分が将来何をやりたいか、明確にしておくとインターンを通しても貴重な体験として人生においての糧となるでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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