内定について

【就職したくないと思う原因】働く以外の選択肢について解説

就職したくない気持ちがある

就職をしたくないという気持ちは、就職直前の人だけではなく多くの人が抱いている感情でしょう。とはいえ就職活動を終えて、せっかく内定を勝ち取ったのですから、明るくスタートを切りたいものです。そのためには、就職したくないという気持ちの原因を探り、その気持ちに対して抱いている感情の整理をつけましょう。

内定後も油断禁物!あなたのマナーは大丈夫?

内定後でも、就活の細かいマナーは守るべきです。マナー違反をすると、入社する以前から、評価を下げられてしまうでしょう。

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就職したくないと考える理由5つ

就職したくないと思ってしまったら、まずはその原因を考えましょう。例えば就活後に、時間が空きすぎたため気持ちが離れてしまった場合や、内定ブルーに陥ってしまっているなどがあります。人によっては就職することに対して、恐怖心を抱いてしまっていることもあるでしょう。

それぞれの就職したくない原因について、詳しく解説していきますので心当たりがある人はぜひ、それぞれの原因と対策を参考にして、心の負担を軽減してください。

就活が早くに終わった

努力が実を結んだ結果として就活が早く終わってしまうと、就職をしたくなくなってしまうことがあります。というのも、企業で実際に就職をするのは、卒業する年の翌4月になるはずです。しかし就活が早く終ってしまうと、就活から離れる期間が長くなります。その結果、就職に対する気持ちを戻しづらくなってしまったため、どうしても就職したくないと考えてしまうのです。

企業によっては内定後、定期的に内定者懇親会や内定者向けのイベントを開催したり、内定式を執りおこなったりします。入社前からコミュニケーションを図るという意味もありますが、学生の気持ちをつなぎとめておく、という意味もあるのです。こういったイベントに積極的に参加することで、なるべく気持ちを就職から離れないようにしましょう。

内定ブルーになっている

就活生が「内定ブルー」の状態に陥って、就職をしたくないという場合ですが、原因として内定先に納得がいっていない場合や、最後の意思決定が両親や身内などの他者にあった場合に、内定ブルーになることがあるようです。その他にも多忙だった就職活動から、一気に解放されることで時間ができた結果「あの時ああすればよかった」「ここも受ければよかった」と後悔が押し寄せてくるケースもあります。

そもそも数ある応募先からたった1つの会社に絞るということも、大きなストレスです。そのうえ内定先が第一志望ではなかった場合、よほどポジティブな人格でもない限りは自然な反応といえます。

ここで内定辞退をすることも選択肢のひとつではあると思いますが、おすすめはできません。内定先の企業も数ある応募者の中から、あなたを選んでくれたのですから、自信をもって春を迎えてください。

就職が怖いという心理が働いている

就職をしたくないと考えている原因のひとつに、就職が怖くなってしまっている恐れがあります。学生から社会人になるという、大きな環境の変化に対して恐怖心を抱いてしまう場合があります。その他にも、残業によってワークライフバランスがとれないのではないか、という不安がそうさせることも考えられるでしょう。あるいは、会社の一員としてさまざまな責任が生まれてしまうことへの恐怖があるのかもしれません。

解決策として「多くの人が乗り越えられた」と思うことと、「失敗を恐れすぎない」ということです。日本人のほとんどは、社会人として不安な一歩を歩み、さまざまな失敗をしながらも乗り越えてきました。またほとんどの場合、上司や先輩というのはあなたの失敗を想定してくれており、安心して失敗できる環境を整えてくれています。

就職の他にやりたいことがある

就職したくないという人の中には、就職以外にやりたいことや夢があり、そもそも就職に対して気が進まないという人がいます。例えば小説家や漫画家になりたい人、あるいは自分で起業したい人などが該当するでしょう。

こうした人の場合、内定を辞退することが選択肢のひとつですが、かなり冷静な判断が必要になります。就職しながらやりたいことはできないか、資金源の確保はできているか、しばらく生活費はどうするかなど、現実的な問題は山積みです。

もしも具体的な事業計画や、さまざまなプランニングがきちんとできている場合は、就職をしなくてもよいかもしれません。ですが、社会人としてのあらゆる基礎を身に付けるためにも、組織に属するということはぜひ経験するべきことです。

やりたい仕事がない

就活で業界研究や企業研究をおこない、さまざまな職種について調べてみても、自分がやりたい仕事がみつからない場合があります。得意なこと、好きなことを仕事にしたいと思う人は多くいますが、企業に就職すると自分のやりたいこと以外もしなければなりません。また、具体的にやりたい仕事を思い描いていても、企業では募集していないこともあるでしょう。

やりたい仕事がみつからないからと、希望とは違う職種に就いても長く働き続けるのは難しいでしょう。毎日の業務の中で不満がたまり、やりたくないと感じてしまう可能性もあります。自分の理想に100%合った求人がみつかればよいですが、実際には難しいでしょう。

就職することのメリット

就職をする決断を固められていない人は、まず就職をするメリットを整理してましょう。単純にこれまでとは比べ物にならない収入が入るということは無論なのですが、人間的成長や組織の一員として享受できるメリットもあります。

もちろん就職をしないでもこれらのメリットを得ることは可能ですが、いきなりそれができる人は、極めて限られた存在でしょう。重く受け止めすぎるのもストレスになってしまいますが、重大な決断ということには間違いありません。就職をするメリットを参考にして、より適切な選択をしてください。

まとまったお金を稼げる

就職をすることのメリットの中で、最もわかりやすくて大きなものといえば、収入といっても過言ではありません。就職をすると学生時代のアルバイトとは違い、月に数十万円のまとまったお金を稼げます。企業や人によって差はあるものの、一般的な学生のアルバイト代とは比べ物になりません。

また自分の収入の範囲内にはなってしまいますが、稼げる額が変わってくれば、楽しみも広がります。人によっては学生時代からの趣味や楽しみが、より深く豊かなものになるでしょう。

人間として成長できる

就職をすると、組織の一員として仕事に取り組むことになります。そうすることで社会人としてのマナーや、職種ごとのスキルが身に付き、人間としての成長ができるでしょう。万が一会社に不満があったとしても、そうした社会人としてのマナーを身に付けることができれば、転職や起業する際にも大きな武器となります。

学生の特別な雰囲気は楽しいですが、何歳になっても変わらずというわけにはいきません。そうした観点からも、社会人のマナーやスキルが身に付けられる就職は、魅力的な選択といえます。

年金や保険を代理で支払ってくれる

就職をしても気が付きにくいメリットのひとつですが、会社は社員にとって多くのサポートをしてくれます。具体的な例として、年金や保険といった面倒な支払いの手続きを、就職先が代理でおこなってくれるなどです。また所得税や住民税といった税金の手続きについても、多くの会社が給与計算時におこなってくれています。その他にも年末調整の手続きも代行してくれます。

これらを自分でおこなおうとすると、書類の準備や税務署での手続きなど、非常に面倒で手間がかかるのです。あまり注目されることではありませんが、とても魅力的なメリットのひとつです。

社会的な信用が得られる

年金や保険の代行と同じく気が付きにくいメリットのひとつですが、働いているというだけで、他者から信用を得ることができます。わかりやすい例のひとつとして、クレジットカードやローンなどの金融的な信用が挙げられます。

安定した収入があるということはもちろんですが、社会的な責任ある言動をとる人、という信用を無条件に獲得できるのです。もちろん例外的な人も世の中にいますが、働いていない人と比べれば信用を得るためのハードルは極めて低くなります。

就職するデメリット

就職にはメリットがあるだけでなく、デメリットもあります。就職したくないと考えるのは、就職についてのデメリットを強く感じているからかもしれません。就職するデメリットとして考えられるのは、自由な時間が足りない、人間関係の悩みが増える、新卒は給料が安いなどが挙げられます。

それぞれのデメリットについてひとつずつ解説していきますので、あなたが一番デメリットだと感じる点はどこなのか分析してみましょう。

自由な時間が足りない

就職すると自由な時間が少なくなります。学生時代には、授業やアルバイトがなければ、友人と遊んだり自分の好きなことができていました。しかし、企業に就職すると仕事がある日は朝9時から18時頃まで業務をおこない、休日も週に2日となるのが一般的です。定時までに仕事が終わらなければ、残業することもあります。

これまでと比べると、自由な時間はかなり少なくなるでしょう。企業に就職して働くと、その分給料がもらえるため、自由時間が少なくなるのは当然のことともいえます。しかし、趣味ややりたいことが多い人は、自由な時間が足りないと感じ、就職したくないと考えます。仕事の時間とプライベートの時間のバランスが大切です。

人間関係の悩みが増える

仕事では多くの人と関わる機会があります。同僚、先輩、上司、取引先、顧客などプライベートでは接することのない人達でも、仕事上ではうまくコミュニケーションを取り、業務を円滑に進めていく必要があります。なかには、自分と意見の合わない人や苦手な人もいますが、仕事では嫌だと思っても、その人と関わらないわけにはいきません。

仕事は毎日ありますので、人間関係の悩みは精神的に大きな負担となる可能性があります。場合によっては、就職した企業での人間関係が原因で追い詰められてしまうケースも考えられるなど、人間関係の悩みやトラブルは解決するのが難しくなっています。

就職するとさまざまな人と出会い、人脈を広げられるメリットがありますが、デメリットにもなるといえます。

新卒は給料が安い

企業へ就職すると給料がもらえますが、新卒は基本給が低く設定されていることが一般的です。新卒社員の初任給は20万前後が平均的な金額となっており、税金などが引かれると、手取りは16~18万円ほどです。

この金額を安いと感じる人も多いかもしれません。入社後は仕事に慣れるのも大変で、覚えることも多くなりますが、毎日一生懸命働いた給料が16~18万円と考えると、割に合わないと感じることもあるでしょう。

給料は仕事をする目的のひとつで、モチベーションにもつながります。新卒の給料が安いと感じると、就職したいくないと考えるようになるでしょう。ボーナスや成果に応じた報酬で一時的に給料が増えることはあっても、基本給が上がるのは1年に1回ほどのペースとなっています。

就職したくないひとにおすすめの選択肢

就職のメリット・デメリットを理解し、理由や原因が分かっていても就職したくないと思うことはあるでしょう。企業に就職をする以外にも、お金を稼ぎ生活していく方法はいくつか考えられます。

ここでは、就職したくない人におすすめの選択肢をご紹介していきます。就職以外の選択として挙げられるのは、アルバイトをする、フリーランスになる、起業するということです。それぞれ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

アルバイトをする

企業へ就職しないで働く方法として、アルバイトが挙げられます。学校を卒業後に企業に就職をしなかった場合、アルバイトで生活費を稼ぎながら、今後について考えるケースが多くなっています。この先やりたいことをやるための準備期間としてアルバイトをする人や、将来の目標が見つかるまでアルバイトで働く人など、考え方はそれぞれです。

就職に比べると自分の都合を優先させやすいというメリットがあり、自由な時間も比較的多くとれますし、企業に就職するより精神的負担が少ないと考えられます。アルバイトは企業へ就職するよりも仕事に就きやすく、週5日などフルタイムで働けば、新卒と同じくらい給料がもらえることもあります。

フリーランスになる

自分の力で仕事をできるスキルがあれば、フリーランスになる方法が考えられます。近年、企業に就職せずにフリーランスとして仕事をする人も多く、就職以外の選択肢として検討する人が増えてきています。インターネットやパソコンを使えば、自宅にいながらさまざまな仕事が可能です。

フリーランスとしてよくある職種としては、写真、デザイン、エンジニア、ライター、などが挙げられます。自分の好きなことや、得意なことを活かしながら仕事ができるため、就職するよりも仕事に対するやりがいや、面白さを感じるでしょう。

フリーランスとして働くと、営業や受注、制作、納品など必要な過程を全て自分でこなさなければなりません。仕事のスキルや能力以外の知識も必要です。また、仕事が多ければその分稼げますが、フリーランスの仕事量は一定ではないため、収入が不安定になる可能性もあります。

起業する

自分のやりたいことや、仕事のやり方が明確に決まっているなら、起業する方法が考えられます。最近では、大学在学中でもインターネットなどを使い起業する学生が増えてきています。起業するには、商品やサービスの提供、マーケティング、市場の分析などさまざまなスキルが必要となりますが、自分の思うように仕事を進められる自由さがあります。

フリーランスと企業は似ていますが、フリーランスの場合は「自分のスキルや能力を売る」のに対して、起業は「自分のオリジナルの商品・サービスを作って売る」という違いがあります。世の中のニーズやトレンドを読み、売れる商品を提供する必要があるため、知識やセンスが求められるでしょう。個人でWebサイトを作ったり、スマホアプリを制作したりと、以前に比べ起業しやすい環境になっているといえます。

一生働く訳ではない 

就職をすると、人生の方向性が決まってしまうのではと、不安を抱く人もいますが、近年ではそのようなことはありません。もちろん定年まで一社で勤めあげる人もいますが、キャリアアップや他に挑戦したい職種ができれば、転職をする人が多いです。

例えば、近年では未経験者でもモチベーションが伝わればOKという求人も多く見受けられます。また忙しい人であっても、通信教育をつかえばあらゆる資格が取得できます。つまり何歳であったとしても、新しいことに挑戦をすることは可能なのです。

就職することに対して軽い気持ちではなく、真剣に向き合っているということは素晴らしいことですがあまり重く考え過ぎず、今後の自分になにができるようになるのか、どのようなキャリアを歩めるか考えてみましょう。

就職したくないなら働くメリットについて考えよう

そもそも働きたくないという人は論外になってしまいますが、悩んでいる人は就職をした方がベターといえます。就職をすると多くのメリットを享受できるうえ、いつか迫られる人生の大きな決断のときまで、十分な下積みができます。就職することは大きな環境変化であり、緊張もすることでしょう。

漠然とした不安やモヤモヤに悩む時間も必要かもしれませんが、明るい未来を見据えてください。最近ではテレビやネットから「大人は辛い」「社会は厳しい」という意見がよくでます。しかし、「大人は楽しい」という意見もたくさんあるため、ぜひ社会の一員になることを恐れずに飛び込んでみましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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