自己PR

【就活で自己PRを効果的におこなう方法】題材別例文12選付き

自己PRから企業は何をみているのか

就職活動をするうえで必ずといっていいほど求められる自己PRですが、企業がそこから何をみているのか知っていますか?

どこをみられているのか知らないまま作成してしまうと、自分のアピールしたいことだけを集めたような自己PRになってしまい、高評価を得ることができません。

企業が自己PRでみているポイントはいくつかありますので、そのポイントを理解しておけば効果的な自己PRを作成することができるでしょう。

この記事では自己PRでみられているポイントから、作成する際のポイント・例文などを詳しく解説していきますので、参考にして効果的な自己PRを作成しましょう。

企業が自己PRでみているポイント

企業が自己PRでみているポイントは、自分の強みを理解できているか、企業の求める人材とマッチしているかという点です。内容も大切ですが、自己PRを作成する際にはこの2点を意識してみましょう。

自分の強みを理解していることを伝え、自己PRはその企業が求める人材と一致する内容ならより効果的にアピールできます。

自分の強みを理解できているか

自己PRの作成では、自分の得意なことや能力などの「強み」を自身で理解しているかが重要です。自分で自分の強みを分からないまま自己PRを作成してしまうと、アピールの内容もはっきりとせず、自分という人物像についてのイメージが薄い内容になってしまいます。

自分の強みを自分で理解するためにも、自己PRを作成する前に自己分析をおこなっておくのが大事になってきます。自己分析をおこなうことで、自分が今まで意識してこなかった自分の強みや能力について、はっきりと分かるようになっていきます。自分が自覚している強みがあるのであれば、それを自己分析でさらにはっきりアピールできるようになるでしょう。

自己分析のやり方については下の記事で解説しているので、効率的に自己分析を進める方法を知りたい方は読んでみてください。

企業の求める人材とマッチするか

企業にとって採用の際に重要なことが「自社の求めている人材・人物像と就職希望の学生がマッチしているか」です。自己PRは、このマッチングをおこなう上でとても大事な部分なのです。自己PRの際には、そういった企業側の求めるものについての理解があるかどうかもみられることになります。

企業が求めている人材であるとアピールしたいのであれば、企業のことを知らないままで自己PRを作成するわけにはいきません。自分の強みや能力が、企業の望むものにマッチするようにアピールする必要性が出てきます。

企業の求める人材については、基本的に企業理念や経営理念などから推測することができます。自己分析と同じく、企業研究や業界研究も、自己PR作成の前におこなっておくべき作業です。

企業研究のやり方などについての詳細はこちらの記事でまとめているので、参考にしてみてください。

自己PRが書けない時は、自己PRジェネレーターを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、人事に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが「自己PRジェネレーター」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの自己PRが完成します。

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実際にツールで作成した自己PR例文
(リーダーシップが強みの場合)

私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。

サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。

さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。

問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

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自己PRを作成するポイント

自己PRを作成する場合のポイントは3つあります。これを押さえて自己PRを書かないと、全体的な内容を見た際に違和感が出てくる場合があります。そうならないように、しっかりとポイントを押さえた上で自己PR用の文章を作成するようにしましょう。

自己PRを作成する際に押さえておきたいポイントは、「結論を冒頭で述べる」「アピールのためのプロセスを具体的に記載する」「自身の能力を企業でどう活かせるかアピールする」の3つです。ここでは、各ポイントについて詳しく解説していきます。

①結論を冒頭で述べる

お笑いの世界とは正反対ですが、「オチ」「結論」は最初に伝えます。相手に何か伝えたい時にビジネスマンの間では「SDS法」がよく使われています。SDS法とは「Summary(全体の概要や結論) ・ Details(詳細) ・ Summary(まとめ)」の略で、ビジネスシーンでよく用いられる文章法です。自己PRに限らず、文章では最初に結論を持ってきておいた方が、その後の解説などがより深く理解できるようになります。

結論を冒頭で述べることで、企業がその人についての具体的なイメージを作りながら聞きやすくなるというメリットもあります。これらの点を踏まえたうえで、自己PRの際もまずは結論を冒頭で述べましょう。

自己PRの際は、自分の強みの具体的な内容を結論として述べることになります。まず強みを冒頭で述べ、アピールしたい理由やその強み活きた具体的なエピソードを続けて伝えます。

②プロセスを具体的に記載する

私の強みは誰とでもコミュニケーションをとれることです。大学2年のときに留学した際、初めは海外の人たちがとてもフレンドリーだと感じたのですが、実際はドライで警戒心が強い面も持ち合わせています。そのため、同じ学部の生徒でも講義が終わればすぐに帰ってしまってなかなか親しくなれませんでした。そこで、勇気を出し、あるカナダ人のボブという学生をランチに誘ってみました。それ以降は、逆にご家族との夕食にも招待されるほど親密な関係が築け、心細い海外留学での大きな支えになりました。
この経験を活かして御社においても、社員の方々と円滑なコミュニケーションを取り、効率的に仕事を進めていきたいと思います。

③企業での活かし方をアピール

私の強みは行動力があることです。海外の文化がとても好きで、貯金をしてはよく一人で海外旅行に行きます。地域の人たちと触れ合うため観光地以外も周り、その場所に行かなければ分からない人間性や歴史、食文化を深く体験することが目的です。
海外旅行をしていて気づいたことは、日本の食材が意外と多く店頭に出回っており、家庭でも醤油や豆腐を使って料理をしていることでした。そのため、御社の商品の海外での活用方法を地域の家庭料理を通じて提案することができます。

上記の自己PRは、趣味が高じた知識を企業のニーズにマッチさせた例です。もちろん、応募資格には英会話の条件があるため、その条件を満たしている前提の自己PRです。自分の目でみたこと、体験したことほど説得力のあるものはありません。

そのため、学生時代にさまざまな経験をすることはとても大切です。企業の業務内容と、自分の長所を結びつけるものは探せばあります。それをみつけ出すことが、企業に自分を印象付けるポイントとなります。

アピールポイント別の自己PR例文

ここからは、アピールするポイントに合わせて、それぞれの自己PR例文を紹介していきます。まずは自分の強みをリストアップしてみて、どのポイントを自己PRとして企業へ伝えていくかを考えてみましょう。その際、企業の求める人物像を意識してみてください。

これまでに実際に経験したことをもとに、具体的なエピソードを添えるとその時の状況が分かりやすくなります。例文を参考に、オリジナルの自己PR文を作成してみましょう。

協調性

私の強みは協調性があるところです。以前、◯◯や◯◯といった地域で災害ボランティア活動をしました。主に、災害物資の管理や分配をすることが私の役割でした。そこでは、さまざまな立場の人が一箇所に集まります。私は学生で親の援助で生活ができていますが、周りの方達は、仕事を休んでまでボランティア活動をしていたりするため、突然人手が足りなくなりることもよくありました。
しかし、そんな中でも不満を言わず、できる限りのことをする他のボランティアの人を見て、人の立場を考えた寛容さと限られた条件の中で協力し合うことの大切さを学びました。この経験はこれからも私の大切な財産になると感じています。

上記の例では、ボランティア活動の経験を使い、善意の気持ちをアピールするのではなく、ボランティアスタッフ同士の協調性や助け合いから学んだことをアピールしています。

多くの人がその行為自体をアピールしがちですが、その行為で学んだことを自分の人生の指標として掲げているところに自分らしさがあらわれています。

協調性をアピールするときのポイントや例文を紹介している記事はこちらです。参考までに見てみてください。

継続力

私は、自分の生活をルーティーン化することで成果を上げます。TOEIC700点を達成したことも、私の実力からすると遠い目標でした。まずは1年で語彙力をつけようと、TOEIC700点に必要な単語数を3000単語として1日10単語を覚えるための時間を作りました。覚えたものは次第に忘れるため、1週間ごとに70単語を集中的に復習します。次第に動詞を先に覚えると、形容詞や副詞も似たような形なのですんなり覚えることができると気づきました。
初めは成長のスピードが遅く一気に効率が上がる瞬間があることは、どのようなことにも当てはまるのではないかと思います。そのため、私は目標を決めたら途中では決して諦めません。

「継続力」という言葉は、得てして精神論になってしまいがちです。ただの精神論では根拠に欠けるため、面接には適しません。一昔前であれば、精神論も評価のひとつでしたが、現代社会ではもっと現実的です。そのため、具体的な数値を使い経緯と結果を述べることで説得力がつきます。また、継続力には再現性が重要です。

得意なことは続けられるが、上手くいかないことはすぐに辞めてしまうようでは仕事になりません。この自己PRは「初めは成長のスピードが遅く一気に効率が上がる瞬間があることは、どのようなことにも当てはまるのではないかと思います。」という考え方を一言添えることで、そのような疑問を持たれることを回避しています。

こちらの記事では継続力をアピールするときのポイントや例文を紹介しているので、併せて読んでおきましょう。

リーダーシップ

私の強みはリーダーシップがあることです。3年間アルバイトを続けた飲食店ではバイトリーダーを務め、メンバーの指導役をしてきました。新しく入ったメンバーがミスをしてお客様に迷惑をかけた時には自分も一緒に謝罪し、お客様が気分を害さないように丁寧な口調と笑顔を意識していました。そして、ミスの原因と再発防止のために何ができるかをメンバーと話し合い、接客技術の向上に努めました。
その結果、リピーターのお客様が増えて、店舗の過去最高の売上を達成することができました。このことから、一人ひとりの意識がチーム全体を変えていくことを学びました。仕事をしていく上でも、個人の意識とチーム全体を考えたリーダーシップを発揮していきたいと考えております。

リーダーシップを自己PRとして伝える時の例文です。まずは最初に結論を述べ、強みを活かした経験をもとに、なぜそう思ったのかを説明します。アルバイトでリーダーを務めた際に学んだことを具体的なエピソードとして紹介することで、説得力のある自己PR文となっています。

こちらの記事ではリーダーシップをアピールするときのポイントや例文を紹介しているので、ぜひ確認してみてください。

忍耐力

私には最後までやり抜く忍耐力があります。小学校から現在まで剣道を続けていて、大学ではサークルに所属していました。中学・高校の部活とは違い、サークルには初心者も多く私には練習内容が合わなかったため、剣道に対するモチベーションを失ってしまいました。
しかし、それまでの経験を無駄にしないために、個人的に練習を続け、サークルでは指導役を務めて、初心者に剣道の面白さを感じてもらえるように努力しました。
学業との両立が大変だと思うこともありましたが、サークルに欠かさず出席することで、頼られる存在となり、指導のやりがいも感じることができました。このことから、困難な状況でもすぐに諦めずに、努力を続けていくことの大切さを学びました。この経験で培った忍耐力を仕事でも活かしていきたいです。

忍耐力をアピールする時の自己PR文です。問題に直面しても忍耐力を発揮し、諦めずに努力を続けて状況を変えることができています。その時の状況や、自分がその時にとった行動、その結果どうなったかをエピソードを添えて説明しています。

下の記事では忍耐力をアピールするときのポイントや例文を紹介しているので、参考までに見てみてください。

責任感

私は責任感を持ち、最後まであきらめずにやり遂げることができます。洋品店でアルバイトをしていた店舗は売上が落ち込んでいて、お客様も減少していました。そこで私は、改善するにはどうするべきか考え、店長やスタッフとミーティングを重ねていきました。アルバイトの中で一番長く働いた私は、店長と共に商品の配置を変えたり、SNSを使った集客などに挑戦したりと、積極的に行動しました。
その結果、少しずつお客様が増え、売上が前年より3倍に増加しました。店舗の一員として責任感を持ち、努力を続けた成果を出せたことがとても嬉しかったです。御社でも仕事に責任感を持って、目標を達成するために努力を続け貢献していきたいと考えております。

責任感を持って取り組んだことで、アルバイト先の売上に貢献できたエピソードです。具体的にどのようにして状況を改善してきたのか、分かりやすく説明しています。責任感がある人は、仕事をしていく上で困難な場面があってもすぐに諦めずに、最後までやり遂げる粘り強さがあります。

責任感をアピールするときのポイントや例文を詳しく見た場合は、こちらの記事がおすすめです。

チャレンジ精神

私の強みはチャレンジ精神です。以前から海外の文化に興味があり、さまざまな国の人と話をしたいと考えていたため、アメリカへ1年間の英語留学をしました。最初は英語の授業がほとんど分からず、先生やクラスメイトともの会話も続きませんでした。そこで、英語力を高めるために現地のボランティアに参加して、初対面の人にも積極的に話しかけました。
また、週末には知らない場所へ出掛け、店員と話したり、道を訪ねたりして、会話をなるべくするように心掛けました。慣れない環境でしたが、新しいことへ挑戦することで英語力も上がり、初対面の人ともすぐに打ち解けられるようになりました。1年の留学を終える頃には、語学学校で最も高いレベルのクラスに入ることができました。これからもチャレンジ精神を活かし、さまざまなことへ積極的に挑戦していきたいです。

慣れない環境でも新しいことへ挑戦して、目標を達成したエピソードでチャレンジ精神をアピールしています。チャレンジ精神をアピールする時には、「新しいこと、苦手なこと、困難なこと」へ挑戦するなどのパターンがあります。大変なことでも失敗を恐れずにチャレンジした経験を伝えてみましょう。

下の記事ではチャレンジ精神をアピールするときのポイントや例文を紹介しているので、併せて読んでみてください。

自己PRが書けない時は、自己PRジェネレーターを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、人事に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが「自己PRジェネレーター」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの自己PRが完成します。

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エピソード別の自己PR例文

自己PRでは、これまでの経験を具体的なエピソードとして紹介します。エピソードは、学校生活、ゼミ、資格、アルバイト、サークル、部活など、自分の強みを発揮できたものなら何でもOKです。分かりやすく説明するには、あまり昔のことではなく、大学時代の出来事がよいでしょう。

ゼミやサークル、資格などは専門的なこともありますが、難しい用語は使わずに誰が聞いても理解できるような文章を意識します。ここでは、エピソード別の自己PRの例文を紹介していきます。

サークル活動

私は、常に周りに気を配るように心がけています。大学のフットサルサークルでは、レギュラーメンバー以外も初心者・経験者問わず気軽に参加できるようにしているのですが、なかなかメンバーが増えないことが悩みでした。しかし、初参加者はなかなか居場所を見つけられていないことに気がつき直接聞いてみると、原因は完成されたコミュニティの壁という存在でした。
そこで、初参加者にはレギュラーメンバーと一度はパス回しの練習をしてもらい、全員と面識を持ってもらうことにしました。一見すると非効率にも思えますが、その後は定着率が上がり、30名だったメンバーが今では倍の60名にまで増やすことができました。

上記の例文の場合、サークル活動を題材に、気を配れる性格を軸にして協調性、問題意識、原因究明、対策、結果に繋がっています。また、具体的なエピソードを語ることで、聞いている側に練習風景やその場の雰囲気を想像させることに成功しています。

メンバーの具体的な人数の推移も述べて成果をアピールできており、自ら言わなくても「チーム、集団、組織のまとまりを大切にする」、「面倒見の良い性格」の人物だということが感じられます。

自己PRでサークルの経験を用いる際のポイントや例文については、下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

アルバイト

私は、「学びの精神」を大切にしています。学生時代は主に年配の方を相手としたパソコンインストラクターのアルバイトをしていました。自分にもできると思い始めたのですが、生徒さんからは、答えに困る質問を受けることもよくあります。「何のために再起動するのか?」正直、一般的で曖昧な答えしかできず自分の知識の浅さを痛感しました。
パソコンは初心者ですが年配の方はさまざまな人生経験を積んでいます。物事の根拠を知ることの重要性を知っているからこその質問だったと思います。今では、人に何かを教える立場でも、自分も教えてもらう謙虚な姿勢で取り組むようにしています。

「学びの精神」というキーワードを使い、話を聞く体勢に持ち込んでいる例文です。また、自分の未熟さからの具体的な失敗エピソードを語り、その失敗から学んだことを述べて指導者としての資質をアピールすることに成功していると思います。

決して卑屈な気持ちではなく、謙虚な気持ちで失敗談を語っているので、「失敗をバネにする」「ポジティブ」と言った印象が強く感じられます。

自己PRでアルバイトの経験を用いる際のポイントや例文については、こちらの記事を読んでみてください。

ゼミ・学業

私はコツコツと努力を継続できる力があります。大学では成績上位に入りたいと思い、講義では自分で分かりやすいようノートの取り方を工夫して、分からないところがあればその日のうちに解決できるように務めました。試験前に慌てないためにも、毎日2時間程度復習を欠かさずにおこない、自主学習を習慣にしました。
このような努力を続けた結果、ほとんどの成績で「良」をおさめることができ、大学で成績優良者として表彰されました。日々の積み重ねで結果を出せたことが嬉しかったです。仕事でもコツコツと努力を続け、貴社に貢献できるようにスキルアップしていきたいです。

ゼミや学業のエピソードでは、勤勉さやコツコツと努力を続ける継続力などをアピールできます。真面目に取り組み、やり遂げたエピソードを紹介しましょう。具体的にどのように努力したのか、どのような成果を残せたのかを、分かりやすく伝えることがポイントです。

自己PRでゼミの経験を用いる際のポイントや例文については、下の記事で詳しく紹介しています。

資格

私は計画を立て、目標を達成する能力があります。会計の知識やスキルを身につけて実務に役立てることができると考え、今年の2月に日商簿記検定2級を取得しました。検定の勉強をするためには、大学の勉強とアルバイトを並行して進める必要がありました。そこで効率よく勉強をおこなうために計画表を作り、1日の勉強時間を決めて効率よく学習できるように工夫しました。
その結果、授業やアルバイトをおろそかにすることなく、3ヶ月で簿記検定2級に合格しました。さらに知識を深めたいと思い、現在は1級合格に向けて勉強中です。貴社に入社した際は、簿記検定の勉強で身に付けた知識を活かし、計画性と目標達成に向けて努力する姿勢を大切にしていきたいと思います。

資格取得の経験から、計画性や目標達成のために努力する力をアピールしています。具体的にどのような資格を取ったのか、どのような工夫したのかなどを合わせて紹介することで、自分の強みを分かりやすく説明しています。入社後の目標を述べることで、前向きな姿勢を表現しています。

自己PRで資格取得の経験を用いる際のポイントや例文については、こちらの記事を参考にしてみてください。

就活で大事な自己PRは自己分析から考えていこう

青スーツの男性

就職活動の中で様々なことを述べることになると思いますが、その中でも重要度が高いのが自己PRです。実際就職活動の場では自己PRの内容から、企業が就活生がどういった人物であるか読み解くことは、とても多いのです。そういった理由もあり、自己PRは志望動機と同じくらい分かりやすく、丁寧に作成する必要があるのです。

就活における自己PRの内容をよりよいものにするためには、自己分析が鍵になってきます。自己分析や、場合によっては他己分析をしっかりとおこなうことが、自分をアピールするための内容作りの第一歩です。まずは自己分析から始めて、自分の強みや能力を企業にしっかりとアピールできる自己PR作成に取り掛かりましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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