自己PR

【自己PRの書き方】就活で気を付けたいポイントと例文

就活で自己PRを聞かれる理由とは?

就活において、自己PRを聞かれる理由とはなんでしょう?自己PRでは、その人の経験を書く必要があり、その経験から得たものを書くことになります。つまり自己PRは、企業側が応募者の考え方、価値観を推し量るのにもっともわかりやすいです。

そして、その考え方や経験が会社にとってプラスになるかどうか、どのような仕事をしてくれそうかをイメージするために自己PRを活用します。客観的に自己分析できていなければ、自己PRはうまくできません。社会人は、自分との闘いの連続です。そうしたときに、自分自身を客観的に捉えることは不可欠で、企業側は応募者の人となりを知りたいと同時に、きちんと自己分析できる人かどうかを見ています。

就活で使える自己PRの書き方

自己PRが、企業側からすると応募者を把握するために重要なものだということは説明しました。では、具体的に就活で使える自己PRの書き方とはいったいどのようなものなのでしょうか?

就活で使えるということは、企業側が書いた人物に会いたい思うこと、少なくとも応募者に興味を持ってもらうということです。ここでは、その極意を5つのポイントに分けて、明日からすぐに活かせる自己PRの書き方として伝えていきたいと思います。

書き方①文字数は指定がなければ300文字程度

自己PRの書き方で、最初に気をつけたいのが文字数です。企業によっては何文字以内で書いてくださいと指定することもありますが、指定をしない企業もあります。その場合は300文字程度を目安にしましょう。長すぎても短すぎてもいけません。

なぜなら読むのは機械ではなく、企業の採用担当者という1人の人間だからです。短すぎると志望意欲が薄いのかなと感じてしまいますし、逆に長すぎると読む側が疲れて集中力が切れてしまいます。せっかく良い自己PRが書けても、相手に伝わらないとまったく意味がないものになってしまいます。読む人にしっかりと伝わるよう読みやすさという点に重点を置き、300文字程度に抑えるようにしましょう。

書き方②最初に結論を書く

自己PRの書き出しは、結論を述べるようにしましょう。なぜなら、結論から書かなければ自己PRがぼやけてしまうからです。例えば、応募者の長所が「リーダーシップを取れること」だったとします。その際に書き出しを「私は大学時代〇〇サークルで〇〇のような活動をしました」としたとします。

その内容がよほど興味をそそられるものでない限り、採用担当者の頭に応募者の長所は残らないかも知れません。「私の長所はリーダーシップが取れることです」と書き出したとします。これだと、どんな採用担当者にも応募者が伝えたい長所が伝わります。重要なのは、わかりやすさです。伝えたいことは結論から提示して、わかりやすいメッセージにしましょう。

書き方③説得力をもたせるような具体的な内容を書く

結論から伝えることが大事だということを書きましたが、結論を言ったからといって、それだけで採用担当者が応募者を理解するわけではありません。「私はリーダーシップを取れます」と書き出すことで、すべての採用担当者がこの応募者はリーダーシップのある人だと理解するのならこんなに楽なことはありません。

そこで次に重要になるのは、応募者の長所を具体的なエピソードを交えて説明することで説得力をもたせるということです。そのエピソードにどのような課題があって、応募者はどのように行動してどのような結果になったのかを具体的に盛り込むことによって、伝えたい長所に信頼性を持たせることができます。

書き方④キャッチコピーを考える

最後のポイントです。なぜキャッチコピーが必要なのか?キャッチコピーとは広告において、消費者に新しい価値観と共感を与え約束する言葉のことです。例えば「そうだ、京都いこう」という有名なコピーがあります。

これは、それまで遠い場所という認識だった京都を、気軽に行ける場所という新しい価値観を提示して、消費者に気軽に行ける京都という未来を約束しました。この手法を自己PRに取り込むことで、採用担当者に応募者の印象を強く残すことができます。

例えば応募者が笑顔に自信があるなら、「-50℃でも笑顔」と紹介すれば、苛酷な条件でも笑顔(新しい笑顔の提案)で乗り切る姿を、企業に伝える(約束する)ことで印象に残ります。

書き方⑤企業での活かし方を書く

①「私の強みは課題解決能力です。」

②「私の強みは課題解決能力です。私は学生時代のインターンシップの経験から、学生の就職支援に携わりたいと考えています。課題解決能力という強みを活かして、学生が自分自身のキャリアを考え、本当にやりたいことを見つけられるよう支援をしていきたいと考えています。」

自己PRを作成する際、自分の強みを企業でどう活かすことが出来るかまで踏み込んで書くようにしましょう。上記の例文を比べると、②では強みの活かし方まで踏み込んで書かれています。面接官に具体的な強みの活かし方を伝えることで、働く姿を想像してもらうことが可能です。相手の目線に立って、自己PRを作成するよう心がけましょう。

自己PRは自分という商品を売り込むことであるため、相手のニーズに沿っておこなうべきです。「私は○○をすることが出来ます」だけではなく、具体的な活かし方を伝えることで、企業にとってはより魅力的な人材にうつります。

自己PRを書く時のポイント

これまで具体的に就活で使える自己PRの書き方についてお伝えしましたが、更に内定獲得に向けてライバルに差をつけるポイントについてご説明したます。自己PRは人事担当者に自分を印象付けるためのものですから、ちょっとしたこだわりや伝え方によってその印象は大きく変わってきます。

特に履歴書やエントリーシートは、記入においての自由度が少ないものだからこそ、少しの気配りやテクニックで大きく差をつけることができます。

企業の求める人物像を把握する

企業が求める人材像に近い人物であれば、その自己PRは自ずと人事担当者に響くものです。同様に、CMでもショッピングでも、自分が欲しいものであれば自然と目に留まるでしょう。

そう考えれば、自己PRは企業風土や求める人物像にフォーカスして考えることが重要になるのが分かります。そのため、自己PRを考える際には自己分析と企業研究を同時におこなうことが必要です。

求人サイトや求人票だけでは求める人材像が分かりにくいこともありますが、そのような時は企業のホームページで先輩社員の紹介ページをみてみましょう。どのような人材が紹介されているのかを研究することで、企業の求める人物像をイメージすることができます。

手書きする場合は丁寧に作成する

現在、新卒の履歴書やエントリーシートでは手書きで記入したものを提出するケースが多くあります。字の上手い下手は個人差がありますから一概にはいえませんが、雑に書かれたものはその内容に関わらず志望度や熱意が低く映るものです。

字がガタついている、トメや払いが汚い、字の大きさがバラバラなどの文章は読む気を無くさせます。たとえ字が汚いとしても、丁寧に書かれてある文章は一目見れば必ずわかります。

自分の一生を決めるかもしれない書類ですから、読む人の気持ちを考え心を込めて丁寧に書くようにしましょう。履歴書などで書き間違えた場合、書き直すのが大変だからと修正ペンを使って書き直すのはNGです。大変ですが、一から書き直すようにしましょう。

レイアウトにも気を配る

自己PRは、書き方にもちょっと工夫してみましょう。例えば要点である結論の部分の文字を太字にしてみる、下線を引く、段落を分けるなどでポイントが強調されると、相手の目に留まるようになります。

時にたくさんのことを伝えたいと小さな文字でびっしりと枠を埋める人もいますが、読む側からすれば、そのびっしりと詰まった文字をみただけで読む気が半減することもあります。逆に、枠内に一行程度で自己PRが書かれていてもやる気が無いと思われかねません。

相手に伝わる文章とは内容も重要ですが、見た目の美しいレイアウトであることも重要です。それはその人のプレゼンテーション能力ともつながっていきます。

就活で使いたい自己PRの例文

これまで、自己PRの書き方について解説いたしました。いかがでしたでしょうか?自己PRといっても、ただ自分の長所を並べればいいというものではないと理解していただけたのではないでしょうか。

先述した内容を意識して上手に自己PRすることで、採用担当者に会ってみたいと思わせることに近づくはずです。それでは、ここから紹介した5つのポイントを意識しながら就活で使いたい自己PRの例文を紹介していきたいと思います。

例文①

私は「手を挙げる病」です。迷わず手を挙げ行動し、行動しながら考えるタイプです。学生時代アルバイトしていたレンタルビデオ店の近くに、競合店ができた事がありました。客足はその競合店に奪われている状態でした。競合店は安さを前面に出していたので、安さでは対抗せず企画で対抗しようと考え、店長にある企画を提案しました。それは新作をレンタルしたお客様にもれなく店員が選ぶ旧作を一本無料でレンタルするというものです。最終的には新作以外でも適用して、客足は戻りました。貴社においても、常に積極的に手を挙げ主体的に行動していきたいです。

自身の積極性を「手を挙げる病」というコピーで印象づけ、アルバイト時代のアイデアを具体的に紹介することで、その積極性が会社においてもプラスの効果を生むかもしれないと思わせるアピールになっています。

例文②

私の強みは「報われなくても続ける」ということです。私は小学校から高校まで野球をしていました。小学生のころはレギュラーでしたが、中学生からはレギュラーになったことがありません。中学生のときに非力な私は、バントのスペシャリストになろうと毎晩バッティングセンターでバントの練習をしましたが、ベンチ入りすらできませんでした。ですが、高校に進んでも野球とバントの練習は辞めませんでした。その甲斐あって3年生のときにベンチ入りすることができました。そして一度だけ公式試合に代打で出場し、送りバントを決めることができました。貴社においても、報われることを考えず、何事もやり切ることで貢献できると思います。

ここでは、忍耐強い、もしくは継続力があるということを「報われなくても続ける」というキャッチコピーで伝えています。具体的なエピソードとして部活などを続けたというだけでなく、そこに自分なりの工夫を入れましょう。

ここでは、バント職人というニッチを狙ってベンチ入りを目指し、最後には報われた自分を紹介し、報われなくても続けられるけど、報われる結果を残すというアピールをさりげなくしています。

例文③

私は「聴けばわかる」をモットーとしています。チーム内で意見の違いがあっても、対立せずに協力できる道を探してきました。例えば大学3年生のとき、文化祭のPRについて生徒会側とサークル側とで意見の対立が起こりました。生徒会側は駅前でダンスを踊ってビラを配る提案をしていたのですが、サークル側はそれを拒否していたのです。生徒会にいた私がサークル側の真意を聞くと、単純に恥ずかしいとのことでした。そこで私はダンスとビラ配りを止め、顔を隠せる仮装をしてパレードしようと提案し納得してもらいました。貴社においても、意見の対立が起きた場合、まず相手の意見に耳を傾け問題解決の糸口を探すことができると思います。

協調性があるということを「聴けばわかる」という言葉で、自分の価値観として協調性をアピールしています。大学の文化祭PRにおいて起こった意見の対立を、私が間に入って解決の糸口を探ったというストーリーで具体的に説明することで、企業において応募者の協調性が利益をもたらすことをアピールしています。

例文④

私の強みは、高い目標を設定し、達成に向け前向きに取り組むことが出来るところです。私は学生時代にコンビニでアルバイトをしていたのですが、その中で「おにぎり・手巻」エリアの発注と棚の作成を任されるようになりました。私はこのエリアでの売り上げを1.5倍にまで高めることで店全体の売上の向上に貢献しようと考え、取り組みました。まずはお客様が何を期待しているのかを明らかにすべくアンケートを実施し、そこから『新商品は気になるけど、どんな味なのかわからず、手が出しづらい』というニーズを見出しました。私は味やそれに合うおすすめの飲料などを記載した紹介文を棚に飾るようにしました。この結果、エリアの担当を任されてから1年が経過したことに、上記目標を無事、達成することが出来ました。

自己PR作成の際に使用するエピソードは何でも問題はありませんが、仕事をイメージして作成するようにしましょう。例文をご紹介します。

この例文では、担当エリアの売上を向上させることで店に貢献しようという、仕事に対する前向きな姿勢が具体的なエピソードに沿ってわかりやすく伝わってきます。

売り上げを上げるためには何をするべきか考え、「アンケートを実施する」「紹介文を掲載する」など行動を起こしていることで、ただ与えられた仕事をこなすのではなく、状況を改善するために何が必要か考え、行動しながら仕事に打ち込んでくれるのではないかと感じさせる内容となっています。

例文⑤

私の強みは責任感があるところです。任されたことについては最後まで責任を持って取り組みます。私が所属しているゼミで、地元の名産であるハチミツを使った商品を開発することになり、私がリーダーに選ばれました。
そこでハチミツを塗ったトーストを考えたのですが、協力してくれるパン屋さんがなかなか見つかりませんでした。計画の見直しも検討されましたが、私はリーダーとしてこの案を形にしたいと考え、地元のパン屋さんを一軒一軒訪問し、ついには計画に賛同してくれるお店を見つけることが出来ました。出来上がったトーストも売れ行き好評で商店街の方からも喜んでいただけました。御社でもぜひこの責任感を活かしていきたいと思います。

自己PRは具体的なエピソードが何よりも重要です。要点を絞ってエピソードを伝えることでそのシーンを相手にイメージしてもらうことが出来れば、アピールポイントもより印象的に伝わるでしょう。

自己PRの書き方を知って就活を勝ち抜こう

自己PRの書き方のポイントと例文をご紹介しました。就活は、人が人を判断するわけですから、いかに分かりやすく応募者の魅力を採用担当者に伝えるかということにすべて直結しています。

人は回りくどい人を好いてはくれませんし、話の長い人も好きではありません。また、イメージばかり話して具体性のない人は信用されないでしょう。つまり、その逆をすれば、好感を持たれるということです。ぜひ魅力的な自己PRを作成して、就活を勝ち抜いてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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