企業研究

ニチコンの平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

ニチコンにおける最近の平均年収推移

ニチコンは、蓄電池やコンデンサ系に強い電子部品メーカーです。ニチコンと聞くと、コンタクトレンズを連想する方もいらっしゃるかもしれませんが、全然関係ありません。強みである蓄電系の技術を活かして、最近ではEV用急速充電器なども手がけている、電子部品メーカーの中でも大手の企業です。
今回はニチコンについて、企業が公開している情報を年齢ごとの平均年収や生涯賃金を調べてみました。

ニチコンとは

正式名称:ニチコン株式会社
所在地:京都府京都市中京区烏丸通御池上る
従業員数:5,183人
平均年齢:42.1歳
平均勤続年数:9.2年
//www.nichicon.co.jp/top.html
※有価証券報告書を参照

ニチコンの強みはコンデンサ技術で培った蓄電技術です。実は蓄電技術は意外と需要が高く、例えばスマートフォンのバッテリなども蓄電技術のひとつです。こうした技術力を背景に、瞬低・停電補償装置や家庭用蓄電システムなども手がけています。
平均年齢は約42歳と若干高めですが、平均勤続年数が9.2年と、比較的短くなっています。人の出入りが激しいのかもしれません。

近年の平均年収推移

ニチコンの近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 585.0万円
平成27年 578.0万円
平成26年 567.0万円
平成25年 546.0万円
平成24年 534.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

平均年収はここ5年間で順調に右肩上がりに推移しています。ただ、最新の平成28年でも約585万円と、600万円の大台にはもうひとつ手が届いていません。今後もこの成長率で伸びていけば、600万円の大台に乗る可能性も十分にあります。

ニチコンにおける年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 381.2万円 24.8万円 83.7万円
25~29歳 486.1万円 31.6万円 106.7万円
30~34歳 551.0万円 35.8万円 121.0万円
35~39歳 598.3万円 38.9万円 131.4万円
40~44歳 643.4万円 41.8万円 141.3万円
45~49歳 675.0万円 43.9万円 148.2万円
50~54歳 713.2万円 46.4万円 156.6万円
55~59歳 707.8万円 46.0万円 155.4万円
60~64歳 512.0万円 33.3万円 112.4万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

ニチコンの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 24.8万円 83.7万円 381.2万円
23歳 26.2万円 88.3万円 402.2万円
24歳 27.5万円 92.9万円 423.2万円
25歳 28.9万円 97.5万円 444.2万円
26歳 30.3万円 102.1万円 465.2万円
27歳 31.6万円 106.7万円 486.1万円
28歳 32.5万円 109.6万円 499.1万円
29歳 33.3万円 112.4万円 512.1万円
30歳 34.1万円 115.3万円 525.1万円
31歳 35.0万円 118.1万円 538.0万円
32歳 35.8万円 121.0万円 551.0万円
33歳 36.4万円 123.1万円 560.5万円
34歳 37.1万円 125.1万円 569.9万円
35歳 37.7万円 127.2万円 579.4万円
36歳 38.3万円 129.3万円 588.8万円
37歳 38.9万円 131.4万円 598.3万円
38歳 39.5万円 133.3万円 607.3万円
39歳 40.1万円 135.3万円 616.3万円
40歳 40.7万円 137.3万円 625.4万円
41歳 41.3万円 139.3万円 634.4万円
42歳 41.8万円 141.3万円 643.4万円
43歳 42.3万円 142.7万円 649.8万円
44歳 42.7万円 144.1万円 656.1万円
45歳 43.1万円 145.4万円 662.4万円
46歳 43.5万円 146.8万円 668.7万円
47歳 43.9万円 148.2万円 675.0万円
48歳 44.4万円 149.9万円 682.7万円
49歳 44.9万円 151.6万円 690.3万円
50歳 45.4万円 153.2万円 697.9万円
51歳 45.9万円 154.9万円 705.6万円
52歳 46.4万円 156.6万円 713.2万円
53歳 46.3万円 156.4万円 712.1万円
54歳 46.2万円 156.1万円 711.0万円
55歳 46.2万円 155.9万円 709.9万円
56歳 46.1万円 155.6万円 708.8万円
57歳 46.0万円 155.4万円 707.8万円
58歳 43.5万円 146.8万円 668.6万円
59歳 40.9万円 138.2万円 629.5万円
60歳 38.4万円 129.6万円 590.3万円
61歳 35.8万円 121.0万円 551.2万円
62歳 33.3万円 112.4万円 512.0万円
63歳 26.6万円 89.9万円 409.6万円
64歳 20.0万円 67.5万円 307.2万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ニチコンの役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 1,134.9万円
課長 887.7万円
係長 676.0万円
20~24歳の一般社員 381.2万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ニチコンの大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 21.23万円
大学院卒 23.65万円

※リクナビ2018より参照しています。

平均年収に比べると、初任給は大学卒、大学院卒とも大企業として十分な金額となっています。手当も、住宅家族手当、技術職手当、営業職手当、通勤手当など、手厚くなっています。福利厚生も個室独身寮や育児・介護休業制度もあり、十分満足できる内容です。

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電子部品業界における年収の傾向と生涯賃金

電子部品業界とは

電子部品業界は、日本の高度成長を支えてきた重要な業界です。ただし近年は中国や台湾、韓国などのアジア各国と激しい価格戦争を繰り広げており、今後もこれまでどおりの成長率を維持できるかどうかは不透明な状況です。とは言っても基幹産業であることには間違いありませんので、業界全体の伸び代は大きいと言えます。

電子部品業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 ニチコン 電子部品業界
20~24歳 381.2万円 390.2万円
25~29歳 486.1万円 487.2万円
30~34歳 551.0万円 558.5万円
35~39歳 598.3万円 598.9万円
40~44歳 643.4万円 653.4万円
45~49歳 675.0万円 700.3万円
50~54歳 713.2万円 743.9万円
55~59歳 707.8万円 722.3万円
60~64歳 512.0万円 500.4万円
生涯賃金 2.63億円 2.68億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ニチコンの年齢別年収は、ほぼ、電子部品業界の標準的な金額となっています。生涯賃金も500万円ほど低くなっていますが、ほぼ同じです。他の小規模な電子部品メーカーに比べると安定性が段違いですので、その分有利という見方もできます。

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まとめ

今回は、ニチコンの平均年収について調査してきました。ニチコンはコンデンサを始めとする蓄電関連に強みを持つ電子部品メーカーです。初任給も十分高額ですし、年収もここ5年間、右肩上がりに成長していますので、安定した企業であると言えるでしょう。本社が京都ということもあり、関西方面の方には立地的な条件も良いのではないでしょうか。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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