企業研究

山九の平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

山九における最近の平均年収推移

山九は、日本通運やヤマト運輸と同じく陸運事業を手掛ける1部上場企業です。国内物流だけでなく国外物流事業も手掛けている、グローバルな物流企業といえるでしょう。また同時に、プラントの建設からメンテナンスまでをトータルにケアするプラントエンジニアリング事業も行っていることが特徴です。
幅広い事業を展開する山九の給与体系・年収がどうなっているのか、みていきましょう。

山九とは

正式名称:山九株式会社
所在地:東京都中央区勝どき6丁目5番23号
従業員数:11,417人
平均年齢:40.1歳
平均勤続年数:14.3年
//www.sankyu.co.jp/company/outline.html
※有価証券報告書を参照

山九は1918年に設立された会社です。物流事業に関しては、近年は積極的なグローバル化を推進中で、海外にも多くの物流拠点があります。プラントエンジニアリングの分野でも高い技術力を持ち、工場の建設から機器の据え付け、さらにはメンテナンスまでケアしていることが特徴です。

近年の平均年収推移

山九の近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 566.0万円
平成27年 555.0万円
平成26年 560.0万円
平成25年 532.0万円
平成24年 549.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

ここ5年間の平均年収は、最高と最低で34万円ほどの差しかなく、非常に安定的に推移しています。山九の売り上げは上昇傾向にあり、また純利益も2014年に一度下がったことはありますが、上昇傾向にあります。これが、従業員の安定的な収入につながっているといえるでしょう。

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山九における年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 339.9万円 22.5万円 70.2万円
25~29歳 494.9万円 32.7万円 102.3万円
30~34歳 562.3万円 37.2万円 116.2万円
35~39歳 604.9万円 40.0万円 125.0万円
40~44歳 622.4万円 41.1万円 128.6万円
45~49歳 667.4万円 44.1万円 137.9万円
50~54歳 696.8万円 46.1万円 144.0万円
55~59歳 666.5万円 44.1万円 137.7万円
60~64歳 440.6万円 29.1万円 91.1万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

山九の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 22.5万円 70.2万円 339.9万円
23歳 24.5万円 76.7万円 370.9万円
24歳 26.6万円 83.1万円 401.9万円
25歳 28.6万円 89.5万円 432.9万円
26歳 30.7万円 95.9万円 463.9万円
27歳 32.7万円 102.3万円 494.9万円
28歳 33.6万円 105.1万円 508.4万円
29歳 34.5万円 107.8万円 521.9万円
30歳 35.4万円 110.6万円 535.3万円
31歳 36.3万円 113.4万円 548.8万円
32歳 37.2万円 116.2万円 562.3万円
33歳 37.7万円 118.0万円 570.8万円
34歳 38.3万円 119.7万円 579.3万円
35歳 38.9万円 121.5万円 587.9万円
36歳 39.4万円 123.3万円 596.4万円
37歳 40.0万円 125.0万円 604.9万円
38歳 40.2万円 125.7万円 608.4万円
39歳 40.5万円 126.5万円 611.9万円
40歳 40.7万円 127.2万円 615.4万円
41歳 40.9万円 127.9万円 618.9万円
42歳 41.1万円 128.6万円 622.4万円
43歳 41.7万円 130.5万円 631.4万円
44歳 42.3万円 132.3万円 640.4万円
45歳 42.9万円 134.2万円 649.4万円
46歳 43.5万円 136.1万円 658.4万円
47歳 44.1万円 137.9万円 667.4万円
48歳 44.5万円 139.1万円 673.3万円
49歳 44.9万円 140.4万円 679.2万円
50歳 45.3万円 141.6万円 685.0万円
51歳 45.7万円 142.8万円 690.9万円
52歳 46.1万円 144.0万円 696.8万円
53歳 45.7万円 142.8万円 690.7万円
54歳 45.3万円 141.5万円 684.7万円
55歳 44.9万円 140.2万円 678.6万円
56歳 44.5万円 139.0万円 672.6万円
57歳 44.1万円 137.7万円 666.5万円
58歳 41.1万円 128.4万円 621.4万円
59歳 38.1万円 119.1万円 576.2万円
60歳 35.1万円 109.7万円 531.0万円
61歳 32.1万円 100.4万円 485.8万円
62歳 29.1万円 91.1万円 440.6万円
63歳 23.3万円 72.9万円 352.5万円
64歳 17.5万円 54.6万円 264.4万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

山九の役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 1,011.8万円
課長 791.4万円
係長 602.7万円
20~24歳の一般社員 339.9万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

山九の大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 21.084万円
大学院卒 21.929万円

※リクナビ2018より参照しています。

山九は大卒の初任給と大学院卒に初任給の差がほぼない企業です。学歴の差ではなく、入社してからいかに自分のスキルを伸ばしていけるかが、給料アップの鍵といえるでしょう。

陸運業界における年収の傾向と生涯賃金

陸運業界とは

陸運業とは、貨物・旅客を陸上の輸送機関を用いて運ぶ物流事業のことです。代表的な企業は東日本旅客鉄道、日本通運、ヤマト運輸などです。リーマンショックや東日本大震災の影響が大きく、国内市場は減少傾向です。そのため、近年は陸運業界全体で海外進出の動きが活発化しています。
輸送の効率化、環境問題への配慮など課題もありますが、経済発展に不可欠な物流の要であることから、さらなる成長を期待したいところです。

陸運業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 山九 陸運業界
20~24歳 339.9万円 388.0万円
25~29歳 494.9万円 478.0万円
30~34歳 562.3万円 520.1万円
35~39歳 604.9万円 553.4万円
40~44歳 622.4万円 563.4万円
45~49歳 667.4万円 573.1万円
50~54歳 696.8万円 589.1万円
55~59歳 666.5万円 599.8万円
60~64歳 440.6万円 442.1万円
生涯賃金 2.55億円 2.35億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

陸運業の業績ランキングでは15位の山九。24歳までは平均を下回る年収になっています。しかし、就職して数年たち仕事に慣れてきた25歳〜定年前である59歳までの年収は、陸運業界の平均年収を上回っていることがわかります。

年収以外の魅力

山九は陸運事業を手掛ける一部上場企業ですが、他にも向上の管理などを手掛けるプラントエンジニアリング業にも事業展開をおこなっている特殊な企業です。グローバル展開もおこなっており、厳しい物流業界に身を置いている状態でも、山九の躍進は続いているといっていいでしょう。ここでは山九の魅力を年収以外の観点から紹介していきます。山九の年収情報を読んでみて就職を検討している場合は、企業研究の材料として活用してみてください。

プラントエンジニアリング業に携わることができる

山九の特徴は陸運事業だけでなく、プラントエンジニアリング業に携わり活躍できることでしょう。プラントエンジニアリングとは工場の設計や管理などを、取引先の要望に合わせておこなっていく業務です。建築関係の事業は、複数の企業が役割分担をおこなって合同作業をおこなっていくことが基本的ですが、山九では最初の設計から施工を通して工場の定期点検をおこなうなどの工場管理まで携わることができます。

プラントエンジニアリング業は日本での市場をほとんど開拓してしまったので、海外展開が注目されている業界です。山九ではアジア圏を中心にしてプラントエンジニアリング業を展開しているので、もっと成長が見込めると見ることができるでしょう。

多くの経験を積むことができる

山九は、自分が思ったことを行動に移すことができる社内環境です。そのため自分が挑戦してみたいと考えることがあれば挑戦して経験を積むことができます。研修環境も整っているので、自分に足りないものがあれば研修に参加して経験を重ねることも可能です。基本的に業務はチームでおこなうことが多いので、チーム内で切磋琢磨することもできるようになっています。

ある程度経験を積んだ場合は、教育側に回って自分が挑戦してみたいことにチームで臨むことも可能です。挑戦できる環境が山九にはありますが、同時に責任を負う必要があります。場合によっては立場以上の責任を負わなければいけない場面もあるので、挑戦の場合にはある程度の覚悟が必要になってきます。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

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物流業界の動向


物流業界は絶好調とまではいきませんが、おおむね好調といえるでしょう。ECサイトなどの関係で運送などの需要が大きく増え、平成28年の収益性は2.8%と増えており、数年前から安定して徐々に増え続けています。運送業界の売上高やシェアの観点から見ると上位は安定しており、山九も上位から変動していません。物流業界では海外展開が加速しており、プラントエンジニアリング業をすでにアジア圏で展開している山九は有利な土壌を持っていると判断していいでしょう。

物流業界の平均年収は現在544万円といわれていることから、山九の平均年収は水準的に平均的だと見ることができます。今後景気がさらに変動することがあれば、山九の給料体系にも変化が起きるかもしれません。

まとめ

厳しい物流業界の中でも、山九は徐々に業績を上げ続けてています。会社が打ち出しているプラントエンジニアリング・ロジスティクス・オペレーションの3本柱を元にした事業展開で、どこまで躍進できるのか期待されます。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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