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自己PRで責任感を伝えるポイント|選ぶべきエピソードや例文をご紹介

自己PRで責任感を伝えると評価は高い

多くのESや面接において自己PRが実施されていますが、責任感を主張している人も同様に多いことでしょう。しかしながら、単に自己に責任感がある旨を伝えても採用担当者には、何も訴求することにはなりません。責任感が自己に備わっている旨を示すためには、敢えて責任感という言葉を多用せずにそれとなく責任感があるように見せなければならないのです。

自己PRにおいては、効果的な責任感の伝達方法があります。そのために、採用担当者に訴求し得る自己に責任感があるように効果的にアピールしていくにはどのようにすればいいかを解説していくとともに、責任感を効果的に主張し得ている例文を数点列挙していきます。

責任がある人の特徴

責任感がある人とは、具体的にどういう人を指すことが多いのでしょう。ここでは、実際に責任がある人の特徴について、解説していきたいと思います。自分では意識をしたことがなかったとしても、実際周りからは責任感があると思われている場合もあるかもしれません。自己分析の結果から、自分がそうだったと分かることもあるでしょう。ここでの解説を参考に、自分にどの程度責任感があるのかを考えてみるのも、自己分析につながるかもしれません。

①物事を最後までやり遂げる

ひとつの物事を最後までやり遂げるというのは、思っている以上に大変なことです。特にその行程が多かったり、複雑であったりすると、どうしても途中で嫌になって投げ出してしまいたくなることもあるかもしれません。責任感がある人は、こういう時どれだけ辛くでも最後までやり遂げられる人がほとんどです。自分が始めたことを、中途半端で終わらせるようなことはせず、最後まで諦めずにやり遂げてしまうのです。

周りに迷惑をかけてしまうから、中途半端だと自分が許せなくなってしまうからという理由で、最後まで諦めずに行動する人も多いようです。また、責任感が強い人は無責任なことを言ったりやったりするぐらいなら、できる約束のみをします。結果として、始めたことはできることとして、最後までやる人が多いのです。

②時間や約束を守る

突然の事故や予定変更などの問題さえなければ、責任感が強い人は常に時間や約束を守ります。待ち合わせで遅刻をしてしまうことも、責任感が強い人だとまずないと言っていいでしょう。約束を守ることについては上記でも触れたとおり、自分ができる約束に限定しているからこそ、しっかり約束を守れるのです。

できない約束はしないので、責任感が強い人は、自分の力量を分かっている人であるとも言えるかもしれません。時間を守ることも同じで、責任感が強い人はある程度、事前に時間どおりに来れるよう検索や準備をおこなっていることが多いです。一度言ったことは絶対に守るつもりで言うので、待ち合わせひとつ取っても誠実に行動できるのです。

自己PRで責任感を伝える際のポイント

企業側に対して、ただ漠然と自己に責任感がある旨を主張していれば、誠実に真面目に仕事に取り組んでくれると思ってくれるだろうと安直に考えている人はいませんか。ところが、単に責任感を主張したに留まる自己PRは、決していいアピールとはいえません。

なぜなら、就活生が入社後に活躍できるか否かの判断材料は、これまでの経験やメリットなどを示した自己PRくらいしかないからです。中途採用では、職務経歴や実績などから推認することも可能ではあるのですが、新卒の場合であれば、なかなかそうもいきません。つまり、自己PRで知り得た今までの経験からしか判断できないのです。

責任感を持って具体的にやりとげた結果を伝える

責任感という言葉を安易に用いることを避けるべきなのは、それ自体が抽象的であるからです。抽象的であれば、何が強みであるかが失われてしまうことになり、職務上、どのような活用方法が考えられるかが判然としなくなってくるのです。そうしたことから、事例として挙げる自己PR文においても、その主張が弱くなってしまいがちになります。

給与が支給されるからには責任を全うするため、職務に励む必要性が生じてきます。仕事をしていく以上、責任感がついてまわるのは当然のことなのです。そのような当然のことばかりをいくら主張したところで、無意味どころか不毛なことは明らかです。つまり、責任感があることを示すには、具体的にどうしたかとか、責任感を果たした結果どうなったかということを具体的に伝えることが必要になります。

仕事での活かし方を伝える

自分の持っているものを仕事でどう活かすか、というのは自己PRでは特に重要です。自分の能力をしっかり活かすためには、仕事でどのように活躍できるかをしっかりと考えておく必要があります。責任感が強いことで企業に貢献できることは何かを、企業研究やキャリアプランを考える中で見つける必要があります。

単に「責任感を持って働きたい」だけでは、仕事での活かし方を伝える内容としては不十分です。その点を踏まえた上で、ある程度具体的な文章で書くようにしましょう。「与えられた役割だけではなく、それ以上の努力をして企業に貢献していきたいです」というように、あくまで企業のためになることをしたい、という考え方で文章を作りましょう。

責任感をアピールするエピソード

面接官は、就活生のアピールする長所がどんな形で企業に貢献できるのか、汎用性があるのかどうかを知りたがっています。責任感をアピールしたい時に気を付けるべきことは、クリアした課題の大きさをアピールするのではなく、その課題にどう取り組んだかという具体的な方法と、いかに周りと連携して物事に取り組んだのかという2点を強調することです。

「責任感がある」という評価を自分から多用するとかえって批評されやすいので、面接官に「この人は責任感がある人だ」と感じ取ってもらえるようなエピソードの内容、言葉の言い回しに気をつけるとよいでしょう。

課題解決のために取り組んだこと

「責任感がある」ということをアピールするためには、何かをやりきった経験が必要ですが、大切なのは「どんなビジョンをもち、どんな手段を経て達成したか」ということを明確にすることです。企業に入れば誰しもが自分に与えられた仕事をやり抜く必要がでてきます。

しかし、その中でも「課題解決へのビジョンをしっかりもち、いかに効率的に成果が出せるか」というところが、企業が求める責任感です。「与えられたからあきらめずに取り組んだ」という姿勢では不十分で、「浮上した課題に対して、どのようにやり遂げたのか」という責任感のある姿勢を感じられれば、入社後の仕事ぶりが想像しやすくなり、面接官の印象もよいものになります。

周囲を巻き込んで目標を達成したこと

企業の一員として働く場合、どんなに責任感があっても、1人でできることは限られています。与えられた業務を完遂するためには、他の人とうまく連携し、信頼される必要があるでしょう。会社が求める責任感には「あらゆる人を巻き込み、そのすべてに思いやりをもって物事に取り組む」ことも含まれています。

自分だけが仕事を終わらせればいいと考える人は、責任感がある人間とは評価されません。自己PRで責任感をアピールするエピソードを考える場合、周囲にいかに信頼されながら、課題解決に向けて取り組んだかということを前面に出す必要があります。

当たり前の行動ではありますが、「遅刻をしない」「約束を守る」などの他人の時間を大切にする行為も、責任感の強さを感じさせるものです。責任感をアピールしたい就活生は、「自分は周りに信頼されながら効率的に結果を出せる人間である」ということを伝わるように心がけましょう。

自己PRで責任感を伝える例文

責任感があることを自己PRで上手く示すことを可能にした事例を、例文として挙げていきます。責任感があるというためには具体性が求められることから、この事例の受け売りはご法度です。あくまで参考程度に留めておきます。最も自己PRとなり得るものは、自分自身がした経験そのものであることに留意しておきましょう。

例文①

私は、最後まで透徹させていく力が備わっていると考えています。ほかの人が根を上げそうなことであっても、自らこれを乗り越えようと試行錯誤をこらしていきます。飲食店でのアルバイトの時、店舗の利益を上昇させていくために、どのようなことができるかを模索していた経験があります。
ほかの同僚などは、店に訪れる客が減少していることから利益は上昇しないと匙を投げていたのですが、私はお客の増員を模索し続けました。当然ながら、その努力が実ったとまではいい得ませんが、店舗の利益が減少しませんでした。そのために御社でものような経験を活かし、諸々の事項の改善に努めたいと考えております。

例文②

私には、責任感があると思っています。私は家庭教師をしていた経験があるのですが、学校での学習を補助していくとともに、どのようにして発展させていくかを、上手く教えることに取り組みました。そのため生徒に対して、どのようにして学校で学んだ事項を応用し得るように発展させていくかを丁寧に教えました。
無論のこと、即時に解せない生徒もいるのですが、そうした際には、教え方を工夫するなどして生徒が理解してくれるまで徹底的に教えました。御社に入社したあかつきには、単に日々の業務をこなすのみならず、その何歩も先のことを読むことに努めたいものと考えております。

例文③

私は、中学校1年生から大学生時点まで剣道部のキャプテンでした。剣道が格別卓越していたものではないのですが、顧問の教師や部活仲間からも責任感があるとしばしば言われていたために、推薦されて主将に至りました。主将になると、部活仲間との自主練習に積極的に協力し、悩みがあればこれもまた積極的に相談に応じるようにしました。
しかし、単に付きそうのではなく、どのようにして自己にフィードバックすべきかも考慮して、高校生の際に全国大会に出場することができました。もし入社させていただいた際には、職場の皆様への配慮を怠ることなく自己の能力についても向上していきます。

自己PRで責任感を伝えるためにしっかりポイントをおさえよう

就活の際におけるESでの自己PRは、競合するほかの就活生との差別化を図るチャンスです。自分がどのようなメリットを有しているかを採用担当者に訴求し、興味を持ってもらうためにすべきなのは、要所要所で、どのような点について採用担当者が着目しているかを入念に検討することが不可欠です。

以上のとおり、責任感とは大雑把なくくりであるために、単に自己に責任感がある旨を伝えたとしても、担当者の心には響きません。そのために結果として責任感があると評価されたエピソードを、具体的に記載していく必要性があるでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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