古河電池における最近の平均年収推移
古河電池株式会社は、自動車バッテリーの製造販売を手掛ける企業です。神奈川県横浜市保土ケ谷区に本社を置いています。大正3年に兵庫県尼崎市で電池製作所を創立しました。平成15年には世界初の宇宙用リチウムイオン電池の開発に成功し、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されました。また、平成22年には金星探査機「あかつき」にもリチウムイオン電池を搭載されています。そんな古河電池の初任給や年収などを企業が公開している情報を元に調べてみました。
古河電池とは
正式名称:古河電池株式会社
所在地:横浜市保土ケ谷区星川二丁目4番1号
従業員数:917人
平均年齢:40.3歳
平均勤続年数:14.6年
※//www.furukawadenchi.co.jp/
※有価証券報告書を参照
古河電池が扱うバッテリーは、自動車に使用されている鉛蓄電池の他に、ハイブリッド車や電気自動車に使用されるリチウムイオン電池があります。リチウムイオン電池はパソコンやスマートフォンなどに使用されているタイプです。現在は鉛蓄電池からリチウムイオン電池に移行される動きがあります。さらに古河電池は、宇宙用リチウムイオン電池の開発も行なっています。最近ではサイクルユース専用長寿命形制御弁方式据置鉛蓄電池、アイドリングストップ車用バッテリー、ハイブリッド車用補機バッテリー、非常用マグネシウム空気電池など、新たな開発も進めています。
近年の平均年収推移
古河電池の近年の平均年収の推移を調べてみました。
年度 | 平均年収 |
平成28年 | 594.0万円 |
平成27年 | 586.0万円 |
平成26年 | 590.0万円 |
平成25年 | 583.0万円 |
平成24年 | 561.0万円 |
※有価証券報告書を参照しています。
古河電池の平均年収は500万円台後半です。近年の年収推移は。揺らぎながら増加が続いています。600万円の水準に達することもあるかもしれません。
平成20年に発生したリーマンショックの影響により多くの企業で年収が大幅に落ち込みましたが、古河電池は影響は少なかったようです。バッテリーはライフサイクルが長く、必要性の高い部品であるため、不況に強い業界と言えます。
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古河電池における年齢別平均年収
各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。
平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション
各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。
年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 374.9万円 | 23.8万円 | 88.8万円 |
25~29歳 | 488.3万円 | 31.1万円 | 115.7万円 |
30~34歳 | 555.6万円 | 35.3万円 | 131.6万円 |
35~39歳 | 601.2万円 | 38.2万円 | 142.4万円 |
40~44歳 | 650.4万円 | 41.4万円 | 154.1万円 |
45~49歳 | 703.4万円 | 44.7万円 | 166.6万円 |
50~54歳 | 733.1万円 | 46.6万円 | 173.7万円 |
55~59歳 | 728.5万円 | 46.3万円 | 172.6万円 |
60~64歳 | 511.5万円 | 32.5万円 | 121.2万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション
古河電池の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。
年齢 | 月給 | ボーナス | 平均年収 |
22歳 | 23.8万円 | 88.8万円 | 374.9万円 |
23歳 | 25.3万円 | 94.2万円 | 397.6万円 |
24歳 | 26.7万円 | 99.6万円 | 420.3万円 |
25歳 | 28.2万円 | 104.9万円 | 443.0万円 |
26歳 | 29.6万円 | 110.3万円 | 465.6万円 |
27歳 | 31.1万円 | 115.7万円 | 488.3万円 |
28歳 | 31.9万円 | 118.9万円 | 501.8万円 |
29歳 | 32.8万円 | 122.1万円 | 515.2万円 |
30歳 | 33.6万円 | 125.2万円 | 528.7万円 |
31歳 | 34.5万円 | 128.4万円 | 542.1万円 |
32歳 | 35.3万円 | 131.6万円 | 555.6万円 |
33歳 | 35.9万円 | 133.8万円 | 564.7万円 |
34歳 | 36.5万円 | 135.9万円 | 573.8万円 |
35歳 | 37.1万円 | 138.1万円 | 582.9万円 |
36歳 | 37.7万円 | 140.3万円 | 592.1万円 |
37歳 | 38.2万円 | 142.4万円 | 601.2万円 |
38歳 | 38.9万円 | 144.7万円 | 611.0万円 |
39歳 | 39.5万円 | 147.1万円 | 620.9万円 |
40歳 | 40.1万円 | 149.4万円 | 630.7万円 |
41歳 | 40.7万円 | 151.7万円 | 640.6万円 |
42歳 | 41.4万円 | 154.1万円 | 650.4万円 |
43歳 | 42.0万円 | 156.6万円 | 661.0万円 |
44歳 | 42.7万円 | 159.1万円 | 671.6万円 |
45歳 | 43.4万円 | 161.6万円 | 682.2万円 |
46歳 | 44.1万円 | 164.1万円 | 692.8万円 |
47歳 | 44.7万円 | 166.6万円 | 703.4万円 |
48歳 | 45.1万円 | 168.0万円 | 709.4万円 |
49歳 | 45.5万円 | 169.4万円 | 715.3万円 |
50歳 | 45.9万円 | 170.9万円 | 721.2万円 |
51歳 | 46.2万円 | 172.3万円 | 727.2万円 |
52歳 | 46.6万円 | 173.7万円 | 733.1万円 |
53歳 | 46.6万円 | 173.4万円 | 732.2万円 |
54歳 | 46.5万円 | 173.2万円 | 731.3万円 |
55歳 | 46.4万円 | 173.0万円 | 730.4万円 |
56歳 | 46.4万円 | 172.8万円 | 729.4万円 |
57歳 | 46.3万円 | 172.6万円 | 728.5万円 |
58歳 | 43.6万円 | 162.3万円 | 685.1万円 |
59歳 | 40.8万円 | 152.0万円 | 641.7万円 |
60歳 | 38.0万円 | 141.7万円 | 598.3万円 |
61歳 | 35.3万円 | 131.5万円 | 554.9万円 |
62歳 | 32.5万円 | 121.2万円 | 511.5万円 |
63歳 | 26.0万円 | 96.9万円 | 409.2万円 |
64歳 | 19.5万円 | 72.7万円 | 306.9万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
古河電池の役職者の年収
役職者の年収について
役職 | 平均年収 |
部長 | 1,116.0万円 |
課長 | 872.9万円 |
係長 | 664.7万円 |
20~24歳の一般社員 | 374.9万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
古河電池の大卒・大学院卒初任給について
学歴 | 初任給 |
大卒 | 20.765万円 |
修士了 | 22.115万円 |
※リクナビ2018より参照しています。
古河電池の初任給は一般企業の平均的な金額です。高専卒(専攻科)は208,850円、高専卒(本科)は180,050円です。入社後は新入社員研修、2年目社員研修、OJTトレーナー研修、キャリア・マネジメント研修、部門別研修などの研修が用意されています。
自動車部品業界における年収の傾向と生涯賃金
自動車部品業界とは
リチウムイオン電池業界は急成長を遂げています。消費者向け小型電池には、スマートフォン、タブレット、パソコン向けの製品があり、車載用電池にはEV(電気自動車)、HV(ハイブリットカー)搭載向けの製品があります。産業用として、航空、宇宙、太陽光発電向けの蓄電用があります。リチウムイオンは急速な成長を遂げており、ガソリン車使用されているバッテリーは鉛蓄電池からリチウムイオン電池に移行されると予想されています。小型リチウムイオン電池のトップ企業は三洋電機、パナソニック、サムソンです。車載用リチウムイオン電池のトップ企業はパナソニック、BYD(中国)、LG(韓国)があります。
自動車部品業界の平均年収推移と生涯賃金
年齢 | 古河電池 | 自動車部品業界 |
20~24歳 | 374.9万円 | 386.2万円 |
25~29歳 | 488.3万円 | 482.3万円 |
30~34歳 | 555.6万円 | 552.9万円 |
35~39歳 | 601.2万円 | 592.9万円 |
40~44歳 | 650.4万円 | 646.8万円 |
45~49歳 | 703.4万円 | 693.2万円 |
50~54歳 | 733.1万円 | 736.4万円 |
55~59歳 | 728.5万円 | 715.1万円 |
60~64歳 | 511.5万円 | 495.3万円 |
生涯賃金 | 2.67億円 | 2.65億円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
古河電池の平均年収は自動車部品業界全体の平均と比較するとほぼ同水準です。業界平均と比較すると、20代後半以降は平均を上回っています。30〜34歳では3万円ほど上回る予測です。生涯賃金でも200万円ほど上回る予測となります。
まとめ
ここまで古河電池について調査してきました。自動車バッテリー業界は不況に強く、業界では鉛蓄電池からリチウムイオン電池に移行する動きがあります。宇宙開発で培ったリチウムイオン電池の技術を製品化して成長を続ける企業ですので、今後も期待ができそうです。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。