就活のマナー

就活メールで必ず覚えておきたいマナー10選|お礼や質問の例文あり

就活でメールを送る際はマナーが必要

就活生は電話とメールの両方をこまめに確認しながら、自分の予定と就職活動の予定を調整することが求められます。最近ではメールで連絡をする企業も増えました。説明会の日時のお知らせや、面接の日程調整の件など多くのメールが届いているでしょう。

連絡手段として大変便利なメールですが、企業の採用担当者に送る際はマナーが必要です。失礼のない表現をしているつもりでも、知らず知らずのうちに無礼な言葉を使用してはいませんか。せっかく面接を調整してもらっていても、実はマナーがなっていない文章で送っていたということは、就活生によく見られる失敗談です。

今回は、シチュエーション別にビジネスメールのマナーからコツまで例文と一緒に解説していきます。

メールの構成マナー

メールには構成マナーがあります。きっちり守らなければいけないということはありませんが、ビジネスメールにはおおよその構成やルールがあります。いつでも、どこでも送信できる便利なメールですが、文字だけしか相手には届けることができません。だからこそ誤解を生まないようにマナーを守り、社会人としての対応ができるようにしましょう。

①自分の名前と用件を件名にする
②宛名は正式名称にする
③本文は簡潔にする
④こまめに改行する
⑤署名をつける
⑥本文の締めの書き方

以上6つがメールの構成マナーのポイントです。一見できているように見えて、実は落とし穴がある点を集めてみました。企業から届くメールに返信をする際に、次の項目で紹介する6つのポイントを意識しながら返信してください。

それではメールの構成マナー6つのポイントについて解説していきます。

①自分の名前と用件を件名にする

【本日の御礼】○○大学 山田
【12/20セミナーの件】キャンセルのご連絡|山田 太郎

社会人は1日100通以上(100通は普通、多い人は1,000通)のメールをやりとりすることがあります。件名で内容がわかると効率的に返信や削除ができます。メールを送る際には、自分の名前と用件を件名に記載するようにしましょう。

あなたのメールマナーは大丈夫?
39点以下は要注意なマナー力診断で確かめてください。

「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、いざという時にできないとそれが原因で選考に落ちてしまう可能性があります。

そこで「マナー力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの問題に答えるだけで、あなたの就活マナー力と改善点を把握することができます。

またメール例文や電話での模範回答例などもついているので、そのまま就活に役立てることができます。

今すぐ診断して、自信を持って就活に臨みましょう

診断スタート【無料】

あわせて活用したい!

30秒で面接力がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。

②宛名は正式名称にする

株式会社○○
山田 太郎様

○○大学の○○と申します。
○○の件でご連絡いたしました。

メールを企業に送る際には、文章の始めに宛名を記載します。宛名では、「(株)○○」のように略さず、「株式会社○○」など、正式名称で記載するようにしましょう。略して記載するのは、ビジネスマナーとしては失礼にあたります。上記のように、企業名と担当者名をしっかりと載せるようにしましょう。

③メールの目的を伝えるために本文は簡潔にする

この度は面接について2点質問があります。
・〇〇〇
・〇〇〇

メールを送るには目的があります。それを冒頭で伝えるようにしましょう。メールをした目的について、わかりやすく簡潔に記述することが大切です。

用件が複数ある場合は、「○点質問があります」などと記載して、いくつ聞きたいことがあるのか明確にするとよいでしょう。

④こまめに改行する

【悪い例】

こんにちは。○○大学の山田です。
質問が2つあり、メールしました。
一つ目は、○○で、2つ目は○○ですが、いかがでしょうか。

【良い例】

お世話になっております、○○大学の山田です。
本日はお伺いしたいことがあご連絡を差し上げました。
お忙しい中、大変恐縮ですが下記2点についてご回答頂けると幸いです。
・〇〇〇
・〇〇〇

メールを送る際は、こまめに改行しましょう。長々と続いている文章は読みにくく、相手にストレスを与えてしまいます。内容を簡潔に整理するためにも、箇条書きを効果的に使いましょう。

⑤署名をつける

○○大学
山田太郎
yamadataro@XXX.com
090-1234-5678

メールでは、忘れずに署名を付けるようにしましょう。名乗らない、署名なしでは誰からメール来たかわからない場合があります。また、署名はできるだけシンプルに書きましょう。誰が送ったのかわかる程度の情報を記載していれば問題ありません。

★や◇を多用して見た目にこだわる方もいますが、特にそういった装飾は必要ありません。SNSのアカウントを入れる人も多いですが、完全にプライベートで使用している場合は必要ないでしょう。

⑥締めの文言の書き方

就活メールで使える締めの文言をいくつかご紹介します。「連絡待ち」「お願い」「お詫び」のパターンもあわせてご紹介するので、参考にしてください。送るメールの内容によって使い分けましょう。

【基本形】
・今後ともよろしくお願いいたします
・引き続きよろしくお願いいたします

【連絡待ち】
・ご連絡いただけますと幸いです
・ご連絡を賜りますようお願いいたします

【お願い】
・ご検討くださいますようお願い申し上げます
・誠に勝手なお願いではございますが、よろしくお願いいたします

【お詫び】
・大変失礼いたしました
・誠に申し訳ありません

メールの基本マナー

それではメールの基本マナーはいかがでしょうか。そもそもメールにはどんなマナーがあるのかよく分からない方は、以下のポイントを確認してください。

①24時間以内に返信する
②返信の際Re:マークは消さない
③敬語を正しく使う
④長く分かりづらいアドレスは使わない

以上4つのマナーのポイントを解説していきます。当たり前のように感じることかもしれませんが、意外と守れていない人が多い項目です。

うっかり敬語を間違えたり、分かりづらいアドレスを使用してしまったり、ミスをしやすいマイナスポイントは潜んでいます。「他の学生はできているのに、この人はこんなこともできないのか」と思われる前に、今のうちから直せるところは改善し、万全な状態で就職活動に挑みましょう。

①24時間以内に返信する

24時間でメールが返ってこないと、読んだのか読んでいないのか。伝わったかどうかも分かりません。忙しくて対応が困難な時でも、一言「確認しました。○日までに対応させていただきます。」と添えて返信しましょう。

ナビサイトからのメールが大量に来ているので返信するのが大変かと思われますが、できるだけ早めに返すことが大切です。ナビサイトからの大量メールはGmailのフィルタ機能ですっきりするので、受信トレイをスキップして、アーカイブしましょう。

②Re:マークは消さずに使用する

メールを返信すると件名にRe:マークがつきますが、企業とのメールのやりとりでは、このRe:マークは消さずにそのまま使用します。Re:マークは返信であることを示すものであり、これをつけておくことで何のメールに対しての返信なのかがすぐにわかります。新たに件名を付け直してしまうと、どのメールとつながっているのかがわからなくなってしまう場合もありますので注意が必要です。

返信の場合は基本的には件名を変える必要はなく、送られてきたものをそのまま使用するのが一般的です。また何度も返信でやりとりをしていれば、Re:マークは増えていきますが、多くなったと感じれば少し消すようにしましょう。すべてを消すのではなく、ある程度消してごちゃごちゃしないように工夫することが大切です。

③敬語を正しく使う

アルバイトなどで敬語を使用する機会はあると思いますが、メール上の敬語に触れることは少なかったでしょう。

例えば「面接日の調整をしてください」と企業に依頼する場合ですが、「面接日のご調整をお願い致します」という文章の方がメールではよく頻出する文章になります。さらに「面接の希望日程をお送りいたします」と添えて候補日を2~3つ送ると、担当者も調整がしやすくなります。

企業の採用担当者は毎日のように就活生と連絡を取っています。敬語が間違っているメールを見ると、違和感に気が付きやすいです。逆に敬語をきちんと使用している学生とメールをすると、マナーがなっていると感じるので印象は良くなるのです。

④長く分かりづらいアドレスは使わない

パソコンのメールアドレスは、大学からメールアドレスが付与されている場合は、大学のメールアドレスを使用しましょう。もちろんフリーアドレスも使用して構いませんが、大学のメールソフトはセキュリティーがしっかりしています。個人情報や予定のやり取りをすることが多くなる就職活動中のメールでは、なるべくセキュリティーに守られたメールソフトを使用しましょう。

フリーのアドレスを使用する際は、アドレスが初期設定のままではないか必ず確認してください。初期設定のままのアドレスは、羅列が複雑であるため、迷惑メールに認識されてしまうことがあります。また、キャラクターの名前を使用したり好きなブランドが入っているプライベート感があるアドレスにするのは控えましょう。

⑤「!」の乱用はしない

パソコンでメール画面を開いて入力していると、メール文章の編集機能も出てきます。文字を大きくしたり太くしたり、色をつける機能のボタンがあると思います。

しかし、ビジネスメールではその機能を使用することはほとんどありませんので、就職活動中のメールのやり取りでも使用することはありません。記号の「!」も使用してはいけません。感謝の気持ちや感情を表したいときは、記号に頼らず文章で伝えるようにします。ただし、フランクな社風の企業では「!」を使用することがあります。

(例)「昨日の説明会にお越しいただきありがとうございます!」

「〇〇様にはぜひとも二次選考にお越しいただきたくご連絡差し上げました!」

というように、企業の方から「!」を使用してくる場合があります。その場合は「!」を使って返事をしても失礼にはあたりませんが、極力使用しない方が無難です。状況に合わせて「!」を使うようにしましょう。

39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう

就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。

後悔せずに就活を終えたい人は、今すぐ「就活力診断」で診断しましょう。たった30秒であなたの弱点を判定し、これからするべき就活対策がわかるようになります。

無料で使えるので今すぐ診断し、就活で後悔しないようになりましょう!

今すぐ就活力を診断する(無料)

あわせて活用したい!

30秒で面接力がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。

就活メールの例文

就活におけるメールには、ビジネスマナーが要求されます。しかし、最初はなかなか勝手がわからず、うまく文章を作ることが出来ないものです。就活でメールを使う代表的な場面は、「日程調整」「日程・時間変更」「面接のお礼」「OB・OG訪問のお礼」です。

以下で、この4つの場面で用いるメールの例文を挙げています。まずは例文を参考にしながら、この4つのメールを作るところから始めてみましょう。慣れてくれば、メールを作成する度に例文を確認しなくても文章を作れるようになります。言葉の言い回しや誤字脱字に注意して、面接の日程調整メールやお礼メールを作成してみましょう。

会社説明会で使用するメール

会社説明会の連絡のお礼

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

説明会の日程をご連絡いただき、誠にありがとうございます。
必要書類を持参の上、×月×日、貴社へ伺います。

当日お会いできることを心待ちにしております。
何卒宜しくお願い申し上げます。

△△大学
△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

企業から説明会の案内メールが来た場合の返事の例です。日時・会場名・持ち物などの詳細が書かれたメールが届きます。返信では、先に連絡をもらったことへのお礼と、日時・会場名・持ち物の復唱をします。

会社説明会のお礼

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

先日は貴社の説明会に参加させていただき、誠にありがとうございます。
説明会では、貴社の会社方針や事業を展開するビジョンなど、具体的な事業内容や社員の皆様の思いについてお聞きすることができ、非常に有意義な時間となりました。
私の質問にも丁寧に答えていただき、
貴社で働きたいという意思がより強くなりました。

お忙しい中、貴重な時間を割いていただきまして、
本当にありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

会社説明会に参加したお礼をメールで伝える例です。先に説明会に参加したことへのお礼を述べます。その後、説明会に参加した感想を添えると気持ちのこもったメールになります。感想は定型文でも構いませんが、自分のオリジナルの言葉を使用すると、より入社への意欲が高いことを示すことができます。

OB・OG訪問で使用するメール

OB・OG訪問のお願い

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

突然のメール、失礼いたします。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

△△大学のキャリアセンターで、貴社の●●様のことを知り、OB訪問のお願いでご連絡を差し上げました。
現在、私は就職活動中で、社会基盤にかかわる仕事に関心を持っており、貴社がこれまでに携わった多くのインフラ事業に大変魅力を感じています。
ぜひ●●様にお話を伺いたくメールをさせて頂きました。

ご多忙中とは存じますが、お時間を頂けるようでしたら、
●●様のご都合のよいお日にちで面談させて頂きたくことは可能でしょうか。

突然のご連絡となり、申し訳ございません。
何卒宜しくお願い申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

OB・OG訪問依頼の問い合わせは、まず誰に連絡をしてよいのか戸惑うかと思います。学校のキャリアセンターや就職サポートセンターから、企業の人事担当者の連絡先か、卒業生本人の連絡先を教えてもらい、メールで連絡をするのが主な連絡方法になります。突然の連絡になることと、面談の時間を頂戴することへの感謝とお詫び文を添えるとよいでしょう。

OB・OG訪問の日程調整

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

突然のメール、失礼いたします。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

OB訪問をご快諾いただき、誠にありがとうございます。
×月×日(月)13:00に貴社に参ります。
当日は●●様の携わっているプロジェクトや、仕事のやりがい、1日の予定などについてお聞きしたいと考えています。
貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございます。
当日お会いできることを心待ちにしております。
何卒宜しくお願い申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

OB・OG訪問の日時調整をしてもらったメールの返事には、最初にお礼を述べます。そして日時の復唱と、ざっくりでもよいので当日どのようなことを質問したいのかを伝えましょう。最後に当日をの面談を楽しみにしている気持ちを添えて締めます。

OB・OGへの質問

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

×月×日(月)13:00 ●●様とのOB訪問の件で、ご質問させていただきたくご連絡差し上げました。

ご指定の‌会場が貴社の本社と異なる場所となっておりますが、当日は貴社の本社には行かずに、直接会場に向かった方がよろしいでしょうか。

ご確認いただけますと幸いです。
お手数おかけして申し訳ありません。

当日お会いできることを心待ちにしております。
何卒宜しくお願い申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

訪問前に不明点がある場合の例です。質問の場合は「?」を使用してもよいですが、「?」を使用しない方がビジネスメールの印象を与えることができます。「よろしいでしょうか」という表現も「よろしかったでしょうか」という間違い言葉にならないように注意してください。

インターンで使用するメール

インターンのお礼

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
●月●日のインターンシップに参加させて頂いた
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

この度のインターンシップでは大変お世話になりました。
インターンシップの機会をいただきまして心より感謝しております。

トークタイムで〇〇様から教えていただいたビジネスの進め方や、社会人の先輩としてのノウハウが特に印象に残りました。売り手と買い手の双方の考え方で市場を考察しながら、事業の展開を紐解くことの大切さを学びました。

貴重な体験をさせて頂き、一回り大きく成長できたと感じています。改めまして、ご指導ご鞭撻いただき、誠にありがとうございました。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

インターンシップに参加したお礼を伝える文章です。インターンシップは会社によりますが、企業が自社のことを知ってもらうために企画したり、就活生の社会勉強の機会の創出として幅広く学生を呼ぶ場になっています。フランクな雰囲気でおもてなしをする社員の方が多いので、自分の手作りの文章で感謝の気持ちを伝えてもよいでしょう。

インターンの質問

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
インターンシップに参加予定の△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

‌×月×日~×月×日のインターンシップの件で、ご質問させていただきたくご連絡差し上げました。

申し込み時のサイト内のご案内では、合計4日間のインターンシップとのことでしたが、頂いたメールでご指定いただいた日程は合計3日間でした。
もう1日のご予定がございましたら教えていただけますと幸いです。

貴社のインターンシップにはぜひとも参加させていただきたく存じます。
ご確認のお手間を取らせてしまい申し訳ありません。
何卒宜しくお願い申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

インターンシップに参加する前に質問したいことがありメールをしている例です。企業側のミズであっても、責め立てるような内容にはせず、ご確認いただきたいと依頼するようにします。インターンシップの日程は企業によっても々なので、参加予定の方は日数をきちんと確認してから参加してください。

説明会や面接で使用するメール

説明会や面接の遅刻の連絡

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

大変申し訳ございません。
本日、●時より開始の貴社の会社説明会に参加予定でしたが、電車が人身事故のため●●駅で止まっております。

大変恐縮ではございますが、会場に到着するのは●●時間●●分になる見込みです。
貴社の人事部へお電話したのですが、●●様はご不在とのことでしたので、人事部の方に伝言をお願いしたと共にメールにて●●様にご連絡しております。

開始時間に遅れてしまうのですが、このまま会場に向かわせていただいてもよろしいでしょうか。
お忙しいところご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

説明会や面接に遅刻する場合は、とにかく電話で一報入れるようにしてください。電話に担当者が出た場合は状況を説明できるのですが、「担当者が不在なので伝えておきます」と言われた場合は、同時にメールでもお詫びの文章を送りましょう。

説明会や面接のキャンセルの連絡

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

×月×日にの説明会の予約しておりますが、諸般の事情から、予約をキャンセルして頂きたくご連絡しました。
ご多忙の中、お手数をおかけして大変申し訳ございません。
ご了承の程宜しくお願い申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

どうしても参加できなくなってしまった場合はドタキャンをするのではなく、必ず一報を入れましょう。「諸般の事情から」という言葉を使うことであらゆる事情をカバーできますが、できれば説明会や面接のキャンセルはしないような予定の調整をするようにしてください。

選考に関するメール

選考辞退のお詫び

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

×月×日13時から3次面接のお約束をさせていただいておりましたが、 諸事情により面接を辞退させて頂きたく存じます。
日程を調節して頂いていたにもかかわらず大変申し訳ありません。末筆ながら貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

選考の予定をドタキャンすることはもってのほかです。必ず一報を入れてください。その際は謝罪の言葉を入れてください。就職活動は進めていくと、本当にやりたい仕事が見つかってきます。その際に「この会社は違う」と思ってくることもあると思います。その際は無断キャンセルはせず、辞退する旨を連絡してください。

内定連絡のお礼

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

内定通知を頂きまして誠にありがとうございます。
非常に嬉しい思いで心がいっぱいです。

貴社の社員としてふさわしい人物になれるよう日々精進し、会社に貢献できるよう尽力いたします。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

内定を承諾する際は、まずは内定へのお礼を述べましょう。次に4月からの意気込みを記載します。内定承諾後には、入社までの流れや、今後の提出書類についての案内がメールで送られてくることが多いです。入社までに必要な準備に抜けがないよう尽力しましょう。

内定辞退のお詫び

株式会社〇〇
人事部 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科 △△ と申します。

この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
とても嬉しいお知らせを頂いた立場で大変恐縮なのですが、検討の結果、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。
本来であれば貴社へお伺いし、直接お詫びをするべきところではございますが、メールでのご連絡となるところを、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

選考中、いつも励ましてくださった〇〇様をはじめ、貴社との出会いに心より感謝申し上げます。
最後になりますが、貴社の益々の発展を心よりお祈り申し上げます。

△△大学△△学部 △△学科
△△
Tel:000-1234-5678
mail:aaaa@gmail.com

就職活動中、内定をもらうことほど嬉しいことはありません。ですが、本当に入社したい会社への内定ではない場合は、心苦しいですが断らなくてはなりません。内定をもらったことへの感謝と、辞退することのお詫び、そして選考のお礼を申し上げて締めましょう。

結果の確認メールを送る際にも注意が必要

選考の結果がくるまでには時間がかかりますし、どれくらいの時間がかかるかは企業によって異なります。面接後翌日には結果の通知をする企業もあれば、1週間程度かかることもありますし、場合によっては2週間以上かかることもあります。

企業によって連絡の期間はバラバラですので、まずはしっかり待たなければなりません。しかしあまりにも遅いと結果が気になって仕方がないという人もいるでしょう。問い合わせをしたいと考える人も多いですが、結果の確認メールを送る場合には注意が必要です。

結果の確認は基本的には送らない

選考結果の通知があまりにも遅いと、結果の確認メールを送りたくなりますが、基本的には結果の確認メールを送るのはNGとされています。企業ではさまざまな理由から結果の通知が遅くなってしまうこともありますし、問い合わせをしてもまだ結果を伝えられない場合も多いです。

企業の都合を無視して結果を聞いてしまうことで、自分勝手な印象を与えてしまう可能性もありますし、それが原因で不合格になる可能性もゼロではありません。結果を聞いてもどうにもならないことも多いので、まずはしっかりと待つことが大切です。余計なことをして不合格になってしまうのは勿体ないですし、他の企業の選考を続けるなどして結果ばかりを気にしすぎないようにしましょう。

どうしても確認したい場合は催促にならないよう注意

結果の確認メールを送るのは基本的にはNGですが、どうしても結果が気になって仕方ない場合はメールを送っても構いません。ただし、この時気をつけなければならないのが催促のメールにしないことです。結果の確認が催促のようになってしまうと印象が悪くなりますし、それが選考結果に影響してしまう可能性もあります。

結果の催促は絶対にNGですので、結果の通知期間について面接時に聞き忘れたなど、低姿勢で連絡をすることが大切です。また文面がいかに丁寧であっても、選考を終えてから確認メールを送るまでの期間があまりにも短いと催促のメールだと思われてしまいます。結果の確認をする場合は、最低でも2週間以上は開けてからメールをするようにしましょう。

郵送などですでに結果が通知されていないかチェック

選考結果の確認をする際には、時間を開けてからメールを送ることが大切ですが、メールを送信する前に郵送などですでに結果が通知されていないかチェックしておきましょう。選考結果の通知については、メールで連絡がくることも多いですが、企業によっては手紙など、書状を使って結果を通知する場合もあります。

結果の連絡がなかなか来ないと思っていたら、実はポストには届いており、自分が確認していなかっただけというパターンもあるので注意が必要です。企業からの通知をきちんと確認できていないと、企業に迷惑がかかりますし、そそっかしい印象を与えてしまいます。メールだけではなく、不在着信はなかったか、郵送で通知されていないかを確認し、その上で確認メールを送りましょう。

企業からきたメールの返信は早めを心掛けよう

企業にメールをするのは深夜でも問題ありません。メールは、送られた相手も自分のタイミングで確認することができるため、メールを送る時間帯を気にする必要はないのです。ただし、メールを返信する場合は、なるべく24時間以内の連絡を心がけましょう。また、問い合わせや日程調整の連絡をする場合も、早めの対応が必要です。

日程の調整をお願いするメールを送る場合は、新しい日程について自ら提案するようにしましょう。企業が改めて提案した日程が、また自分の都合のつかない日だったという場合、なんどもメールでやり取りをすることになってしまいます。日程を複数提案することで、なんどもやり取りが発生しないようにしましょう。メールの書き方や例文を参考にして、宛名や署名を忘れずに記載するようにしてください。就活生として、社会人に通用するメールのマナーを覚えておきましょう。

就活で使えるメールテンプレート【エントリーシート・選考日程調整・会社訪問願い】

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ