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【インターンシップに参加する意味】活用法や参加先選びのポイント

インターンシップを活用して就活を有利にしよう

就職活動の解禁までの期間が少なくなってくると、志望業界が決まっていないなどの理由で焦る学生が毎年必ずいます。また方向性が定まっている場合でも、より詳しく業界の内情や職場の雰囲気を知りたいという学生も少なくありません。さらには、就活にかかわりなくアルバイトでは得られない経験をしてみたいという方も多いのではないでしょうか。

そんな時には、企業の職場体験である「インターンシップ」への参加をおすすめします。詳しくは後ほど解説していきますが、紙やネット上には載っていない情報を得られるだけでなく、うまく活用すればその後の活動が有利になる特典が付いてくることも珍しくありません。

ここでは「インターンシップ」について、参加することの意義や有意義な時間を過ごすための活用法を詳しく解説いたします。また併せて、インターンシップ先を選ぶ際のポイントもお伝えしますので、参加する際の参考にしてください。

インターンシップに参加する意味

インターンシップに参加する意味とはなんでしょう。「参加すれば少しでも就職に有利になるだろうから」という理由で参加する人もいるかもしれません。せっかくの機会なのですから、インターンシップに参加する意味についてじっくり考えてから参加してみてもいいのではないでしょうか。自分なりの意味を見出して参加することは、インターンシップをよりよいものにしてくれることでしょう。ここでは、実際にインターンに参加する意味としてよく挙げられる理由を、解説していきたいと思います。

①業界・企業研究になる

実際に企業の事業や業務に触れることは、その企業や業界全体への理解を深めるひとつのきっかけになるでしょう。企業研究をホームページや書籍などでおこなうのは一般的な方法ですが、それだけではより深く企業についての理解を得ることは難しいです。

インターンに参加して企業の細かい部分や理念に触れることは、ただ情報を調べただけの場合よりも強く自分の中に残ることにもなります。業界全体の傾向などについて、インターン内でセミナーをおこなう企業もあります。インターンで自身の関心がある企業・業界について肌で感じ、記憶することで、その後の就活にもよりよい影響があることでしょう。

②将来に役立つスキルを習得できる

実際に仕事を体験することで、自分には何ができて何ができないのかを理解するきっかけも得ることができます。また、インターンの中で新しいスキルを身につけることもできるのが、インターンのメリットのひとつでもあります。特に、エンジニアへの就職を希望している学生向けのインターンは、実際にプログラムを組んだりシステム開発を体験したりする内容になっていることも多く、その中で本格的なスキルを得ることも多いようです。

そうでなくとも、企画立案をする力など、インターンに参加することで得られるスキルは多くあります。自分には何の能力もないと思っている人も、インターンに参加することで新たな発見があるかもしれません。新たに習得するためにインターンに参加するのも、悪くないのかもしれません。

③やりたいことを見つける

インターンに参加することで、志望している業界が自分にあっているかどうかを理解することもできるでしょう。しかし、それ以上に、実際に仕事に触れてみて初めて「自分は将来こういうことをしたい」という具体的なイメージを出すこともできるでしょう。自分がやりたいことを見つけることができるのも、インターンならではのメリットと言っていいでしょう。

ぼんやりと自分のやりたいことを考えている人もいるでしょうが、インターンに参加することで、そのやりたいことをより具体的に考えられるようになるものです。自分がやりたいことを見つけるのは、就活への原動力にもなります。インターンを通じてそういった発見をするのも、今後の就活に向けていい結果をもたらしてくれます。

インターンシップに参加すると選考に有利?

インターンシップに参加していると、その企業の採用試験で有利に働きます。企業の採用担当者は、これから面接をする学生が自社のインターンシップに参加していたことを知ると、好印象を持つことが多いのです。学生の自社に対する入社意欲の本気度が伝わってくるからです。

どれだけ会社と会社の仕事内容に関心を持っているのかが、インターンシップに参加していたかどうかで分かるのです。企業によっては、面接の場でインターンシップに参加したかどうか、参加していればそこから学んだことや感じたことを質問されることもありますので、回答の準備をしておきましょう。

人事に志望度が高いと思われる

先ほども述べたように、面接官や、人事の担当者は、採用試験に臨む学生がインターンシップに参加していたかどうかで、学生の自分の会社に対する入社意欲や熱意を感じ取ることができます。採用する側からしてみたら、せっかく採用通知を出しても、辞退され、他の企業に就職されたのではたまりません。

できるだけ良い人材で、自社に間違いなく入社してくれる学生を採りたいと考えているのです。インターンシップに参加しているということは、企業の人事にそれだけ強く志望してくれていると受け取られ、参加していない学生に比べると、優位に立てるのです。

仕事に対する姿勢が判断材料になる

インターンシップに参加し、実際に企業で行っている仕事を体験すると、企業の人間はその学生の社会人としての基本的マナーや働きぶりを見ることができます。その際、企業の担当者に良い印象を与えることができるか、マイナスイメージを持たれてしまうかどうかは、自分次第です。

実際に一緒に働いてみたいと思える学生であれば、担当者は時間を割いて丁寧に指導し、対応してくれることでしょう。インターンシップで真面目に仕事に取り組む姿勢を見せていれば、担当者は事前にその学生の働きぶりを知っていますので、採用するかどうかの判断にもつながります。学生側も、インターンシップで事前に実際の仕事を経験し、担当者と顔見知りになっているため、過度に緊張することなく面接に臨むことができます。

インターンシップの活用法3つ

先の見出しでも解説したように、インターンシップに参加する際は「どのような情報や経験を得たいのか」を明確にしておくことが大切です。はっきりとしたものを掲げておけば、自分がどう振る舞えばよいのかの基準が固まるので、同じ時間を過ごす中でも得られるものに差が出てくることでしょう。

ここではその情報も踏まえつつ、さらにインターンシップの効果を倍増させるための活用法を3つご紹介いたします。誰にでもいえることですが、学生の時間は無限ではありません。貴重な時間を少しでも有意義に過ごすために、これらの情報を参考にしてみてください。

①1Dayは実質的なプレ1次面接の場合も

インターンシップと一口に言っても、企業ごとに内容は違いますし、その活動期間も異なります。とくに日数に関しては、1日で終わるものから年単位の期間を要するものまでさまざまです。なかでも1日で終わるインターンシップは、1日かけた会社説明会+選考に近い役割を持っているものも多くあります。

おそらく担当者からはその旨を知らされることはないでしょうが、インターンシップの段階から企業の目が向けられているんだという意識のもと、ビジネスライクな立ち振る舞いをするようにしましょう。また、企業によっては、インターンシップに参加することによって書類選考や1次面接をスキップできる特典があるところもあります。志望先がインターンシップを実施しているのであれば必ず参加するようにしましょう。

②事前準備はぬかりなくおこなう

就職試験の本番ではないですし、担当者からその旨を知らされる事もないですが、インターンシップの段階から選考は始まっていると言っても過言ではありません。そのため、インターンシップに参加するにあたっての事前準備は抜かりなくおこなうようにしてください。

インターンシップは選考に比べるとカジュアルではありますが、先述の目的意識のほかに「自己紹介」も意外と大切なのでしっかりと準備しておく必要があります。具体的には、話す内容を整理して当日の文言を作成しておくようにしてください。

そうしておけば、当日困らないで済みますし、話が紆余曲折して着地点が見えなくなるというのを防いでくれます。また、当日は多かれ少なかれ緊張するものです。極度の緊張で声が出ないというようなことがないように、作成した文章は繰り返し読んでリハーサルしておくとなおよいでしょう。

③参加する目的を事前に設置しておく

インターンシップに参加する意味は、誰でもない自分で作るようにしましょう。前にも「どのような情報や経験を得たいのか」を明確にすることが大切だと述べました。どのような活動をするにしろ、その時に沸き起こる感情はその人自身にしか感じえないものです。

たとえそのインターンシップへの参加が内定に直結しなかったとしても、「社会人と話す場」や「面接の練習の場」になったと前向きにとらえることは可能です。また、職場の雰囲気が自分の想像と異なっていた場合は、「入社しなくてよかった」と思えるかもしれません。

インターンシップに参加する理由付けや意味づけは、「後付け」でも構わないのです。ただ単に参加して終わりというような受動的な姿勢で臨むではなく、自分で何かを見出す努力をしましょう。決して「何も収穫がなかった」と、時間を無駄にして終わることのないようにしてくださいね。

就活に直結するインターンシップ先選びのポイント

ここまでで、インターンシップに参加するメリットや有効に活用する方法をまとめてご紹介してきました。しっかりとした目的意識を持って取り組めているのであれば、きっとどの企業のインターンシップに参加しても実りあるものへと昇華させることができるはずです。

しかし、どうせ経験するのであれば自分のいきたいところ、もしくは内定に直結するところを選びたいというのが本当のところなのではないでしょうか。そこでここからは、就職活動を有利にするためのインターンシップ先の選び方を期間や学年別に分けてご紹介していきます。上の見出しでご紹介したポイントを踏まえつつ、参考にしてください。

①長期インターンシップはスキルアップを目標にする

インターンシップは、就職活動を目前に控えた大学3年生や院1年生だけのものではないということをご存じだったでしょうか。実は大学1,2年生から参加できるものも多く、また給料が発生するものもあるので、アルバイト代わりに参加している学生も少なくありません。

長期インターンシップでは準社員として、職場で求められるスキルを実践で身に着けていくことができます。アルバイトとは違って責任が求められる仕事を任せられることもあり、無事こなせたときに得られる達成感はひとしおです。またその性質から、社長や社員に認められればそのままエスカレーター式に入社できる可能性もあります。

②体験型短期インターンシップは職場の雰囲気を知れる

2日~2週間ほどの短期インターンシップは、実践的プログラムを経験したい学生や、1Dayインターンシップよりも深く職場の雰囲気を知りたいという学生におすすめです。会社で日々行われている課題解決などを擬似体験することで、社会人に求められるスキルや心構えを身に着けるきっかけとすることができます。

また、インターン中は社員の方々が密にかかわってくれることが多いです。そのため、社内の雰囲気や就職活動のことについてなどを深く掘り下げて質問することができ、自分の就活の質を挙げることにも寄与してくれます。

なお、この短期インターンシップに関しては、企業側も学生のスケジュールを考慮してくれているようで、主に夏休みなどの長期休暇中に実施されることが多いです。志望する企業がどのような日程で実施しているのかは、しっかりと把握しておくようにしてください。

③1Dayインターンシップは仕事を把握できる

短時間で職場の雰囲気などを味わいたい場合には、1Dayインターンシップをおすすめします。半日のうちに事業内容を把握できたり、簡単なものにはなりますが仕事の擬似体験をすることができる場合もあるので、時間的制約がある就活生には最も合理的でしょう。

ただ、1日で終わってしまうということから、オリエンテーション的な内容にとどまり、具体的な情報が得られないこともあります。そのため、場合によっては出席されている社員の方々に積極的に質問して回る必要があるでしょう。

また前の見出しでもご紹介したように、1Dayインターンシップは選考会を兼ねていることも多いです。1Dayだからというわけではありませんが、企業説明会に参加するときのようにビジネスマナーを守るようにしましょう。

考え方次第で就職の幅を広げられる

この記事では「インターンシップ」に焦点を絞り、そのメリットや有意義に過ごすために実行するべきポイントなどをまとめてご紹介してきました。何度も言うように、インターンシップでは「どのような情報や経験を得たいのか」を明確にしておくことが大切です。

たとえ実施企業とご縁がなかったとしても、インターンシップに参加した中で得られた経験は無駄にはならないはずです。考え方次第で就職の幅は広げられます。やみくもに参加するのは好ましくありませんが、それでも気になっているのであればぜひ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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